お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2013年12月24日

zazzle: クッションとメッセンジャーバッグ

怒濤のように押し寄せた zazle の割引セールのメールもアメリカ時間で12月23日で終了。今日は静かです。しかし私には心残りがあります。日本時間の21日に「クッション半額」という驚くべきメールを受け、私は買うつもりでいたのに買いそびれてしまったのです。

最後の投げ売りとも言うべき、Tシャツ、クッション、トートバッグ、マグカップ、ポスター、マフラーの5割引セールでした。クッションが半額になるなんて初めてです。Tシャツやマグカップのような常に人気のある商品と違い、全然セールに出ません。あるとすれば「全品15%引き」とか「全品20%引き」とか、そういう時だけです。しかも来年またやるとは限りません。なぜなら今年はクリスマス商戦をひかえた頃にクッションの種類を増やしたため、その宣伝も兼ねているのじゃないかと思うからです。かえすがえす惜しいことをしました。


なぜ買いそびれたかというと、このセールのお知らせには終了時間が書いてなかったからです。一昨日22日の午後にお昼寝をして、目が覚めたら4時で、そうそうクッションを注文したいのだったとMacに向かったときにはまだセール中でした。しかし一緒に布巾(tea towel)を買おうとしていて、全部買うとすごい出費だからどれを削ろうかという悩みは前の晩から続いていていたのです。あれこれ家の中の仕事をしながらやっと決めて5時3分過ぎぐらいにクリックしたら、セールが終わっていました。日本時間の5時が期限だったようです。

zazzle のクッションはすごく高いんです。私が始めた時にすでにあったかどうか覚えていませんが(この頃なんでもすぐ忘れてしまいます)、私が最初に作った時の値段は45ドルでした。もともと高かったのが(アメリカでは諸物価高騰の折)今では63ドルです。町に出て一つ6300円のクッションを探したらいい物がたくさんありますから、いくらオリジナルでも高すぎてあまり売れなかったのでしょう。そのため先ほど書いたように今シーズンは種類が増えました。四角のクッションはこれまで20インチ(50センチ)だけでしたが16インチ(40センチ)の物ができ、さらに綿100%だけだった所に安いポリエステル製が加わりました。ポリエステルで16インチだと値段も30ドルぐらいで、ぐっと手近になったわけです。

しかし価格よりも大きな問題がありました。私は自分で作ったものを2つ購入しましたが、とにかく発色が悪いのです。一つは暗い模様で黒と赤を効かせたもの、もう一つは灰色っぽい中で濃いピンクをアクセントにしたものです。届いた物はどちらも全体が煙の向こうにあるようなくすんだ色でした。真っ黒であるべき色が茶色の混じったネズミ色で、真っ赤もショッキングピンクもぼーっとしています。これで45ドル?!と思いました。それが今は63ドルですからね、冗談じゃありませんよ。売れないからいいようなものを、これでは恐くて作れません。しかしポリエステル製ができ、化繊ならもっと発色がいいんじゃないかと期待します。その確認もしたかったんですけど。

絵はがきや封筒では単価が安いので半額で買っても一枚あたりの送料を加えると高くて売れませんから足が出ます。でもクッションが半額だと売りに出すときに1個あたりの送料を加算しても定価で売れれば計算上少しは利益があります。自然派の「小野路やまいち」でポリエステルのクッションが売れるかどうかわかりませんが、アートフェスタもあるし、お店の飾りにはなると思って4つは欲しかったんですけど。

(逃した魚の群れ。自分では気に入っていますけど。)

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(↓他にも変てこりんがいろいろあります。どうぞご覧ください。)
Knit-Rit Fabric のクッション売り場


近頃の zazzle はワンパターンが多くて退屈ですが、探せばいいクッションがありました。この機会にどちらか買おうかと思ったんですけど。

Victorian Design #2 @ VictoriaShaylee Pillow

これはナイル川ほとりのパピルスでしょうか。このまま刺繍の図案にしたくなります。VictoriaShaylee さんのクッションです。(人様の作品の画像を引用してはいけないのかもしれませんが)この人はルノワールや浮世絵をはじめ既成の有名な作品を使っているようですから、これもアールヌーボー時代の作品かもしれません。)


Louis Wain の "Cats at the theater" クッション

これはルイス・ウェインという猫画家の作品です。もっときれいな絵もあるのですが、この不気味さがたまりません。劇場の桟敷席に集まった猫だそうですが、舞台を反射している目だけ色がついています。こんな絵を描くなんて、たぶんビクトリア時代のイギリス人じゃないかと思います。このお店(Artworks)にはWainの絵がたくさんあって、私は去年絵はがきやグリーティングカードをたくさん買いました。


でもこの大特売ではメッセンジャーバッグも5割引になっていたんです。クッションとは送料が別ですから品物を決めた時点で先に4個買いました。2年前に作った物を今見るといろいろ粗が見えて、急いで修正したものもあります。私は自分で作った物はなるべく自分で買って確認していますが、このバッグはちゃんとしていますよ。リックショーというアメリカの小さなメーカーで作っており、中国製ではないんです。柄がきれいに出ていれば来年4月の「小野路やまいち」に持って行きます。(ぜひお手に取ってご覧下さい、ぬあんちゃって。)

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2013年12月23日

CafePress で家事放棄

zazzle は作る時にデザインの自由がきくのがいいけれど、買うときに送料が高くてたまりません。

cafepress(カフェプレス)は zazzle と双璧といわれている所です。ロン・ポール支援グッズなど何度かお買物したことがあり、この種のサイトを知らないで最初に遭遇していたのはcafepressのほうでした。(cafepress のほうが政治色の強いものが多いようです。)去年か一昨年か忘れましたが、cafepress もやってみようとお店作りを始めたところ、お店作りも品物作りも zazzle とはまるで勝手が違ってわからなくて途中でやめました。でもそれをまたやってみようと思います。zazzle を初めて2年半、私が作った物では商売にならないとわかりましたが、自分で売ったり自分が使うために作りたい物がたくさんありますから、似た物なら安く入手できるほうがありがたいからです。

cafepress も今年大きく変化しました。(いちばんわかりやすいのは送料の計算が zazzle に似た形になったことです。送料そのものも変わったかもしれません。)でも商品を作るのに前はどういう操作だったか細かく覚えていませんから気にしません。

このブログで今やアクセスが一番多いのは zazzle 関連です。(I Will Survive を超えました。)この手のサービスあるいはビジネスに関心を持つ人が多いのだと思います。というわけで、私は今お店の作り方その他を最初からやり直していますから、その手順なども紹介したり、あらためて zazzle との違いについて書いていこうと思います。

とりあえずcafepressリンクを貼っておきましょう。
クリックすれば cafepress のホームページへ飛びます。


 

  Design your own products at CafePress.com!


2013年12月19日

zazzle で包装紙!

このブログ以上に zazzle を放置していました。もういやになっちゃったし、あまり無駄遣いしたくないから頻繁に届く広告メールも無視です。しかし11月になるとアメリカではクリスマス商戦に入って zazzleもじわじわと大安売りを始めます。私は友達にあげるために作っておいた絵はがきとグリーティングカードを安く買うために、ちょっと注意をしはじめました。カードが半額になっても金額として大きくありませんが、一緒に買うと送料が安くなる品物があるんです。例えばカードとふきんを買うと送料が別々に計算されますが、カードとトートバッグなら送料が一緒でかなり割安になります。(ふきんはランチョンマットやクッションと一緒に買うと割安です。)セールはそういう送料節約のためのまとめ買いの機会でもあるのです。

そんなわけで数ヶ月ぶりにzazzleに行くといろいろ新しい商品が加わっていました。その中で驚いたのが「包装紙」です。包装紙ですよ、ラッピングペーパーというやつです。あれを自分で作れるというのです! えーっ、すごい! 私は興奮しました。だって私は、中学2年生のときに池袋パルコができて、その5階か6階にあった「カミカ」という紙のお店を見たときから包装紙が大好きなんです!! いくら家庭にパソコンとプリンタが普及しても、包装紙だけはプロッターでもなければ作れません。私は嬉しくなって zazzle の包装紙を作り始めました。

そして何日かすると突然「包装紙が半額」というメールが舞い込みました。うわっっっ……

私はもともと怠けている家事を一切放棄し、ただちに包装紙作りに専念して、限られたセール終了時間ぎりぎりにグリーティングカード、トートバッグと共に発注しました。(zazzle の大安売りはメールで知らされますが、突然「今日1日限り」とか「今から夜11時59分まで」とか、人を急かせるやり口です。いつ何が安くなるかわかりませんから、欲しい物は日頃から用意していないといけないのです。それが zazzle とのつきあい方というものなのです。)

興奮のため前置きが長くなりましたが、11日に注文したその包装紙がもう届きました。(カードとトートバッグはまだです。)送料も顧ず二回発注した内の先の3種類です。

こういうのを作りました。(今カメラが家の中で行方不明で実物の写真が撮れません。)
結論を先にいえば「トレビア〜ン!」です


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See gift wrapping paper online at Zazzle 

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(画像の下の商品名をクリックすると売り場で見れます。
KRfabric はお店の略称です。下の行をクリックすると
他の人達の作った包装紙も見れます。もちろん購入もできます。)

いずれも Patterno というソフトを使って作った簡単な模様を zazzle のデザインツールで「タイル(連続模様)」にしました。紙は3種類から選べます。安い順に glossy、linen、photo gloss で、ここでは glossy と linen にしました。包装紙は贈り物を包むだけでなく、厚紙を入れてノートの表紙を作ったり、箱に貼ったり、封筒にしたり、切れ端だってしおりになるし、はたまたドールハウスの壁紙にしたり……全ての紙工作に使えます。もっと作って来年の「小野路やまいち」で切り売りをしたくなりました。

(1)紙が大きい!
もともと6フィートと書いてありますが、現物を見るととっても大きくて嬉しくなります。伊東屋などで広げて売っている物の3倍か4倍あります。(アメリカ人はクリスマスには大きなプレゼントをたくさん包むのでしょう。一番短くて6フィート巻きですから、かなり大きな箱でもつぎはぎ無しで包めます。)これが16ドルとは有り難い話です。送料を払っても、これなら作って買う価値があると思いました。(しかも半額で買ったのですから踊りたくなります。)

(2)デザインがよく再現されている
「正確に」再現されているとは言いません。細かいことを言えばきりがないでしょう。glossy の印刷ではぼかしをいれた茶色と赤の区別がつきません。しかし意図した雰囲気がよく出ていると思います。満足です。zazzle にすれば家族やペットの写真入りの包装紙が念頭にあるわけで、たぶん値段が一番高い photo gloss ならさらに原案に近づくのかもしれません。(色の正確な再現を一番に求めるなら黒一色でデザインすれば間違いないと思いますヨ。)

(3)紙の質がよい
市販の輸入物の包装紙と同じです。大きな箱をきちんと包める厚さがあります。

謎が残る点は

(1)「艶あり」と「艶消し」が逆?
glossy というなら艶のある紙のはずで商品説明にもそう書いてありますが、実際はどう見ても艶消しです。しかも品のある艶消しです。いっぽうlinen には麻の織物を模したテクスチャーがあり(タテヨコに細かい筋)、表面に光沢があります。艶消しの紙(matte paper)と書いてあるんですけど。買うときには注意してくださいね。(といっても zazzle のこと、私が受け取った物が正しいという保証はありません。)

(2)紙の大きさが違う
商品説明によれば大きさは3種類とも共通で、幅が2フィート、長さが6フィートと15フィートと30フィートです。しかし glossy と linen では大きさがまるで違うのです。ちゃんと計っていませんが、 linen はすごく大きくて幅が15センチ近く広いんです。どうなっているんでしょう?(そのため国際宅配便だというのに2つの筒に分けて届きました。大きい筒に小さいのも一緒に入れるということを何故しないのか? アメリカ人だから?)photo gloss は買ってないから判りません。

たまたま在庫切れで手持ちの紙を使ったんでしょうか? 次回そのつもりでデザインしたら本来の大きさで届いて計算が狂ったり? わかりません。カスタマーサービスに問い合わせる気もおこりません。


ところで、この包装紙を発注して何日もたたずに「包装紙75%引き!」というメールが届きました。でも見なかったことにしました。来年は75%引きで買いますヨ。(いいのをいっぱい作っておこうっと♪)


(追記:12月24日現在、上の包装紙と一緒に注文したカードはまだ届きません。上の包装紙と同じ日に注文した別の包装紙もまだ届きません。私はクリスマスに関係ないから急いでいませんけど……。)

2013年12月15日

来年の「小野路やまいち」



昨日「小野路やまいち」の事務局からメールが届き、来年4月に第二回を開催するとのことです。すぐに参加を決めました。

やまいちは町田市小野路にある彫刻家の宮沢氏の「アトリエIZUMI」の敷地(すばらしい里山)を使って開かれるフリーマーケットです。日頃からいろいろ手仕事で物を作っている人たちと買い手とが直接売買する場として企画されたものですが、ほかに食べ物屋さんの出店と音楽やダンスのパフォーマンスもあってお祭りのようです。私は初めて自分の作った物を売る体験してとても楽しくて、恒例行事になるのを期待していました。

今年はIさんが教えてくれたのが2月。実はとっくに申込期限を過ぎていたのも知らず、友達のよしみで参加させてもらいました。40日あれば zazzle の商品を取り寄せる以外に新しいものも作れるだろうと思って子供用やミニチュアのセーターなどを編み始めたらドッコイ、例によっていくつか同時に進めたものだからどれも間に合わず、出来上がったのはコースターだけでした。今は4ヶ月前。こんどはちゃんと準備できるでしょう。(たぶん。)

とはいえ、当日は一緒に行こうというだけの話だったのに、私より早く着いたために結局朝からずっと(終電間際のカラオケまで)つきっきりでお店を手伝ってくれたSさんは九州へ引越してしまいます。荷物の搬入搬出もそうそうMくんに頼ってばかりではいけないし、どうしよう? そういうことも一人でちゃんとやれるようになりたいと思います。

ブログ主のお店 KNIT-RIT FABRIC の宣伝 アメリカ版

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