お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2009年10月20日

ニュータウンピクニック展の準備(1)


都筑アートプロジェクトが横浜の大塚・歳勝土遺跡公園内で催す展覧会「ニュータウンピクニック、遺跡をめぐるアート」は、たくさんのアーティストが竪穴式住居の中と外に作品を展示する、滅多にないであろう企画です。10月20日から11月7日まで開催されます。詳細はこちら。↓

● 横浜市歴史博物館
● 都筑プロジェクト公式ページ
● 横浜アートサイト

そこに出品するガラスのアーティスト、奥野さんのお手伝いをしたんです! 17日にはワークショップに参加した若干名と奥野さんの教え子さん達、そして業者さん?の十数名が集まりました。(奥野さんの動員力はすごいと思いました。)私は途中参加ですが、作業は終日行なわれました。



39号遺跡前。ダンプカー3台分の土を竪穴式住居の中に運びました。もちろん博物館に許可を得ています。(よく許可が出たと思います。こんなことは二度とないかもしれません。)





竪穴式住居の中です。運んだ土をならして固めました。丸太の輪切りに棒を付けた道具で、これが重い!(重くなきゃ土は平になりません。)最後には自然発生的に皆で輪になって、小刻みに歩き、踊るかのように踏み固めました。(それがとっても面白かったんです。)



こちらは先日のワークショップで「小学生以上、定員15名」が作ったガラスです。奥野さんはこれらのガラスを焼いた後、一つずつ石膏型をこわしてガラスを出し、きれいにして、それぞれに既にLEDを取り付けていたのでした。これだけでもすごい手間だったでしょう。(当日、教え子さん達の小品も加わって、合計24個くらいになりました。)



私のガラスです。(裏返したところ。)ガラスの量を量ったとき、自分ではいいと思ったのですが、出来たのを見るともっと厚みがあったほうがよかったと思いました。また、表面はかなり滑らかに作ったつもりなのに爪の跡がたくさんついていました。それはそれで模様のようでいいけれど、そうと知っていたら別のやり方をしたかった、と。こういうふうに結果を見ると、また作りたくなります。



奥野さんと美大の教え子さんたち。カッコイイ。



固めた土を、こんどは作品を埋めるのに必要な形に掘りました。





ワークショップの作品と教え子さん達の小品を配置したところ。私はここで帰りましたが、この後作品と配線を埋めたのです。


「ガラス」という言葉からは想像できないし、ガラスを作る技術だけでは生まれえない、大がかりなインスタレーションなのでした。この作業で、イメージとは「ないものを見る力」でありアートとは「それを実現する力」だと、つくづく思いました。会期が3週間と長いとはいえ、一つの作品のためにこれだけのことをするなんて。それをするからアートなのでしょう。「ないものを見る力」のある人は、「見たもの」を実現するために、手間をかけお金をかけ、必要な人間を動員して働かせ、実現するのですね。強い意志と能力。すごい人だと思いました。
(10月17日)

2009年10月19日

横浜の「野焼き」


大塚・歳勝土遺跡公園での展覧会のお手伝いにはすごいご褒美がありました!
「公園で野焼きをやっている」という声がして、そちらを見ると、確かに大きな炎が見えました。おおおっ! 作業の合間をぬってカメラを手に見にいきますと......

先日奥野さんから「歴史博物館ではときどき縄文土器を焼くワークショップをやっている」と聞き、調べておかなきゃと思った矢先です。私はずっと前から、そういう土器を作ってみたくてたまらなくて、どこかに素人が参加できる講座がないかしらと思っていました。




かなりの人数です。野焼きの傍らでは、食糧班と思しき人々が縄文土器で何か作っています。後で皆で食べるんでしょうか。楽しそう!

午後の休憩時間に見に行くと、焼き終わって冷ましているところでした。





あっちからこっちから堂々と盗撮していると野焼きのグループのおじさんが声をかけてくれて、いろんなことを教えてくれました。

◎ 横浜市歴史博物館では、学芸員の指導のもとに縄文時代のやり方で土器を作る講座を年3回開いている。ここで発掘した本物の土器を見ながら作れるのがいい!
◎ 誰でも参加できる。
◎ 4週連続で、粘土をこねて形を作り、乾かして磨いて焼くまでを行なう。
◎ 講座を終えた人達には、さらに発展的な作品作りができるOB会がある。
◎ 前は申し込んでもなかなか当たらなかったが、今ではたいてい参加できるのじゃないか。

ちなみに写真のような火焔土器を作れるのは大ベテランだそうです......。
次回の講座は来年2月。2月は寒いし片道2時間かかるし足代も高いけれど、もう8割方参加する気になりました。(10月17日)

(これを見て「私もやりたい」と思った人は次の次に申し込んでくださいね。次回の応募が増えて競争になって、私が落選するといけませんから。)

2009年10月18日

ラ・フェデリースは9周年


原宿のクレープ屋さん、ラ・フェデリースは9周年。10月16日にお祝いのパーティーがありました。でも仮装パーティーですって?! 時節がらハロウィーンめくのはしかたないけど、実はこのお店の人達、そもそも仮装が大好きみたい。私が知ったのは2日前で、急だったし平日だしYさんはお仕事だと言いますから一人で行きましたよ。何を着るか困りましたが、横浜中華街で買ったピンクのチャイナ服と北京在住のKちゃんに買ってもらった「王様の帽子」で「あやしい中国人」にしました。(パンダのポシェットを忘れて、ちょっと失敗。)

上の写真はお店の入り口です。ピンボケだとお芝居の舞台のようです。

小さなお店の中は人でいっぱい。野菜畑のサラダバーは素晴らしいディスプレイ。(夕方まで通常通りの営業で、パーティー開始までの時間にシェフのK選手がぱぱぱっと作っちゃったそうです。すご!)パレットの絵具は全部ソース。ジョウロの中身はドレッシング!

Mさんは「フリーダ・カーロ」の活人画。絶句です。若手のHくんは「オペラ座の怪人」。丈の長いすてきな上着はMさんのコレクションで100年前の物だそうです。「クレオパトラ」と「ショーン・レノン」もいました。K選手は「ダリ」。ケーキもアート。金の額縁をかぶり、時計がタレている! お客さん達もすてき。数人来ていた小さい子供はみな完璧なハロウィーン仕様。都会の子ってすごいのね。








ラ・フェデリースも(二階の)パイユドールのようにお客との距離がとても近いお店です。半年ぶりでも、つまんない時でも、寄ったら皆が声をかけてくれて楽しくなる不思議な世界。近頃お店では、私は「Mさんに似ている人」と呼ばれているって本当?(私にとってMさんはフィンランドに住んでる竹馬の友のOに顔立ちがそっくりですよ。)
こんな異次元空間とお近づきになれて幸せです。
9周年おめでとうございます。これからもよろしくね。(10月16日)

2009年10月12日

アートなガラス作り!

7日の朝、ガラスのアーティストの奥野さんから電話がありました。4日のワークショップでは、作業の進行上私だけ別に作らせられなかったが、今日彼女のアトリエへ作りに来ないかというお話なのです!!! ワークショップの作品で会場の工房の電気炉に入りきらなかった分を週末に彼女のアトリエで焼く予定で、そのとき一緒に焼けるから、と。え、え〜っ、すごすぎる!!! なんて嬉しいんでしょう!!! その日の午後はIの家に遊びに行く予定でしたが、夕方で切り上げて、指定の時間にガラスを作りに行くことにしました。

そもそもアーティストの仕事場というものは私の最高の憧れです。そこに入れてもらえるだけでワクワクです。奥野さんの仕事場は山手線の駅から徒歩5分、都心の一等地の一戸建てというすごいご自宅の中にあり、不思議な細長い形をしていて、とにかくいろいろなものが沢山あって魅力的で、いかにも使いやすそうでした。中でも目を引くのはアルミニウムの色をした大きな電気炉です。大型冷蔵庫を横にしたくらいだったでしょうか。(写真を撮りたかったけれど自制しました。)

(既述のとおり)ガラスの製作は過去に一度だけ経験があります。「焚き火で焼く(野焼き)」という実験でした。アーティストや美大の先生などプロ達も参加した興味深いものでしたが、作品としては素朴というか荒々しいというか、かなり特殊なのでした。普通は電気で焼くもので、私には初めてです。

まず粘土で原型を作ります。出来上がりの形そのものを作るのです。この粘土は専用の油性粘土で、水との比率が1:1だそうです。陶芸の粘土のようにこねる必要はなく、すぐに形にとりかかります。注意点は後で石膏型から抜き易い形にすること。また、ここでの形状はかなり繊細にガラスに反映され、指紋も出るそうです! へえ! そのつもりで作らなきゃいけません。

私はイメージ貧困で、本当は何を作っていいのかわかりませんでした。でもアーティストの仕事場という素晴らしい環境で、あちこちに置いてある作品や道具を見たり、ご自分の仕事をしながら教えてくれる奥野さんとおしゃべりするうちに、思いもしなかった形になっていきました。(そういう「自分らしくない」形が好きです!)



原型ができるとアクリル板にのせ、段ボールの枠で囲み、ガムテープで固定しました。それから火に強い石膏のドロドロを流し込みます。(この段階が野焼きの時と大きく違いました。)ここまで2時間ほどの作業でした。





二日後に再びアトリエにお邪魔しました。段ボールの枠を除き、粘土を取り出します。丸みだけの形だと、すぽっと簡単に取れました。





石膏の型に水を入れて、その水の重さを量り、必要なガラスの量を割り出します。ガラスは透明で、ぶっかき氷のようです。大小様々あるのを組み合わせて必要な量にします。それを石膏の型に入れるのですが、そこにもコツがあって、奥野さんに直してもらいました。





そして炉へ! 奥野さんの三つの電気炉のうち、中型の炉です。



焼いている(正しくは「溶かしている」?)様子は、既に奥野さんからワークショップの参加者に宛ててメールが届いています。(その写真を拝借いたします。)わお、これが「900度」の炉の中なんですって!



10月17日は会場の大塚・歳勝土遺跡公園で展示の準備があります。そこでのお手伝いも募集していましたから、もちろん「参加希望!」(10月7日/10日)

● 横浜市歴史博物館
● 都筑アートプロジェト2009/ニュータウンピクニック、遺跡をめぐるアート

2009年10月9日

伊東屋で老眼鏡


これはなに? 薄くて小さい老眼鏡です。他に黒、紫、黄緑の色違いと、模様の無い黒一色がありました。私はさんざん迷い、橙色にしました。レンズの度は一種類で、1.5......だったかな。へこみをちょいと押すとプラスチックのレンズがピョコン!と飛び出します。出先で老眼鏡が欲しいのは、ちょっと何かを読むなど限られた時間だけですから、立派な眼鏡をかさばるケースに入れて持ち歩くより、こんな小さな道具がよさそうです。紐を通す穴があり、首から下げるのも可。ゴムの輪っか付き。長さ9センチ弱、厚さ4ミリ。ドイツ製。3800円。銀座の伊東屋で購入。(Made in Germany のシールは剥がす予定です。)(10月9日)

2009年10月5日

銀座トリコロールのランチ

どの町でも行かなくなるとパタと行かなくなるものです。このところ銀座には1年か2年に一度くらい、用事がなければ行きません。昔は職場もあったし、買物その他でよく行きました。ですからその時代の印象が強く、先入観になっているかもしれません。でも近年の変貌ぶりにはちょっと辟易します。去年の夏、日本橋の展覧会の帰りに銀座まで歩いた時、いわゆる「再開発」に驚きました。大通りの両側で交互に建設工事をやっていました。「何ができるのだろう?」とは思わず「何が壊されてしまったのか」と思います。

いわゆる銀座の大通りは、いわゆる「世界の一流ブランド」というやつのビルばかりになりました。私にはああいうのが目障りでしょうがありません。魅力的な商品を売っているのはわかりますが、ある種の帝国主義の侵略にあっている気がします。


先日続けて銀座に出る機会があり、どこかで一服するのにふと思い出してトリコロールに入りました。お店は何十年も前から知っていますが、入ったのはなんと初めてです。ドアを開けるなり......古き良き世界でした。二階にあがると、ゆったりとした空間に古典的な椅子とテーブル。お昼どきとてランチのセットを注文すると、こんな感じです。コーヒーはテーブルでポットから注いでくれます。コーヒーもサンドイッチもおいしい! 小さなデザートもついて、値段は1000円くらいでした。(場所にそぐわぬ行為ですが、写真を撮りたくなりました。)20年以上前に知人が思い出話で「トリコロールは素晴らしいお店だ」と話してくれたのを思い出しました。田舎から出て来たばかりでひどい格好の学生だった自分に、店員さんはとてもよくしてくれたというのです。今でもたぶん同じだろうと思わせます。札ビラを切るだけが能ではない、こんなゆったりした時間の流れる銀座が残っていることを嬉しく思いました。(10月4日)

奥野美果さんのワークショップ


ガラスのアーティスト、奥野美果さんからワークショップの案内メールをもらいました。「ニュータウンピクニック、遺跡をめぐるアート」という展覧会に「竪穴遺跡とあなたとガラスアート」という作品を出品予定で、そこに展示する作品を作るワークショップを開催する、と。参加資格は小学生以上。

奥野さんのワークショップは3年ちかく前に「アトリエ泉」で、焚き火でガラスを焼くという実験に参加したことがあり、とても面白かったんです。今度もぜひ参加したいと思い、その旨返信しました。10月3日と4日。朝10時から。場所は横浜市歴史博物館に隣接する大塚・歳勝土遺跡公園内の工房です。

ところが2日の夜、子供の頃に熱いお風呂でのぼせたときのように両目がチカチカ、視野に星がいっぱいちらつきだして、ワークショップ当日は、起きると右目が鈍く痛くて目があけられない状態でした。これじゃとてもガラスを作れません。奥野さんには急遽欠席の連絡を入れました。十代から「右目が鈍く痛い」ということがよくありました。(そのせいか私の右目は左目よりも視力が悪いのです。)当時眼科医から教わったように、お湯を絞ったタオルで温めながら昼過ぎまで過ごすことになりました。

翌4日。2日の行程ですからワークショップの作業も後半です。ガラス作りに途中参加できたら嬉しいけれど、それが無理でも見学したいと思いました。今度のは焚き火ではなく電気炉だし、参加者がどんな物を作っているかとても興味があります。目の調子もよくなり、じっとしていられなくて、朝から会場に向かいました。(それに、奥野さんには私が本当に参加したかったこと、気楽に申し込んで簡単にドタキャンしたわけではないことを知ってほしい気持ちもありました。)

奥野さんは当然2日目に私が来るとは思っていませんでした。でもたくさんの人を指導する合間をぬって作品例を見せてくれたり、実際の展示のしかたを話してくれました。(ド素人の私は、そこでやっとアーディストの作品の趣旨を理解したのでした。)邪魔をしないように皆の作業を見せてもらいました。定員15名、参加資格は「小学生以上」でしたから、小学生から私より年配の方まで、家族連れもいて、幅広い年齢層でした。作業は型から粘土を取り出すところから始まり、眺めていると、誰もが羨ましいくらいいい形を作っていました。単純な形に効果的なアクセントを付けたもの、メリハリの効いたもの、恐竜を作った子供もいました。私が作ろうと考えていた物など全然つまんなくて、なんてイメージ貧困なのかと思いました。やがて作業は粘土を取り去った型に必要なガラスを計る段になり、私はそろそろ去ることにしました。(奥野さんも参加者達も「ナンジャ、この人」と思ったことでしょう。でも私はとってもご機嫌で、やっぱり見に来てよかったと思いました。)(写真は工房の隅っこから盗撮したもの。)

● 横浜市歴史博物館
● 都筑アートプロジェト2009/ニュータウンピクニック、遺跡をめぐるアート

ワークショップは歴史博物館の「工房」で行なわれ、それは「公園」の中にあり、「公園」には本物の竪穴式住居群があるといういうのです。(そここそ、今度の展覧会の会場なのです。)横浜にそんな遺跡があるなんて知りませんでした。とてもよいお天気だし、とうぜん帰りに見物することにしましたよ。

入場は無料で、柵で囲まれた中、数軒の住居と一棟の高床式の倉がありました。縄跳びで遊ぶ子供がいたり、フィールドワークの老人グループがいたり、のどかでした。


奥野さんがガラスを展示する39号遺跡。私は本物を見るが初めてで、中に入るのに最初はちょっと怖い気がしました。屋根の隙間で空気の流れが変わるのか、周囲の音が急に違って聞こえました。土器がいい感じです。


かねがね思っていましたが、これって茅葺き屋根の民家の屋根そのものですよね。ということは、あの見事な茅葺き/藁葺き屋根はこの島で縄文時代から続く伝統の上にあるということです。何千年も受け継がれた人間の知恵と技術。それを思うと頭がくらくらします。人間として、絶対に忘れてはいけない、失ってはいけない、絶やしてはいけないと思います。 (10月4日)



(後期)横浜市歴史博物館では、こうした遺跡にちなんでか、縄文土器を縄文時代のやり方で作るワークショップもやっているそうです。今度機会があれば、ぜひ参加したいと思います!

2009年9月14日

朝の4時半、逃しました。


数日前にイギリスのeBay(ネットオークション)で素敵なコーヒーセットを見つけました。1914年のロイヤル・ウースター製だそうです。1914年ですよ。いかにもきれいなトルコブルー。簡潔な形にして、取手についた竹の節のような金色のアクセント。なんとすっきり、洒落てます。しかもお揃いのポット、ミルク入れ、砂糖入れのセットも出ていたのです。ポットは高さ20センチほど。写真から受ける印象より小ぶりで、実物は繊細な感じさえするのじゃないかと思わせます。華やかで本当にきれいな花柄のティーカップなど数々ありますが、こんなにきれいな色で無地の品物はかなり稀ではないでしょうか。


開始の値段は椀皿2客が4.99ポンド、ポットのセットが9.99ポンド。売り手に送料を尋ねるとエアメイルで18ポンド。高いけれど丈夫な箱に入れている、と。いい値段ですが、陶磁器は重いからもともと送料はかかるのです。しかし値段が値段ですから、このまま行けば送料が高くても合計2800円?!?! すばらしすぎる!

両方に入札して落札日を待ちましたが入札者は他に現れません。しかしだんだん油断できない気分になりました。落札時刻(日本時間午前4時31分)の1時間前くらいからこのページを見ている人が若干名増えたのがカウンターでわかりましたから、少し警戒して入札価格を上乗せしました。しかし(例によって)最後の瞬間に持っていかれました。落札価格は椀皿が17.66ポンド、ポットが19.88ポンド。もしこの価格で私が競り落としたとしたら送料込みで8600円ほど。2800円とはいかなくても、悪い買物ではなかったかもしれません。

落札者がいったいいくら付けたのか知りませんが、十数年前に都内のデパートで買ったロイヤル・ウースターの素敵なティーカップはセールの単品で確か3600円でしたから、もっとはずんでも良かったのかなあ......と少しウジウジしています。

2009年9月12日

ビートルズのデジタル・リマスター盤



9月11日、ビートルズのデジタル・リマスター盤というのが出たそうです。その日、テレビの「タモリ倶楽部」では旧盤との聞き比べをやりました。

だいたいのところ、実際に演奏したり歌ったりしているのにレコードやCDでは音声がよく聞こえなかった部分があり、デジタル・リマスター盤ではよく聞こえるようになった、ということのようです。曲ごとに「ドラムの音」「オーケストラの音」「バックのボーカル」等々、ポイントを解説しながら聞き比べると、確かに違いはわかりました。でも「違い」=「優劣」なんでしょうか。

番組を見たかぎり、私は聞き慣れた昔の音のほうが好きです。今後はデジタル・リマスター盤が公式なビートルズとなるそうなので、なくならないうちに従来のCDを買っておこうと思いました。(全部持っていないのがバレましたが。)(9月11日)

2009年8月28日

選挙と国民審査です

今度の選挙は国会議員を選ぶと同時に、よろしくない最高裁判所の判事にバツをつけなきゃいけません。しかしこのバツを考えたことがありますか? テレビのニュースが選挙の報道のついでに、この審査に触れたのを見たことがありません。何故でしょうね。これでいいわけないでしょう? ビデオニュース・コムで具体的に審査基準を語っています。登録しなくても無料放送です。投票前にぜひ見て、参考にしてください。
(第436回/8月15日/最高裁国民審査を審査する)
(第437回/8月28日の回も冒頭で国民審査に触れています。選挙直前特別号。無料だから、あわせてどうぞ!)

テレビは連日タレントの覚醒剤がらみの話ばかり。覚醒剤や麻薬の氾濫は国家の屋台骨をゆるがす大問題ですが、実際にはタレント個人の犯罪として騒ぎ立てているのですから、総選挙に優先する話題ではないと思いますけど。安田講堂攻防戦以来なのか連合赤軍事件以来なのか、ともかくああした学生運動の終焉とともに、マスメディアはいかに政治を市民から切り離すかがお仕事だったかのようです。当時の親達が子供に政治に関わないのを望んだという事情もあったかもしれません。(長くなるので以下省略。)

さて、郊外の住宅地では選挙中とは思えぬ静かさです。先日石神井公園の駅前商店街へ買物に行くと、駅前で「これから森田健作知事が応援にいらっしゃってくださいます」というような感じで叫び続ける声がありました。へえ、「完全無所属」で勝ったはずの人が自民党候補の応援演説ですか。しかもこの候補者のウグイス嬢は森田健作様をよほどありがたいものとして奉った言い方をするから、押しつけがましく奇異に感じました。そりゃアナタにとっては賓客でしょうが我々にとっては何でもないぞ。もっとも買物をして出てくると演説は終わっていました。

公示後3回宣伝カーが通りました。「よろしくお願いします」と連呼します。お願いする前に「何の法案に賛成して、何の法案に反対したのか言ってみぃ」。夜はテレビで与党の党首が「子供に夢を、若者に希望を」と力みます。「子供に教育を、若者に仕事を」だろうが! どうせ嘘ばっかりなのだから、宣伝の時くらいちゃんとした事を言ってほしいと思いました。

私が投票するのは恵比寿で東京7区、年金問題で有名な長妻昭議員がいる所です。5分も歩くと全国版ニュースでも話題の東京1区。与謝野馨か海江田万里か。与謝野馨も病み上がりだし、ここは桃耳高校の先輩の海江田万里に復活してほしいものです。先輩といえば、やはり全国版ニュースの東京10区の小林興起であります。昔は「同窓生の皆様へ」みたいなハガキが届くたびに「自民党かあ」と思いましたが、前の選挙で見直しました。小選挙区制になってから石神井は選挙区でなくなりましたが、あっちの方で頑張ってほしいと思います。

自民党清和会の凋落は結構なこと。政権交代、いいんじゃない? 私が政権交代に望むのは、ひとえに情報公開です。密約から何から洗いざらい見せて欲しい。経済や少子化や医療や老人や教育や年金や、解決すべき問題は山ほどあり、何とかしてほしいけれど、言ってみればどの党でもやらねばいけないし、やらないとは言えないこと。しかし情報公開こそ政権交代の醍醐味ではないでしょうか。この国の本当の姿を明らかにしてしまったら、次に政権が変わっても明らかになったことを否定できませんから。この最悪の時代に新しい一歩を確実に踏み出せるはずでしょう? 民主党の公約にはその項目がなくてがっかりです。

それにしてもこんなに民主党が盛り上がっていいのか、いやな感じです。それにテレビで見る限り、候補者は若いお姉ちゃんお兄ちゃんならいいんだといわんばかり、あまりにもいい加減に見えて、こんな人ばかり国会議員になると思うととても不安です。(そもそもこの国には国会議員たる人材が議員数未満しかいないのでしょうか。)市民が選挙に興味を持つのは大事ですが、メディアの持って行き方がスポーツ観戦みたいだから、興味の方向や深さが問題です。こういうお粗末な国にあっては、選挙後に投票者責任が問われるべきかもしれません。すなわち、選んだ後に選んだ人達が議員に育ててやらなきゃいけないかもしれません。(ダラダラ買いているうちに、朝生が始まったから終わり。近年ちっとも面白くありませんが。え、今日のテーマは「地球温暖化」?)

2009年8月19日

箱を作りました


高校時代の恩師が病気療養中です。そこで皆でお手紙を書こう!ということになり、集まったお手紙を先生に届ける箱を私が作ることになりました。

そういう工作にドールハウスの壁紙は最適です。もともと全面を糊で貼るのが目的ですから、紙の質や厚さが糊に強く、色も柄も実にたくさんあり、しかも小さい家に合うように柄や模様が小さいのです。手持ちの紙の中ですぐにひらめいたのが「China Grove」という名前の紙。白地に黒の風景で、東洋趣味の陶磁器によくある「Willow(柳)」の柄です。先生は中国に造詣の深い方ですから、ぴったりですよ。しかし、蓋も身も中も外も全部これで作るか、それとも他の柄と組み合わせるか、無地の色と組み合わせるか、というところで徒らに何日も悩みました。あれこれ紙を重ねて試したところ、手持ちの紙だけではどうも今ひとつ。というわけで、久しぶりに銀座の伊東屋の裏にある「伊東屋2」に無地の紙を探しに行きました。

伊東屋2はカトルナージュというのか、紙の工作の材料を売っている所ですが、思ったほど種類がなくて、とくに無地の紙は少しでした。でも好みの紙を数枚買いました。そして、再び悩んだのち、今度の箱作りには上等ななめし革のような風合いの茶色い紙を使うことにしました。形は片手で開けられるように一面をくっつけました。箱を作るのは十数年ぶりで、その間にだいぶ手が不器用になり、思うように出来なかったのですが、少なくとも色と形はよく出来たと思います。よかった。



また、ついでと言ってはナンですが、先日の「第二回ちっちゃいものクラブ」にHの名代として参加してくれた「マミちゃん」の箱も作りました。1950年代のお人形ですから、レトロな雰囲気で作ろうと思いました。身はボール紙の色のまま、蓋には駅前の文房具屋さんで買った包装紙を使いました。そういうほうが雰囲気が出ます。薄い紙で、ちょっとしわが寄りましたが、まいっか。

2009年8月18日

スポンジブラシ



これを最初に見たのはeBayのドールハウス関連のお店でしたが、説明がなかったため、広い範囲に絵具を塗る刷毛の一種かと思いました。ところが先日銀座の伊東屋2に同様の物があり、糊を塗る道具だというのです! 目から鱗でした。

私は自分の指で糊を平らにのばすことには自信がありました。しかし道具というのは大事ですね。いつものように木工用ボンドを紙切れにしぼり出して、(一度塗らして水を切った)スポンジブラシに均等に付けると、紙の上にみごとに塗ることができました。また、先が三角に削ってあるため、大きな紙を少しずつ糊をつけて貼っていくときや、貼ったのにはがれてしまった部分を貼り直すときなど、隅っこまでよく塗れます。そうすると、やはり、とてもきれいに紙を張り合わせることができました。

使った後は糊が乾かないうちに水で洗います。何度でも使えますが、先の細い所は徐々にボロくなりそう。でも値段が手頃だから許します。柄が木だし。


(真横から見たところ。この先細りがミソです。)

大中小の3種類があり、写真の大きいほうが「大」。幅75ミリ、262円。銀座、伊東屋2。

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