お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2007年5月9日

ラ・フェ・デリースと秘密の部屋


すばらしいお天気の5月3日、いつもどおり賑わう原宿もひとつ角を曲がればこのとおり。先月「原宿のクレープ」で書いたラ・フェ・デリースです。雨の晩という最初の印象が強かったので、初夏の日の差しこむ店内は不思議な感じでした。マダムは前と別人だし、謎のギャルソンがいて、テーブルはお客でいっぱいです。私は二十歳前後の女の子が好みそうなお店と想像しましたが、大人が多く、年配といえる人も、家族連れと思えるグループもいました。これはいい感じです。

うれしいことにまるひと月たったのにシェフくんはすぐに私に気づき、ブログのことをきいてくれましたから、本当に書いたよと用意してきたプリントを渡しました。休憩に入ったら見てくれるでしょう。そして予定どおり私は「ホタテと長ネギのクリーム」と甘口のシードル、Yさんは「タラマ(=タラモ)」とアップル・ジュースを注文しました。やっぱり私、ここのクレープ好きです。

今回の驚きはシードルでした。とうぜんグラスと思いきや、汲出し(くみだし)のような陶器で溢れんばかり供されました。そういうものなのだそうです。アルコールがかなり苦手な私ですが、酒っ気を感じないとても口当たりのよい飲み物で、お店の張り紙にあったとおりクレープによく合いました。しかし食後のお喋りの途中、いきなりクラッと睡魔におそわれました。やはりアルコールが効いたようです。プロの理系研究者であるYさんはすかさず「お水を飲んで」と言い、次のような話をしてくれました。

● 体内でアルコールを分解するときには水(H2O)が必要。
● 分解のさい体内の水分をどんどん使うから、のどが乾くのである。
● だからのどが乾いたら水を飲み、分解を促すのがよい。二日酔いの朝も同じ。
● ちょいと気の利いたバーでは「チェイサー (chaser)」というものがあり、強いお酒を飲むとき一緒に注文できるようになっている。そのチェイサーこそ、クラスに入った1杯の水。
● ちなみに、のんべえさんがお酒の後にラーメンを食べたくなるのも、アルコール分解に必要な炭水化物を体が求めているからである。

理系ってありがたいものです。おかげで頭もシャッキリの帰りぎわ、上に向かう細い階段が気になってマダムに尋ねました。
「2階は何ですか?」
「ここと同じオーナーがやっている帽子屋さんです。」
この一言で私達の原宿散策は思わぬ方向へ展開するのでした。
Lunch at La Fėe Dėlice, in Harajuku, with my friend; Buckwheat crepe in French folk style.

2007年5月8日

「ゆーといぴあ」とアトリエ倭(やまと)の香田さんの独楽


5月3日はYさんと原宿へ行きました。最初は展覧会でも行くつもりが、結局私の都合に彼女をつき合わせてしまった格好です。

「ゆーといぴあ」というオモチャ屋さんは明治通りに平行して渋谷側に向かう路地にあります。木製の玩具でいっぱいのお店です。先月通りすがりにたまたま入って「ばぶさん」のオモチャを発見し、改めてゆっくり出直したいと思っていました。でもこの日ははからずもお店のワークショップのために来ていた香田さんという玩具職人?玩具作家?に出会ったので、先にその話をします。上の写真の独楽を作った人です。

何年も木工の修行をした後、子供たちに日本独自の伝統技術に触れてほしいという思いからオモチャ作りを始めたそうです。ですから彼女のオモチャは‥‥‥‥これが子供用? 骨惜しみのない美しい仕上げは、まるで洗練された大人の書斎の装飾品のようです。とくに大工さんが柱を繋ぐ技術を使ったパズルなど。子供が飛びつきそうな派手な餌を貼り付けたでもなく。

たとえばこの独楽は溝を彫って色を塗ったのではないんです。「小町亀甲」という文様で幅が8cm。天然の木の色を生かし、寸分たがわぬ手仕事で寄せ木のように組み合わせてあります。なんとまあ贅沢な! 

でも彼女のお話をきくうち、ふと「月光荘」のおじいちゃんを思い出しました。いつも言っていました。「子供には本物の絵具を持たせなければいけない」と。子供が描くのは落書きみたいものだし、まだ何もわからないんだからと安物や粗悪な画材を与えてはいけない。何もわからない子供だからこそ、本物の絵具のきれいな色を使い、のびのよい描きごこちで絵を描けば絵が好きになると。そうやってよいものを知ることが大事なのだと。

小さい子供にとって、ふだん見たり触れたりする抽象的な形はとても豊かな世界をひめていると思います。しぜんと自分で意味を探したり、あるいは意味や関係を作り上げていくからです。まして伝統のうちに完成された意匠となれば見飽きることがないでしょう。オモチャ箱にお人形やカラフルなオモチャに混じって一つ二つこういう物が入っていたら、自然の色や手触わりの違いを知るだけで感覚の世界が広がりそうです。そうでしょう? それに、海や山でゴミを散らかすだけが自然との関わりではないはず。


左からオモチャ職人の市川さん、香田さん、ゆーといぴあの薗部さん。みんななんていい顔をしているんでしょう。こんな人達がはこんでくれるオモチャを持っていたらご利益ありますよ! 私は香田さんの独楽を二つ買い、薗部さんの勧めにあまえてご本人にサインを焼き込んでもらいました。一つは子供の日が近いからYさんのハンサムな甥御さんにプレゼント。(果たして喜んでくれたそうです。しめしめ‥‥‥‥)
One of the six spinning tops that the sophisticated Japanese traditional marquetry motives and technique are handed on. Handmade by a wooden toy maker, Ms. Kohda, Atelier Yamato.

《アトリエ倭》のホームページ
《ゆーといぴあ》のホームページ


(註)「月光荘」は国産初の油絵具を作ったお店。泣く子も黙る明治生まれのガンコな創業者「おじいちゃん」(橋本兵蔵さん)が銀座の画材店を仕切っていました。藤田嗣治をはじめ名だたる文人画人が出入りした由緒あるお店でした。

2007年5月7日

うさぎと人参のボールペン



軸も蓋も飾りも木でできたボールペンです。エンタシスと申しましょうか、軸の中程が太く、握りやすい形です。緑色をしているのが蓋で、首から出ているニンジン色のゴムひもにつながっています。(ゴムが切れなければ)紛失の心配がありません。うさぎの首はしっかりしたバネで、ちょいと曲げてうさぎの表情を楽しみます。見た目より軽く、ペンの書きごこちもよく、この顔で380円(+税)とは良心価格だと思います。(それとも復活祭グッズの売れ残りでしょうか?)ソニー・プラザで見つけました。(5月6日)
A ball point pen predending a rabbit + a carrot = a cabbit? A green part is a cap.

2007年5月6日

編みたくなりました

買ってきたニット製品について長々と書くうちに、自分でも編みたくなってきました。かれこれ1年以上編物をしていませんでしたが。

5月といえば、正統派の手編み愛好家たちはそろそろ編物から庭仕事に移行する時期です。でも私にとっては湿度が高くなければ、すなわち編んでいる手が汗ばまなければ手編みシーズンです。そう思って視線を部屋の隅に移せば、去年の春に買ったままの糸が入っている袋、の入っている袋。5月3日未明、久しぶりに中身を出します。


おお、なんてきれいな糸でしょう。ターコイズ、サーモン、黄色、黄緑、紫、マゼンダの肉厚のリボン状、それが一部サテンのように光って、からまって‥‥‥‥なんとも説明しがたい複雑さです。新宿のオカダヤにはいつも何かしらセールの糸があります。おそらく製造終了の品だと思うのですが、ときどき輸入物のファンシーヤーン(変わり糸)に超お買い得があり、ふだんは買えない冒険的な糸をみつけると心が躍ってしまいます。この糸もその棚でみつけました。定価の3分の1か4分の1だったのではないでしょうか。


「SESAMO」(イタリア製)
1玉 50g、65m
綿35%、レーヨン25%、ナイロン40%

買ったときにイメージしたのは「短め(腰骨くらいまでの丈)、ボートネック、七分袖のセーター」でした。今想像しても、それが一番いいと思います。しかし待てよ。新作にとりかかる前に‥‥‥‥


実は「編みかけ」がたくさんあるんです。理由は、デザインに行き詰まる、編みながら飽きる、品切れ・製造終了で糸が買い足せない‥‥‥‥等々。これは、袋に一緒に入っていたメモを見ると1年半放置していたようです。理由は忘れました。輪編みで胴の部分を裾から25センチ編んだ状態で、模様は明らかにElsebeth Lavoldというデザイナーの「Viking Patterns for Knitting」という本にあった作品の2つを足して2で割ったと思われます。

糸は充分にあるので小手調べをかねてさっそく続きを編んでみました。手編みは間をあけるとどうしても編む調子が変わるため、境目が横一文字の筋になってくっきり現れてしまい、とても格好が悪いものです。しかしこの糸では何故かまったく目立ちません。続きをやる甲斐があります。

一昨年なら、たぶん丈の長いセーターをイメージしていたと思います。さいわい25センチしか編んでいないので着丈を55センチに路線変更しました。肩はナチュラルショルダーで袖も細めにしましょう。襟は‥‥‥‥そのうち考えます。


セーターは輪で編むととても楽です。フェアアイルなど伝統的な編物は輪で編むのが本式で、嘘のようにきれいに早く無駄なく編めます。そういう昔式の編み方は現代のデザインにも応用でき、とくにこういう交差や縄編みの多いパターンで便利です。もっとも私のばあいもともと独学で、勉強するうちにだんだん自己流になり、実質かなりテキトーです。ここでは袖ぐりをこんなふうに作ってみました。(途中何度も糸をつないでいるのは、半端物の糸を買ったようでロット(染色の単位)が違うため、色の違いが目立たないようにわざと糸を入れ替えているからです。)これが本日の状態です。

海外の手編み愛好家のブログでは、つぎつぎと作品を仕上げていくプロセスをきれいな写真とともに解説するものが多くあります。これまで「いいなあ」と羨望をもって眺めてきましたが、ここでちょっと真似をしてみたいと思います。作業がうまく進み、数日内に続きを公開できたらいいんですが。
Now I finally come to feel like knitting. I have 10 balls of the beautiful Italian yarn I bought last year, but I should finish a wool pullover first, that I've started knitting 2 years before.

2007年5月2日

気になるニット(1)

下の写真はまるで4、50年前の婦人雑誌の切り抜きみたいですね。4月4日に池袋西武で買ったものですよ。生成り色を写真に撮ったらこんなふうになってしまっただけです。

しかしじっさい、誰でも透かし編みを着ていたのは私が子供の頃(60年代)かもしれません。60年代半ばには「アイビールック」の流行でセーターといえばシェットランド、アラン、フェアアイルなどが主流になり、対極の「若者ファッション」ではポップでカラフルな色使いや編み込み模様へ向かったのでメリヤス編みが中心になり、透かし編みはそういう流行に関係ない世代や保守的な人々が着続けた‥‥‥‥のではないでしょうか。そしてそのまま大人や老人たちのものになっていったように思います。またそれは、誰もが(=大衆が)既製品を着ることが普通になっていった時期であり、ニットも工場で大量生産するには単純なデザインほど効率がよいという事情もあったでしょう。(昔は家庭で編むのが普通だったんです。)左のパターンを見て昔っぽい年寄りっぽい感じがするのは、地味な大人や老人が着ている姿しか見たことがないからかもしれません。

既製品が安価に大量に衣類を供給する時代になって、手編みは趣味に変わり、その人口は減り続けました。編物の雑誌やスタイルブックでは、夏が来るたびに腕を競うような透かし編みのサマーセーターが紹介されますが、着ている人を見たことがありません。いるに違いありませんが、夏なら生地のブラウスやTシャツのほうが一般的でしょう。圧倒的多数が工業製品を着る時代には、人々も単純なデザインを好むようになるのでしょうか。透かし編みのニットがとりたてて流行の中心になることはなかったと記憶します。

ところが何故か今年の春夏もので復活したようで、若い娘さん向けのお店には透かし編みのボレロなどがたくさん出ています。ボレロというものもレトロです。流行は繰り返すといいますが、かつてとびきりオシャレで、それが普通になり、やがてどうしようもなく野暮ったくなったものが、再びオシャレなファッションとして登場するというサイクルを目撃したことになりますね、私は。

さて、上の写真のパターンは、いずれも凝った透かし編みですが、どれか一つで総模様のカーディガンを作ったらずいぶん地味でしょう。(子供用ならむしろ上質感が出るかもしれませんが。)しかしこれは一着のカーディガンで、写真はパターンを示すために身頃を3枚に分けて撮り合成したものです。このように1着の中で異なるパターンをいくつも段々に積み上げると、途端に個性的になり、またイギリスの伝統が匂いたちます。(イギリスの古い編物はきわめて装飾的だからです。パターンをいくつも横に並べて一番有名なのがいわゆるアラン・セーターです。)

このカーディガンの前立てはメリヤス編みで、スカラップのふち編みが付いているという凝りようです。しかし模様編みは前身頃だけで、後身頃と袖はメリヤス編みなのが残念です。総模様ではまとまりがつかなかったのかもしれませんが。少なくとも値段はずっと高くなりそうです。これは素材がとくべつでないせいか税抜き3千円でした。この値段でこのパターンとはありがたいことです。
素材:アクリル55%、綿45%/メーカー:(国内)ローブリッヂ、中国製

透かし編みの復活とはいえ、このデザインは全体からは、とくに日本では例外的に見えます。ボレロなどもパターンは1種類が多く、軽やかなデザインが普通ですから。一方、二つ目の写真は1月に恵比寿三越で買ったセーターです。Vネックのプルオーバーで、パターンは7種類、前後・両腕、圧巻の総模様です。

こういう段々がさねのデザインではパターンの選び方、並べ順、そして量のバランスが鍵になります。模様編みではパターンによって一つの模様を作る段数が違うため、全パターンを同じ幅で切り替えるのはまず無理です。したがってどのパターンで模様を何回繰り返すかを必ず考えなければならず、それが全体のイメージを決定します。センスが出ます。その点で上のカーディガンは分量のバランスに少々間延びした所があり、おとなしい印象なのに対し、下のセーターは手慣れた感じで、実に歯切れがよく大胆です。アメリカのデザインでしょうか。
素材:ナイロン55%、レーヨン30%、毛10%/メーカー:Tommy Hilfiger、中国製

こうしたニットを既製品で買えるとは思いませんでした。楽しくなります。同時に、おちおちしていられませんね。私とて一生に一度は手編みで編んでみたいものです。
Variety of eyelet from my new cardigan and pull-over (ready made). How terrific to see the old textured knitting patterns are finally revived and in fashion this season.

2007年5月1日

ミニチュア・セット大活躍


今日は雨ですね。カエルの撮影にいい日ですが、昨日撮った写真を並べてみようと思います。

昨日は夏日で、初夏のような昼下がりの日差しがいい感じでした。ふだんは室内にどかんとすわりこみ手に届くものを使って物臭にやるので、庭で撮るのは大変でした。場面に似合う食器やお菓子を探しに「倉庫」の間を行き来したり、空っぽのお茶碗はどうにも間が抜けて、本物の紅茶を入れることにしたり。その結果何か少し位置を変えようとするたびにちゃぶ台ひっくり返した状態で、オモチャにお茶をこぼし、土の粒で汚し。ぼやぼやしていたら日が傾いてしまいます。ずっとしゃがんだままというのもけっこう骨です。昔ならそんなことを気にもせず徹底的に細かくやっただろうと思い、腰を伸ばしながら「私も変わったなあ」とため息。こんなことではとても公園や路上のゲリラ撮影などできません。綿密な計画と手際のよさが求められるのですね。
The miniature garden furnitures in my real garden under the early summer sun; and detail of a toy tea party.


5月のねこやなぎ


どうしてネコヤナギ?とお思いでしょう。
今年の1月(お正月明け)にヴォルフィーで買ったネコヤナギの、元気な現在の姿です。花瓶にさしたままの放任主義ですが、薄紅をおびたフワフワをたくさんつけたまま、枝先は青々と葉を伸ばしています。ちょっとびっくりです。

2007年4月29日

ベトナムの石の小物入れ


一昨日はカウンタを付け、昨日はブログの検索キーワードを設定できる無料サービスに登録しました。キーワードといっても本名と「雑貨」という頼りない単語しか思いつきませんでしたが、私の姓名はわりと珍しいのでとりあえず設定しました。さきほど試しにぐぐってみると検索結果は1件。それはなんと写真家のBAKUさんの文化活動「Appassionate」のページでした。どうなってるんでしょう? 

斎藤BAKUさんは広告写真が専門でしたが、あるときカンボジアのアンコール・トムを一人で撮影する一大プロジェクトを完遂して大評判をよび、びっくりさせてくれました。写真展を見て私も行ってみたいと思いましたが、しばらくたって突然旅行のお誘いがあり、二つ返事でベトナム経由カンボジア観光に参加したのです。BAKUさんをリーダーに、ベトナム戦争を記録した写真家と政治家の肖像をとる写真家と歴史専攻の女子大生という5人の珍道中でした。(当然というか、短い旅なのに皆ものすごい撮影機材持参で恐れ入りました。)もう数年前になりますか。

そういうわけで、ちょうど友達から「これまでの蒐集品も見たい」との声がありましたし、今日はBAKUさんつながりのベトナム土産にしました。(最近はオモチャばかりですからね。)

ベトナム(ホーチミン市)のちょっと立派なお土産屋さんで、一目で気に入りました。石の蓋物で墨色の彩色があり、中は磨いてツルツルで石そのものの模様が見え、とてもきれいな仕上げです。のどかでいきいきとした魚や蟹や水辺の生きものの浮き彫りが全面にほどこされています。そのときはとくにアジア人の描く蓮にどくとくの力を感じました。石の細工物はどこか地方の特産でしょうか。石を彫るのは中国の影響かもしれません。お店にはこうした物入れや、全部を石で作った小引き出しなどを集めたコーナーがありました。これは直径11cm、高さ4cm、重さ540g。たしか32ドルほどで、その旅の一番高価なお土産でした。
Memory of my trip to Vietnum, 5 years ago. A small round box, stone, attractively hand engraved allover.

2007年4月28日

ミニチュアの庭園用セット


先の「ミニチュアのベンチ」を買った二日後、やはり何かもう一つ欲しくなって再びお店に行きました。品物は前に列挙した以外に、傘立てまでついた凝った帽子掛けスタンドがありました。それもよかったのですが、使い道が多そうな丸テーブルと椅子2脚のセットにしました。今度は白です。実はこのシリーズ、よく見ると物によって縮尺がバラバラでした。尺度の違うピンクのベンチと一緒に使うこともなさそうなので、気に入った白にしました。テーブルの高さ6.2cm、直径7.2cm、椅子の高さ8.4cm。(4月17日)

さて、とりあえず近くにあったリーメントのティーセット(「フレンチ雑貨」)をのせてみますとドンピシャでした! が、その写真はアメリカの通販カタログみたいになってしまいました。今日(27日)外に出て雑草の上で撮ってみましたが、少し曇っていたのと、地べたに近い花が咲いていなかったので季節感が今ひとつです。タケノコでがまんです。余分だったかな。
Three piece set of doll house furnitures, made in China. Perfect for my tea set and toy animals as I expected.

2007年4月26日

ヴォルフィーの《チェリー・ブランデー》


Wolfie とはウルフガング・アマデウス・モーツァルトの幼年時代の愛称だそうです。その名を戴く恵比寿の花屋さんにはいつもモーツァルトが流れており、そのお花たるや、うっとりみとれて動くのが嫌になってしまいます。とくにバラは、私のような、こんなおばさんが買ってよいのだろうか?と悩ませるほどです。でも思いきって買いました。

これは「チェリー・ブランデー」という名前で、外側の花びらだけが濃いピンク、中は赤みのある、やさしく優雅な黄色です。家で包みを開けると、思ったよりずっと大きなお花でした。ひらくと10センチにもなりました。4月18日に買いもとめ、9日目の今日も完璧な姿のまま咲きつづけます。

下はいっしょに買った「ビバーナム」。アジサイをうんと小さくした感じですが、やわらかい清楚な白で、長い茎が花瓶の口からしなだれる、その心もとなさがすてきです。こういうお花は透明なガラスの花瓶に差し、水の中の茎が見えるのがいいと思います。



お店のことは今度ゆっくり書きましょう。ブログを始めるとき「書くために買うことはしない」というルールを自分に課しました。でもヴォルフィーのお花だけはブログを口実に毎月‥‥‥‥ふた月に一度でいいから買いに行きたいものです。
Photo (top): Detail of an extremely beautiful rose called "Cherry Brandy" from Wolfie, a stylish flowershop in Ebisu.

2007年4月25日

雑談(1)はじめてのコメント


ブログの記事を見てねとお願いしていたリュードセーヌさんからコメントが届いたのがうれしくて、これからはコメントがすぐにわかるように普段のメールアドレスにお知らせが入る設定にしました。ところが今日未明、夜更かししながらこれまで書いたものを見ていると、なんと「黄金のブタの貯金箱」に4月19日付のコメントを発見しました。一番最初のコメントに1週間も気づかなかったとは!‥‥‥‥不覚でした。たまたまブログを見てくれた人で、日本語を勉強中とのこと。(遅ればせ返事を書きましたが定冠詞をつけ忘れ、訂正しようと削除したらしっかり記録が残りました。カコワル‥‥‥‥)

ブログのことは友達にも若干名しか話していませんでしたから、コメントはおろか誰かが見ていることさえ半信半疑でした。「ブロガー」にはページの一番上の「バー」に「次のブログ」というリンクがあり、クリックすると最近投稿のあったブログが次々現れます。私のブログも出るのかなあと思いながら、その機能を使ってよくブログめぐりをします。とはいえ外国語のブログが多く、きれいな写真やイラストを見かけても「何だろう?」と思うだけでした。でもそういうのはお互い様だったかもしれません。

実は今日、書きかけだった21日と22日の分を(下書きの日付のまま)アップしました。そのさい英文の要約を加えてみました。拙いながら、今後できるだけやってみようと思います。
My comment on the very first comment to this blog: I made a point to attach an English summary to every new post for non-Japanese speaking viewers (with best effort).

2007年4月22日

恒例・タケノコ掘り



「タケノコ掘りの会」のことは後日ここに書きます。これは臨時版です。くたくたです。ともかく素晴らしいお天気にめぐまれた1日でした。しかし今年は時期が早かったのか、去年ほどの収穫はなかったようです。全体に少なめ、小さめでした。私は今年も空振り。期待していたヨモギなどの野草もほとんど見つかりませんでした。でも一緒に行った仲間が一つ分けてくれましたし、帰り際にはタケノコ掘りの名人、通称「昆虫博士」が掘ったタケノコ全部を私たち3人に持たせてくれました。八百屋さんに売っているより立派なものもあったんです。ありがたいことです。うちは少人数なので小さいのとカワイイのをもらいました。

帰りは遅くて夕飯に間に合わず、早起きしすぎたせいで眠くて、家族に下茹でを頼むとバタンキューでした。朝になって大失敗に気づきました。「記念撮影を忘れた!」‥‥‥‥ということで、今日のおかずの写真です。(盛り付けちょっと少なめですね。)まずは少し濃いめの味付けで自己流「若竹煮」にして、庭の山椒を摘んできてのせました。
A great result from this year's bamboo shoot digging -- wakatake-ni, a traditional dish of the season.

2007年4月21日

タケノコ掘るには

友達の彫刻家の町田のアトリエには敷地内に竹やぶがあり、毎年タケノコ掘りの会をやります。今年は4月21日、ということで準備をしました。アトリエにはタケノコを掘る専用のシャベルをはじめ、普通のシャベルやクワなどいくつか備えてありますが、何十人も集まるので替わりばんこに借りることになり、非効率です。家庭園芸用でも無いよりマシであろうと百円ショップで調達しました。(4月20日)
Preparing for bamboo shoot digging on Saturday, April 21. Not ideal but better than nothing.

2007年4月19日

フェーブ@リュードセーヌ


4月16日付の「ふらんず雑貨@広尾」の続き、リュードセーヌ(Rue de Seine)という雑貨屋さんの「フェーブ」の話です。

フェーブ(fevés)はオモチャではなくお菓子に入れるもの。フランスには1月のお祭の日に食べるガレット・デ・ロワというパイ菓子があり、フェーブを入れて焼くのだそうです。お菓子を皆で切り分けて食べたときフェーブが入っていた人が大当たりで、ケーキに飾ることになっている冠をかぶるという段取り。(その日は王様になるのでしたっけ?)だからフェーブを作っているのは製菓器具メーカーで、売っているのもお料理道具の売り場だとか。そのお菓子はイギリスでは「キング・パイ」というと聞き、そういえば昔イギリスの雑貨屋さんのカタログの中に、お菓子に入れるというピューター製の小さいものを見たような気がしました。

上の写真は私が選んだもの、ほぼ実物大です。子供がひもで引っぱって遊ぶオモチャを象ったセットの一部です。数日前に買ったトイレットペーパーのカエルと同じ姿のカエルがいます。



上左はひときわ目を引く「星の王子さま」、後ろにレトロなお菓子の缶、上右は置き時計。右は出番を待つ箱いっぱいのフェーブ。
食べ物、食器、香水の瓶、額縁入りの名画、物語の登場人物、映画のキャラクター、絶滅危惧の動物、園芸道具、建物、ジグソーパズル‥‥‥‥実に様々。いずれも3センチ程の大きさです。多くは10個セットですが、種類によりバラ売りもあります。(4月18日)


(追記:2011/6/16)
残念ながら広尾のリュード・セーヌさんはすでに閉店しました。

2007年4月18日

不思議な野菜(1)


バラフ、またの名をアイスプラント。
前に初めて食べたとき、不思議だなあと思いました。でも380円のパックに少ししか入っていないので、つまみ食いであっという間に終わってしまいました。今回も同じです。

肉厚のハーブといえばいいのか‥‥‥‥きれいな緑色で、全体が毛のある葉っぱにたまった露のようにキラキラしています。しかし毛はなく露もなく、では何かといえば、ワカリマセン。食べると、葉も茎も同じようににシャキシャキします。やわらかです。水分をたっぷり含んでいます。そして、自らしょっぱいのです。不思議です。癖になります。(写真は実物大より少し小さめです。)

あらためてぐぐってみますと、あちこちのブログで言及されていました。アフリカ原産の植物を佐賀大学が研究開発したものだそうです。ジュース、ムース、炒め物などいろいろお料理が紹介されていますが、何よりまず生のこの食感を味わうべきだと思います!(4月17日)

アペックスという情報サイトのページ(PDF)
佐賀のTamayaというお店のページ

2007年4月17日

ミニチュアのベンチ


石神井公園駅前にあるパスポートという名前の雑貨屋さんに、ワイヤーワーク(針金)のミニチュア家具が勢揃いしていました。テラスに置くような丸テーブルと椅子のセット、戸と引き出しが開くタンス、ドレスを着せるボディ、揺り椅子、木馬、姿見、鳥かごのスタンド、乳母車‥‥‥‥それくらいありましたかネ。全部欲しくなります。色は白とピンクの2色。

迷った末にベンチ(2、3人がけ)にしました。白は売り切れでしたから、これはやさしいピンク色です。座部は細かいメッシュで、値段のわりに手がこんでいます。(高さ8センチ、幅8センチ5ミリ)

しかし横姿が不自然に直線なので、そおっと曲げてきれいにしました。ぐっと見栄えがします。(4月15日)

2007年4月16日

ふらんす雑貨@広尾

「リュードセーヌ」という名前です。
写真は夜撮ったので窓枠が影になっていますが、本当は明るい黄色のペンキ塗りです。まだ新しいお店で、広尾の、明治通りからお寺に向かう道を入った商店街の中にあります。

通りがかりに窓をのぞいたらリーメントのような小さい陶製のオモチャが目にとまりました。お皿にのったチーズやお菓子など、色のきれいなミニチュアです。思わず中に入ってみました。すると他の棚にも同様の品が数えきれないほどあり‥‥‥‥しかしそれはオモチャではありませんでした。店主いわく「フェーブ」である、と。フェーブ??? どうやら「フェーブ」としか言いようのないものらしいのです。さあ、この続きは続編で。

ヨーロッパの雑貨には独特のいい雰囲気がありますが、どうしても値段がはるのが悩みで、何度も迷い、選ぶにも買うことを決めるにも時間がかかります。そのへんの気持ちをわかってくれるお店が好きです。また、同じ買うなら楽しく買うほうがいいでしょう? ここではやさしくてオシャレなマダムとムシューがいろんなお話をしてくれます。在庫の段ボール箱で宝探しをさせてもらったり、私もたくさんお喋りして楽しい時間を過ごしました。お財布がカラッポでも遊びに行きたくなるお店です‥‥‥‥なんて言ってしまっていいんでしょうか??? 

店主自らパリで買い付けるかわいい品物を中心に、食器、文房具、50年代60年代のアンティーク、小さな子供向けのもの、日本では珍しいブランドの紅茶やお菓子も並んでいます。(4月14日)

2007年4月15日

明治屋のカエル2品


私のすみかの近所にはスーパーがないので、身分不相応にも普段のお買い物でデパートや、いわゆる高級スーパーを利用することになります。ときどき、ですけど。広尾の明治屋は日用品が少しだけあって、よい物ばかりのようです。とくに洗剤類は環境に配慮した製品を置いています。細長いのは「エコ奥様」からの信頼あついフロシュ(ドイツ製)。食器洗いが一番ポピュラーでしょうが、これは大理石の粉が入ったオレンジ・クレンザーでタイル、ステンレス用です。お掃除の話になると急に声が小さくなる私ですが、カエルと一緒にがんばります。

デパートの通販カタログなどを見ても、ドイツの洗剤には強力でもエコロジカルなものがあるようです。明治屋には他にもトイレの洗剤で青くてドロドロのとてもいいのがありました。(Null Null/今売っているものより、昔の小さい容器の方が好きでしたけど。)要は、泡に対する幻想を捨てることなんですよね。東急ハンズなどには日本製でも地方の小さいメーカーが研究開発したいい製品がありますし、重曹を使ったエコ掃除も試してみたいと思うのですが、ついついカエルに手がのびてしまいました。

もう一つはドイツ製、ケース入り、1個735円のトイペー。鑑賞用です。(4月9日)

2007年4月13日

お風呂ぎらいの石鹸好き(1)


身近なぜいたくといえば石鹸です。皮膚科の先生には一番安い浴用石けんがいちばん良いと言われたこともあります。でも年をとって皮膚はだいぶ丈夫になりました。町に出れば数えきれないほどの石鹸があり、それぞれに蘊蓄があって、あれもこれも試したくなります。中でもナチュラル系が好きです。ある程度長期間使うものですから、ある程度の値段までは許されるのではないでしょうか?——というのが口実です。でも一度に3種類くらい出して、買い置きはなるべく増やさないようにしています。(なるべく、ですけど。)

これはロクシタンのマルセイユ石鹸。いがいと珍しいシナモンの香り。これなら顔も体も洗えます。何につけ皮膚につけるものは神経を使って選んできました。ここ数年、石鹸以外でもロクシタンの製品を信頼しています。自然な匂いがいいし、容器もすてきです。

写真はMade in Chinaのホーロー製小バットをバスタブに、フランス製のビー玉をシャボン玉に見立てたアダルトなお風呂場に石鹸を配してみました。(床が手抜きでした。そのうち撮り直します。)

2007年4月9日

黄金のブタの貯金箱


中国の干支では今年はブタ年なのだと、お正月にテレビで言っていました。ブタ年は金運がよいといわれ、金色のブタの貯金箱が縁起物で大人気だと。ハ〜なるほど、それで日本でも昔から貯金箱といえばブタの形なのですね。それにしても「金色」という直喩には中国人パワーの本質を垣間みる思いです。

先月インターネットで中国の陶磁器(景徳鎮など)の画像を検索していますと、いつのまにか中国物産の商店のサイトに入って件のブタの貯金箱がいくつか現れました。画面上でしげしげ眺めると、イヤ〜なかなかよいんです。

その数日後、恵比寿駅近くを歩いていた夕刻、おなかが空いて久しぶりで海老ソバでもと「家家厨房」に入りました。おいしく食べてお会計のときです。レジの所にガラスケースがあって中国製の商品をディスプレイして販売していましたが、ふと見るとそこにネットで見たのと同じ黄金の貯金箱が一つ置いてあるのです。それだけ値札がないので非売品のようでした。でも念のため「これは売り物ではないのですか」と尋ねると「よろしければどうぞ」ということになり、快く(定価で)譲ってくれました。ケースの中は急に淋しくなってしいましたが、帰り道の私は楽しい気分でした。

表面は細かいシボシボのテクスチャー。つや消しで、華やかでも親しみやすい金色を作り出しています。両脇腹に赤で大きな、盛り上がった「寶」の文字。いかにも縁起がよさそうです。長い睫毛のつぶらな瞳がなんともかわいらしく、頬は丸く、小さな口の両側が八の字にたるんでいます。人間のご婦人方には美容上恐怖のラインですが、豊かに肥えた幸せの表象でありましょう。

さて、部屋に置くと、確かに10円玉より100円玉を入れてやりたくなるのでした。

ブログ主のお店 KNIT-RIT FABRIC の宣伝 アメリカ版

See other gifts available on Zazzle.