お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

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2015年1月27日

zazzle: 生地のプリントを始めたとか

今日の zazzle からのメールは新商品の紹介でした。なんと生地のプリントを始めたそうです。


自分の絵でプリント生地を作るのは30年以上前からの憧れでした。昨今では日本でも個人の注文を受けてくれる所があり、市販の布と同じ本物のプリントをしてくれるのですが購入が50メートル単位で、現実的じゃありません。それに対して「プリント・オン・デマンド」と呼ばれるサービスでは、たぶんパソコンのプリンタのようにデザインの色を何色かに分解して最低限の色数で再現して一度にプリントするのだと思います。ですから画面上で作った色のとおりには出来上がるとは限らない、色の再現は布の種類によってもかなり違うということを覚悟しておかなきゃいけません。

そういう気楽なオリジナルの生地をプリントしてくれる所だとアメリカに SpoonFlower というサイトがあります。(去年の夏に知りました。)ここは zazzle のようにいろんな製品にするのではなく、生地、包装紙、壁紙の三つに特化しています。生地なら1ヤードから購入できます。すごいことです! 生地の種類がすごく多くて、ごつい帆布から綿ジャージーやクレープデシンまで豊富にあってすごくいいと思ったのですが、肝心の「オリジナル・デザイン」がちっとも作れないままでした。

zazzle のプリントも同じだと思います。生地は綿、麻、ポリエステルなど7種類あり、衣類、雑貨、インテリアのいずれにも使えるように布幅が54〜60ヤード(約137センチ〜152センチ)です。値段は1ヤード(90センチ)あたり一番安くて約23ドル〜32ドルですが、これを高いと見るか安いと見るかは人によるでしょう。しかしこれに高い高い送料を加えたら、さすがにちょっと考えてしまうかもしれません。

zazzle の布の種類一覧のページ





2014年12月18日

フィリップ・ジェイコブの「Iznik」

http://freespiritfabric.com/core-pages/gallery.php?gal_id=617&sw_id=10253










イギリスの布のデザイン会社 Free Spirit にスノウ・レオパード(Snow Leopard)というブランドができて、フィリップ・ジェイコブ(Philip Jacob)という人が現れて、イズニック(Iznik)というトルコの模様のコレクションを発表しました。キルト用の木綿とインテリア用のサテンです。これはニュースではなくて今年の春ごろのようですが、私は最近知って驚きかつ喜んだのでした。

トルコのタイル壁そのもののような鮮やかな色づかい! 手抜きのない美しい模様!!

● Free Spirit Fabrics/Snow Leopard Designs

↑フリースピリットのサイトでコレクション全部を見ることができます。(ここにはスノウ・レオパードの「Botanical」というコレクションも紹介されています。ついでに見てみましょう。こちらはイギリスらしい素敵な花柄です。)

フィリップ・ジェイコブという人を紹介しているページはウェストミンスターのサイトにありました。

● Product Line - Westminster Fibers

ウェストミンスターはイギリスの繊維会社で、日本でも有名になったローワンのエイミー・バトラーやケイフ・ファセットのプリント生地を作っている所です。フリースピリットはキルト用のプリントを作っている所で、そのサイトはローワンと連名ですが、よくわかりません。ウェストミンスターに出入りしているデザイン会社、という関係なのかなあ、と思います。ちなみにローワンはもともと毛糸を作っている会社です。

フィリップ・ジェイコブはケイフ・ファセットと仕事をしているんですね。ブランド名はケイフ・ファセットですが。過去の作品を見るとケイフ・ファセットか?という模様がいくつもあり、ナンナンダーって感じです。1980年代からいろんなイギリス大手の企業でデザインをやって、今はフリーランスで、長年勉強してきた18世紀来の古典美術を元にデザインを続けているとか何とか。哲学の本なんか出版しているんですね。さらに恐竜の骨を調べたり、facebookで動画を発信したり、zazzleでマグを売っていたり、あらららら……

● philip jacob iznik fabric の画像検索結果

↑上の検索結果を見るとケイフ・ファセットとエイミー・バトラーの有名なプリントも出てきます。実際にはフィリップ・ジェイコブが手がけたデザインだったとか???

さて、Iznik を紹介しているページはここです。

● Iznik Swatch Gallery


最初に載っているのはこのコレクションを使ったエキゾチックなキルトです。一つ一つの模様が大きいので作るのはあんがい難しくないかもしれません。中央の四角いパーツの一辺は20センチ以上。全体で150センチ四方の作品です。こんなキルトが家にあったらウキウキします。こんなキルトなら作ってみたくなります。作り方(英文)は上のリンク先でダウンロードできます。


上の写真はアメリカの生地屋さん Hancock's が実際に作った物でしょうか。裏地もすばらしい。写真を拝借したのでお店の宣伝がてらリンクを貼っておきます。↓

● Hancock's の Iznik の売り場

Hancock's ではこのキルトのキットを販売していましたが既に売り切れでした。私は必要な分をバラで買おうとしましたが、他に使い道がないような模様ほどたくさん必要で、不本意に高くつくのと、このキルトに使っていない模様(最初に載せた模様など)のほうが欲しかったからやめました。

生地は流行り物。シーズン限りで生産をやめてしまうプリントは数多です。イギリスでも滅多に出ない模様ですから、こういうのがお好きな方は今のうちに海外通販で買っておきましょう。円換算で合計1万円をちょっと超えるぐらいまでは関税もかかりませんよ。




2014年12月17日

キャンプシャツとレトロな型紙

「キャンプシャツ」と書いてネットで検索するとなんか変です。子供がキャンプに行くのに持たせたシャツの話とか……。画像検索するとTシャツばかり出てきます。Vネックの、しかも男物ばかり。でも「キャンプシャツ」はキャンプ用のシャツでも男物でもVネックのTシャツでもありませんよ。私はね、キャンプシャツの型紙がないか探しているのですけどね。

「camp shirt」で画像検索すると「キャンプシャツ」がぞろぞろ出てきました。キャンプシャツは布製のシャツです。公的な定義は存じませんが、特徴は衿です。台のない四角い衿で、前の合わせの一番上は小さいボタンとボタンループがついていて、そこを止めるとちょっと窮屈な感じ。そこを止めてもいいけれど、外して開衿で着ます。基本カジュアルですが、昔(25年ぐらい前?)はタルボット(Talbot's)のカタログに毎回きれいな柄の絹のキャンプシャツが載っていたものです。無地も模様も、半袖も長袖もあります。昔昔アイビールックという学生らしい服装が流行ったときには木綿で作った物がお店にいっぱい売っていて、むしろ女の子達が普通に着ていました。

近頃はあまり見かけません。私があまり外出しなくなったから?? でも洋裁の本をあれこれ見てもまったく載っていません。

それで考えてみたのですが、もしかしたら日本ではキャンプシャツのことを「アロハシャツ」と呼んでいるんでしょうか? でも「アロハシャツ」だと最初から開衿で、一番上のボタンループもありませんよね。(ボタンホールでも構わないんですが。)「アロハシャツ」だと女物がなさそうです。困ります。いい生地を手に入れたから自分で作りたいのですが、前記のとおり作り方など見つかりよう筈もありません。

で、「camp shirt」の画像検索の結果を見ていたわけですが、ほどなく私の思いとドンピシャのこんなイラストがありました。まんなかの女の子がかわいい! 左上がキャンプシャツですが、どのブラウスも私の好みだわ! (私は近年主流のブカブカした「大人服」というものがいやなんですよ。)

 Vintage Sewing Pattern Button Front Blouse Camp Shirt Simplicity 5285
 (PenelopeRose on ArtFire より 以下同じ)

そのサイトへ行ってみると、なんとビンテージの型紙を売っているお店じゃありませんか。

● Penelope Rose Vintage Sewing Patterns

そんなお店があるんですね! 

型紙は普通大きな紙に大中小複数のサイズを同時に印刷してありますが、この型紙は中古だから前の持ち主が自分のサイズを切り抜いているそうです。そのサイズがなんとデブいことにバスト40インチ……って1メートルじゃありませんか!(イラストとイメージが違いすぐる。)でも買うことにしました。型紙を作る手がかりになるでしょうし、海外発送もやっていたので。

他にもありました。

Vintage Sewing Pattern 1960s Blouse Button Front Simplicity 5326

ブラウスの柄が違うだけでデザインはすべて上と同じに見えます。いずれも1963年発売のものだそうです。こちらも型紙を切り抜いてありますが、サイズが私にちょうどです。

そしてこれ。

 Vintage 60s Button Front Blouse Advance 2868 bust 34"

開衿のブラウスですが、この形も好きです。右上に「Misses」という赤い文字。これミス用です、中年マダム用じゃありません。昔の女の子は大人っぽかったんですよね。そしてきちんとしていましたよね。商品説明には60年代初期としか書いてませんが、上の二つと同じ頃のようです。型紙のメーカーが違うのでイラストの雰囲気も違います。こっちは古くさく見えますね。

三つとも半世紀の昔の型紙ですから、丈は短め、幅は細め、ウエスト特に細め、ではないかと思います。また衿が小さく、襟ぐりがきついかもしれません。それはそれで臨機応変にアレンジしましょう。でも形の古さも年齢にも関係なく、身のこなしがきびきびしていれば着ていてカッコいいでしょうねえ……

ところで Penelope Rose というこのお店は Art Fire というサイトの中にあります。Art Fire というのは Etsy みたいなもののようです。

今はクリスマス前でアメリカでは郵便物がものすごく増えて一番混み合う時期です。だから型紙が届くのにはいつもより日数がかかるでしょう、と13日にメールが入りました。年明けかもしれません。急いではいません。でも生地はすでに大量にあり、使いたい生地はいくつか決めていますから、型紙が届きしだい着手したいものですが……本当に作れるのかしらねっっっっ??



2014年12月15日

ネルのパジャマ

8月に十条の商店街を歩いていたら昔ながらの寝具店にワゴンが出ていて、もう夏物のパジャマを安売りしていました。見ているうちに「あ、そうだ私はネルのパジャマがいるんだった」と思い出して、お店の人に尋ねました。すると「ネルのパジャマはありませんよ」と言うのです。「何年か前まであったけど。」いわれてみれば、私が最後にネルのパジャマを買ったのは3年か4年前で、その後買ったのは普通の木綿、二重織りの綿ジャージー、あるいはフリースでした。その都度いいと思う物を買っていただけですが、確かに回りにネルを見なかった気がします。

何故? 世の中の皆さんは冬でも普通の木綿のパジャマなのだそうです。夜中暖房するからでしょうか。あるいは、雑貨屋さんでもよく売っている安くて暖かいフリースのパジャマに人気が移ったんでしょうか。いずれにせよ無いというなら自分で作るしかありません。(その後吉祥寺のユザワヤに行きました。子供のパジャマ用しかないかしら、でも無地ならあるだろう、水色やピンクの無地ならあるだろう、と思ったのですが……ところがネルそのものを売っていませんでした。)

日本の流行についていけない時には海外を頼ります。ネットでアメリカの生地屋さんを見るといっぱい売っていました。(英語だとフランネル flannel です。) 子供用も大人用も無地も模様もマンガも、実にいろいろ。マイケル・ミラー一社だけでもこのとおり。

●  Michael Miller のフランネルのページ

私は一番気に入ったこれを買いました。

Michael Miller It's a Girl Thing Aretha on Cotton Flannel
何度見ても好きです、この柄。バラは直径5〜6センチ、白地にチャコールグレイ、灰色、かなり強いピンクの3色使い。こんなに単純な図案なのに楽しくのどかな感じで、生地は両方向から使えます。つくづくデザインのプロってすごいなーと感心します。








Riley Blake Cotton Jersey Knit Happy Flappers Main Blue
ついでにこれも買いました。ライリー・ブレイクの綿ジャージーですが。お花の間に所々すごく小さいフクロウがいます。背景がピンクと水色と茶色の3種類あり、水色系にしました。ズボンを無地の水色の綿ジャージーにしてもいいと思います。








でもパジャマって生地をたくさん使います。普通のサイズの長袖長ズボンの上下で5メートル。1メートル千円なら5千円ですよ。フリースなら出来ているのが千円で買えるのに。(そりゃ5千円のフリース・パジャマもありますけど。)作る作業もたいへんで、ブラウスとズボンの2着を作るのと同じです。パジャマはズボンの方がくたびれやすいから、自分で作るならズボンを2つ作りたいところですが、お金も手間もかかり過ぎ。パジャマは既製品を買ったほうが絶対とくです。

型紙は市販品を買いました。何の変哲もない形でちょうど良いのですが600円+税もしました。でも雑誌の付録とは違い、別の紙に写さなくても切ってそのまま使えます。(近頃は縫い代をつけた線で切るのが良いようです。) 形が気に入れば何度でも使えます。売ってる型紙ではまともな服は作れないと言う人もいますが、そこはまあ寝間着だし、とりあえずパジャマの形になって着やすければいいんです。



2012年4月3日

パキスタンの手織りのラグ


27日の火曜日のこと、阿ヶ谷の用事の帰りにパールセンター街でインテリア・ショップの店じまいセールを見つけました。人で賑わっているから何かと思ったのです。そこで玄関マットにちょうど良いベルギー製の小さいラグが、3万1500円のところ7800円、さらに2割引で5500円ほどで買いました。物が良くて、これまで買ったことがない青っぽい地味な柄が面白かったからです。

それはそれで満足したのですが、家に帰ってから「店じまいというからには今月限りではないのか」と気がついて、それからどうにも気になって、3月31日にふたたびお店に行きました。果たしてその日が最終日でした。お店の片方の壁には丸めたじゅうたんがずらっと並んでおり、奥にいくほど高価な品物です。数十万円もするものが半額近くになっていたり、さらに値引きの札がついていたり、単純にこういうときが買いどきなのだろうと思いました。

細長いお店の奥には大きな台があって、丸めて立ててある絨毯を広げて見せてもらう場所です。既にたくさん積み重なっており、そこに私の憧れの中近東のラグがチラと見えましたから、上からめくって順番に見せてもらうことにしました。よく見ると中近東ではなくパキスタン製で、模様もいわゆる中近東の伝統的な模様とは少し違うのですが、色鮮やかな物からベージュ系の落ち着いたものまで10枚くらいあり、どれも素敵でした。私は「ここで買わないともう買えないぞ」という気持ちになってきて、本気で少しずつしぼっていき、最後の二枚まで来ました。

どちらも三畳敷きより少し小さい240x170センチくらいで同じような雰囲気のラグでしたが、一つは模様が小さくて、いかにも私が好みそうな感じです。もう一つは大柄ですが、色がなんとも繊細で美しいのです。赤は少し褪めたような茶色っぽい赤で、クリーム色や淡いピンクなど、やわらかい色も魅力的でした。それに比べると模様の小さいほうは色づかいが強く感じましたから、やはりここは色をとって、大きな模様のラグに決めました。私はふだんものを買うときに安い物でもすごく迷って時間がかかるのですが、ここでは1時間くらいの「即決」です。すごい!

この種の敷物に特別なお手入れはいらないようで、ふつうに掃除機をかける他には、ときどき干すとよいそうです。全体を洗う必要があれば白洋舎に頼めば大丈夫でしょう。(私はYouTubeでペルシャじゅうたんの現地のクリーニングの様子を見た、長靴でドカドカ乗ってバケツで洗剤をドバっとをかけてモップでゴシゴシこするのだと話すと、お店の人はびっくりしていました。)外国と違って私達は土足で乗りませんから、汚れ方も穏やでしょうからね。

意外に薄くて、折り畳むと大きな袋に収まりました。持てない重さじゃありませんから持って帰ることにしました。使う部屋はきまっていますが、家具など動かして少し模様替えしてから敷きたいと思い、帰宅するととりあえず袋から出して丸めておくことにしました。それで広げたわけですが......家ではお店で見たよりずっと大きくて迫力があります。ウール100%の手織りで、目がつんでいて、つやつやしています。見る方向で色の深みが変わるのも魅力です。何だかわからない模様が楽しいし、とにかく色がとーってもきれいで、こちらにしてよかったと思いました。裏側さえ美しいキリムのようです。こんなにきれいな物が自分の家にあることが本当に嬉しくなり、「とうとうラグを買ったぞ!」と少し浮かれてしまいましたよ。(写真は今日日が当たっているときに撮ったため、実際より派手です。)

私なんぞがこんなお買物をしていいのかしらと思います。でも長年の憧れですからいいんですよ、たぶん。それにこういう大きなお買物をすると他の小さいものが欲しくなくなります。(我慢できるというほうが正しいかもしれませんが。)私も人生の折り返し点を過ぎてだいぶ経ちます。そろそろ「いつかは欲しかったもの」を手に入れる時期じゃないかと思います。ね? なーんて、家族にはまだ内緒なんですけどっほっほ。

(でも、こんなにいい品物や高級品を扱う専門店が阿佐ヶ谷では駅前商店街にあるんですから素晴らしいことなのに、閉店してしまうんですね。とても残念です。)

2012年1月27日

今年も国際キルト・フェスティバル



行ってきました、東京ドーム。今日も奥様がたがいっぱいでした。でもカメラを忘れたので証拠写真はナシです。(意味なく冒頭はお土産のテープです。)

今年のテーマは「不思議の国のアリス」。でもいま一つぱっとしません。「マッド・ティーパーティー」の雰囲気が全然出ていないし。作品でいちばん好きだったのは南米の「モラ」という手芸の技術を使った「カメレオン」のバッグでした。全体に暗い濁った色が多い気がして、私は明るい楽しい華やかなものに飢えているのかもしれません。(かなり疲れているのかもしれません。)そもそも私じしんはキルトをしないため、自分が好きな種類の作品にしか興味がないのです。すみません。

キルト・フェスティバルの会場の半分はキルト関係のお店です。ついついそそられてテープやはぎれをたくさん買いました。

上のテープは1m210円でものすごくたくさん種類があり、計り売りもありましたが、市松模様が気に入って2m巻きを3色買いました。ボール紙に巻いてあるのは同じテープですが、アイロンでくっつけられるよう加工したものです。なんとなく買っちゃいました。

キルト用の生地には模様の小さい柄も多く、ドールハウスのカーテン、お布団、クッション、ソファなどに使えそうなものがけっこう見つかるからです。(ドールハウス用の壁紙とおそろいに特別に作った生地をアメリカなどで売っていますが、ノートを広げたほどの大きさで千円くらいするんです。)ここでははぎれの大きさはいろいろで、200円から400円くらいです。今年はドールハウスの家具を作ってみたいと思っているんです。作り方の本があるのに作らないのはいけませんから。色の濃いのはこげ茶のネルの千鳥格子で、昔っぽいソファを作ってみたくなりました。(がんばらなくちゃ。)花模様の赤い格子柄は、縁取りを付けたらこのままミニチュアのキルトとしてベッドに使えそうです! 


キルト展のお店で興味をひくのは古い着物のはぎれや内外のレトロな生地のデッドストックです。古い布を好むキルターも多いから。見ているだけで楽しくなります。(買うには高く、ぼってるのも多いから。)でも日本のこんなきれを買いました。ネルですから子供のパジャマ用でしょう。なんともかわいいヒヨコ柄です。(よく見ると嘴がしゃくれてるからアヒルの子かも?)子供達への愛情を感じますね。あてずっぽうで昭和40年頃でしょうか? 昔の日本の子供は幸せだったと思います。(私にとってこういう生地は観賞用です。)



国際キルト・フェスティバルのもう一つの楽しみは、何故か毎年やってくる有田焼の全品半額の特売です。私は去年お急須の柄をこわしてしまったため、何かいいのがないかと期待しました。でも今年お急須は少ししかなくて、会期末のせいか全体に種類が少ない気がしました。お店の人にきくといつもの同じだと言うのですが。去年買って大活躍した小さめのどんぶりも買い足したかったのに、こちらは絵が変わってしまいました。(これまでは同じものが何年か続けて出ることが多かったので、少しずつ試しながら買い足せたのに。)たくさん並んだソバ猪口などは絵付けがどれも雑で、まったく食指が動きません。また、これまではすごくきれいで半額でもすごく高いポットや器が奥にあって見るのが楽しみだったのに、やっぱり売れないのか、そういうのもありません。がっかりしました。でも無理して買う必要はありませんから、柄の違う小どんぶりや小さな器など買い足す予定だったものだけ買いました。



そのようにちょっと本命が期待はずれでしたので、半額セールではない、ちょっと上等でちょっと値段の高いほうのお店でミニチュアのお皿を買いました。直径は5センチです。10種類くらいあるシリーズ物の1万円のお皿と同じに作ったミニチュアです。小さくしてもきれいに絵が出ているのを3種類選びました。1枚840円なのですから酔狂なものです。

2011年8月19日

パジャマ入れの巾着


家族が定期的に外でお泊まりすることになり、パジャマと着替えを入れる袋を作ることにしました。そんな物はいくらでも売っていますが、久しぶりに(数年ぶり?)自分で縫ってみたくなったのです。

はぎれは沢山あるのですが、畳から1メートルくらいまでモノで埋まっている窒息しそうな部屋のどこかのあの箱の中......なので、すぐ手元にある最近買ったものの一つを使いました。申し訳ないけれど、100円ショップでカワイイナと思って買った布です。(一見木綿ですが、繊維を燃やすとすぐ溶けるので化繊でしょう。)

今いる家には昔の電動ミシン、骨董品のような足踏みミシン、電池で動くオモチャみたいなミシンと各種そろっています。でも私は物臭で、他の部屋まで動くのが面倒なので手で縫うことにしました。

布は前日に水通しをして地直ししておきました。それを二つに切って角を合わせたら、いきなり縫い始めます。大きさは縫いながら決めます。(セーターの形を編みながら決めるのと同じです。)手縫いだと布の端の始末がミシンのように簡単でありませんから、小学校の家庭科で習った袋縫いにしました。それで、途中で塩梅を見て幅を決めて、少し切りました。

いつもの場所で針箱を脇に置いて、夕食後の手のあいた時間に縫い物をするのは、なにか昔の人みたいでいい感じです。こんな簡単な物でも二日かかりましたが、やっぱり物を作るのは楽しい! 不揃いな縫い目がカワイイ! 毎日巾着ばかり作っていたい気分になりました。

家には灰色の紐があり、それでもよかったけれど、100円ショップにちょうどいい緑色の4メートル入りがありましたからフンパツしました。

2009年3月4日

インドの帽子とアジアの布



国際キルトフェスティバルでアジアの布を売っているお店で買いました。

<ミラー刺繍の帽子>
そうとうお気楽な縫製のインド製ミラー刺繍の帽子です。ミラーには「魔除け」の意味があるそうです。木綿地の小さい造りで、後ろ頭にかぶせる感じでしょう。夏のTシャツ姿に合うと思います。(こんなの500円でいいじゃないかと思いますけど。)

<イカットのストール>
いろいろな模様の絹のイカット(かすり織り)のはぎれを手縫いでつないだストールです。片面に3種類、反対側に8種類の布を不規則に(うまい具合に)配置してあって、どちらの面でも、二つ折りにしても広げてもいろいろな模様を楽しめるようになっています。きれいに縫ってあり、充分な幅と長さがあり、私の好きな模様がいくつも入っていて布のサンプルのようでもあり、思わず欲しくなりました。百の位をまけてくれて7千円でした。ちょっと高かったとは思います。(1月20日)

2009年1月20日

国際キルトフェスティバル@東京ドーム



● 国際キルトフェスティバル公式サイト(1月24日まで開催)

毎年楽しみにしています。この展覧会は東京ドームを使って毎年1月の今頃に開催されます。こんな大きなキルト展は他になく、主催者の一つでもあるNHKが複数のテレビ番組で紹介しますし、全国からキルト愛好家が泊まりがけでやってくるといいます。私はテレビで知って素朴に「きれいだな〜」と思い、見に行ったのが数年前です。そして一度行くと癖になる何かがここにはあるんですよ。入場料、高いのに。

今年は併設の特別展に「赤毛のアン」の作者モンゴメリーが作ったキルトを展示するといいます。物語の舞台のプリンス・エドワード島まででかけてしまう「赤毛のアンおたく」のHを誘うと二つ返事でOK。(キルトも作るIが一緒に行けなかったのは残念でした。)いつも一人で行っていましたから、今日は気分も華やぎます。

国内のコンクールの優秀作品と有名なキルト作家の作品が主役なのですが、私には同時開催の特別展のほうが、実は楽しみです。海外の作品やアンティーク、またビーズ刺繍などキルト以外の針仕事をふくめ、毎年私の好きなものや知らないものばかり紹介してくれるからです。今年は「赤毛のアン」ですが、物語のアンの家を再現しているのにびっくりしました。建物の中には当時の生活の道具を配置し、周囲は布で作ったお庭!!! 芝生も花も草も、木々も落葉も収穫のカボチャも…………誰がどうやって作ったのか…………このあとどうするのか…………

その特別展のコーナーには「赤毛のアン」をイメージした日本の作家の作品も並んでいて、鷲沢さんというキルト作家の大きな白いキルトがそれはそれは美しくて、展覧会の中でも一番ひかれました。Hとも意見が一致しました。(二番目以降はおたがいに好みのわかれるところでした。)また面白い収穫がありました。特別展にはモンゴメリーが作ったクレイジーキルトと白いベッドカバーがあったのですが、ベッドカバーはとても手のこんだ棒針編みです。当時は「キルトを編む」という言葉があり、編み物のことでもあったというのです。へ〜え。

いちばん混む時間に行ってしまったようです。こんなに混んでいるのは初めてでした。でも今どき針仕事を楽しむ奥様ばかりですから、いくらひしめいても不快なことは何もありませんでした。でも奥様たち、けっこう携帯電話で写真を撮りまくりです。撮影禁止と書いてある所で係員に注意されている人も複数見ました。でも、たとえば全体としての風景写真や、自分のお師匠さんの作品と一緒に記念撮影、のような写真は許されているようです。私もせめて、このブログのためにお昼のすごい賑わいを撮っておけばよかったと思いました。(⇩帰り際、かなりすいてきた頃。本当はもっともっと明るい所です。)


そしてキルトと同じくらい楽しみなのが売店です。東京ドームの半分はキルトやパッチワーク専門の生地屋さんを中心に、関連のお店がびっしりと並ぶのです。キルトを作る人には間違いなく「資材調達天国」でしょう。私はキルトをやらないので見るだけですが…………使わないとわかっているきれいなはぎれやカワイイ小物を買い込んでしまいます。素敵な輸入物の生地や古い着物のきれ端など、素敵なものが本当にたくさんあります。

でも数ある売店の中でも一番のお目当ては、九州から毎年やってくるお茶と有田焼で、いい物がすごい値引きなのです。この展覧会は入場料が2000円ですが、ここでお買い物すると元を取った気がします。今回の収穫の数々は別項で。

étoffe というバッグ


前に新宿で見かけて「ちょっといいナ」と思ったことがあるバッグです。でも後楽園のレイジースーザンの前を通りかかったとき、よろめいてしまいました。

濃紺の地の鳥の柄に目が止まったのですがお店に入ると2つあり、生地の裁断によって模様の出方がまったく違うため迷いました。悩んだ結果、チンツ(ヨーロッパの更紗)のような雰囲気の象と猿の柄にしました。(反対側は猿の絵です。)この柄だけはなぜかポーチがついていていて、その分少々お高めです。ビニールは別売りで、なくても使えますが、白地ですから汚れ防止に一緒に買いました。でもこのビニールには小さい皮のロゴが縫い付けてあり、ほとんどのバッグで生地の模様の邪魔をしているようです。

ヘミングスという日本のメーカーのエトフ(étoffe)という製品。布製で使いやすい小ぶりな四角い手提げです。取手は金具で取り外しができ、ビニール無しでも使えます。バッグはきちんとした作りで、内ポケットやかぶせも付いています。生地はスエーデンやアメリカで、どれも明るく楽しい感じ、カタログ上の柄違いは76種類! ビニールを付けても価格帯はだいたい7000〜8000円台。小さいから派手な色や大きな模様でも服装のバランスを崩す心配がなく、いいアクセントになります。複数あれば色の違う取手に付け替えて雰囲気を変えたり、楽しみが増えそうです。またビニールの中に好きな紙、布、ニットなどで同じ大きさの中袋を入れて取手を付けるなど、自己流でも遊べそう。(1月20日)

● エトフ/商品紹介 オンライン販売もやっていますが、模様の出方が一つ一つまるで違うのですから、お店で現物を見なきゃ買えないと思います。

2009年1月14日

別冊太陽「更紗」


別冊太陽「更紗」
小笠原千枝監修
平凡社/2005年12月18日発行/大判208ページ
2800円

一昨年町田でやったインドネシアのバチック(更紗)の展覧会が、国内を何ヶ所も回った後、去年の9月に虎ノ門の大倉集古館にやってきました。私はまた見に行きましたが、展覧会のカタログはもうなくて代わりにこれを売っていました。ちょっといい本だと思いましたが、一緒に行ったPさんは自分が買って私に貸してくれるというので、とりあえず借りることにしてしまいました。しかし眺めるだにいい本でしたから、先月近所の本屋さんに注文したのです。それが今日届いたというわけです。

更紗が好きな人は必携です! 更紗の文化を広く網羅した素晴らしい「図鑑」です。インド、インドネシア、タイ……更紗を知って大好きになってしまった日本、夢中になってしまったヨーロッパ……というふうに地域別で、たいへん多くの図版がオールカラーで収録されています。ページ数では日本に残る輸入の更紗と日本製の更紗に多くがさかれており、お茶の道具を包んだり煙草入れにしたり、江戸時代の贅沢でウルトラ・ハイカラな趣味を垣間見せます。このあたりは昨年11月の「古渡り更紗」展(五島美術館)とも重なります。

印刷物の写真はきれい過ぎることがありますが、展覧会で見た布の風合いや色味を思い出しながら、自分の好みに修正しながら見ます。どの模様もすてきで、本当に楽しくなります。(自分もこんな布を作れたら……何をしよう? せめて好きな模様を水彩画にしてみようか。そんな気持ちで盛り上がります。)

発行から年月がたっていますが今でも普通に入手できます。お好きな人はぜひどうぞ。

2008年4月7日

テキスタイル博物館のトートバッグ

アメリカはワシントンDCにあるという「The Textile Museum」(織物博物館ーースミソニアン博物館の一つでしょう)のオリジナル商品の中に、ちょっといいトートバッグがありました。赤いのはアナトリア地方(トルコ)、青いのは象牙海岸の織物の模様をとりいれたデザインで、素材は厚地のキャンバス地にプリントしたものだそうです。青いほうには控えめな博物館のロゴが見えます。赤いのは冬に、青いのは夏に、普段使いに重宝しそうじゃありませんか。

写真は折り畳んだ状態で、大きさは使いやすそうな普通の横長だと思います。縦15インチ、横14インチ、まち4インチ。柄は他にも3種類あり、いずれも25ドル。日本からも購入できますが、問い合わせると送料(梱包料を含む)が高かったのでやめたのですけど。

「The Textile Museum」は小さいサイトですが、収蔵品(各地の民族色ゆたかな織物、染め物)が見られます。

(textile)(tote bag)(fashon)

2008年4月1日

〈くめ〉で日傘



麻布十番商店街の〈久保〉の前にはいつものようにお洒落なボタンが出ていました。でも作るのはセーターで実はボタンはあまり使わないから今日はやめにして、隣の箱のソックスが気になりました。透ける地に黒の模様があるシックなものです。そのときふとガラス越しにお店の中へ目をやると‥‥‥‥バチック! バチックの服がずらりと並んでいました。え、ここはもっと今ふうのクールでモノトーンでシンプルな服の高級ブチックではなかったか? いずれにせよそうとう高価でしょうが入らずにいられません。中にはお客さんがいて、日傘を広げています。いきなりなんと素敵な。柄違いが一本ずつ数点あり、私も見せてもらいました。

前のお客さんが羊皮のバッグを買って帰った後、お店の人からいろいろ聞きました。秋冬は和の素材で作るが、夏に向けてはバチックなのだそうです。生地は店主でデザイナーの久保さんがインドネシアの職人さんたちに注文したもので、各地の伝統的な柄もお店のオリジナルもあるとのこと。木綿の生地の下処理に始まり、昔ながらの手間のかかるやり方を守ったバチックだそうです。いずれもかなりオシャレ度の高いデザインに仕立てた、ブラウス、ジャケット、ワンピースなどです。しかし着てみるとすんなり体になじむ形をしており、柄の使いかたが生きていて、いいんですね。中でも往年のオートクチュールのような大きな襟、大きな本鼈甲のボタン、丈の短いオーバーブラウス(兼ジャケット」は左右非対称の柄使いが本当に洒落ていて、実は自分にちょっと似合う気がしました。7万円ですが。絹にろうけつ染めを施したジャケットは10万円以上。しかし、わかってます。手作業で作る本物のバチックは信じられないくらい手間のかかるもので、そういう値段のものなのです。内心思うのでした。時間と根気のいる伝統的な手仕事は工業化に押され、やり手が減り廃れていくのが万国共通の傾向であるなか、この金額を出しても求める人がいるから現地の技術も維持されるのだと。さらに、そういう生地をこの金額に見合う製品に仕上げるデザインとは、なるほどこういうものなのだなと。

ひとしきりお喋りして、試着もさせてもらいながら、やはり一番気になるのは日傘でした。ろうけつ染めの日傘といえば私が幼稚園にも上がらない頃、母親が使っていたのを懐かしく思い出します。青地に白のロウを割ったような模様、持ち手は黒。かつては夏の簡単服に布団側に暖簾にテーブル掛けに‥‥‥‥ろうけつ染めや今でいうバチックを普段の暮らしのあちこちで見ました。昭和30年代の話です。今ではあまり一般的でない分だけ本物志向になり高級になり高価になったのでしょう。こんにちではむしろヨーロッパ経由のペイズリーやチンツのほうが日本製もあり普及しています。(しかし一番多いのは無地の服ですね。いつの頃からか、淋しいくらい無地ばかりです。)

日傘の柄は木材で軽く、傘の開け閉めがなめらかです。竹の持ち手は節がちょうど指に合って持ちやすく、何より柄が素晴らしい。表裏両面にロウを施し同じ手間で染めるため、傘の内側から見てもとてもきれいです。もちろん日本の傘職人さんの手によるもので、不都合があれば修理してくれるそうです。というわけで、この贅沢な日傘を買ったのでした。白のワンピースにこれをさして歩いたら昭和の黄金期の女優さんのよう(な気分)。夏の日差しが待ち遠しい!(3月31日)


(追記:2011年8月22日)
なんたる大間違い! お店の名前は「くめ」>/b>でした。その後も何度も行っているのに、ここで間違えたことに気づきませんでした。これまで見てくださった方ごめんなさい。「くめ」さんにもごめんなさい。
なおお店情報は以下のとおりです。

Gallery くめ(お店紹介のページはこちらです。)
港区麻布十番1の5の20
電話 03−5411−5200
火曜日定休


(azabujuban)(kubo)(batik)(textile)(parasol)

2007年10月3日

ジェムアート「縫いのシャツ展」


Yさんのお誘いで日曜日に原宿へ繰り出すことになり、原宿へ行くなら青山まで足をのばして、ジェムアートで開催中の展覧会を見に行けると思いました。先月買った「婦人之友」誌で紹介されていた「縫いのシャツ展」です。鹿児島市の「しょうぶ学園」が長年おこなっているプロジェクト(「縫いプロジェクト」)の作品を展示するもので、Yさんも興味を持ってくれたし、お買物やおやつの後に一緒に行きました。

雑誌に載った写真に、20年くらい前に見てそれはそれは衝撃を受けた「イギリスのニードルワーク展」を思い出し、とても期待したのです。ジェムアートの場所は根津美術館(工事中/閉館中)の向かい、ちょっと前のビルディング1階の洒落た一区画でした。

一歩踏み入れるなり驚きました。小さなギャラリーいっぱいの作品。中央に櫓(やぐら)のような枠を組み、ハンガーにかかったシャツが何十枚もぶらさがっています。もちろん壁にも棚にも椅子の上にもボディにも。

右の写真は上の案内状を拡大したもので印刷のツブツブが出て見づらいのですが、ある「シャツ」の右袖部分です。サラリーマンが着る普通のYシャツに思うままの針を刺し、1年を費やして刺して刺して縮んで歪んでガチガチ・ゴワゴワ、素晴らしいことになりました。多くの「縫い」の作品の中で、このシャツは一つの極限、終着点、そうした位置にあると思います。会場でも、最初に目に飛び込んだのがこれでした。

しかし全てのシャツが作者それぞれが好きなやり方で作った個性的な作品でした。殆どは大人が着用できる形をしており、伊達男が着たら素敵だろうなあと思う洒落たシャツがいくつもあり、いくつかは販売していました。(私には着れないし買えませんが、客観的に値段は安すぎると思いました。2倍くらいが妥当だと思います。)中には下書きの残った作りかけみたいなものもあります。誰もが才能あるわけではありませんし、始めて間もない人もいるでしょう。しかしどれも確実にいい「味」があり、上手くなりすぎた作品よりも私などは好感を持ちます。素材はどれも既製品や古着など質素なもので、糸も木綿、絹、毛糸‥‥‥‥なんでもアリです。しかし着物全部を刺した物凄くゴージャスなローブはアヴァンギャルドで、ハリウッドのパーディーで女優がイブニングドレスの上に着てもいいくらいですし、あるものは真っ赤なシャツに真っ赤な糸をフサフサに刺し、まるでアフリカの儀礼用の力強いファブリックのようです。はたまた「女子トイレ」「ラジオ(周波数と思われる数字が続く)」その他の文字列をシャツ全面にステッチしたものは真にシュール。いずれも色彩豊かで生命力があり、つくるよろこびの発光体みたいで、見ていると自分の中にズンズンズン♪‥‥‥‥リズムがわいてくるようでした。

(ここの部分はまだ上手く解説できないので今日は軽く飛ばします。後でちゃんと書き直す予定です。)

オリジナルの長袖Tシャツもたくさん販売していました。イラストや手書き文字をプリントして、所々に生地のアップリケ(のようなもの)があり、とても味があります。(真似したくなります。)Yさんはあるシャツがかなり気に入ったのですが、「アップリケ」した巾広のゴム(パジャマのズボンの)がどうもマズイと思ったそうです。私も一つ欲しくなりましたが我慢しました。実はその日は既に予算を超えるお買い物をしてしまったからです。後悔しました。

作品の数の多い展覧会では最初に目に飛び込むものと何度も見て回るうちにジワジワ見えてくるものとあります。額に入った作品に気がついたのはだいぶ後になってからでした。その額の中でも途中から見えてきた一つの作品に惹かれました。黒くて目の粗い網のようなものに白い糸を刺したもので、立体的な丸いモチーフがかもしだすやわらかな感じと妙に洗練された感じが不思議なバランスで混じり合って見えます。それを見ていると他の作品がすーっと後ずさって思えました。購入を決めてジェムアートさんに告げると作者名を教えてくれましたが、なんとそれは写真のシャツの作者と同じ「野間口さん」でした。テクニックも色彩もまったく異なるのに、やはり共通するものがあったんでしょうか。

この日は予約だけして、第二部が始まる9日以降に再び見に行ったときに受け取ることにしました。会期後半の第二部ではこうした針仕事のバッグが展示されるそうで、とても楽しみです。

ジェムアート 針仕事の素晴らしさは実際に見なければ想像もできませんが。
「縫い」のシャツ展 前半・9月15日〜10月7日/後半・10月9日〜28日(月休)

2007年9月21日

カーテンの端切れ

端切れといっても、これは1m巾で2.5mあります。サンゲツや川島織物など高級品ばかりのカーテン専門店では、店先のワゴンに積んだ安売りの端切れも当然ゴージャス。この日選んだのは、暖かみのある淡い色調のカーテンらしいジャガード織です。

植物のような模様は何歩も離れると見えてきますが、細部の織りがかなり凝っています。広幅で、おそらく1mあたり数千円ですから、買えば1万円何千円でしょうけど、これは1000円です。アイロンの折り目を伸ばした跡があったり、ミシンをほどいた跡があったり、もしかしたら作りかけてやめた物かもしれません。

生地の質感やプリントが好みだという理由で生地を買うことが多いのですが、このたびは目的があります。西向きの戸口に西日よけになる物を作ります。カーテンというよりスクリーンという感じで、タックなし、縁だけかがって、つっぱりポールに通して下げる、という形にする予定です。もちろん手縫いで。

計ってみると60センチ以上余りました。カーテン地はクッションカバーに最適ですが、大ぶりなバッグ、昔ふうのチョッキも楽に作れそうです‥‥‥‥ということは、何にしようか迷って何も作れずに終わるかもしれません‥‥‥‥。

2007年9月7日

古着のワンピース



原宿を歩きながら〈サンタモニカ〉という古着屋さんに入りました。表のお人形が着ていたウールのベストがちょっと素敵だったからです。中はカジュアルな男物が中心でしたが、入口近くにはワンピースが何着もかかっていて、その中の一つがとってもいい!と思いました。

一目で古着とわかるプリントがきれいな木綿のワンピースです。(既製服ではなく、個人か洋装店の洋裁のようです。)スタイルはコンサバで、半袖、前開き、ウエストが細く、スカート部分にほどよくタックが入っています。試着すると丈もぴったり。色味の濃い木綿は薄手のカーディガンと合わせれば、まだ暑さの続く秋口にぴったりではありませんか。さっそく日曜日のお出かけに着ようと思います。(9月6日)

2007年8月18日

うるわしのバチック


板橋区立美術館前からバスに乗って成増に戻ると、そこから吉祥寺行きのバスがあるのを思い出して、ついでに吉祥寺へ回ることにしました。数日前リーメントを買いに池袋の東武デパートの玩具売場へ行くとお目当ての品物がなかったため、同じくらいリーメントの在庫が充実している吉祥寺のユザワヤへ行きたかったのです。また試し編みの毛糸をいくつか欲しくもありました。

しかしユザワヤの毛糸売場の階は生地売場の奥で、そこで思っても見なかったバチックのワゴンセールに遭遇してしまいました。バチック(バティック/batik)はインドネシアのろうけつ染めです。ジャワ更紗ともいいます。私はこれが大好きなのです。

インドネシア製、100センチ巾の220センチの着分で4800円のところ1980円! もう最後の売れ残りらしいのですが、折り畳んだ状態で20枚くらいありましたか。これはすごい。インド綿の簡単服を買い込んだばかりなのに、バチックの山を見たら所有欲がフツフツとわき上がり、長い時間をかけて4枚選びました。(できればあと2枚欲しかったのですが。)

木綿地ですから何にでもなります。衣類、インテリア、袋物、その他。一つの柄はぜひアオザイ風のチュニックにして着てみたいと思いました。でも私は洋裁が下手ですから、生地のまま持っているだけでるんるんです。


さて、バチックでかなりのエネルギーを使ってしまった後でしたから、毛糸売場へ行ってもピンときませんでした。昔っぽくていいなと思ったパピーのツイード糸はカシミヤで1玉2100円もしましたし。そして上の玩具売場へ息ましたら、やはりお目当てのリーメントがありません。そこでパワーが切れました。「大人買い」したかったのに、ぼやぼやしている間にメーカー在庫切れ状態‥‥‥‥だとしたらトホホです‥‥‥‥(8月16日)

2007年8月2日

アイロンプリント失敗例

簡単なはずのアイロンプリントも油断は大敵でした。

透明・つや消しのアイロンプリントです。最初は軽くアイロンをあてて膜を生地にくっつけます。次に本格的に定着させますが、そのさい両手でアイロンを持ち、身を乗り出すようにして体の重心をかけて押さえるのです。その重みをかけるところ足りなかったようです。熱がさめてから紙をはがすとき、まず紙がよくはがれません。次に膜の定着が不十分で、紙をはがすと一緒にはがれてしまいました。さらに下三分の一くらいは生地からうきあがったようでした。はがした紙をあてて、もう一度ちゃんとアイロンをあて直してみましたが、下の生地の色がうまく透けずに白っぽいままでした。

部屋で着た後に洗濯(手洗い)しました。上手くプリントできたシャツと一緒に洗いましたが、そちらはまったく問題なく、こちらは写真のようにひび割れしてしまいました。(とはいえこのシャツは今後も室内用として着ますよ。)

次回は手ぬかりなく作りたいと思います。(7月19日)

2007年7月30日

和柄のブラウス


選挙の帰りは恵比寿三越に寄り道しました。入ってすぐの和食器売場の大売り出しを見ていたら、隣に並んでいた和柄の品々に目移りしました。ちりめん織りですが綿100%、細身で短めで小さな半袖のシャツブラウスです。赤〜フューシャが中心の、かなり凝った華やかな模様です。眺めていると、昔の子供の晴れ着のような、大お屋敷の幼いおひい様の着物のような、気がしてきました。中国製ですが京都のメーカー(「夢み屋」という名前)の商品です。

和柄(わがら)は、いかにも若向きのわざとらしい種類を除けば、いかにも(派手好きな)中高年風になってしまいがちです。化繊のちりめんで、黒地に朱色と白の菊と源氏車‥‥‥‥みたいな柄が多いようで、そういうのはかなり着る人を選ぶと思います。「和柄」は生地屋さんではずいぶん前から一つのジャンルになっており、沢山の種類を見ることができますが、既製服でもいろいろな雰囲気の生地を使った製品が出てきたらいいのにと思います。(7月29日)

2007年7月11日

お花畑のエプロン


7月7日、東神奈川のかなっくホールの帰りは石川町まで足をのばして元町を歩きました。



木綿のプリント地で作った簡単服をたくさん売っているお店(ドルチェ・サノ)があり、母親が着るような夏服がないかと探しましたが適当なものがないので、自分のエプロンを買いました。綾織、肉厚の木綿で、丈が長く、肩ひもがずれ落ちないというボタンで止める形です。ポケットも両側に付いています。でも実はエプロンが欲しかったというより、私に似合ったというより、この花柄がチェコアニメの「もぐらくん」の背景のようだったからです。エプロンよりも生地として使うかもしれません。
Motomoachi, a sylish shopping district in Yokohama; detail of lovely flower pattern of my brand new apron.

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