フェーブ@リュードセーヌ
4月16日付の「ふらんず雑貨@広尾」の続き、リュードセーヌ(Rue de Seine)という雑貨屋さんの「フェーブ」の話です。
フェーブ(fevés)はオモチャではなくお菓子に入れるもの。フランスには1月のお祭の日に食べるガレット・デ・ロワというパイ菓子があり、フェーブを入れて焼くのだそうです。お菓子を皆で切り分けて食べたときフェーブが入っていた人が大当たりで、ケーキに飾ることになっている冠をかぶるという段取り。(その日は王様になるのでしたっけ?)だからフェーブを作っているのは製菓器具メーカーで、売っているのもお料理道具の売り場だとか。そのお菓子はイギリスでは「キング・パイ」というと聞き、そういえば昔イギリスの雑貨屋さんのカタログの中に、お菓子に入れるというピューター製の小さいものを見たような気がしました。
上の写真は私が選んだもの、ほぼ実物大です。子供がひもで引っぱって遊ぶオモチャを象ったセットの一部です。数日前に買ったトイレットペーパーのカエルと同じ姿のカエルがいます。
上左はひときわ目を引く「星の王子さま」、後ろにレトロなお菓子の缶、上右は置き時計。右は出番を待つ箱いっぱいのフェーブ。
食べ物、食器、香水の瓶、額縁入りの名画、物語の登場人物、映画のキャラクター、絶滅危惧の動物、園芸道具、建物、ジグソーパズル‥‥‥‥実に様々。いずれも3センチ程の大きさです。多くは10個セットですが、種類によりバラ売りもあります。(4月18日)
(追記:2011/6/16)
残念ながら広尾のリュード・セーヌさんはすでに閉店しました。
2 件のコメント:
くずぽんさん、こんにちは。
RUE DE SEINEです。
こんなに丁寧にご紹介くださりありがとございます。感激です!!
フェーブの種類、宝探しをなさりながらよく覚えていらっしゃったのですね。
たくさんの種類を書いていただき嬉しいです。
来週は1週間留守にしますが、また5月になったら遊びにきてください♪
ブログは渡仏中も更新して行きますので、また面白いフェーブを見つけたら写真載せますね。
わお、初めてのコメントです。ありがとうございます。私こそ感激です。フェーブを知らない人にも面白さを伝わったらいいんですけど。しかし私はといえば、やっぱりオモチャとして使ってしまいそうです。ユルシテ‥‥‥‥
フランスでいいものをたくさん買ってきてくださいね。楽しみに待っています。/くずぽん
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