ドールハウスへ流れました
インド映画が見たくて数年ぶりに行ったeBayでは、お目当てのDVDがすぐに見つかり満足しました。しかしキーワードを入力すればYouTubeと同じに芋づる式で何でも次々出てくる所ですから、「バチック」でも「中国少数民族の刺繍」でも、きれいな物がダダダダ〜〜〜と出てきて驚きました。先日の展覧会で見た刺繍には及びませんが、ここではそれを買うことができるのです。物欲がフツフツとわきだします。そんなのを見ているうちに、とうとうドールハウスを見てしまいました。
前に広尾の「リュード・セーヌ」のディスプレイに木製の「バスルームセット」を使っているのを見て、オモチャの写真を撮るのに欲しいと思ったのを思い出し、ためしに検索したのです。するとこれまたダダダダ〜〜〜と出てきました。バスルーム・セットとは浴槽、洗面台、便器をお揃いのデザインで作ったものですが、子供の玩具から精緻なものまでよりどりみどり。見ているうちに「バスルームだけ」のドールハウスなら私にも作れるかもしれない、いろんなバスルームを作ってみたいという誘惑にかられました。
そして当然「キッチン」へ。「キッチン」では流し台やコンロをはじめ、戸棚、調理器具、食器、野菜、お料理、お菓子…………と小物が猛烈に増え、もう夢中で見入ってしまいます。
鉄道模型で「Nゲージ」などというように、ドールハウスにも縮尺の基準があるのでした。今回見て回ったところ家でも家具でも小物でも12分の1が一番多く、世界基準なのだと知りました。(1:12、1”、12th などと表記します。)12分の1の大きさとは1フィートのものを1インチで作るということです。家具、小物、動物など何でも共通の縮尺で出来ていますから、どこの国のどのメーカーの製品でも使える仕組みです。「ハーフ」という24分の1の基準もあるようですが、こちらはぐっと数が減ります。実際には遊びやすい大きさだと思います。とくに日本の住宅事情では。さらに16分の1というのもありました。
さて、ネット上のお店で販売している単品を次々見ていくと闇雲に欲しくなります。買えるならあれも欲しい、これもいいな…………。しかしこういう写真を見ると…………お金があっても駄目だとわかります。舞台をまとめ上げる構成力と、それを素敵に見せるセンス。(私に欠けているものです。)
(DollhouseMiniatures.comというドールハウス専門店の集まりのサイト内にあったBetseyさんという人の作品。「Italian Table」という題で、100ドルというのは、これと同じに作った完成品の値段でしょうか。写真は少し古い感じですから、これが発表された頃には今以上に人々が驚いたことと思います。往年の「家庭画報」の佐伯義勝の料理写真のようです。)
● 同じサイト内で他にもあるんです。なんて楽しい。まな板の上だけでここまで出来るなんて。一にも二にもセンスなんですね。
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