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2011年5月14日

「地球温暖化説」のおさらい

9日に書いたことの続きです。「地球温暖化説」を今でも本気で信じている人がいるんでしょうか? 2008年にここに書いた後でMac でもGoogle Videoで見られるようになった番組があるので載せます。何年か前に(なぜかwindowsでしか閲覧できない)ミランカというサイトで公開していたものです。


博士も知らないニッポンのウラ 39 地球温暖化CO2犯人説のウソ 丸山茂徳 (74分)




イギリスのチャンネル4(テレビ局)が2007年3月に放送したドキュメンタリー番組で、おそらくこの問題におけるネット上でもっとも有名な動画です。たいていは数本に分かれていますが、日本語字幕付きで一度に全編を見れる動画がありました。


地球温暖化詐欺 The Global Warming Swindle (76分)




この番組には「事実を歪めている」という反論も多かったそうですが、温暖化防止の名の下に何でも許されるような、批判が難しかった時代に一石を投じたと思います。(詳しくはウィキペディアの関連ページで。)

いずれにせよ、石油はいずれ枯渇することになっており、3月11日の大災害で原子力発電は価値を失ないました。今後は地産地消の小規模な自然エネルギーという路線が好まれそうです。たくさんの電力を必要とする工場やプラントでは、会社ごとの自家発電が可能になればそれを選ぶでしょう。そういうのは妥当な進路だと思います。しかしそれは二酸化炭素排出削減のためではなく、石油獲得のための戦争や、原子力発電のための巨額な費用と限りない危険を回避するため、と考えるほうが妥当かもしれません。

上の番組ではいずれも「地球温暖化説」は政治の問題なのだと結論づけられています。つまり科学に基く反論は不可能だと。しかしこんにちの、とくに先進国の政治とはグローバル企業にのっとられたような形をしているのですから(民主主義というより企業主義)、しょせんはグローバル企業のお金儲けを代弁する政治の問題、という色合いを否定できないでしょう。二酸化炭素削減に寄与しないのに巨額のお金だけは動く「排出権取引」がまかり通ることが、この問題のいかがわしさを物語っていないます。

国際政治としての「地球温暖化説」をくつがえすには「NO 」と言える政治力しかないんでしょうか。そんな力が世界のどこにあります? この問題で日本が国際舞台でどれだけ不利でどれだけ肩身の狭い思いをしているかを考えると、まったく嫌になります。それだけでなく、「地球温暖化」(global warming)とともに同じような意味で用いられる「人為的気候変動」(man made climate change)という言葉からは、むしろ「気象兵器」が気になる今日この頃なのです。

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