トラフィックの1994年
今朝届いたトラフィッックのDVDです。1994年に何度目かの再結成をして全米75ヶ所を回った公演のライブだそうで、各地の演奏を集めてできています。(しかしですね、どうしてしょっぱなから画面いっぱいに星条旗がはためくのか理解に苦しみます。しかも二度。クラプトンの日本公演のDVDを英米でも売り出すときには、まず最初に日の丸ですか……? そこだけが目障りです。)
ウインウッドが70年代末から80年代を通してソロ活動した後の、3度目のトラフィックになるんでしょうか。もうよくわかんないのですが、このときのウインウッドとキャパルディにとっては再結成再々結成というよりも、彼らの音楽活動を貫くライフワークになっていたのかもしれません。お互いに自分のやりたいことをやったらトラフィックに戻ってきて続きをやるような。ここでは60年代の曲は彼らのテーマ曲であり、70年代の曲はスタンダードナンバーであり、さらにそれ以降の新しい曲を加えて、常に新しいコンサートが生まれます。(まるで今のクラプトンはブラインドフェイスでそれをやりたいかのようです。でもウインウッドにとってはやはりトラフィックでしょう。できるものなら。)
舞台前の映像が少し入っていて、楽屋で自分の靴を磨いているウインウッドがカワイイ。そうか、出演前には靴を磨くんですね。自分でね。肝心の演奏はまだ全部聞いていないのですけど……今のところいい感じです。しかしガルシアがゲストのときは会場が屋外で、その夥しい数の観衆にはビーックリしました。
ときにこのDVDは年寄りにはちょっと大変でした。イギリスのamazonで、地域の制限がないこと(all regions)を確認して買ったのに、おまけのディスクがまったく反応しないのです。DVDプレイヤーは真っ黒。両方映らないならともかく、どうして? ア、そうだ、CDと書いてあったっけ。何のことはない、こちらは絵の出るCDで、ファインダーから開けばよいのでした。すると絵が出て、その絵からインターネットにつながる仕組みだったようです。ディスクはCDですが、ネットを介してビデオが見れたのですね。(ただし17年たった現在ではつながりません。インタラクティブであることはカッコよかったり便利だったりしますが、ジャンプ先が終了すれば不完全なディスクになるだけですヨ。それに1994年の通信事情で映像を見るには大変な時間とお金を要したでしょうね!)音楽はプレビュー、QuickTime、iTunes できけました。
おまけのCDには1994年11月にスタジオ録音した 4000 Headmen、John Barleycorn Must Die、Low Sparks Of The High Heeled Boy の3曲が入っています。ウインウッドとキャパルディと二人のアコースティック・バージョンです。ところが John Barleycorn の途中でウインウッドがつかえてしまって、「長いこと歌ってないから入るとこを間違えちゃったよ」とか、ハモりそこねたり、やりとりがあってまた歌い始めるのでした。(映像を見たかったものです。)このときすでにクリス・ウッドは亡く、この10年後にはキャパルディも病死してしまいます。
それでジム・キャパルディが少し気になりました。その続きはまた後日。
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