お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2012年3月22日

災難:こんどはICレコーダー

写真は追ってのせます。大した写真じゃありませんが。


今月は魔の月です。
月の初めにデジタルカメラと携帯電話を一度に壊しました。
買い替えたソフトバンクのルーターは機能不全で、なぜか夜間はYouTubeが見れません。
おまけに差し歯が抜けて、そのあと歯医者さんでとんでもないことになりました。
そして昨晩はICレコーダーでした。

壊したのはオリンパスの「ボイス・トレックV75」です。
とても使いやすい録音機です。(これしか使ったことがないんですけど、ICレコーダーの中ではいちばん優秀だと思っています。だから必要のたびに3台買いました。)

話を逆の順番でしましょう。


● パーソナル製品|修理について オリンパス公式ホームページ内の修理のページ

精密機器・デジタル機器全般の基本として、メーカー保証が保証するのは「自然故障」。これは「普通に使っているのに動かなくなった」とか「何かができない」といった種類の故障だそうです。精密機器、デジタル機器に致命的な「濡らした」「落とした」など、持主の過失による故障は保証外のため、修理はしてくれますが保証期間内でも有料なのです。(販売店の保険に入っている場合はそちらの契約内容によります。)

修理に出すには、オリンパスに届ける方法が3つあります。
(1)オリンパスを通して宅配便で運んでもらう——この場合、梱包資材を宅配便が持って来てくれるそうです。
(2)自分で梱包して宅配便で送る。
(3)サービスステーションに持ち込む。(東京では小川町。地下鉄小川町または淡路町下車。)

東京に住んでいて良かったと思うのは、たいていのサービスステーションが自分の足で行ける場所にあることです。(でも沖電気のプリンターの修理のときは、持ち込みより宅配便で運んでほしかったようでした。)私が持ち込みを好むのは(a)早く持って行きたい、(b)宅配便の送料がもったいない、(c)サービスステーションはたいてい都心にあるから、帰りに町歩きができる、という理由です。(今は違うかもしれませんが、ケンウッドにトリオ時代のステレオのターンテーブルを持ち込んだとき、受付からして作業場みたいでカッコよかったし、薮蕎麦に近い神田の風情もよかったのでした。ソニーの修理にはよく行きましたが、昔は数寄屋橋でしたから銀ブラできました。その後つまらない所に引越してしまい、10倍くらい?広い場所になっていたことから、よほど故障の持ち込みが多いのだろうと思いました。キャノンは銀座と新宿で、新宿三井ビルでは働いていたことがあります。)

どの方法で届けるにせよ、さいしょに電話するのがよいと思います。そもそも修理できるのか、修理する意味があるのかの確認が必要です。その時点で修理代の目安がつく場合もあります。修理を依頼することになったら、サイト内にある「修理用カルテ」をプリントして「症状」を書いて添付できるようになっています。(病院と同じですね。)先に状態がわかればすぐに修理に取りかかれて、その分作業が早いということです。技術者さんにとって大事でしょう。

● 修理用カルテ

私の場合、結論をいえば修理を諦めました。電話で話をすると、単純な話、1万円はかかるそうで、買った値段とあまり変わらないからです。ああ、そうでした。技術者さんがドライバーでネジを回した時点で1万円、とはよく言います。簡単でも難しくても「技術料」です。さらに部品を交換すればその分が加算されます。(そういえば昔、シャープのちょっと上等なビデオデッキの修理に来てくれた技術者さんが、ひととおり調べた後に「私が触わると技術料が発生しますから、あなたがここをこうしてください」と言って、すごく簡単なことだったためにタダですませてくれたことがありましたっけ。)

10万円20万円するものを1万円か2万円で直してもらえたらありがたいことです。でも1万円2万円のものは修理に出すのは高いし、みすみす買い替えるのも安くないし、いつも複雑な気分になります......。


というわけで、以下はそれに至った「おバカにも程がある・パート2」というべき話です。


昨日の夜は卓袱台の上のネスカフェの瓶だったかお茶筒の上に愛用のオリンパスV75をのせて、家族の会話を録音していました。(私はそういうことを日常的にやっています。)それで、私がよそを向いている間でしたが、たまたま家族がどちらかを無頓着に取ったときだと思うのです。私が卓袱台に向き直ったときには、すぐに片付けなかった器に残っていた夕飯の煮っころがしのおつゆの中にV75がひたっていたのです!
「ぎゃああああ!」
あわてて取り出し、周囲を拭きました。落ちたのを見ていてすぐに取り出したなら大したこともないと思うのです。でも1分、いや2〜3分たっていたかもしれません。

電源は入っていますが録音は止まっていました。でもよく見ると、表示されているデータの日付が2月11日です。本体メモリーのデータが出ているのでした。マイクロSDに切り替えようとすると、その操作は可能ですが「カードを挿入してください」と出てしまいます。マイクロSDカードを取り出すと一部が濡れていました。ということは中も濡れています。でもあんなに小さい穴の中を拭けません。(拭いて済む話でもありませんが。)

MacにつなぐとV75を認識しましたから、本体メモリーの内容を全部コピーしました。(一部または全部を既に移していた気がしないでもないのですが念のため。)いっぽうマイクロSDは認識しないのでした。

というわけで本体メモリーは無事で、ファイルを選ぶことも再生できることもわかりました。ただし本体メモリーは満タン状態でしたから、初期化しないと新しい録音が可能かどうかわかりません。(まだ試していません。)マイクは露出していますから最初に濡れたはずで、それも心配です。

たまたま同機種のV85も持っていますから、マイクロSDカードをそちらに入れてみますと再生が可能でした。(とりあえずデータは全部無事で助かりました。)ということは、V75のSDカードを読み取る部分が濡れて壊れたのでしょう。

ネットでオリンパスのサービスステーションを調べ、朝の10時すぎに電話しました。
(コンピュータは同じ水害でもジュースなど「砂糖水」のたぐいが最悪でイチコロだと聞いたことがありますが)煮っころがしのおつゆも残った塩分が後々内部を腐食させていくことがあるそうで、修理したからといって完治は難しいとのことでした。その上での修理代が1万円+なのです。今回は第一に「濡らした」こと、第二に液体が「煮っころがしのおつゆであったこと」がまずかったのでした。


さて、いじっているうちに充電切れの画像が出ました。それで再びUSBをMacに繋ぐと、律儀にもいつもどおりの充電が始まりました。壊れたのはたぶん一部なんでしょう。幸いまだV85がありますから急いで買う必要はありません。(カメラのときはどうかしていました。)あとで全部を初期化してみて、また使えるようなら使える部分を使おうと思います。

今月の反省:(1)私はデジタル機器の取り扱いについて、根本的に態度を改めなければいけないようです。
      (2)食事の後片付けはさっさとやりましょう。

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