お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2011年3月18日

原子力発電は不可欠か?


原発を全部止めて、私たちは暮らしていけるのか(名大教授 高野先生)

「バンビの独り言」(木のおもちゃ屋「Banbino Banbina」オーナーの、あくまでも「独り言」デス☆ 師匠「田中優」の発信も拡散中。)から丸ごと転載いたします。ブログはこちら

(引用)

私が大好きな、名大の高野先生(だいずせんせいhttp://blog.goo.ne.jp/daizusensei)に「日本中の原発を止めると私たちの暮らしはどうなるのか教えて下さい」とSOS出したら、調べてくれました。
お広めください!
「原発がなくなったら電力が足りないの!」という人に「いや、足りるんですよ」と自信を持ってお答えください。


「原子力発電所を全部止めてやっていけるのか? 」

高野雅夫(名古屋大学大学院環境学研究科准教授


データはすべて電気事業連合会【でんきの情報広場】HPによる。

1.年間総発電量について
2009年の10電力会社の合計の年間総発電量は957TWh。
(1TWh=1テラワット時=10億キロワット時)
そのうち原子力発電による発電量はその29%にあたる278TWh。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_02/index.html
2009年の原子力以外の発電による発電量は、年間総発電量から原子力発電による発電量を引いた、957-278TWh=679TWh。
これは1985年の総発電量584TWhよりも多い。
1985年当時の電力消費量になれば、原子力発電所を全部止めてもやっていける。

2.ピーク電力について
過去の最高値は、2001年7月24日15時の183GWだった。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_05/index.html
原子力発電所の発電設備容量は49GW。
http://www.fepc.or.jp/present/nuclear/setsubi/sw_index_01/index.html
したがって、原子力以外の発電所の設備容量は少なくとも183GW-49GW=134GWあると考えられる。
直近のデータでは、2009年8月7日15時に171GWだった。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_05/index.html
2009年の状況では、原子力発電所をすべて止めると、ピーク時に171-134GW=37GW不足する。これは全体の37/171×100=22%である。つまり、ピーク時の電力消費の約2割を節電すれば原子力発電所がなくてもピーク電力をまかなえる。
1985年のピーク電力は8月29日15時の110GWである。この状況になれば原子力発電所を全部止めてもやっていける。

3.まとめ
総発電量で約3割、ピーク電力で約2割の節電によって、原子力発電所を止めても他の発電所の発電設備で電力消費をまかなうことができる。これはバブル経済をやっていた1980年代後半の電力消費量にあたる。

(引用おわり)

国力とか経済とか、はたまた軍事とか、世界と伍してやっていくのには「もっともっと」パワーが必要なんでしょう。しかしそういうのは最初から際限のない話です。私の個人的な嗜好では私が子供の頃の昭和30年代の生活に戻りたいものです。四半世紀前(80年代)には「原発に反対する人はテレビを見るな、冷蔵庫を使うな」ということが広く言われていました。そういう問題じゃないとは思いますが、その頃恵比寿で一人暮らしを始めた私は、(ラジオ、ステレオ、扇風機くらいで、後にワープロやMacを買いましたが)テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機、炊飯器なしで十年以上暮らしましたが、別に困りませんでした。自分が動けばいいだけですから。(今もありません。あまり行っていませんが。)そして「この世に冷蔵庫がないと困るが、各戸になくても困らない」と思ったものです。じっさい私の子供時代には冷蔵庫のない家が普通でした。

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