お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2011年8月31日

ただ今の東電の電気使用状況は78%


なんだか隣の組で学級委員を決め直したみたいな感じで、日本国の新しい内閣総理大臣が決まりました。そのとたんに節電にともなういろいろなことが変わりました。もうよくわかりません。

春に計画停電がどうのこうのというときに見つけたページですが、その後カンジンなときに見失ってしまいました。さきほど再会しましたので、リンクを貼ります。

●  NERV極秘資料——電力使用状況

NERVがよくわかりませんが、「東京電力のサイトから電力使用状況を取得して、エヴァンゲリオン風デザインで表示するサイト」だそうです。

2011年8月30日

セミ・オーダーいろいろ Zazzle


先に紹介した「リバティ・マニアクックス LibertyManiacs.com」は、Zazzle というサイトの中にあるお店でした。Zazzle はいろいろな既製品をを売っているお店が集まった「市場」であると同時に、用意された無地の素材と既製品を元にセミオーダーで特注品を作ってもらえるのが特徴なのでした。Tシャツ、パーカー、ズック靴、文房具、エプロン、トートバッグ、マグカップ、などなど......。

というわけで、とり急ぎ画面上でバインダー(22ドル)とマグカップ(16.75ドル)を作ってみました。おもしろ〜〜〜いっっ!!



バインダーは元となる絵柄によって学校用、お料理のレシピ用、ビジネス用などがあり、厚さと中のわっかの種類を選べます。(紙は別売りです。またアメリカのバインダーですからレターサイズで穴3つじゃないかと思います。)ですから、元となるデザインのタイトルを変える、色を変える、自分の名前を加える、というやり方と、全部自分で作るやり方があります。マグカップは真っ白の状態から自分で作ります。このマグカップは半透明の素材ですが、もう少し安い陶器製もあります。

ズックの靴はなんと自分で描いた模様でさえ
作れるらしいのですっっ!!!
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(それ以前に既製品が8万種類以上あったりして......驚異のページはここ。Keds Shoes というお店です。)

いずれも豊富なフォントと自分のイラスト/写真が使えます。衣類では文字をミシン刺繍にもできます。アメリカの会社ですから漢字と仮名がありませんが、jpegに変換して作れば大丈夫です。プレビューの機能がすぐれていて、色の組み合わせや写真の位置を細かく確認しながら決められます。さらに、「ミニマム・オーダーなし」。商品の値段にかかわらず一点から受注してくれます。日本からの注文ももちろん受け付けています。送料を入れると安くありませんが、自分で作った物を持つ楽しさを思うと高いとはいえないかもしれませんよ!

もっと時間をかけて凝ったイラストを用意して、近いうち何か注文してみようと思います。品物が届いたらご報告いたしますね。



(追記)おーっと、日本語のサイトがありました。ロゴを貼りましたのでクリックしてみてください。
 


(追記)同様のサイトに CAFE PRESS というのもありました。こちらのサイトは日本からお買物ができますが、サイトはアメリカ版のみのようです。

2011年8月26日

かわいい少年時代


昨日は不本意にもキタナイ顔をいっぱい載せてしまいましたから、今日はこの写真にします。

や〜ん、カワイイ!

ロン・ポールの少年時代でした。


2011年8月25日

リック・ペリーというアメリカ大統領候補


一つの州で、しかも同じ党から二人の大統領候補が出るのは異常だと思われますが、16日頃のテキサスのabcテレビの番組では「(テキサスで)ロン・ポールに投票する人は81%、リック・ペリーに投票する人は19%」という数字を出しました。


ところが何てことでしょう。8月17日〜21日のギャラップの調査では人相の悪いリック・ペリーが一位に躍り出たのでした。ミシェル・バックマンはアイオワでの投票のようにはいかず、10%で4位という本来の位置に戻りましたが、ミット・ロムニーとロン・ポールはペリーの影響をもろに受けてしまいました。こんなに「強い」人だったのですか!?

日本のメディアはロン・ポールを無視しますが、リック・ペリーのことは立候補の噂が出たときから「強力な候補者」として報じてきました。それだけでもじゅうぶん怪しい気がします。私は22日にあれこれ書いた後、リック・ペリーについてちょっと見て回りました。(状況は毎日変化しているのに作業がのろくて申訳ありませんが)今日はそのことを書きます。

(1)リック・ペリーはGWブッシュがテキサス知事だった時代の副知事

Wiki によるとリック・ペリーは現職のテキサス州知事ですが、GW・ブッシュが知事だった時代の1998年に副知事になりました。2000年にブッシュが大統領になって辞任したあと繰り上げで知事になり、その後は選挙に勝ち続けて知事のままです。(州知事就任期間の最長記録だそうです。)ところが元は民主党員で、アル・ゴアが大統領選に出たときのテキサスの応援団長でした。(しかし地球温暖化説には反対。)

一発目がこれです、後は推して知るべし。アメリカ中がブッシュに懲りたのですから、NHKニュースが言うように「無党派層に支持拡大」なんてことは本来ありえないと思います。しかし......。

(2)「アメリカへの警告」



(うわー、なんという顔でしょう! こういう顔は私のブログに載せたくないんですけど......。)

ひどい知事さんのようですね。テキサスでやったことをアメリカでやるぞ、という「警告」です。しかし低賃金や教育費節減や税金の無駄遣いというのは、それを歓迎しそれで得をする人達がいるから困ります。(しかもそういう人達は上手な宣伝で、まさにそれで損をする人達から大量の票を得るものです。)

(3)ビルダーバーグのお墨付き
● Rick Perry: Bilderberg Approved Candidate For President(YouTube)

アレックス・ジョーンズはリック・ペリーの立候補の可能性をすでに映画「Endgame」で予測していたそうです。リック・ペリーは2007年にイスタンブールで開かれたビルダーバーグ会議に参加しており、彼らへの熱心な支持を訴えて会議から大統領候補になる承認を得た、州知事がそのような海外の会議に出席するのは法律違反であるにもかかわらず(Logan Act)、地元の新聞は報じたが主要メディアは無視、等々。(「Endgame」はネットで見れます。というので見ました。このことは最後の最後に少し出ます。日本語字幕版が待たれます。)

ビルダーバーグ(Bilderberg)はお手数ですが各自でお調べください。ネットにゴロゴロあります。ついでにNWO(New World Order/ニュー・ワールド・オーダー)なども調べてもらえるとありがたく思います。ちなみにテキサス人のアレックス・ジョーンズはロン・ポールの支持者であり、リック・ペリーの立候補前からリック・ペリーをガンガン批判しています。

(4)バンク・オブ・アメリカ「あなたのお役に立ちたい。」



ウォールストリートも「待ってました!」の人材なのですね。(C−SPANのカメラに写ってしまったとは。これはペリーが立候補を表明する会見の会場ででしょうか? よくわかりません。)

(5)グレン・ベック「あなたはアメリカにとって問題ですよ。」
(6)リック・ペリー「イスラエルは中東で唯一の民主主義国家ですからね。」




今年6月27日にフォックス・ニュースで放送されたもの。失業率の高さにあえぐ米国において、全米の新たな雇用先のなんと37%(10年間で73万件以上)がテキサスで生み出されたのは事実のようです。政府ができるのは仕事がふえるように税や州法など整えること、環境がいいから皆が住みたがると得意そうですが、「それは他の州から奪っているだけじゃないのか」とグレン・ベックは指摘します。「それがカリフォルニア州やニューヨーク州をいためつける、あなたみたいな男は国をだめにする」と。最後に「親イスラエル」であることを明言させました。

(7)リック・ペリー「経済危機は聖書の原理に戻れという神の思し召し。」



こんなシドロモドロで国家デフォルトに立ち向かえるのですか? 聖書で経済の立て直しですか? 福音派なら喜ぶんでしょうかネ。ブッシュを神と崇めた人達は、行き場をみつけて大喜びでしょうネ。事実、宗教右派は彼の強い支持団体でありました。(彼は親イスラエルですが、ユダヤ人の有力団体は、彼がクリスチャンなので今は支持を決めかねているようです。)

というわけで、ひぇ〜、期待に応えすぎのロクデナシぶり! 何をとっても悪夢ですね。まさにブッシュの再来です。いえ、もっとでしょう。悪い話ばかり探そうとしたつもりじゃないんですが、ひととおり出そろってしまいました。これでは、また電子投票の機械をいじることくらいしそうです。この後ろ盾なら、それ以上の何をしても不思議ではありません。こういう種類の人が出てくるとまともな政策の議論は吹っ飛んでしまいます。ディベートなど形だけになり、嘘嘘嘘で大統領選を突破して(彼らが望むままに)世界中をめちゃくちゃにしそうです。

まじで恐くなりました......。


日本のメディアは「ペリーで決まり!」でしょう。おバカな「オバマ市」が「オバマ氏」を応援するのを大いに盛り上げたように、「ペリー氏はペリー提督のようにTPPで日本を開国してくれるでしょう!」などと言い出すんじゃありませんか? やめてくださいね。

(追記:8月31日)アメリカの選挙グッズにこんなのを発見しました。日本でも有名になってほしいものです。

しかしテキサス人というのは......11期の長きにわたって(訂正、12期でした。)ロン・ポールを連邦議会へ送り出すと同時にブッシュやペリーを知事に選ぶのですね......よくわかりませんね。(そういえば昔、職場の上司にテキサスから来た人がいましたが......当時はこんな話題が出るはずもありませんでした。)

もしこのままリック・ペリーがロン・ポールを潰すなら、民主党のデニス・Kucinich(今だに読めない)にも頑張ってほしいところですが、バラク・オバマ率いる民主党は、7月のディベートを延期したあとは日程の見通しも立っていません。どうしちゃったんでしょう? (共和党はもう3回もやっているのに。)

● Perry vs. Paul: 2 very different Texans want same job
 とりあえず二人の大統領候補の違いについて書いたテキサスのニュースサイト。

こんなことばかり書いていますが、私はアメリカ事情にもアメリカの選挙にも詳しくありません。時々刻々の公式情報はこちらへどうぞ。

● 2012 ELECTION CENTRAL 2012年アメリカ大統領選挙の公式サイト?ではないかと思います。ホームページにはニュースが出ています。ディベートのビデオも全て揃っています。以下はこの中のページです。
● 2012 Primary Debate Schedule 共和党、民主党のディベートの予定表。
● Who’s Running in 2012? 候補者の紹介。


(追記:2011年10月18日)リック・ペリー氏が登場したこの時点ではミット・ロムニー氏とトップ争いをする有力候補でしたが、あまりにもわかりやすい(古いタイプの)悪役であったせいか、1ヶ月もすると泡沫候補であったハーマン・ケイン氏がフロリダの模擬選挙で突如1位に躍り出て、にわかに注目が移ったようです。そのときアレックス・ジョーンズの番組では「彼はビジネスマンで、あの土地には沢山の知り合いがいるからだ」と言っていましたが、その後ケイン氏の素性というものを知って危機感をつのらせています。というのも、貧しい家庭に生まれて自分の力でのし上がった「ピザ・チェーンの元社長」という肩書のケイン氏はなんとフェデラル・リザーブの役員をしていた人物で、「NWO(ニュー・ワールド・オーダー)」のインサイダーであったからです。そんな人が何ヶ月も涼しい顔をして候補者に名を連ねていたとは。黒人だから苦労したからと油断してはいけないのですね。先日来のウオール・ストリートの占拠については「仕事がないのは自分のせい」とか「デモに参加する人はヒマだから」といった内容の発言をしたそうです。10月11日の共和党大統領候補のディベートはちょっと変わっていて候補者どうしの質問時間があり、そのとき(フェデラル・リザーブの廃止をうったえる)ロン・ポール氏はケイン氏に質問し、NWO丸出しの答えをひきだしました。

(追記:12月8日)このハーマン・ケイン氏が12月7日に共和党の予備選から降りたそうです。唐突な印象を受けましたが、予備選突破の見込みがないと考えたスポンサーが資金の提供を打ち切ったのかもしれませんね。知りませんけど。(直接には過去のセクハラ事件の数々がまずかったようです。バカですね。)戦線離脱の弁で「ポケモンがナントカ」と語ったために、Alex Jones のショーではアニメと合成の動画でからかわれていました。

2011年8月22日

ロン・ポールが妨害されはじめました

今月はネットへ早々にアップされた共和党のディベートなど見た後に、YouTubeでロン・ポールの動画を見ようとしたら、チョロチョロと悪口動画が出ていました。「本当のロン・ポールは違うんだヨ」という類です。見ないので内容は知りませんが、いわゆる「ネガティブ・キャンペーン」の始まりです。

8月11日にはアイオワ州で共和党の大統領選に立候補した人達のディベートがありました。その直後に「ストロー・ポール」という人気投票というのか、限られた人が対象の、誰を支持するかという権威ある投票をやるのですが、第一位はなんと茶会派のミシェル・バックマンでした。ロン・ポールは152票差で二位でした。しかしミシェル・バックマンが一位である理由がわかりません。(茶会派の下院議員で「バラク・オバマは一期限りの大統領でぇ〜す!」と叫ぶのがトレードマークです。)しかしそのミシェル・バックマンは事前に「少なくとも4000票を買っていた」という噂があり......、ストロー・ポールの票じたい218票が行方不明であり......、あからさまな不正も始まっているようです。

ニュース・サイトのRTは「ネットではロン・ポールの勝ち」と報じています。(アイオワで事前に行われた公的なネット投票で、詳細はこちら。)

● Ron Paul wins online Straw Poll 2011年8月13日付



アメリカ国民はこの十年アフガニスタンやイラクの問題にうんざりしており、そのことでロン・ポールへ関心が向かっているようです。戦争はすぐにやめて世界中の基地から軍隊を帰国させるべきだと主張するのは候補者の中でロン・ポール一人だからです。

アメリカでアメリカの戦争、軍産複合体、ウォールストリート、FRBに真正面から異議をとなえるのがどれほど凄まじいことか。要するにアメリカ合衆国においてお金と力で事実上国を牛耳っている人達に向かって「全員退場!」と言っているのですから、国民がその意味を理解し支持するにつれて、(そういう権力の支配下にある)大手メディアも露骨な抵抗を始めたのでしょう。

「デイリーショウ」ではジョン・スチュワートが、大手のニュース番組がロン・ポールを無視するさまを笑いものにしました。何度見ても本当に滑稽で笑っちゃいますが、NHKもまったく同じことをやっています。笑えません......。(2011年8月15日放送。11日のディベート関連で。この番組はロン・ポール自身が演説で触れて支持者に大受けでした。)ほかにも沢山ありますから、YouTubeその他を検索してください。

● The Daily Show: Indecision 2012 - Corn Polled Edition - Ron Paul & the Top Tier



もっともこういうのは今に始まったことではなく、ジョン・スチュワートは2010年2月にフォックス・ニュースのビル・オレイリーの番組に出演したさい、「どうしてフォックス・ニュースはロン・ポールをもう少しまともに扱えないの?」と呟かざるをえませんでした。

● Jon Stewart- "Then why did Fox News not treat Ron Paul better?" 2-4-10




RT(ロシア・テレビ)のこちらの番組では「ロン・ポールを主要メディアから追い出す陰謀説」まで出ています。↓

● Ron Paul Won Straw Poll: Bachmann Bought More Than 6,000 votes! (ロン・ポールの勝ち、バックマンは6000票以上を買っていた!)

(追記:8月27日)昨日か一昨日、「YouTube はロン・ポールの動画の閲覧者数が大きくならないよう細工している」と訴える人をファン・サイトで見ました。前の選挙運動では、それを実際のYouTubeの画面を出して証明する動画がありました。アクセス数は人々の関心や人気の高さを端的に示しますから、YouTubeに限らずいろいろなブログやサイトのランキング、はたまた検索エンジンでもある項目が上位に上がらないよう小細工が行われているという噂は絶えません。私にはわかりませんが、一部は本当かもしれないと思います。


そして本日、アメリカ時間8月21日付の「DailyPaul」(有名なファン・サイト)には、ロン・ポールのフェイスブックからの転載として、こんな記事がありました!

From Ron Paul's Facebook Page:

"The RonPaul2012.com website is under cyber attack. Our team is working to fix this as we speak. So sorry to all who have tried to make donations and could not. We'll have more info ASAP."

"We blocked the attack and are back on track. Since we missed time and donations, we are keeping the Money Bomb going until noon tomorrow. Please spread the word and make this a huge success!"

ロン・ポールの公式サイトがサイバー攻撃にあい、復旧作業の間にネットで寄付ができなかった人に詫びています。その後寄付の締め切り時間を延期するお知らせを流しました。(公式サイトが使えないからフェイスブックで情報を出したわけです。便利といえば便利です。)それにしても「マネー・ボム」の日を狙ってサイバー攻撃をかけるとはひどい話です。しかも今度のはロン・ポールのお誕生日にいくら集めるかという「バースデイ・マネー・ボム」でした。「マネー・ボム/money bomb/お金爆弾」は大統領選の折々にとくに期間と目標額を決めて支持者がお金を寄付するイベントで、ネットの公式サイトに送るのが普通です。(ちなみに寄付できるのはアメリカの有権者だけです。)候補者ごとの達成金額はニュース等で公表されます。お金というわかりやすい形で候補者の人気があらわになりますから、沢山集めた人は人気(支持)を見せつける大きな宣伝効果があるわけで、選挙運動中の大事な見せ場なのです。(4年前には支持率5%で泡沫候補扱いだったロン・ポールが誰よりもたくさん集めて大きな話題になったものでした。)

これから来年10月までどれだけの妨害を受けるのかと思います。


同性婚に反対、人工中絶に反対、銃規制に反対......いろいろなものに反対しています。(Doctor "No" の異名があります。)アメリカ国内の問題は私には事情がわかりませんし、合衆国憲法に基いて考える彼の主張のすべてが理解できるわけでもありません。しかしアメリカ国内のことはまあ、どうでもいいのです。私達日本人が考えるべきは、あくまでもアメリカ大統領が日本と日本人に及ぼす影響です。その意味で私はロン・ポールにとても関心があります。アメリカがまともな国になれば、日本もまともな国になる可能性が生まれるのではないかと。

もちろんアメリカ合衆国憲法がうたう「自由」の実現をめざしてロン・ポールが米国大統領になれば、そして殺されずに着手したなら、一部の人間がやりたい放題を続けてきたアメリカに大変革が起こるでしょうし、それによって日本もこれまでのようにはいきません。第一に「今やっている戦争を終わりにして、世界の警察であることをやめ、米軍は世界中の基地から撤退し、軍隊は自国の国境を守れ」と言うのですから日本から米軍基地がなくなります。日本の安全は日本が守れ、とはっきり言います。そのことは日米安全保障条約なるものの修正にもかかわります。果たして日本はやっていけるのでしょうか? でもそれが国家たるものの本来の姿の基本ではないでしょうか。

そのように安全保障で日本の真の力が試されるとなれば、上や下への大騒ぎでしょう。戦争に負けてから66年、何も考えないできたのですから。それを思うと敗戦までの日本国は立派だったのだなあと思います。

またロン・ポールは現在の経済状況についても先日の債務上限引上げに一貫して反対し、「デフォルトすればいい、でなければもっと悲惨なことになる」と言い続けました。アメリカがデフォルト(債務不履行)に陥れば日本はまた上や下への大騒ぎです。アメリカは来年には餓死者が出るほどの食糧不足とインフレに見舞われるのではないかという噂もありますから、大量の食糧をアメリカに依存している日本はどうなるのか......。私の知識で想像することは限られています。本当は、これまでのアメリカ依存を続けたい多くの日本人はもっともっといろんなことを心配しているのでしょう。

というわけでNHKをはじめ日本のメディアはロン・ポールを完全シカトです。アメリカでは前コネチカット州知事で前回も大統領候補だったミット・ロムニーとロン・ポールが有力で、茶会派でそこそこ美人のバックマンが話題に花を添えるという感じではないでしょうか。しかしNHKが土曜日(20日)にアメリカの大統領選を報じたときには、日本人が大好きなオバマの近況を伝えた後に「共和党の有力候補ロムニーとナントカ(忘れた)に加え、強力な候補者が登場しました、テキサス州知事のリック・ペリー氏です」という流れでした。字幕には「無党派層に支持拡大か」......。一つの州の同じ党から2人の大統領候補者が出ることじたい異例だと思いますが、そんなことには触れません。今頃ノコノコ出て来た「ペリー氏」とは、大統領になることよりもロン・ポールの地元であるテキサス州での票割れを狙っているのじゃないんですかっ??? 「GWブッシュよ、もう一度!」と願う人達も多いんでしょうねっ! 必死なんでしょうねっ!(お金をたくさん貰ったことでしょう。選挙費用も任せなさい、とか?)

フジテレビの「偏向報道」に憤って本社前までデモ行進したという人達は、果たしてこの事実をご存知なんでしょうか??

誰も言いませんし、言ってはいけないことですが、誰でも知っている「ユダヤ陰謀論」から見れば全てはきわめて当然です。でもそれで片付けるのはここでは邪道かもしれません。いろいろ大変です。しかし間違った路線はいつかは本来の軌道に戻さなければいけないわけですし。それに過去400年にわたる西洋の世界支配もようやく終わろうとしているし。


CNNのジャック・カファティーの番組(8月16日放送)の動画です。この人は前の大統領選でもロン・ポールに好意的だったと思います。(公平だっただけかもしれませんが。)今回も「大手メディアがロン・ポールを無視するのは残念。前の大統領選で彼が指摘した事柄が今ではもっと悪くなり、人々は彼に聞く耳を持った。バックマンにチャンスは無い、ロン・ポールが大統領になるべきだ」と話し、「ロン・ポールは共和党候補者で唯一の大人じゃないか?」と視聴者に意見を募ります。ウルフ・ブリッツァーも「ロン・ポールが言い続けてきたことを皆が言うようになった」と言い、「候補者全部の中で唯一の大人だ」「大人というより誠実なのだ」等々、視聴者からの答えも興味深いのでした。

● Is Ron Paul The Only Grown-Up Running For President On The Republican Side?



(余談ですが、この動画の左下の「MOXNEWS.COM」は「Unfair & Biased/不公平で偏見あり」がモットーの投稿者のロゴです。)

ロン・ポールの主張に賛成でも反対でもかまいませんが、いくらメディアが隠してもアメリカ共和党の大統領候補者にこの人がいることを日本人が皆が知っている状態にしなければいけないと思います。

興味のある方はこちらもどうぞ。
● ロン・ポール「他人のカネで生きているアメリカ人に告ぐ」 2011年6月6日付
またこのブログ右側の「内訳」で「ron paul」をクリックして他の記事も見てみてください。

(追記:8月24日)字の間違いとまぎらわしい文章に手を入れました。またデイリーショーの動画を、YouTubeの投稿よりも見やすいコメディセントラルのオリジナルに変えました。

2011年8月19日

パジャマ入れの巾着


家族が定期的に外でお泊まりすることになり、パジャマと着替えを入れる袋を作ることにしました。そんな物はいくらでも売っていますが、久しぶりに(数年ぶり?)自分で縫ってみたくなったのです。

はぎれは沢山あるのですが、畳から1メートルくらいまでモノで埋まっている窒息しそうな部屋のどこかのあの箱の中......なので、すぐ手元にある最近買ったものの一つを使いました。申し訳ないけれど、100円ショップでカワイイナと思って買った布です。(一見木綿ですが、繊維を燃やすとすぐ溶けるので化繊でしょう。)

今いる家には昔の電動ミシン、骨董品のような足踏みミシン、電池で動くオモチャみたいなミシンと各種そろっています。でも私は物臭で、他の部屋まで動くのが面倒なので手で縫うことにしました。

布は前日に水通しをして地直ししておきました。それを二つに切って角を合わせたら、いきなり縫い始めます。大きさは縫いながら決めます。(セーターの形を編みながら決めるのと同じです。)手縫いだと布の端の始末がミシンのように簡単でありませんから、小学校の家庭科で習った袋縫いにしました。それで、途中で塩梅を見て幅を決めて、少し切りました。

いつもの場所で針箱を脇に置いて、夕食後の手のあいた時間に縫い物をするのは、なにか昔の人みたいでいい感じです。こんな簡単な物でも二日かかりましたが、やっぱり物を作るのは楽しい! 不揃いな縫い目がカワイイ! 毎日巾着ばかり作っていたい気分になりました。

家には灰色の紐があり、それでもよかったけれど、100円ショップにちょうどいい緑色の4メートル入りがありましたからフンパツしました。

こんな所でお会いするとは......


工事中の石神井公園駅南口を入った正面にウィンウッドとクラプトンの日本公演の大きな広告が出ていてビックリしました。はァ〜? ここは渋谷じゃないんですけど......。これもひとえにクラプトンさんのご威光でしょう。気がついたのは3、4日前ですが、そのときはちょっと写真を撮れなかったので、今日の夜遅くカラオケ帰りに撮影しました。

しかしこんなに大きな広告を出すとは、この町にはECのファンが多いのですか??? それとも片っ端から貼っているだけ? こんなさびれた町でポテトチップかカップラーメンのようにクラプトンを売るのはいいけれど、ウィンウッドを巻き込まないでね......。

2011年8月18日

セーターのお手入れ(毛玉編)


見るのも暑苦しいお話ですみません。本来は春にするべきことでしょうが、私の好きな洗濯用洗剤「海へ」を入手しましたので、冬のセーターを洗いました。(実は今年はまだ洗っていなかったのです。でもセーターとは毎年洗うべきものではないんですよ。)

セーターの洗い方はまた別の日にするとして、今日は洗った後のお手入れです。

このセーターは去年の秋に麻布十番で買いました。イタリア製です。イタリア製といってもピンキリで、何でもいいとは限りませんし何でも高価なわけでもありませんが、これは安くていいセーターだったと思います。全体が裏編みで、前見頃の中央だけ模様編みが入っています。

ウールが75%、ポリアクリルが25%。10センチ幅に12目の極々太の甘撚り糸で、しっかり編んでありますがとても柔らかくてフワフワです。従ってすぐに毛玉ができましたが、そのままひと冬着ました。毛玉が多いと洗っても薄汚れて見えます。毛玉が編み目を隠してもやもやにするし、毛玉が汚れやすいせいでもあります。というわけで毛玉を取ります。毛玉を取ると、セーターはとってもきれいになります。

毛玉を取る道具は編物や洋裁のお店で売っていますが、あれはハイゲージ(編み目の細かいもの)のニット用だと思います。こういう太くてフワフワの糸のニットではハサミが一番です。よく切れる普通のハサミです。(私が使うのは100円ショップのハサミです。100円ショップには驚くほどいいハサミを売っていて、とても重宝します。)

やり方は簡単で、(私は右利きですから)左手で毛玉をつまみ、その根元をハサミで切るだけです。毛玉を無理に引っ張らないのがコツです。また、間違っても編んである糸を切らないようにします。セーター全部の毛玉を取るのはそれなりに根気がいります。ですからまず片方の袖だけとか身頃の半分だけを区切ってやると、作業前・作業後の違いがわかって楽しくなります。



上の写真のようにモヤモヤしていましたが、きれいになりました。



これを繰り返せば糸は痩せます。でも目に見えてやせるまでには何年もかかるはずです。お気に入りのセーターなら、薄汚れてしまったと思わないで毛玉を取ってみましょう。そしてすり切れるまで着ましょう。

2011年8月17日

パソコン用スピーカーのケーブルの話


● 「プロケーブル」の iPod 用ケーブル

たいへん遅くなりましたが、パソコン用のスピーカーにつなぐべきケーブルの話を本日(ただし7月28日付で)アップしました。関心のある方は上のリンク先をぜひごらん下さい。

古い日付で書いてます

諸般の事情で7月25日〜8月16日まで記事のアップが滞りました。その間に書いたものや書きかけたものを、そのときの日付で順次アップしていく予定です。よろしかったら過去にさかのぼって見てみてください。

2011年8月16日

デフォなおつまみ


「フェタ・チーズのオイル漬け」はきれいな瓶に入った北欧の輸入品でおいしいのがあるのですが値段が高いので、かねがね自分で作ればいいじゃないかと思っておりました。その後成城石井のオリーブ+チーズ+その他(苺パックに詰めてラップをかけただけみたいな簡単な状態で売っているアレ)も美味しかったので、両方を合わせてみようと思いました。

<材料>

ギリシャのフェタ(チーズ)
スペインのオリーブ
イタリアのオリーブオイル

という欧州デフォルト系3兄弟はいかがでしょうかっ! 

......実はお買物の途中、オリーブとチーズをカゴに入れた時点で「あらら」と気付きました。家に買ってある「パレスチナのオリーブオイル」を使うつもりだったのですが、「ここはイタリアの物でなくちゃ」とお買得品に出ていたイタリア製オリーブオイルを買い足したのでした。

<作り方>

とまれチーズをサイコロに切り、オリーブの実を出して汁を切り、それに庭から摘んできた月桂樹の葉っぱ、コリアンダーの粒、芥子の粒、胡椒の粒その他を適当に加えて、先日100円ショップで買ったガラス瓶にオリーブオイルと共に詰めてみました。(でもオリーブオイルに漬けたオリーブって、ちょっと変かしらむ? 刻んであるオリーブのほうが良かったかしらむ? もっと上等なオイルのほうが良かったかしらむ?)

そういうわけで「2011年」らしいオイル漬けの出来上がりでございます。(8月16日)


これは二日後の写真ですが、何とも見通しの悪い、もやーっとした状態とあいなりました。さっさと食べちゃったほうがよさそうです。



私が何度か買ったことがあるのはこの瓶詰めです。最初に買った頃は500円くらいだったと思いますが、今は800円くらいするんじゃないでしょうか。つまみ食いしたり、オイルをそのまま利用してざく切りトマトと一緒にスパゲッティで合えたり、サラダに足したりしました。ちなみにデンマーク製でした。

2011年8月15日

第二次大戦中の人工地震と津波


先日NHKの深夜に放送されたという戦争関連番組『封印された大震災~愛知・半田』がたいへんな話題です。1944年12月に起きた東南海地震が当時軍によって秘密にされたことは過去にもNHKの番組で紹介されましたが、今回は番組制作側の意図にかかわらず「人工地震であったことの証拠が示された」と考えられるからです。

下のリンクはブログ「すべては気づき」。 番組の録画もこのページで見ることができます。

● 封印された1944年の東南海地震~やはり人工地震か 

「新ベンチャー革命」というブログにも興味深い記事がありましたから紹介します。

● 広島・長崎への原爆投下は地震・津波兵器の実験後に決まったのではないか 8月13日付
● 日本政府の地震専門家は3.11大地震の真相を知っているのではないか 8月14日付


ところで13日付の記事に(重要ではありませんが)少し気になった所を書いておくことにします。ブログにコメントするにも書くところがわかりませんでした。何かのなりゆきでブログ主のH.Y.さんに読んでもらえると良いのですが。

(1) ビラの文字が筆書きであったことから、連想するのが「ゼロックス」とは......お若い! 昔の印刷物といったら活字を使った活版印刷しかご存知なかったのですね。だから「ゼロックスがない時代にどうして手書き文字のビラを作れたのか?」と思ったのでしょう。でも明治時代には新聞も国定教科書も挿絵付きの印刷物であったことを思い出してくださいよ。私も詳しいわけではありませんが、「写真製版」という技術はヨーロッパでは19世紀に始まります。日本では伝統的に木版刷りでしたが、明治時代にその技術を採用し、何でも写真に撮って大量に印刷できるようになりました。写真製版技術はもちろん今でも使われています。従って戦時中の「毛筆の文字のビラ」とは、アメリカに日本語の活字がないために手書きするしかなかった→→手書き文字を撮影して印刷した、ということでしょう。

(2) また、戦時中のアメリカでアメリカに協力する知的な日本人がいたことは驚くにあたわないのです。戦前に沢山の日本人がアメリカに移住しました。いわゆるカリフォルニアの日本人街などはその頃に始まるものです。第二次大戦は移民二世の青年期にあたります。一世(親)はドップリ日本人ですが、二世はアメリカ生まれで英語が母国語でアメリカ国籍で、差別を受けながらも自分をアメリカ人だと思って育った子供達です。だから戦争が始まると沢山の青年がアメリカ合衆国への忠誠を示すためにアメリカ軍に志願したものなのです。そうすることで家族の立場をよいものにしようという思いもありました。(どのみち日系人は敵国人としてはほどなく強制収容所に送られるのですが......)そういうわけでアメリカ軍には日本語ペラペラの日系人がたくさんいたのです。(アメリカ軍は日系人を日本戦線には送らなかったという話がありますが、実際には沖縄戦で穴に隠れている人々に出てこいと呼びかけたのは日本人の米兵でした。またバイリンガルである彼らは終戦後の進駐では通訳などで大活躍したはずです。)こうした歴史はヘンリー杉本さんという日系の画家の作品をとおしてつぶさに知ることができます。

● ヘンリー杉本コレクション 和歌山市民図書館移民資料室のサイト内

プロジェクト・シールおよび米軍のOSSについて書いたブログはたくさんありますが、今回は次のものを見ました。

● 自分用まとめ 2011年4月22日付
● Melancholia I 2011年4月27日


(追記:2012年1月23日)第二次大戦中の人工地震に関してリチャード・コシミズ氏のブログにすごい記事が出ていました。「宣伝謀略ビラで読む、日中・太平洋戦争」(一ノ瀬俊也著、柏書房株式会社、2008年)という本の中に、こういうビラが載っていたというのです。(ブログより無断転載しました。クリックして拡大して読んでください。)上の記事で私は思ったままを書きましたが、このビラはしっかり活版印刷で、しかもルビ付きです。



驚くべきは内容です。ここまであからさまに脅しをかけたとは。でも当時の、まだ原爆を知らない日本人にこの意味が理解できたでしょうか?——「原爆で日本に物凄い地震を起こせるんだぜ」なんて。今でも受けつけられない人がたくさんいます。くわしくは下のリンク先をごらんください。読者のコメント欄も興味深いと思います。

● 1944-45年の米国による対日人工地震攻撃:「米國式地震を注目せよ」 2012年1月21日付
● 原爆による人工地震をにおわすB29散布ビラ発見 2012年1月21日付

2011年8月10日

カラオケ大作戦(イタリア・フランス編)



● ジリオラ・チンクエッティ「雨」

石神井公園にはカラオケ屋さんが3軒あり、私は激安を標榜する「サウンド・スクエア」と大手の「ビッグエコー」を半々で利用しています。その「サウンド・スクエア」が今月はものすごいことをやっていて、昼間の利用が1時間100円なのです! 前回もらった割引券を持って今日フラリと行って2時間歌ったら、飲物込みで180円でした! ビックリです。18日までだそうですが、今は練習している歌があるので何度か続けて通ってしまいそうです。

それはともかく、この夏はなんといっても60年代のイタリアン・ポップスです。(あの頃はいろんな国からヒット曲が届いたもので、思えばポップスの黄金時代でした。)その頃のフレンチ・ポップスも好きですが、フランス語が発音ができないので諦めています。「それならイタリア語は?」と問われれば、なんと私は19才から2年間イタリア語を習ったのですヨ。大人になったらフィレンツェ郊外のフィエゾーレの丘に住むつもりでしたからネ。(2年とも落第でした。ハハハ......)

その頃のヒット曲は今と違ってみんなが知っています。ですから上手く歌えるようになって、いつ同世代の宴会があってもいいように備えようというわけです。(でも中学の同期会で2次会がカラオケということは、まずないんですけど。)ナツメロというのは、今歌おうとして初めて歌手の名前や歌の題名を知ったり、子供の頃にカタカナで覚えた歌であったり、そういう歌をあらためて原語で歌うのは楽しいものです。


ジリオラ・チンクエッティの
「雨」 (La Pioggia)
「愛の花咲くとき」(Quando M'innamoro)
ミーナの
「砂に消えた涙」 (Una Bucco Nella Sabbia)
「夢見る思い」(Non Ho L' eta)
ボビー・ソロの
「頬にかかる涙」(Una Lacrima Sur Viso)
ウイルマ・ゴイクの
「花のささやき」(In Un Fiore)

お調子に乗るとさらに

ドメニコ・モデューニョの
「Piove」(「チャオ・チャオ・バンビーナ」ともいう)や「Volare」も。
でもいつかは「太陽はひとりぼっち」をシャウトしたいなあ......とか。

そのへんで出尽くしですが。いずれもかつての世界的な大ヒット曲でした。


 ●「花のささやき」 この動画はマカロニ・ウエスタンの映画の一部分のようです。

 ●「Volare」又の題は「Nel Blu Dipinto di Blu」


60年代フレンチ・ポップスの大ヒット曲とはこんな感じ。
いつかは発音の勉強をしたいと思います。








(追記:2011年8月31日)
第一興商のサイトでビッグ・エコーのカラオケ(DAM)にある曲を調べられます。事前に歌いたい歌のリクエスト番号を控えておけば、曲を探す手間が省けますね。(その時間に歌えます♪)機種を特定できれば確実ですが、番号だけでも調べておけば、あるなしがすぐにわかって楽です。

● カラオケDAM

「パソコン・カラオケ」のページにはカラオケの有料ダウンロードもありますが、Macには対応していないようです。
● カラオケ音源ダウンロード


(12月11日:冒頭のサンレモ音楽祭の動画が削除されていたため、別のライブを埋めました。)

2011年8月9日

パレスチナの映画「ぼくたちは見た」

近所に住んでいる中学時代の同級生のHくん夫妻は、お金の支援をとおしてパレスチナの子供の里親をやっています。その関係で、遊びに行くたびにちょっとした話を聞きます。日曜日(7日)に家族とお昼ご飯をご馳走になったときには、8月9日からユーロスペースで上映される「ぼくたちは見た—ガザ・サムニ家の子どもたち—」という映画のビラをもらいました。

● 映画「ぼくたちは見た」公式サイト

  -封鎖されたまち、封じこめられない、真実
  -センセーショナルな報道の裏側で忘れられている、子どもたち
  -子供たちの”生きる力””人間力”が、世界を変える!

といったキャッチが並びます。ああ、でも今の私には少し辛すぎます。若い頃は「目をそらしてはいけない」と報道写真やドキュメンタリー映画に積極的に向きあって、むしろ「慣れっこになってしまったら嫌だな」と心配したくらいです。でも今は感受性が昔とは違ってきたみたいで、あるいは既に私の許容度(キャパ)を超えてしまったのか、なにかもう見るのが辛くて「わかっているからもういいよ」と思うのです。それでいいのか悪いのか、わかりませんが。ただただイスラエル建国前のような、複数の民族と宗教が普通に共存していたパレスチナに戻ることを心から祈っています。


2011年8月6日

「ふぇあうぃんず」のフェアトレード・コーヒー


2年か3年ぶりに「ふぇあうぃんず」でいろいろ買いました。「ふぇあういんず」はフェアトレードのコーヒー、ココア、チョコレートなどを扱っているネット通販のお店です。社会や環境や使い勝手を考えたさまざまな日用品もあります。

写真は左から「東チモール」「ルワンダ」「ラオス」のコーヒーです。デザインの似ている左の2つが「ピースコーヒー」というブランドで900円、ラオスのが714円。いずれも200グラム入りです。(他にもネパールやヒマラヤのコーヒーがあります。)フェアトレードといっても、一般のコーヒー豆屋さんで買うのと比べてけして高くないのです。

前回買ったときは人様にさし上げてしまって味がわかりませんでした。このたびは近所のHくん宅へ行ったときにラオスのコーヒーをお土産にしたら(べつに一番安いのを持って行ったつもりはないのですが)、ご飯の後にそれを淹れてくれたので飲んでみたら「うまいっ!」のでした。(Hくんの淹れ方も上手かったと思います。)そのあと家でルワンダのコーヒーを開けたところ、香りがいいっ! 淹れてみると、やっぱり「うまいっ!」 また買いたいと思いました。今回一緒に買った品物はおいおい紹介します。

お店はこちらです。↓

● フェアトレードとエコロジーの店、ふぇあうぃんず
● フェアトレードについてはフェアトレード情報室をご覧ください。

2011年8月2日

汚染牛を食べたっていいじゃないか

(追記:8月20日)この記事は8月2日に一気に書いたものの、公開する勇気がありませんでした。こうした文章を不快に思う人がいるんじゃないか、もし人体に危険なほど汚染されたお肉が本当にあって「それなら食べてみろ」とつきつけられたら私は食べられるだろうか?など考えてしまったからです。しかし先週のこと、(聞きづてで)小出裕章氏が「子供には安全な食べ物を食べさせなければいけないが、大人は各人の判断で少しばかり汚染されたお肉や野菜を食べてもいいのじゃないか」という内容の発言をし始めていると知りました。毎日そればかりを食べるわけではありませんし、50、60を超えたら体への影響は子供よりも緩慢だといわれています。また、僅かな汚染のたびに政府が全部を破棄していたら日本人の食べる物が不足してしまい、東北地方その他の第一次産業も成り立たなくなってしまうからです。そうした考えに私は同意します。少し卑怯ですが、今から公開することにしました。(探してみたら小出氏の発言はこちらにありました。)


今日は珍しくテレビがついていて、今NHKの7時のニュースをやっているのですが、こんどは栃木の牛肉が放射能汚染で、政府が出荷停止を決めたとの話です。

私はもともとあまりお肉を食べないし、ましてや牛肉はたまにしか食べませんが、食べれば美味しいと思います。当然です。そしておいしいお肉を供給してくれる畜産家達の努力は、農家のことと同じくらいにはわかっているつもりです。ですから全頭検査もせずにあっちの牛もこっちの牛も汚染されたから出荷停止だという話を聞くと、無性に腹が立ちます。それ以前に、長期避難させられている福島の畜産家の所では牛や豚が牛舎豚舎で餓死しています。こないだは宮崎の牛が壊滅状態。次は福島と栃木。次はどこ? 政府は日本の畜産を全滅させたいんですか? たぶんそうなんでしょう。日本から肉牛がいなくなれば、さんざん肉好きになってしまった日本国民はアメリカの狂牛肉でも喜んで食べるでしょうからね! でも私なら狂牛肉よりも放射能牛肉を選びますけどね!!

でも不思議じゃありませんか? どうして豚は汚染されていないんですか? どうしてニワトリもタマゴも話題にすら上らないんですか? 同じ地域で、同じ牧場で暮らしている人間は汚染されていないんですか? どうして人間は汚染されないんでしょうね?(そういえば、豚もニワトリも人間も稲藁を食べないのでした。だから大丈夫なんですね、へーえ。) そもそも放射能をかぶった稲藁を食べて牛が内部被曝して食肉としてふさわしくなくなったというのですが、畜産家というものは稲藁を外に放置したりしない、そういうものを牛に食べさせたりしないと言いますよ。でもまるで全ての畜産家が外に放置した稲藁を食べさせたかのようじゃありませんか。

でもまあ汚染した稲藁を食べた牛はダメなのだということにしましょう。それは「内部被曝」ですね。内部被曝は食べることと呼吸からおこります。しかし国は被災地の人間の内部被曝をまったくないがしろにしているんですよ。その実態は、ちょうど先週の土曜日のビデオニュース・ドットコムでリポートがありました。今回は無料放送ですからぜひ見てください。

● ビデオニュース・ドットコム、ニュース・コメンタリー 「NEWS 68分」のほうが毎週恒例となった「福島レポート」です。国が何もしてくれないので自治体が放射能と戦っている話です。Macだと見えないことがありますから、ページ左下のボタンでソフトをダウンロードしてください。それでもダメなときは(私のやり方ですが)「Safari 3.2.1」という古いブラウザと「Flip4Mac WMV」というソフトをダウンロードすれば大丈夫です。

人間の内部被曝は調査の対象外なんですって! お役所は外部被曝しか調べないのですって! でも牛肉だけは大騒ぎするのですね。すごく変ですね。本当に汚染されたんですか? いったい何が事実なんですか? これもTPPの準備ですか?

できることなら、私は100人くらい物好きを集めて、お天気のいい日に貸切バスで福島や栃木に乗り込んで、牛一頭分を買い取って、畑のまんなかで放射線量を計りながら、煙もーもーのバーベキュー大会を催したいくらいです。そういうのを毎月やって、同時に参加者の体を継続検査したら世のため人のためにもなり、面白いかもしれません。私は別にかまわないんですよ。50も半ばですからね。汚染されたといわれる野菜でもお肉でも食べちゃいますよ。(福島の人達は食べているそうです。チェルノブイリで汚染地域となった故郷に帰って暮らしている老人達も自給自足で食べています。)一生それだけを食べ続けるというのじゃありませんよ。これまでどおりいろんなものを食べる中で、汚染されたといわれる野菜やお肉をときどき食べる分にはどうでもいいと思っているのです。どうせそろそろお魚にも汚染が行き渡ります。食べるしかないじゃありませんか。日本はそういう場所になってしまったんですから。本気でちゃんと調べたらスーパーで売っているものなど得体の知れないものばかりの筈です。


話は変わりますが、8月2日のアメリカの危機が回避(延期)されたというので、ネットでオバマの会見を見ましたが、久しぶりに見るオバマは生気を欠き白髪が出てました。老けましたね。上のNHKのニュースでは、アメリカが国家存亡の危機に瀕していることには触れず、円高ドル安だけの話をしていました。ふざけてますね。(でもすごいドル安ですから個人輸入のチャンスですよ。いろんなことに注意しながら、お買物を楽しみましょう!!)

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