お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

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2011年8月18日

セーターのお手入れ(毛玉編)


見るのも暑苦しいお話ですみません。本来は春にするべきことでしょうが、私の好きな洗濯用洗剤「海へ」を入手しましたので、冬のセーターを洗いました。(実は今年はまだ洗っていなかったのです。でもセーターとは毎年洗うべきものではないんですよ。)

セーターの洗い方はまた別の日にするとして、今日は洗った後のお手入れです。

このセーターは去年の秋に麻布十番で買いました。イタリア製です。イタリア製といってもピンキリで、何でもいいとは限りませんし何でも高価なわけでもありませんが、これは安くていいセーターだったと思います。全体が裏編みで、前見頃の中央だけ模様編みが入っています。

ウールが75%、ポリアクリルが25%。10センチ幅に12目の極々太の甘撚り糸で、しっかり編んでありますがとても柔らかくてフワフワです。従ってすぐに毛玉ができましたが、そのままひと冬着ました。毛玉が多いと洗っても薄汚れて見えます。毛玉が編み目を隠してもやもやにするし、毛玉が汚れやすいせいでもあります。というわけで毛玉を取ります。毛玉を取ると、セーターはとってもきれいになります。

毛玉を取る道具は編物や洋裁のお店で売っていますが、あれはハイゲージ(編み目の細かいもの)のニット用だと思います。こういう太くてフワフワの糸のニットではハサミが一番です。よく切れる普通のハサミです。(私が使うのは100円ショップのハサミです。100円ショップには驚くほどいいハサミを売っていて、とても重宝します。)

やり方は簡単で、(私は右利きですから)左手で毛玉をつまみ、その根元をハサミで切るだけです。毛玉を無理に引っ張らないのがコツです。また、間違っても編んである糸を切らないようにします。セーター全部の毛玉を取るのはそれなりに根気がいります。ですからまず片方の袖だけとか身頃の半分だけを区切ってやると、作業前・作業後の違いがわかって楽しくなります。



上の写真のようにモヤモヤしていましたが、きれいになりました。



これを繰り返せば糸は痩せます。でも目に見えてやせるまでには何年もかかるはずです。お気に入りのセーターなら、薄汚れてしまったと思わないで毛玉を取ってみましょう。そしてすり切れるまで着ましょう。

2009年1月18日

26年前のニット


新年そうそう彫刻家の友人からパーティーのお知らせが届きました。結婚のお祝いですが、いわゆる結婚披露宴ではなく、主催は彼のアート仲間です。これは、以上の条件で「何を着るか」についてだけの話です。

美術家や古い友人達が中心のお祝いですからカジュアルな雰囲気であろうと踏みました。会場は都心のちょっと意外な洒落た場所。きちんとしたよそ行きはもうデブって着られませんが、どのみち絹やビロードやエナメルのパンプスよりも遊び着。色がきれいで少し派手めのニットがいいのじゃないか、と。しかし手持ちで適当なものが思い浮かびません。パイユドールに行けば何か素敵なものがあるんじゃないか、デパートもセールの真最中のはず…………そう思うのですが、いま一つお買物に挑むパワーを欠き、家事や勉強ばかりしているうちに日が迫ってきました。

前々日になって大昔に買ったルーマニアの刺繍のすごいブラウスを思い出し、めったに着ない衣類の箪笥をあけました。ところが記憶違いかブラウスはなく、代わりに去年中華街で買ったピンクのシルクの刺繍のジャケットと、ブラウスと同じくらい大昔のニットのワンピースがありました。中華風のジャケットは華やかでこういう機会にぴったりですが、組み合わせが今ひとつ上手くいきません。かたやニットは二十代のときのもの。多分26年くらいたつのにとてもきれいな状態で、そのまま着て出られそうです。模様は単純ですが総編込みで意外と凝った糸を使っており、ラメも少々入っています。あまり古びた感じがしないし、間違いなくブラウスよりあたたかいし、これに決めました。

コート下にも便利で当時はよく着ました。たいてい黒のストッキングに黒のパンプス、きれいなローズ色の巾着みたいなバッグを組み合わせていました。今では丸首の襟ぐりと袖口のゴム編みが細くてちょっと貧弱なので下に黒のタートルネックを重ね、袖もわざとニットの袖より出して着ることにしました。膝小僧が出る丈ですから黒のスパッツとお気に入りの黒のスエードのブーツを組み合わせれば、今年風ではなかろうか? 黒がメインになるのは不本意ですが無難ではあります。

黒のスパッツはどこでも売っていますから、前日近所のスーパーに行きました。するとかぶりやすそうな黒い模様編みの小さいニット帽が半額だったので一緒に買いました。去年パイユドールで買った紫色のコットンのニット帽をかぶるつもりでしたが、合わせてみるとこの黒のほうがしっくりまとまるようでした。合計3000円弱。なんだかたいへん安上がり。

パーティー当日は家でぐずぐずしたり道を間違えたり、少し遅れて会場に着くともうスピーチが始まっていました。あたりは暗くて、スーツ姿の「おじさん」の後ろ姿がいっぱい。少し中へ進み友達を探して見回すと、近くには和服のご婦人も…………。アチャー、失敗かと思いました。しかし明かりがつくと、実にいろいろな装いにあふれていました。集まったのは140人。かわいらしいドレス、アートなストール、きれいなニット、変わったブラウス、不思議な組み合わせの重ね着、等々。やっぱり「何でもあり」でした! 素晴らしいのは、知っている人も知らない人も誰もがその人らしい雰囲気で、ぴったりなこと。やっぱりアート系は大好き。無論私の装いは最高ではありませんが、奇妙なもので「26年前の服」ということに自信を感じました。私も私らしかった…………かも。(1月17日)

2008年4月11日

お買物の検証(2)

Peruvian Connectionでは15年前くらいに夏用の変わり編みのプルオーバーを買い、とても良いもので今も愛用しています。編込みは今回が初めてです。売れ残りでサイズが合わないのを承知で「参考作品」とわりきりました。なんとも「Handknit」です。Handknit(手編み)には棒針で編むのと機械を手で動かして編むものとありますが、見たところ編み機のようですがよくわかりません。どちらもきれいな作りです。

◆セーター(Persian Rug V-Neck)
ペルシャ絨毯の文様をモチーフにした総模様の色使いが大胆でみごとです。並太程度のピマコットンで、種類の違う糸(マーセライズドとそうでないもの、など)やミックスの糸を使って色数以上の深みがあります。全面インタージャ(日本語では「糸を交差させる編み方」という言い方の模様編み)、縁編みはかぎ針編みです。ほんらい体の線に沿う自然なゆるみのデザインであるものを、胸回り100センチ用のLサイズゆえ私が着るとドボっとした感じです。多少見劣りがするものの、着れば外に出られそうです。

◆カーディガン(Giverny Cardigan)
商品名の「ジベルニー」とは画家モネが住んだ土地の名で、モネの庭園の代名詞です。その庭をイメージしたカーディガンというわけで,その点ではいまひとつかも。このカーディガンはXSで丈も短めなのにとても重いのでした(660グラム)。糸は並太程度で、アルパカ60%+ピマコットン40%と贅沢です。色数はそう多くありませんが、色違いの糸の2本取りにしたり同じ色の変わり糸を使うなど凝っています。段染め糸に見えるかもしれませんが全面インタージャです。裾と手首はゴム編み、襟と前立ての縁取りは細編みです。問題はボタン穴が小さいこと。XSですから当然身幅はもう少しほしいけれど、前ボタンを止めても細身のカーディガンとして普通に着用できそうでした。長い袖は少したくし上げるかゴム編みを折り返します。合い着にぴったりです。

◆帽子(Plush Scooter Cap/キャスケット)
お調子に乗って帽子も買いました。ウール50%+綿50%で艶のある肉厚のベルベットできれいな焦げ茶色です。仕立てもきちんとしています。秋も深まった頃のツイードやフェアアイルのセーターによく合うと思います。詳細はまた秋に。

(sweater)(cardigan)(peruvian connection)(knitting)(fashon)

2008年3月26日

ニットで無駄遣い



Peruvian ConnectionのTシャツは今頃空を飛んでいるかもしれませんが、私のお買い物は止まりませんでした。オンラインのeカタログでは郵送されるカタログにはないセールをやっていて、もう作らなくなくなった物、サイズや色の揃わない物を安売りしていたのです。(売り切れた商品はすぐに反映されるので、オンラインならではです。)7割引のアルパカもありました。手編みのセーター類の割引率はそれほど大きくありませんが、昨シーズンの物に限らずかなりの種類が出ており、素晴らしいものがありました。そこで、これまで手が出ないと決めつけていましたが思いきって買うことにしました。それを敢えて「無駄遣い」というのには、一つはL、もう一つはXS、いずれも私のサイズではないからです。売れ残りですからね。そもそも着るには袖が長過ぎますし、自分が着るためよりも、わが創作活動における参考作品といいますか‥‥‥‥いわば「持っていることの楽しみ」です。半月もすれば届くでしょう。いつもとは違う奇妙な期待でわくわくします。

2008年3月15日

福島瑞穂氏のセーター


ビデオニュース・ドットコムの「第17回永田町コンフィデンシャル」(2月26日収録)に登場の社民党党首・福島瑞穂氏が凝ったいいセーターを着ています。(袖は肘のまわりだけ赤の無地です。)インタビュアーも最後にセーターがきれいだったと言っていました。もしかして福島センセイはセーター好きでしょうか。

そういえば彼女が現役の弁護士の時代、「朝まで生テレビ」に赤いフェアアイルを着て出たことがあります。私は編物など忘れていた頃でセーターへの執着もありませんでしたが、その後「福島瑞穂」といえばあのセーターを思い出すほど印象に残りました。十数年前のことかもしれませんが、こんどのセーターもセーターに頓着のない人が選ぶ品とは思えません。これまでの遍歴や箪笥のなかみ‥‥‥‥私生活が気になったりして。

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