東電の株主総会
6月28日、東京電力の株主総会に行ってきました。ご推察のとおり初めてです。問題意識と好奇心のまじった気持ちでしたから、前日まで「警察官150人配備」「テロを警戒」「機動隊」そうした言葉をよく目にしましたし、ネットでは福島からバスで開会前のアピールにやってくる話とかチッソの株主総会との比較する人もあり、少し心配でもありました。
しかし現実はときおり野次が飛ぶものの「上品」なもので、あれは実はよくある原子力発電所施設内の微量の放射能漏れ事故だったのじゃないかと錯覚しそうでした……
会場ではニコニコ動画が生中継をしていました。生中継だけの予定が冒頭部分でエラーがあったとのことで、特別に30分ほど再放送をしています。公開期間が限られると思いますので、ぜひ今ごらん下さい。
● 【録画放送 6/28・10:00開始】東京電力 第87回定時株主総会
(追記:7月1日)上の録画の公開は終わったようですが、こちら(YouTube)で一部を見ることができます。
動画は4分を過ぎてから取締役が登場、ブザーとともに開会し、まず勝俣会長が挨拶をします。ここはひとつ、内容ではなく会長の声を聞いてください。ゆっくりとおだやかで、しかしはっきりとしたお爺ちゃんの声です(1940年生まれ、ジョン・レノンと同じ。御年71才)。この声と調子と態度と姿勢が、休憩なし昼食なしおやつなしの6時間15分の間、まったく変わらないと想像してください。誰に対しても、どの意見に対しても、何があっても、です。他の役員も必要に応じて説明に立ち、国会中継で見るお役人の答弁のように話しますが、それ以外、全員静止画のように姿勢を崩しません。誰ひとり、ただの一度でも言い淀むことがありません。あと2時間続いても同じでしょう。……なんかもう勝負あり、という気がしました。
とり急ぎご報告です。白状すれば私は途中で何度も居眠りしました。録音を聞き直してあらためて思うところを述べたいと思います。(写真をとったら注意されましたから、録音もしちゃいけなかったんでしょうけどネ。)
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