お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2013年5月30日

馬渕睦夫「国難の正体」


「国難の正体」——日本が生き残るための「世界史」
馬渕睦夫・著
総和社、2012年12月発行
1575円

元ウクライナ大使・馬渕睦夫氏の著作です。チャンネル桜の討論番組での発言と、下に貼った渡部昇一との対談でとても興味を持ち、この本をすぐに読みたくなってアマゾンへ行きました。しかし購入のボタンがありません。在庫切れでしょうか。入荷の見込みも書いてありませんでしたから、これは町へ出て探すしかなさそうです。本はなるべく地元の駅前の本屋さんで注文して買うのですが、2週間ぐらいかかるのですよ、これが。

この本に関連してネット上に対談番組が二つありましたから貼ります。ぜひご覧ください。これまで多くの人が「なにか怪しい」「もしかしたら」と思いながらも「でもトンデモか陰謀論じゃないか......?」と思ってきたはずの様々な事柄や、誰も考えてみなかったような事柄を、元大使は自身の体験と研究と分析から確信をもって語っています。説得力があります。対談で語られているのは本のごく一部だそうですから、ぜひ本を読みたく思います。


● 渡部昇一「大道無門」——馬渕睦夫と国難の正体を暴く(2013年5月24日投稿)

● 西村幸祐放送局——対談スペシャル『国難の正体』を読み解く―元ウクライナ大使、馬淵睦夫さんと、日本が生き残るための世界史を語る(2013年2月12日投稿)


(追記:2013年6月2日)
金曜日に池袋を通ったから西武の書籍売場へ行ってみました。何フロアもある大きな売場ですが、やはりこの本は売っていませんでした。(少なくともみつかりませんでした。)(続き:8日に池袋のジュンク堂と恵比寿の有リン堂に行きましたが、やはりみつかりませんでした。何故?!)

(続きの続き6月9日:やはりこの本はamazonをはじめネットで人気爆発、売切ちゃったようで、5月28日に総和社で増刷が決まったとのことです。(このページには本の見出し小見出しがびっしり紹介されています。わくわくします。)書店に並ぶのはいつ? 待ち遠しい! 6月は馬渕氏の講演、インタビューなど目白押しだそうです。あの宮脇淳子氏をいち早く紹介したシアターテレビジョンでも6日に公開生放送があったのですって。情報たっぷりのブロマガはこちらです。でも動画(激論!「国難の正体」ゲスト:馬渕睦夫『そのまま言うよ!やらまいか』生放送)を見るには有料の入会手続きが必要です。)

ところで土曜日のお楽しみ、チャンネル桜の討論番組に馬渕氏が出席していました。(今度で二度目でしょうか。)馬渕氏の発言はもちろんたいへん興味深いのですが、この番組じたいが面白いので貼付けることにします。3時間番組の1時間目です。これくらいの討論をNHKの普通の教養番組として3チャンネルあたりでやってくれるのが筋と思いますが、現実にはこの国の地上波テレビが放送することはありえないのです。ですからぜひ見てみてください。

● 1/3【討論!】米中アジア管理か?東アジア情勢の行方[桜H25/6/1]


● (続きを見るにはここをクリック。)
● ついでに、馬渕氏が最初に桜の討論に出たのはここですです。→1/3【現代史研究会SP】「反日の米中連携」その実態と行方[桜H25/4/27]

ところで、この方がネットの対談や討論で人気が出た理由の一つに、物腰のやわらかさがあるのじゃないかと思います。厳しいことを穏やかに言う語り口、とくに討論で誰かに反論するとき——見習いたいと思います、もし誰にでも真似してできるものであるなら......。


(追記:6月20日)増刷が決まったというので地元の書店に注文しました。今日届いたのでさっそく取りに行き、読み始めました。感想は追って書きます。


2013年5月29日

zazzle: 住所シールが売れました

昨日の夜 zazzle で「住所シール」が売れました。差出人の名前と住所、あるいは宛先を印字して郵便物などに貼るシールで、 zazzle には3種類があります。ここではレターサイズに8枚おさまっているシートを5枚、ニューヨークに住んでいる人が買ってくれたもようです。

使っているのは私が「においやかなソックス」と呼んでいるヨレヨレのくさそ〜な靴下の絵で、同じ絵のマグカップを「小野路やまいち」でYさんが買ってくれました。そして私は「そうよ、きっと誰かはわかってくれる」と思っていました。(でも実はこの人、私がわざわざ「一番小さいシール専用ですよ」とことわって作ったシールを一番大きなシール(宛名用シール)で注文したようです。絵と大きさのバランスがちょっと心配です。)

いやもう嬉しくて、ゆうべは一人でニコニコしていましたよ。

売れたのは3回目ですが、これまで細かい計算をしたことがありませんでした。しかし自分で買うときのピンハネを知ってしまった以上、売れたときのピンハネも調べておきましょう。

zazzle で自分の商品が売れると「Sold!」というメールが届き、何がいくつ売れたかがわかります。↓



そこでアカウントのページを見ると、



1枚3ドルのシールが5枚売れました。その時点で通常の割引があるため売上げは15ドルではなく12ドル75セントです。この商品のロイヤリティは11%に設定していますから1ドル40セントのはずですが、例によってピンハネされて1ドル10セントでした。ピンハネ率は22%ですかね。

zazzle で売ろうと思う人は、自分で作った物を自分で買う場合も人様が買ってくださった場合も、ロイヤリティは自分の設定から約20%がピンハネされることをよくよくご承知おき下さい。

またロイヤリティは25ドルに達するまで支払われないこともね。

しかし zazzle の計算はさらにややこしく、自分が乗せた広告で誰かが買ってくれれば「紹介料」が発生しますし、このアカウントのページの下欄に薄い灰色のものすごく小さい文字でいろいろ書いてある中に「ロイヤリティを20%以上に設定した商品が売れた場合は5%の上乗せをする」?みたいな記述がありますし、どうせまたピンハネするんでしょう?ということも含めて、私にはまだよくわからないことが沢山あります。

2013年5月15日

zazzle:実はピンハネ

当ブログの5月12日付「zazzle:ロイヤリティの計算て?」に書いたとおり、zazzleで自分で作った商品を買った場合の割引の計算がおかしいのではないかという疑問を送ったところ、今日やっと返信が届きました。それについて上の記事の最後に着き足しました。ご覧下さい。

2013年5月14日

Etsy について(2013/5月)

(この記事は後ほど「ページ」に転載し、そちらで随時更新する予定です。)

 ←クリックすると Etsy へ飛びます。

「エツィ」とか「イツィ」と読むのだろうと思います。意味は知りません。

Etsyはアメリカのサイトで、誰でも参加して物を売り買いできるマーケットです。アメリカにしかありませんが、アカウントを持てば誰でも(日本人の私も)メンバーとなり売り買いができます。

私は売ったことがありませんが買ったことはあります。流れはどこも同じです。品物を選び(日本で買う場合は事前に日本への発送の可否と送料を売り手に確認する必要のあることが多い)、クリックして購入し、paypal やクレジットカードで支払い、品物が届くの待ち、受け取ったらフィードバックする、ということです。

売り手は私達と同じ個人ばかりです。(お友達どうしのグループもあるかもしれませんが、いわゆる商店や企業ではありません。)注文を受けると売り手本人が荷造りをして発送します。もし品物が届かない、品物が壊れていた等々の問題が起これば、売り手に直接問い合わせたり苦情を訴えることになります。ありがとうを言いたい場合も同じです。事故があれば保険の手続きを頼む場合もあるでしょう。マニュアル化されて卒のない企業のお客様窓口に言うのとは、良くも悪くも勝手が違うということです。そうしたことと後から述べる事情があって、 Etsy への参加はある程度の英語が使えること、若しくは英語を手伝ってくれる人がいつでも身近にいることが条件かもしれません。

◎  Etsy は手作り支援マーケット

Etsy の特徴はまず「手作り支援」です。
値段は売り手が決めます。競りにはかけません。

自分で作った絵やオブジェなどアートな作品、手芸やアクセサリーなどのハンドメイドの作品を売るマーケットです。またそれに付随する手作りのための素材があります。

手作り以外の品物を売ることができますが(実際にはだんだんそちらの割合が増えているのじゃないかと思ったこともありますが)、古い物(ビンテージ物)に限られます。要するに今お店に行って普通に買える品物や大量生産の物......以外の品物、といいうわけです。

eBay で手作りの品物を、オークションではない「Buy It Now」という売り方で値段を決めて売ることもできますが、 Etsy では逆にオークションがありません。また、zazzle のように「売ってお金を稼ごう」という方針でもないため、割引セールや紹介料もありません。分野を限っている分だけ品物が大事にされている気がします。

そのせいかサイトのデザインが洗練されていてオシャレ。ごちゃごちゃした eBay とは比べものになりません。説明の写真も大きくてわかりやすく、品物が見栄えします。

私は自分の欲しいものが古いオモチャや古い食器だったため、アートな作品はたまにしか見ませんでしたが、正直なところ「これが売れるのかなあ」という感じが多かったような...... しかしそうやって出展できる場があるということが肝心なのです!

◎ 海外発送(日本への発送)

eBay で個人と取引をするときと基本的には同じです。

《送料》
ネット・オークションと同じく売り手が梱包と発送をおこないます。なるべく安く送ってくれる人、高くても早くて安全な方法を好む人、臨機応変に対応してくれる人、いろいろです。売り手が海外発送をしない場合もあります。苦い経験して二度と嫌だという人もいます。交渉して送ってもらえることがありますが、海外発送に慣れていない売り手だと梱包が不完全で破損する心配もあり、そこは注意が必要です。そして(人間関係の基本として)あまり強引なお願いはやめたほうがいいと思います。

Etsy では最初から海外宛送料の一覧に日本が載っていることもあります。そうでないときは事前に送料の確認が必要です。品物を買った後で「え、そんなに送料が高いの、それならイラナイ」とは言えないからです。

《支払い》
支払いは米ドルです。クレジットカードよりもPayPalが便利です。(海外の買い手に対しては「PayPalの口座がある人のみ」と制限する売り手は多くいます。)PayPalではその日のレートの円で支払うことも可能です。

《フィードバック》
買った品物が届いたら必ず「フィードバック」を行ないます。品物は説明どおりだったか、品物はちゃんと届いたか、その他。Etsyはコメント欄がeBayよりもずっと大きいので、いい買物をした後では売り手をうんと褒めたらいいと思います。不満があった場合は、その不満が売り手に責任のあることかよく考えて、感情的にならずに書くよう努めましょう。

◎ コミュニケーション

Etsy の特徴としてもう一つあげられるのは、メンバーどうしのコミュニケーションを大事にしていることだと思います。メンバー間のメール欄の文字数がとても大きくて(eBay の文字制限も以前より大きくなりましたが Etsy にはかないません)、やりとりの記録のあるページのデザインも見やすい作りです。ということはつまり、メールを頻繁に書くことが推奨されているということであり、人によって向き不向きがあるかもしれません。

(eBay や amazon や abebooks がフィードバック(評価)を公開するのは、お互いに相手が信用できるか見定めるためです。それとは違う感じでここ数年、一般に「メンバー間のコミュニケーション」が流行の傾向にあると思います。 zazzle なんかモロそうです。フェイスブックやツイターなどが広く浸透した影響でしょうけど、公開が条件で自分自身についてあれこれ書かせたり、フィードバック以外に誰かに何かをひとこと書かせることがやたらに増えたと思います。書かなきゃいけないわけではありませんが、少なくとも何か言われたら返事したほうが印象や評判がいいわけで、すぐ書ける場合もなかなか書きにくい場合もあって、書いて楽しい場合も楽しくない場合もありそうで、こっちゃー英語のネイティブではないんですから面倒といえば面倒です。(それに、とかくそういうのはお互いに愛想のいいことばかりを書きがちで、人気のある人のコメント欄などを見ているとやたらにハイで、疲れるというか......なんだか嘘っぽい気がしてくるんですよね......)その点、相手と直接のやりとりをしなくても購入可能なことが多い eBay のほうがユニークといえるかもしれません。だからかどうか知りませんが、こちらが何か問い合わせてもぶっきらぼうな返事をよこす売り手は eBay に多いような印象があります。勝手な印象だけどサ。)

 Etsy では値段を売り手が決めるため、全体的に高めです。eBay で他に競る相手がいなかった時のような、とびきり安い値段で手に入るということはありません。またオークションではないから他の人が先に買えば終わりです。

 Etsy を知るきっかけは、ネット上でたまたま見かけたマック関連の面白い小物でした。(MacBookのふたにある白いアップルのマークにぴったり合う、昔のアップルの虹のリンゴのシールです。)その購入をきっかけに、 Etsy では古い食器類やドールハウスの家具、ドールハウスに使う小物を作るシリコンの型など、いろいろ買いました。

とくに面白かったのは陶器のコーヒーポット、ミルク入れ、砂糖入れがお揃いのお盆に載ったセットです。古い日本製でとってもカワイイ。アメリカ人の女の子から買いましたが、「どうしてこんな物を持っていたの?」と尋ねたことからメールが始まり、「隣に住んでいる仲良しの日系人のおじいさんから貰った」「おじいさんはカクカクシカジカで手に入れた」と話してくれました。よくお喋りをしに行くのだそうです。この品物は古い食器を扱った本にも載っていて、本当は×××ドル以上の価値があるんですよ、とも。(たしかに彼女の売値は破格だと私も思いました。)そして日本製のセットが日本に戻るのが嬉しいと言ってくれました。何も尋ねなければそれまでですが、そんなのどかなやりとりは Etsy ならではと思います。(届いた品物はもちろん傷一つない、すばらしい状態でした。)

他にも気に入っているのが昔の大きな魔法瓶です。届いてから見るとシアーズ製でした。なんとも派手でレトロなデザイン。中はもちろんガラスです。(普通のエアメイルで無事に届きました。なんという荷造り上手!)落としたら最後なので未だに使っていませんが、ガラスの魔法瓶はステンレス製より冷めにくいといいます。ここにコーヒーを入れて持って行くような素敵なピクニックの機会があればと思います。

実は先ほどの古い日本製のコーヒーセットが届いた直後に311の大地震がありました。その頃までの私はあっちこっちでこの手のお買物ばかりしていましたから、地震のニュースが海外に伝わるなりeBay や Etsy の売り手たちからメールが届きました。みんな心配してくれたんです。ありがたいことです。

地震の後はお買物をする気が失せました。eBay には去年の夏ごろ戻りましたが(再び買いはじめましたが)、 Etsy はまだです。今年になって2回ほど見に行ったぐらいです。というわけで、最新情報でなくてすみません。


今日見に行ってみると「アート」の中に「Art Zine」というジャンルがありました。アートなマガジンすなわち手作りの冊子というような物で、自分でも作れそうなのが面白いと思いました。(80年代にイギリスで流行った「fanzine」を連想しますが、ずっとまともです。)

zazzle は「印刷屋さん」ですから、アートもメディアに関係なくすべてデジタル化して印刷した物を売っています。それにしてもドローイングやペインティングは色づかいもテーマも暗くて陰気なものばかり、そうでなければ精神世界っぽいコンピュータグラフィックス......という感じで、ナンナンダと思います。(アメリカはここまで病んでいるのかと。見たタイミングが悪かったのかもしれませんが。)それに対してEtsy のアートでは油絵ならそのキャンバス、刺繍ならその布というぐあいに一点物を売っているのが大きな違いです。作風はいろいろですが、少なくとも zazzle より明るい雰囲気を感じました。(2013年5月13日)


2013年5月13日

ウィンウッドのお誕生日とドキュメンタリー番組



ゆうべからチャンネル桜の討論番組を見たりこのブログの記事を書いたり、年甲斐もなくネットにかじりついて夜明かししてしまいました。それはともかく。

明け方なんとなくスティーヴ・ウィンウッド関連を検索したら、いつものダラーっと並んだ検索結果に「1948年5月12日生まれ」という文字列が見えたんです。あ、そう......あれれ?それって昨日ではない? おっとイギリスではまだ今日なのだわ!と思いました。

というわけで、心の中で「お誕生日おめでとうございます」と言いましたよ。

大昔から好きなミュージシャンでもお誕生日まで知りません。たまたま当日知るなんで、何やら勝手にご縁を感じてしまいます。今日は久しぶりにCDを聴こうかしらん。なにかいいことがあるかもしれません。そしたら続けて英BBC制作のこんなドキュメンタリーをみつけました。放送は2年前だそうです。

● BBC 4:  Steve Winwood English Soul
● 関連記事



2013年5月12日

zazzle:ロイヤリティの計算て?

一年ぶりにブログに戻ると zazzle の記事へのアクセスがすごく増えていました。見に来てくださる方々が「作りたい」のか「買いたい」のか「売りたい」のかわからず、どれだけ期待に応えているかわかりませんが、 zazzle に関する事ばかり続いてもいいかもしれないと思って書きます。



 新作! 変な動物が踊っているマグ(画像をクリック!)

 新作! 変な動物のマグ(画像をクリック!)


一昨日の晩、 zazzle から「マグカップ、本日限り50%引き」というメールが入りました。私はちょうど新しいのを作っていたところでしたので、早く仕上げて買おうと思い、(セールの期限はアメリカ時間ですから)昨日は作りたてをショッピングカートに入れてお会計へ進みました。そして「あれ?」と思いました。これまで zazzle で何度も沢山買ってきたのですが、きわめて無頓着な性格ゆえ細かい数字を見たことがありませんでした。昨日に限って半額にしては値段があまり安くない気がしたのです。

といいますのも、ただの半額だと10ドルか5ドル、15ドルが7.5ドルで簡単なのですが、作った本人が買う場合はさらにロイヤリティ分が引かれて少し安くなるため、ぱっと見てすぐに正確な数字がわからないのです。(私は算数が苦手な上、作った時の気分でロイヤリティを11%とか13%とか設定をしています。)それで数字をよく見てあらためて自分で計算してみました。

これまでの私の理解では、作者が買う場合、定価あるいは割引価格に対して作者が設定したロイヤリティ分を差し引いた値段になるはずでした。例えば私が100ドルの商品に20%のロイヤリティを設定していて、それを自分が半額セールで買う場合、

商品の値段   100ドル
割引値段     50ドル
割引値段に対するロイヤリティ
(20%)= 50 X 20% = 10ドル
購入金額    50 ー 10 = 40ドル

という具合になるのだと思っていました。
しかし実際の私のショッピングカートから切り取ってきた数字を見てください。
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商品の値段  17.95ドル
50%割引  ー8.98
10%割引(ロイヤリティ分)0.72
販売価格    8.25ドル(8.98 ー 0.72 = 8.25)


というわけです。しかし、
半額で8.98ドルの10%なら0.89ドル(または0.90ドル)で、購入価格は8.09ドル(または8.08ドル)であるはずです。
もし0.72ドルであるなら、その基となる7.20ドルって何?

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こちらはセールではない通常価格の絵はがきです。ふだんでも8枚以上は1枚あたり12セントの値引きがあります。この計算によると、

1枚あたり  0.95ドル 8枚で  7.60ドル
1枚あたり値引き 
       0.12ドル 8枚で ー0.98ドル(値引後6.62ドル
10%割引(ロイヤリティ分)  ー0.48ドル
販売価格     6.16ドル


7.60 ー 0.98 ー 0.48 =6.16 
という計算じたいは正しいのですが、ここでも割引価格である6.62ドルの10%がどうして48セントなのか?......その基となる4.80ドルって何?......よくわかりません。

7.60 ー 0.98 = 6.62 
ですよね。その10%は0.6(または0.63)ですから、10%を引いた購入価格は

6.62 ー 0.62 = 5.90ドル
じゃないんでしょうか。
0.48ドルが10%であるなら、100%にあたる4.80ドルって何の値段?
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10ドルの商品に20%のロイヤリティを設定しても、割引セールで売れたなら作り手に入るのは、あくまで売値に対する20%でしかない、半額セールのときにはロイヤリティ収入も半額の1ドルに減ってしまう、というのはわかっていました。しかし zazzle の計算方法がこうであるなら、

上のマグの場合のロイヤルティは設定の8がけ、絵はがきの場合は7.7がけということになります。売れたときには思ったより安く、買うときには思ったより高くなるというわけです。


私はロイヤリティの計算がおかしい。ロイヤリティの数字は何に基づくのか。これらの商品の最終的な値段はは実際より高いのではないか。そういう質問を zazzle に送りました。返事はまだですが、とりあえず私の疑問をここに書いておくことにします。

それで50%割引のマグなんですが、ショッピングカートを開いたままこんな計算をしたりメールを書いていたら、アメリカ時間の「1日限り」が過ぎてしまいましたとさ。めでたし、めでたし。


(追記:2013年5月15日)
日本時間の午前2時半に zazzle からの返信が届いていました。
なななんと、彼らは表立って言わないだけで、商品を作者自身が買うときには作者が設定したロイヤリティの金額から20%をピンはねしているのだそうです。抜け目のない商売ですね。

あれだけ年がら年中割引きセールをやっているのですから、それでも zazzle が絶対に儲かる仕組みになっているのだろうとは思っていましたけど。一つ一つは小さい額でもあの大規模なマーケットでやっているのですから、全体では大した額になるでしょう。でもロイヤリティからのピンはねに正当性はあるんでしょうかね。しかもそれが「手数料」とは。いったい何が手数なの? それに、それならそれで作者への還元は「ロイヤリティの80%」と正しく表記するべきではないでしょうか。

現実には zazzle の商品の大部分が誰の目にもとまらぬままデジタルな倉庫の奥深くへうもれていくのだと思います。次に多いのが二つ三つ売れたという人達かもしれません。しかしロイヤリティは25ドルに達するまで支払われない決まりだから、マグやTシャツが二つ三つ売れても作り手はロイヤリティを得られません。(cafepressでは50ドルだという噂ですが。)一方、自分で自分の欲しい物を作る人達がいます。そういう人達からはロイヤリティのピンハネするのですね。ロイヤリティが発生しても支払わなくていい分と、還元すると思わせてピンハネする20%......この金額、全部合わせるといったいどれだけになるでしょう?!?! 作者以外の人が買ったときには設定どおりのロイヤリティが作者に支払われるそうです。ということは、実は自分で作って買うよりも、他人に売れる商品を作ることが奨励されているという意味ですか? いやはやしたたかなビジネスモデルでございます。( 他にも海外宛の送料からかなりの上澄みを得ているはずですからね。)


(参考: zazzle からの返信)
Thanks for contacting the support team at Zazzle.com.

You are correct that the calculations are not showing as you would expect for what we state. 10% of $8.98 should be $0.90. Let me explain why, when a Seller purchases their own product they are actually receiving a larger discount on the product than the base price we sell the product for online.

In an example for create your own (no royalty added) standard mug purchased by any customer on the site would cost $17.95. When you as the Seller have posted this item for sale and then proceed to purchase the item you receive a discount. That discount will drop the price of the product lower than the original base price. Due to this we remove a 20% fee from the discount.

We do apologize that we do not show this online for you to see. However within the calculations you can see it here:

Price of the mug: $17.95
Discount 50%: $8.98
Seller Discount 10% : $0.90
20% fee of $0.90: $0.72
Total price of the mug: $8.25

Again we apologize for any confusion this may have caused but rest assured you are receiving the largest discount possible at this time and it is in your best interest to continue placing orders as you have thus far.

2013年5月11日

zazzle:消えた封筒のその後

昨日私の封筒売場がおかしくなっていた話の続きです。

zazzle からの返事は朝の6時過ぎに届きました。Flash Player の最新版をダウンロードして、Internet Explore か Fire Fox の最新版を使えとか、そうようような助言でした。そういうことを書いてきたからには、 zazzle のシステムエラーではないのですね。ですから昨日私が大変だ〜と言っていたとき、他の人は何の問題もなく見れたのかもしれません。(友達に問合せ中。→ ちゃんと見えてるそうです。

私はマックユーザーで Safari を使っています。そうかなあと思いつつ Internet Explore 以外を試してみましたが変化がありません。

「そうかなあ」と思った理由は、これまでと同じ条件で急に見えなくなったなら原因が私にあるはずがないからです。 zazzle の側に何か変化があったのじゃないか?

何があったか忘れましたが、ずいぶん前(1年ぐらい前?)に zazzle の画面か操作がおかしくなったことがあり、そのときはBBSへ行きました。すると何人かが話題にしていて、「 zazzle で大きなシステムの変更があるといつもこうなのよ」というような答えがありました。 zazzle はユーザーに予告などしないから、知らないと驚いてしまいます。そして2、3日してからだったでしょうか、まったくもとどおりになりました。

そこでまさに封筒を作るときのインターフェイスが変わっていたことを思い出しました。2、3日前のことです。封筒を作るときの操作は同じですが、操作の画面(表示のしかたやアイコンなど)が変わったのです。その変化にともなって、私のマック+Safari その他の条件に齟齬をきたしたということではないでしょうか。

ですから広い世界には同じトラブルにあった人が実は沢山いるのじゃないかと思います。徐々に苦情が集まって、何か対策がとられることと思います。

封筒は一つずつ再公開すれば画像が出るようでした。(商品はだぶってしまいますが。)しかしそれをやっているうちに、どの封筒にも模様が戻りました。しかし今のところ全部が前を向いています。マーケットプレースは相変わらずです。復旧には今しばらくかかるのでしょう。放置することにしました。

2013年5月10日

zazzle: 私の封筒がハックされた?!


今日の夕方、zazzle の私の封筒がおかしなことになっているのに気づきました。このブログで封筒について書いたとき zazzle の広告を載せましたが、そこの画像が変になってました。私は封筒の内側が見えるように、どれも後ろを向けて展示していますが、すべて表向きになっています。しかもその多くが真っ白です。

あわてて zazzle へ行くと、お店の画面も管理画面もブログの広告と同じでした。一つ一つをクリックすれば商品のページに行きついたから、データは消えてないのだろうとひと安心。しかしどの封筒も表を向いています。しょうがないから一つ一つ修正しようと、作者だけが操作できる「Edit」のボタンを押し、修正しました。しかし、修正を終えて画面に戻ると、やはり表を向いています。


いったいどうなってるんですか?

おなじカテゴリーの中にあるグリーティングカードは無傷です。
封筒だけがすべて表向きになり、多くの画像が抜けているとは?


システムがおかしいの?
他にもそういう人がたくさんいる?

とにもかくにも封筒の絵が見えないのですから、見に来てくれた人のためにも「封筒とカード」という売場の商品を非公開に切り替えました。(「すべて」を選択して非公開に切り替えたのに、なぜか一つだけ落ちこぼれたのが残っていますが。)

 zazzle には「Contact Us」という連絡窓口へメールしました。夕方6時過ぎでしたが、夜9時を過ぎても返信はありません。あちらの朝9時はたぶんこちらの夜11時頃だと思うので、今日はもう無理でしょう。それで zazzle のマーケット(全ての人の商品が種類別に並んでいる場所)へ行ってみたら、他のの封筒も全部やられていました。システムがイカレたんですね。早く復旧するといいのですが。


2013年5月6日

お喋り会をカラオケで?

北京市在住のKちゃんが帰国するときは高校時代の友達が集まってお喋り会をします。こんどは4月の末でした。去年の11月は私の家の庭でやったのですが、今は引越荷物の山で足の踏み場もありません。4月末ですから、お天気がよければ石神井公園でピクニックしたら気持ちがいいだろうと思うのですが、準備していた頃はお天気が不安定で、しょっちゅう雨が降るわ冬に戻るわで見通しがたちません。やっぱり駅前のお蕎麦屋さんが一番わかりやすいかしらと迷いました。そこはお蕎麦がおいしいし、お料理もいろいろあって、ふだんからよく行くお店です。しかしお店だと時間の制約があります。昼間に宴会として予約しても2時間が目安でしょうし、宴会ではなく昼食として行くなら、やはり1時間ぐらいで出なきゃなりません。(長居して嫌がられるのは嫌ですし、そもそもランチタイムが終わればお店が閉まってしまいます。)私達のお喋りがそれで終わるはずはなく、しかし二次会へゾロゾロ流れるというのは、次のお店を決めることも、遅れてくる予定の人に連絡することも、あらたに飲み食いのお金がかかることも、私にはナンカこう、面倒くさいのです。どうしましょ?

しかしあるとき閃きました。カラオケという手がある。一番わかりやすいお蕎麦屋さんのお向かいですし、有名な看板がかかっています。他の町から来る人達にも遅れてくる人達にもすぐわかるはずです。カラオケに集まることの利点はいろいろあると思います。

  • 昼間の料金が安い(30分100円=夜の三分の一)。
  • 簡単な食べ物しかないが、その分安上がり。飲物だけでもよい。
  • 食べ物屋さんより長時間の予約が可能、延長も可。
  • 歌っても歌わなくても問題はないはず。
  • 大きな声で盛り上がってもお店の迷惑にならない。
  • 遅れて来る人にもわかりやすい。

料金をお店に確認したところ、お店の会員が一人でもいれば全員が会員価格になるというじゃありませんか。(私は会員です!)その案をSさんに相談したところ、なんと彼女の勤務先の福利厚生でそのカラオケチェーンの大割引があるというのです! もちろん社外で家族や友達とも利用できるものです。もう決めました。

お喋りが中心の集まりでしたが、ちゃんと歌も歌いましたよ。ひととおり集まったところで、私が好きな夕方のアニメのテーマソングである「勇気100%」を歌いました。Dさんはカラオケが初めてだそうで、入ってくるなり「わー暗い、わー不健全」と大はしゃぎ。そして「歌わなければ帰れない」と言って、カラオケ・デビューを果たしました。

北京のKちゃんは、歌おうとした中国の曲はなかったけれど、代わりにテレサ・テンの「野の花を摘まないで」という題の歌を中国語で歌ってくれました。(意味深な歌詞の解説付き。)Kちゃんのやさしくて高い声が中国語のリズムによく合って、とってもいい感じで最高でした!

食べ物屋さんにいて途中で歌いたくなることはありませんが、時々こうやって歌いたくなった人の歌が入るお喋り会は思いのほか楽しいのでした。3時間を予約し、その後延長して都合4時間! 終盤になると70年代フォークが次々に出て、おのずと皆で声を合わせて歌ったりして、これはいいもんですよ。たくさん飲んだり食べたりしたのに7人で1万6千円ほどでした!

2013年5月5日

zazzle 長者

(ほかのブログで5月3日に書いた話を転載します。)


ごくたまにzazzleのブログなどを読むと、必ずいるんですよ、zazzleで食べている人が。zazzleで収入を得られるようになったから仕事を辞めたとか。今日もいました。

the BeezKneezという名前のお店を出している人で、独学でグラフィックデザインを勉強し、zazzleで成功したそうです。「毎朝起きて5つ6つ『売れました』というメールが入っているのは気分がいい」とかのたまっています。

そのお店を見てみますと、まず広告代理店が入っているのじゃないかと思えるような華やかな作りに驚きます。商品は確かにどれもソツなく上手にまとまっていますが、商業的というのか、わざわざこれを買う理由があるのか?と私などは思ってしまいます。でもそれこそが「売れる理由」なんだろうなあ......と思い直したり。ちなみに昨日見た時点での一日の訪問者は730人あまり、累計64万人。はあ......大したものです。ただこの人は商品を自分自身でデザインしているらしいので、そこは偉いと思いました。著作権の切れたレトロなイラストや世界の名画を集めてきて売っている人も多いからです。それも zazzle の活用法なのですが、そういうのが品物として魅力的なのはあたりまえですから、うーん、なんかちょっとずるいと思わないでもありません。

その人のブログがリンクしてあったので見てみますと(あら、URLが日本ですよ、日本で見てるから?)、

アメリカの本物のセレブが集まるアースデイのパーティーのお土産に、この人の品物が使われたそうです。しかしzazzleだけで生活できるって、いったいどれだけ売れるんでしょう。

zazzleで物を作って売る時、ロイヤリティを自分で設定できます。普通は商品価格の10から20%のようです。(99%まで設定が可能ですが、値段が高くてかえって売れないでしょう。)基準となる値段に10%を超えるロイヤリティがあればそれを上乗せして売値とし、売れたときにはロイヤリティの分が作った人の収益になります。(自分で買うときにはその分が引かれます。)

たとえばマグカップの基準の値段が1個15ドルとしましょう。ロイヤリティを10%とすると、10%のロイヤリティはもともと含まれていますから、15ドルで売ることになり、売れたときの収益は1ドル15セント。円安になった今でも100円そこそこです。それでもし月に10万円を得ようとしたら、マグカップを1000個売らなきゃならないことになります。町の賑やかな雑貨屋さんだって毎月1000個のマグカップが売れるでしょうか? 30ドルのTシャツだって同じようなものです。

しかもzazzleはしょっちゅう割引をするので、買うにはよいのですが、売るにはそのたびに受け取り分が2割、4割、5割と減ってしまいます。それでも高収入を得られるのは、1件で100個200個の注文がボカボカ入るんでしょうか? よくわかりません。

それぐらい売れるなら直接メーカーと組んでデザインしたほうが利益率(ロイヤリティ)が高いのじゃないかと思いますが、それくらいの人になると逆にネットの力こそ有効なのかもしれません。メーカーの販路の及ばない僻地でも海外でもネットは浸透しています。またzazzleでは買い手が商品に家族の写真を入れたり自分のイニシャルを加えたり好きにアレンジできるのが売りですから、それができる製品への需要が、実はものすごくあるのかもしれません。

現にzazzleには世界を席巻する既存の大メーカーがいくつも zazzle に参入しています。ホールマーク、ディズニー(「でずにー」と打つと変換しないのだわ)、あるいはハリー・ポッター、スーパーマン、サウスパークといった超メジャーの映画やアニメのキャラクター・ブランドとでもいうべきものなど。彼らでさえ買い手に商品をアレンジさせて売ることに食指をのばしているのです。

「zazzle長者か、いいなあ」と思います。私には(よくも悪くも)ああいう物は作れません。でも私にとってのzazzleの魅力は、これまでは桁外れの値段の特注品か、メーカーの大量生産でしかありえなかったマグカップや封筒が、デザイン学校を出てプロにならなくても、自分で好きに作って、たった一つでも形になって、とりあえずは普通の値段で手に入るようになったことです。さらに他の人にも見てもらえる(かもしれない)喜びです。雑でデタラメな仕事っぷりには本当に辟易しますが、それでもなお自分で作る楽しみには代えられず、愛憎いりまじった気持ちです。でもそんなレベルで喜んだり怒ったりしているようでは、たぶん長者にはなれないんだろうなあ...... 日本ではまだまだ出遅れているこのビジネスを日本にいてどう活用しようか、私なりに試行錯誤を続けることにします。

2013年5月4日

zazzle の封筒



封筒売場へ行くにはここからどうぞ

(5月10日午後5時45分: 現在上の封筒の紹介がおかしくなっています。 zazzle の管理画面上でもおかしな事が起こっていて、すべての封筒のデザインが空白もしくは正しく表示されません。何がどうしたんでしょう? とりあえず全部の封筒を非公開にしました。データそのものの破損はないようですので、状況がよくなりしだい再び公開するつもりです。)


zazzle の封筒はトレビア〜ン!です。印刷は鮮明で期待どおりの色、裏表や貼った所の模様合わせもぴったりで、とてもよい出来映えです。

手紙を書く場合、色や模様のある封筒に白か無地の色の便箋を使うのはその反対よりもいい感じだと思います。それに今は便箋に使えるプリンタ用の紙もたくさん種類があり、自分の便箋を作るのも簡単ですが、封筒だと切ったり折ったり貼ったりする必要があるので、なかなか自家製は面倒ですよ。10枚単位でじぶんの好きな色や模様の封筒を注文できるのは楽しいことです! いつもEメールで済ませる手紙を、ときには手で書いて郵便で送ろうかという気になります。

アメリカの封筒は日本とは規格が違いますが、大きさがいろいろあり、グリーティングカード用で普通の手紙にも使える長四角と、CDのディスクを入れるのにいい正方形の封筒がいいと思います。この大きさはデザインもしやすいんです。(ただし定形外になり、切手代は余分にかかります。)封筒の紙は4種類から選べます。私はいちばん安いのと「フェルト」で作りましたが、厚みがあって地のクリーム色に高級感のある「フェルト」が好きです。いずれも1枚当たり90セント前後、10枚単位で注文できます。例によって問題は送料で、最初の一つ(同じ模様で10枚)が8.89ドル、あと一つ増すごとに4.9ドル増し。(この送料はしばしば変わるようですが。)ですからたくさん買えば割安になりますが、どんなに安くなっても1枚あたり50セント以上の送料がかかるということです。 封筒は zazzle の売れ筋じゃないようで、しょっちゅうやっている特売の対象にはなりませんから、安く買うには半年に一度ぐらいの「本日限り、全品20%引き」というような機会を狙うしかありません。

そしてそういうときに上手く買えたとしても、 zazzle にはまだ心配が残ります。去年私が10枚ずつ3種類注文したら、一種類注文とは別の封筒が届きました。似ても似つかないまっかっか。素敵だったらいいんですが、全然私の好みじゃありません。それで「送料は zazzle の負担でただちに返品か交換、あるいは返金をしてほしい」とメールをすると、なんて返事がきたと思いますか?

要するに「日本へ送るには送料が高いから交換したくない、正しい商品も送りたくない、返金もしたくない、代りに絵を送ります、いい品物ですよ」というのです。頼みもしない代りの物を送れるなら正しい商品を送ってくださいっつーの。まったく話にならず、途中で諦めました。どうせデタラメをやって返品された商品がたくさんあるのでしょう。(そういう返品の山をチャリティで売ったというニュースのビデオを自画自賛の広告に使っています。)はっきり言いますが、 zazzle がうたう「100%保証」は100%の嘘です。そこはいつも覚悟しておかなければいけません。

とまれ私は自分の封筒に満足しています。すごくきれいなんですから! そもそも封筒は万単位で大量生産するものでしょうから、オリジナルを作れること、しかも10枚単位で何種類でも作れることじたいありえない話です。私はうれしくて、その後も買い足して、今手元には11種類あります。これは人様も気に入ってくれるのではないかと思います。私だったらこんな感じの封筒が伊東屋やデパートや美術館の土産物売場で10枚セットで1500円で売っていたら、高いなあと思いつつどれにしようか迷って買うでしょう。

でもこれを売るとなったら、たかだか封筒に1枚150円を出す人は多くないかもしれません。100円で10枚20枚入っている中国製と比較したくありませんが、これをいいなと思っても、ふつうは売値のとおりの1枚100円がいいところではないでしょうか。ですから4月に初めて参加したアート系のフリマ「小野路やまいち」では1枚100円で売り、何人かが買ってくれました。売るのも楽しいけれど、自分で買って原価と送料にさらに利益を乗せた値段で販売するのはとても難しそう。現実はきびしいものです。トホホです。(ですからもし上に出している封筒を気に入ってくださったら、どうぞ直接 zazzle で買ってくださいね。)

手紙を書く人が滅多にいない時代ですが、封筒作りはとても楽しくてやめられません。 zazzle では便箋(レターヘッド)も作れるので、今度はお揃いを作りたいと思います。お揃いだと模様よりも絵のほうが自由がきいていいかもしれません。

2013年5月3日

一年たってしまいました

こんばんは。
ごぶさたしました。
元気です。

何やらばたばた忙しくしていたら一年が過ぎてしまいました。桜ソバの異様なピンクが不気味です。zazzleではその後二点が売れました。「帽子ねこ」のTシャツとケルトの模様の大皿です。私には6ドルほどの収入ですが、25ドルに達しないと払ってもらえないので、未だzazzleからは無収入です。

ものの考え方は去年の春からすごく変わりました。それまで朝日ニュースターというケーブルテレビの番組を毎日見て、週末にはネットでビデオニュース・ドットコムを見て、それで情報はじゅうぶんだと思っていましたが、今ではチャンネル桜ばっかりです。去年の3月で朝日ニュースターが事実上なくなったために、その分の時間がなぜかチャンネル桜に行ってしまったわけですね。それで、あらたに理解したことやあらたに考えることやあらたに勉強したいことがたくさんありますが、このブログで語るのは適当ではないと考えるようになりました。だってこれは「お買物の話」をする場所なんだもの。

そういうわけで転向したので、ブログの趣旨からかけはなれた過去の記事は削除しようと思います。前にいくつか削除しましたが、ずっと時間がなくてちゃんと済ませていません。それから、このブログの体裁も少し整えたいと思います。いかにもオールドファッションなのはいいんですけど、リンク先とか、やはりブログの趣旨に沿ったもの、それなりに時代や自分に合ったものへ変更しないとね。(その工事中には再設定の手違いなどで無様をお見せすることがあるかもしれませんが。)

そのかわり、お買物というテーマの範囲を少し広げて、自分が作った物を売ることについては書いてみようと思います。すでにzazzleについて書いていますが、今年はもっと積極的にじゃんじゃん作ってじゃんじゃん売るという生活をしてみたいからです。自分の作った物に誰かがお金を払ってくれる——誰かがお金を払っても手にいれたいと思う物を作りたい——そういう気持ちはずっとありました。自分が作った物はもったいなくて人になんか売れないという気持ちと裏腹に、自分の好きなことをしてお金を得ることが人生の憧れでなくてなんでしょう? (実は先日友達が主催する「小野路やまいち」というマーケットへ初めて物を売りに行き、とっても楽しくて未だ興奮さめやらんのです。)上手くいくかいかないかはやってみないとわかりません。試行錯誤とか悪戦苦闘の記録、あるいは成功物語!の序文として、折々に書いていこうと思います。

今日何ヶ月ぶりかでこのブログを見ると、アクセス数の今週のベストテンで「ピーター・フランプトンの変わらない変遷」が第三位に上がっているのに驚き、うれしく思いました。そして記事冒頭にあとからアップロードすると書いた、1968年のミュージックライフに載った美しいポートレイトを未だにスキャンしていないことを思い出すのでした。実家でいつもいる部屋の隣の部屋の縁側の突き当たりの押入に古い音楽雑誌が入っているはずなんですが、そこへ行くのがつい億劫なんです。こういう過度の物臭は今後改めなければいけませんね。

また、書いたまま公開していない記事がいくつかありましたから、今更ではありますが、いくつかは元の日付でアップしようと思います。

私生活では、今は28年も借りてしまった恵比寿の部屋の引越で大忙しです。(といっても貴重な週末をこうやって実家でのほほんと過ごしているわけですが。でも休息が必要なんです、なにしろ)6畳一間の質素な部屋に、どうして段ボール箱100個に余る荷物が存在しうるのか、頭がクラクラします。体はクタクタです。

今日は一日家の中にいて、何も買いませんでした。
ではまた明日。


ブログ主のお店 KNIT-RIT FABRIC の宣伝 アメリカ版

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