ネルのパジャマ
8月に十条の商店街を歩いていたら昔ながらの寝具店にワゴンが出ていて、もう夏物のパジャマを安売りしていました。見ているうちに「あ、そうだ私はネルのパジャマがいるんだった」と思い出して、お店の人に尋ねました。すると「ネルのパジャマはありませんよ」と言うのです。「何年か前まであったけど。」いわれてみれば、私が最後にネルのパジャマを買ったのは3年か4年前で、その後買ったのは普通の木綿、二重織りの綿ジャージー、あるいはフリースでした。その都度いいと思う物を買っていただけですが、確かに回りにネルを見なかった気がします。
何故? 世の中の皆さんは冬でも普通の木綿のパジャマなのだそうです。夜中暖房するからでしょうか。あるいは、雑貨屋さんでもよく売っている安くて暖かいフリースのパジャマに人気が移ったんでしょうか。いずれにせよ無いというなら自分で作るしかありません。(その後吉祥寺のユザワヤに行きました。子供のパジャマ用しかないかしら、でも無地ならあるだろう、水色やピンクの無地ならあるだろう、と思ったのですが……ところがネルそのものを売っていませんでした。)
日本の流行についていけない時には海外を頼ります。ネットでアメリカの生地屋さんを見るといっぱい売っていました。(英語だとフランネル flannel です。) 子供用も大人用も無地も模様もマンガも、実にいろいろ。マイケル・ミラー一社だけでもこのとおり。
● Michael Miller のフランネルのページ
私は一番気に入ったこれを買いました。
Michael Miller It's a Girl Thing Aretha on Cotton Flannel |
Riley Blake Cotton Jersey Knit Happy Flappers Main Blue |
でもパジャマって生地をたくさん使います。普通のサイズの長袖長ズボンの上下で5メートル。1メートル千円なら5千円ですよ。フリースなら出来ているのが千円で買えるのに。(そりゃ5千円のフリース・パジャマもありますけど。)作る作業もたいへんで、ブラウスとズボンの2着を作るのと同じです。パジャマはズボンの方がくたびれやすいから、自分で作るならズボンを2つ作りたいところですが、お金も手間もかかり過ぎ。パジャマは既製品を買ったほうが絶対とくです。
型紙は市販品を買いました。何の変哲もない形でちょうど良いのですが600円+税もしました。でも雑誌の付録とは違い、別の紙に写さなくても切ってそのまま使えます。(近頃は縫い代をつけた線で切るのが良いようです。) 形が気に入れば何度でも使えます。売ってる型紙ではまともな服は作れないと言う人もいますが、そこはまあ寝間着だし、とりあえずパジャマの形になって着やすければいいんです。
0 件のコメント:
コメントを投稿