お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2007年9月29日

ハーダンガーと「家庭全科」


「ひなぎく」内の古本屋さんで買った本です。

最初に目にとまったのはハーダンガーの本。ホチキス止めのパンフレットのような古いデザイン集で、スエーデンで出版されたものでした。ハーダンガーは荒い平織りの生地の糸を切ったり抜いたりして、そこを糸でかがっていく刺繍です。白地に白い糸で刺すのが基本で、デザインも流行などないに等しく、1色刷の古本でもぜんぜん問題ありませんね。私の姉が好きなので、買ってあげたいと思いました。こういう本は見ているだけで楽しいので、何冊あっても困らないはずですから。(なにしろ300円です。)



その後、ちょっと目立たない棚の中の箱の中に家庭雑誌が何冊かあり、なんと「家庭全科」を2冊見つけました。「家庭全科」は昭和30年代〜40年代の月刊誌で、当時の「家庭画報」と同じ種類の主婦向けグラフ雑誌です。私はハタチ頃に古本屋さんで気に入って買った十数冊を大事に持っている「愛読者」ですから、ダブらない号は即買いです。庶民には手の届かない社長さんの奥さんか銀幕のスターかというような、戦後の富裕層のハイカラなライフスタイルを垣間ることができます。古めかしさ、懐かしさ、カッコよさが入り交じって、昔の憧れに憧れます。また、見ていて楽しいだけでなく、結果的には「戦後」が夢見た「豊かさ」の方向性を示しているようで興味深いのです。(1966年1月号、1966年3月号、各200円)



60年代の「ミセス」が何冊もあり素敵でしたが、どれも1冊1500円以上するので諦めました。(9月24日)

2007年9月28日

ウエイトローズのパスタソース


隣の駅の駅前にピーコック(スーパー)があり、ときどき行きます。隣の駅といっても昔毎日歩いて通った中学校のそば、今は老いた足でも15分くらいですから。ピーコックはイギリスのウエイトローズという食品メーカー(食品店?)と提携しているようで、小さなコーナーがありました。(近頃は売れ残りみたいな、限られた商品が少し置いてあるだけです。)ウェイトローズというブランドに予備知識はありませんが、まず見てくれ(パッケージ)が洒落ていて惹かれます。一番好きなのはオイルサーディンでした。バーミセリもなかなか。(ニンジンとコリアンダーの即席スープは箱はいいけど味で失敗でした。)このパスタソースも瓶の形がいいから買いました。

買ってから3ヶ月くらいたつかもしれませんが、今日未明おなかが空いて、ふとこのソースを思い出して食べたくなりました。まずは瓶をあけてお匙をつっこみ味見をすると‥‥‥‥ウマイ! これはもうスパゲティを茹でなきゃいられません。夜中ですから控えめに70グラムにし、それくらいの量ならこのお皿です。25年か30年前に買った大橋歩のイラストの深皿で、今でもお気に入りです。(サラダボールやマグカップなど一通りあり、色違いもありましたが、買ったのは深皿だけでした。)このフォークもお気に入りで、ジョナサン(ファミレス)のお持ち帰りに付いてくる透明のプラスチックです。

「マスカルポーネとトマトのパスタソース」を茹でたてのパスタにそのままのせて和えましたが、マスカルポーネは熱で溶けてしまい、ソースとしての味は味見のときのほうが好きかも。でも普通のトマトソースよりクリーミーで、酸味もきいて、とっても美味しかったのでした。残りにカビを生やして駄目にしないように、早く続きを食べなきゃと思います。(9月28日)

2007年9月26日

カフェ・ひなぎく@荻窪



夏の間はお部屋が暑いからと、秋を待って開かれたIさん宅恒例の落語会が9月24日にありました。私は楽しみにしていたのに、不覚にも遅刻して、落語を聞けませんでした。しかし、この日は1年ぶりにやってきたHくんが落語の後にお喋りしようということで、主催者Iと私の高校同期の3人と、Yさんの4人で会場のお部屋に残りました。のんべえのHくんはワインの栓を抜き、Iもつまみを提供してくれて、10歳も若いYさんは何故かまったく世代ギャップがなくて、いい感じでお喋りがはずみました。私はアルコールが苦手でしたが、前にYさんに教わったとおりお水を飲みながら試したところ、アルコールの分解が促されて、一番弱いワインにほんとにまったく酔わなかったのです。いやー、大したものでした。(そのかわり、とっても面白かったのはわかりますが、何を話したか詳細を思い出せません‥‥‥‥やっぱり酔ったんでしょうか?)

それから外で続きをやろうということになり、Iは荻窪駅近くの「カフェ・ひなぎく」というお店に案内してくれました。これが大ヒット! 白山神社の斜め向かい、階段を上った2階で、知らなければ見過ごしてしまいそうです。(上の写真は道ばたの看板です。)中は木の空間で、とても落ち着いています。大きな声は憚りますが、とてもリラックスできる小さなお店です。飲み物の種類がものすごく多く、食べ物は自然派でした。私達は軽くこんな感じになりました。
私はルバーブという野菜を食べてみたいと思っていたので、「ルバーブのタルト」と見て迷わず注文しました。あとはバウルーで焼いたホットサンド2種類をみんなで分けて食べました。どれもおいしかったのですが、このお店の食器がスバラシかったのです。どれも「作家物」のようでした。とくに取り皿用のお皿がザラっとした手触りのとてもきれいなお皿で、帰りにお店の人に尋ねてしまったくらいです。

このお店が面白いのは中に古本屋さんがあることです。小さなお店ですが、文学、アート、絵本、家庭雑誌など、なつかしさいっぱいのレトロな古本古雑誌ばかりです。また自費出版のような新しいすてきな本もありました。私達の席は古本屋さんのコーナーの隣でしたから、食べたり喋ったりしながら、かわるがわる本を見に行ったり。この感じもここならではだと思いました。(9月24日)

2007年9月21日

カーテンの端切れ

端切れといっても、これは1m巾で2.5mあります。サンゲツや川島織物など高級品ばかりのカーテン専門店では、店先のワゴンに積んだ安売りの端切れも当然ゴージャス。この日選んだのは、暖かみのある淡い色調のカーテンらしいジャガード織です。

植物のような模様は何歩も離れると見えてきますが、細部の織りがかなり凝っています。広幅で、おそらく1mあたり数千円ですから、買えば1万円何千円でしょうけど、これは1000円です。アイロンの折り目を伸ばした跡があったり、ミシンをほどいた跡があったり、もしかしたら作りかけてやめた物かもしれません。

生地の質感やプリントが好みだという理由で生地を買うことが多いのですが、このたびは目的があります。西向きの戸口に西日よけになる物を作ります。カーテンというよりスクリーンという感じで、タックなし、縁だけかがって、つっぱりポールに通して下げる、という形にする予定です。もちろん手縫いで。

計ってみると60センチ以上余りました。カーテン地はクッションカバーに最適ですが、大ぶりなバッグ、昔ふうのチョッキも楽に作れそうです‥‥‥‥ということは、何にしようか迷って何も作れずに終わるかもしれません‥‥‥‥。

2007年9月15日

婦人雑誌と週刊誌


今週は珍しく雑誌をいくつか買いました。(普段はたま〜に、よほど面白い見出をみつけたときに週刊誌を買うくらいです。)

この秋は50代の女の人向けの雑誌がいくつも創刊されたといいますが、どうせ誌名がアルファベットで大判でカラー写真満載の重たい雑誌で、どうせすぐに休刊するでしょう。そんなの見る気もしませんね。本屋さんに入ってもそういうコーナーは、美女の表紙が並ぶのをを見ただけで「カンベンしてよ」と思います。「家庭画報」だって昔は(40年前は)昔の「暮らしの手帖」と一緒に購読してもいいくらい、本当に趣味の良い雑誌でしたが。

70年代に「クロワッサン」が出た頃は「ニューファミリー」という言葉があって、いわゆる団塊世代が所帯を持って、ジジババ抜きの、伝統や因習にとらわれない、自分らしくてセンスが良くて賢い生活が模索されたんだと思います。質素堅実な親の世代から、日常生活にお金をかける世代への移行というわけで、今に続く「ライフスタイル」の大変革の始まりでした。でも「クロワッサン」も何か自画自賛のような「クロワッサン教」的な変に気取った方向へ流れて行った気がします。同じ路線でもずっと庶民的な「オレンジページ」や「エッセ」などスーパー系の雑誌は、身近な感じで現実的ですが生活臭が強いというか、夢や理想が‥‥‥‥あるんだかないんだか。スーパーで売っている品物だけで生活するなら反動ですよ、ちょっとつらい。

アルファベット名の雑誌の台頭とともに敗北し消えて行った「婦人雑誌」は伝統的な日本の「母」の滅亡の象徴でした。いわゆる四誌よりもインテリ然とした「婦人公論」は生き残ったものの基調を女の情念にシフトしたようで。しかしこんな雑誌をみつけて、おもわず買ってしまいました。


「婦人之友」10月号

通巻1249号! 創刊明治41年、100年以上続く月刊誌! すごい!  
本屋さんの片隅に‥‥‥‥文字通りそんな感じで少部数並んでいました。はじめ「主婦の友」と間違えてしまい、こんな小さな雑誌になっちゃったのか、でも生き残ったか、と思いましたが「婦人之友」でした。手にするのは初めてですが、いわゆる四大婦人誌の一つだったと思います。(「主婦の友」「主婦と生活」「婦人生活」、そして「婦人之友」?)

内容がとてもいいと思いました。アートの紹介に始まり、お料理、お菓子、特集(今回はお弁当)などがカラー、あとは1色か2色刷りで落ち着いた感じです。読み物ページには子供のこと、鬱のこと、携帯電話のこと、結婚のこと、選挙や原発なども少々、また家庭菜園のこと、英語の詩、読者投稿の短歌や俳句等々と充実。なんと編物も二つ載っています。今どき棒針編みのカーディガンを載せているなんて、それだけでこの雑誌のレベルの高さがしのばれるというものです。

これ見よがしな高級ファッションなど関係なし。季節を告げる風景写真は総合雑誌の定番、お料理やお菓子の写真はおいしそうで作ってみたくなりますし、この心地よさは何かというと‥‥‥‥要するに品がいいんです。ずっと続けてほしいと思う雑誌です。でもまた買うかといわれれば‥‥‥‥正直なところ私はあまり文字を読まなくなったので、そのへんがジレンマです。心で応援しています、としかいえませんが。(9月12日)

巻頭グラビアはギャラリーの展覧会の紹介です。(今年1年は青山のジェムアートというギャラリーの企画を紹介するそうです。)鹿児島の知的障害者施設でみんなが作った縫い物(ある種の刺繍?)の展覧会だそうで、写真で見る限りとってもきれいなので、ぜひ見に行きたいと思います。


「週刊文春」9月20日号

「週刊文春」は安倍晋三の記事をめあてに買いましたが、読み終えてペラペラめくると、長期連載の阿川佐和子の対談では相手が岡林信康でした。何たる棚ボタ! 私が岡林信康にまいったのは中学3年のときで、たしか「くそくらえ節」を姉に教わったのではなかったか。お年玉でLPを買い、その後シングルのレコードを少し買い、ライブにも行きました。(当時の前座兼バックバンドは「はっぴいえんど」でした。豪華!)「フォークの神様」にまつり上げられたのは不本意だったでしょうが、「友よ」という歌は(私だって歌いましたが)女子大生のキャンプでも、ベトナム反戦デモでも、はたまた北海道の自衛隊駐屯地でも、みんなが自分のための歌だと思って歌っていたなんて、ちょっと涙が出ちゃう。田舎へ引っ込んだのち復帰して、それからはずっと音楽活動していたのですね。音楽への思い、共感100%です。岡林信康の「演歌」や「エンヤトット」、すっごく聞きたいと思います。かって引退コンサートをやった日比谷の野音で今度ライブがあるそうです。行きたい!!
(というわけで調べると、野音のコンサートは余裕の10月20日。だのに6300円とは‥‥‥‥トホホ‥‥‥‥)


「週刊現代」9月22日号

写真の中の「週刊現代」は1号間違えて買ったものです。その週末土曜日に前倒し発売したのが問題の記事掲載の号で、発売翌日コンビニに行くと影も形もなく、その後本屋さんに行ってもなく、即日完売に近い状態だったんでしょうか。

「物は語る」という連載でハウスカレーを取材したカレーの記事があり、面白いことが載ってました。「カレーのスパイスは漢方薬みたいなもの」というわけで、漢方薬臭い太田胃散(と思われる薬)をカレーに入れると美味しくなるとか。本当ですか?

2007年9月13日

またもラ・フェ・デリース



上野の展覧会で意気投合した静岡の女の子と原宿に出て、ラ・フェ・デリースのそば粉のクレープを食べました。今回は「ブルーチーズとクルミ」です。クレープは大きいので途中で飽きてしまうかと思いきや、下に隠れたレタス、トマト、ピクルスの付け合わせもあり、最後まで美味しかったのでした。向こうのお茶碗みたいなものはリンゴのお酒、シードルです。

いろいろ面白い物が飾ってあるお店ですが、有名な「不思議な国のアリス」の飛び出す絵本があったので見せてもらいました。ロバート・サブタ作の有名な作品です。オリジナルのペン画に似せた絵で、見せ場を大きなと飛び出す仕掛けで見せ、物語は本の中の本(見開きの一部に数ページずつめくる所があり、そこも飛び出しますが)で読ませるという造りでした。「からくり」はみごとです。私の好きなお茶会の場面ではティーカップに執念のような工夫がほどこされていましたが、クライマックスのトランプカードの場面は圧巻。これはもう素晴らしいものでした。彼女と一緒に大はしゃぎで写真を撮りました。(9月9日)

この絵本を検索すると、全ページを開いて見せるムービーがありますよ。(このブログはトラックバックができないようなので、ここからのリンクは控えますが。)

2007年9月10日

フレッシュネス・バーガーズ

お金がないので100円マックも食べます。でもフレッシュネス・バーガーズのハンバーガーは値段の分だけマックよりも食べごたえがあります。(ハンバーグは少なからずパン粉の味がいたしますが。)

ハンバーガーに「ミニサイズ」があるのがいいし、飲み物もいろいろです。コーヒーは一応有機栽培のお豆ですし、オレンジティーを注文するとガラスのポットに輪切りのオレンジが数枚入っていていい香りでした。店内のテーブルが広く、マックのようにワサワサしていないので、書き物をしに行けます。難は閉店時間が早いことですねえ。

また、石神井公園店ではタリーズ石神井公園店に迫る黒板アートを展開しています。これも楽しみです。願わくば、レジの所に置いてあるハンバーガーの実物大サンプルを販売してほしいんですけど。

というわけで「ダブルチーズバーガー」というのを試してみました。一人じゃ食べきれないくらいです。これくらい大きいと、それだけで何か面白いことをしている気分になりました。さて、どこのチーズバーガーもそうなんですが、熱くてチーズは溶けちゃいますから、多少は形が残るようもう少し厚切りのチーズを使ってほしいと思います、はい。

2007年9月7日

anti へ行く


旧友のMちゃんと週末久しぶりに会うことになり、慌ててヘアカットに行きました。青山のantiです。私がそのような美容院へ行くなんて、人は驚くかもしれません。しかし7月の「かつらが欲しい!」で嘆いたように私の髪の悩みはトホホホで、その悩みを「どうだ、カッコイイだろう!」という思いに変換してくれるのはここだけです。と言いつつ、ショートカットのはずがムースでごまかし帽子で隠して半年さぼったボーボー頭で、さすがにその状態でこういうオシャレなお店に入るのは恥ずかしいのですが、長くお世話になっている池田さんは「そういう人だからネ」とわかってくれるのではないかと期待します。

池田さんは本当に上手いんです。(私の写真をお見せできないのが残念です。)初めて行ったサロンで上手にやってもらえたから次にまた同じ人に頼むと全然ダメだったというのは多くの人が経験していると思います。でも池田さんはいつ行っても何度行っても2年ぶりでも上手いんです。前に通っていたサロンも当時はいいと思っていましたが、気分転換に思い切ったスタイルをしたくても冒険してくれないという不満がありました。でも池田さんはいろんなことをやってくれます。つくづく看板は伊達じゃないと思います。また、antiは若いスタッフも皆やさしくてルックスもいいしお洒落だし、そういうふだん接することのない世代の人達と会えるのも楽しみです。そういうわけで、私などには敷居の高いお店なのに、とても居心地よくしてくれるのです。

春から原宿のお店もこちらに合流したそうでスタッフは40人になり、若い活気というのか、すごく賑やかでした。(原宿のお店では好きなCDを持って行ってかけてもらったり、のんびりしていたのが懐かしくもありますが。)とうぜんお客さんは若くてきれいなお嬢さんが多く、ときどき鏡ごしにチラチラ見ちゃうこともあります。でも昨日は右隣に明らかに私より年長のご婦人がいて、後半では左隣に太めの紳士が来て‥‥‥‥そういうのもantiのいい所だと思います。

ブログに載せる写真を撮らせてほしいと話しました。お客さんが映らないようにするからインテリアを撮りたいと言いますと、池田さんは店内は雑誌などに載っているからつまらない、それよりも外のほうがいいと言います。というわけで、お勧めに従いこういう写真になりました。確かにこれはクールですね! レンガ造りのビルを入って、お店のある地下へ下りる階段の所です。3枚撮ったうち、池田さんが写っちゃったやつを採用しました。(9月6日)

古着のワンピース



原宿を歩きながら〈サンタモニカ〉という古着屋さんに入りました。表のお人形が着ていたウールのベストがちょっと素敵だったからです。中はカジュアルな男物が中心でしたが、入口近くにはワンピースが何着もかかっていて、その中の一つがとってもいい!と思いました。

一目で古着とわかるプリントがきれいな木綿のワンピースです。(既製服ではなく、個人か洋装店の洋裁のようです。)スタイルはコンサバで、半袖、前開き、ウエストが細く、スカート部分にほどよくタックが入っています。試着すると丈もぴったり。色味の濃い木綿は薄手のカーディガンと合わせれば、まだ暑さの続く秋口にぴったりではありませんか。さっそく日曜日のお出かけに着ようと思います。(9月6日)

バルトークの楽譜

カワイ・ピアノのガラス越しに楽譜の並んだ棚が見えました。そうですよね、楽器屋さんなのですから。通るたびにウインドウを見ていましたが、初めて中に入りました。やはり3分の2はピアノの楽譜という感じでしたが、日本楽譜出版社などの小さなスコアは充実していました。池袋西武の書籍売場(というよりビル)にはなかったバッハの「フーガ集(1)」とヴィヴァルディの「四季」は勿論ありました。また時間がかかりましたが、ずっと欲しかったバルトークも見つけました。昔レコードで聞いて好きだった「ルーマニアの民俗舞曲」とか、そんなような題名の曲です。

日本版の楽譜はピアノ用でした。バルトークはその曲を最初はピアノ曲として作ったそうですから、それが本物なのかもしれません。しかし私が聞いていたのは管弦楽でしたから、チェロとピアノの伴奏用のほうがいいと思いました。となると輸入物(ドイツ版?)です。2600円で正味はたったの10ページですから高くつきました。でもたまには大判でこんなにきれいな楽譜、満足です。リコーダーで練習をしてみたいとも思いました。(9月6日)

話は変わり、あの有名なバッハの「トッカータとフーガ、ニ短調」の楽譜の中に、視覚的に面白い部分がありましたのでオマケです。

2007年9月4日

組み立てオモチャ 《ello》



バッタ屋みたいな食品+雑貨の安売りの店先でみつけました。ボール箱に入ったアメリカっぽい変なオモチャです。「ello」というのが商品名で、そのシリーズの中の「fairytopia」というセットのよう。「フェアリー」の「ユートピア」という意味でしょうか。ネットで調べてみるとバービー人形で有名なマテル社のオモチャで何種類も出ており、これは177個のパーツ入りですから35ドルくらいの値段だそうで、ちょっと驚きました。

プラスチック製の柔らかい色調で不透明、透明のいろいろな形、つなげるための形、ひもや棒、お人形を作る頭や手足などがあります。このパーツだけで遊ぶだけでなく。他のオモチャと組み合わせてもいいし、まったく別の日常的な用途に使うこともできそうです。
(9月3日)

2007年9月2日

ほしいもの(1)



● 荒井良二の絵本

春に見た絵本展で「おばけのプルプル」を初めて知り、明るい色と子供の絵のように奔放でやさしい感じにまいりました。しかしながらたくさんの本が出版されていますから、どれにしようか迷って決められなくてどれも買えない‥‥‥‥ということになる公算は大です。




● USBでMacに直結するアナログプレイヤー(ION iTTUSB05 USB Record Player)

(追記:08年7月27日)
このレコードプレイヤーをキーワードとするアクセスがとても多いのですが、これは素人が広告を見て面白いなと思っただけの記事で、筆者は現物を見てもいなければオーディオに詳しいわけでもありません。検索して来てくださった方には何の役にも立ちそうになく、申訳ありませんが、そこのところご了承ねがいます。

すごい!の一言です。MacのUSBポートにつなぐとレコードの音がそのままデジタルデータとして取り込めるという嘘のようなプレイヤーです。古いレコードが甦ります。もちろん普通のプレイヤーとしても使えて、値段は2万790円!!(傍観するうちネットのアップルストアでは販売終了とあいなりました。ハハハ‥‥‥‥)さあれ案内はこちら。




アナログ音源インターフェイス(Instant Music for Mac)

ちなみに、上の目的で去年これを買いました。(本体は小さくて軽い空き箱みたいなものです。)いつもつないでおけませんから使うときに配線しますが、それがけっこう厄介です。それに比べたら上のプレイヤーはめちゃくちゃ便利に違いありません。ただしこちらはアナログ・レコードだけでなく、楽器でもテレビでもビデオでもカセットテープでも、マイクをつなげば自分の声でも取り込むことができ、DVDを取り込めば音だけをiTunesで聞くこともできるわけで、あながち無駄だったとも思いませんが。




● 木製のミニチュア・リコーダー

〈リコーダーJP〉という、リコーダー曲の楽譜+伴奏のCDを出版している会社のサイトで販売しているものです。音が出るかは存じませんが、見てのとおり精巧に作られているそうです。使用木材により価格が異なりますが、6500円の「黒檀」製も見てみたい気がします。カエデ、樫などの「お任せ」だと3500円とのことで、気になってしょうがありません。
(写真はリコーダーJPのサイトから拝借いたしました。)



(9月6日追記)原宿キディランドでリーメントの「あの頃みんな小学生」を購入しました。というわけで、プラスチックのリコーダーを手に入れました。上記の木製に比べるとやはりタテヨコのプロポーションが少しおデブです。しかし驚くべきことに右の小指の部分(先っちょ)が外れます。そのくせなぜか吹く部分は外れませんが。(このシリーズでは楽器も他にハーモニウム、トライアングル、カスタネットがありました。)




● カワイ・ピアノの玩具のピアノ

前に原宿のカワイ・ピアノのウインドウに飾ってあった小さなピアノは、メーカーが道楽で作ったかのようなウルトラ高級玩具に見えましたが、これだったんでしょうか?! だとしたらとってもいいことです。32鍵で1万7640円。黒塗りのほうが少し安いんですが木目のほうがオシャレです。無論、音源はアナログで、カワイピアノのサイトで音を聞けます。玩具らしいwhimsicalな音です。80万円のピアノをぽんと買っちゃうHや、ご自宅にパイプオルガンを所有するYさんには笑われそうですが、私はね、欲しくなるんですよ、こういうのを見ると。河合楽器のページ




● 井内さんのミニチュア

(9月5日、リストに追加します。)今からは手に入らない品ですが、練馬高野台駅近くの喫茶店〈Green Tail〉で教えてもらったアトリエ・ノンノンのミニチュアです。お店のコレクションの一部を撮らせてもらいましたが、全然へたくそでトホホ。でも写真の「おせち」はだいたい実物大、「鍋焼きうどん」はかなり大きめだと思います。何も言えません、とにかくすごいんです。北海道在住の井内法子(いのうちのりこ)さんの手による、レトロで精緻でいきいきとした素晴らしい食べ物とドールハウスの数々!はぜひサイトでご鑑賞ください。(但し、この「おせち」は井内さんのサイトで紹介されているものとは別のもので、さらに素晴らしい超絶技巧の出来映えです。)

アトリエ・ノンノン

コーヒーが美味しい Green Tail のお話は後日ゆっくりやります。

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