zazzle: クッションとメッセンジャーバッグ
怒濤のように押し寄せた zazle の割引セールのメールもアメリカ時間で12月23日で終了。今日は静かです。しかし私には心残りがあります。日本時間の21日に「クッション半額」という驚くべきメールを受け、私は買うつもりでいたのに買いそびれてしまったのです。
最後の投げ売りとも言うべき、Tシャツ、クッション、トートバッグ、マグカップ、ポスター、マフラーの5割引セールでした。クッションが半額になるなんて初めてです。Tシャツやマグカップのような常に人気のある商品と違い、全然セールに出ません。あるとすれば「全品15%引き」とか「全品20%引き」とか、そういう時だけです。しかも来年またやるとは限りません。なぜなら今年はクリスマス商戦をひかえた頃にクッションの種類を増やしたため、その宣伝も兼ねているのじゃないかと思うからです。かえすがえす惜しいことをしました。
zazzle のクッションはすごく高いんです。私が始めた時にすでにあったかどうか覚えていませんが(この頃なんでもすぐ忘れてしまいます)、私が最初に作った時の値段は45ドルでした。もともと高かったのが(アメリカでは諸物価高騰の折)今では63ドルです。町に出て一つ6300円のクッションを探したらいい物がたくさんありますから、いくらオリジナルでも高すぎてあまり売れなかったのでしょう。そのため先ほど書いたように今シーズンは種類が増えました。四角のクッションはこれまで20インチ(50センチ)だけでしたが16インチ(40センチ)の物ができ、さらに綿100%だけだった所に安いポリエステル製が加わりました。ポリエステルで16インチだと値段も30ドルぐらいで、ぐっと手近になったわけです。
しかし価格よりも大きな問題がありました。私は自分で作ったものを2つ購入しましたが、とにかく発色が悪いのです。一つは暗い模様で黒と赤を効かせたもの、もう一つは灰色っぽい中で濃いピンクをアクセントにしたものです。届いた物はどちらも全体が煙の向こうにあるようなくすんだ色でした。真っ黒であるべき色が茶色の混じったネズミ色で、真っ赤もショッキングピンクもぼーっとしています。これで45ドル?!と思いました。それが今は63ドルですからね、冗談じゃありませんよ。売れないからいいようなものを、これでは恐くて作れません。しかしポリエステル製ができ、化繊ならもっと発色がいいんじゃないかと期待します。その確認もしたかったんですけど。
(逃した魚の群れ。自分では気に入っていますけど。)
(↓他にも変てこりんがいろいろあります。どうぞご覧ください。)
Knit-Rit Fabric のクッション売り場
これはナイル川ほとりのパピルスでしょうか。このまま刺繍の図案にしたくなります。VictoriaShaylee さんのクッションです。(人様の作品の画像を引用してはいけないのかもしれませんが)この人はルノワールや浮世絵をはじめ既成の有名な作品を使っているようですから、これもアールヌーボー時代の作品かもしれません。)
Louis Wain の "Cats at the theater" クッション
これはルイス・ウェインという猫画家の作品です。もっときれいな絵もあるのですが、この不気味さがたまりません。劇場の桟敷席に集まった猫だそうですが、舞台を反射している目だけ色がついています。こんな絵を描くなんて、たぶんビクトリア時代のイギリス人じゃないかと思います。このお店(Artworks)にはWainの絵がたくさんあって、私は去年絵はがきやグリーティングカードをたくさん買いました。