お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

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2013年7月5日

「じっくり学ぼう!日本近現代史」


(何故かコメは青字が好まれています。)

いやはや面白いサイトを見つけました。
倉山満の「じっくり学ぼう!日本近現代史」です。

● 「じっくり学ぼう!日本近現代史」 ニコビューアでの番組一覧
● 「じっくり学ぼう!日本近現代史」 番組による一週間ごとのリスト(連続再生が可能)

(上の一覧の最初に出て来るペリーの動画(開国を請うペリー)はこの番組と無関係の駄作です。すごい閲覧数ですが、間違ってもご覧になりませんように!)

● CGS(チャンネル・グランド・ストラテジー)のブログ

倉山満という人は、日頃から「大日本帝国憲法」が素晴らしいとか「大日本帝国陸海軍」は世界最強であったとか、ネットの外で聞いたら時代錯誤な右翼の煽動家のような主張ばかり行なっている人です。しかしネットでは絶大な人気があり、「信者」と呼ばれる熱烈な支持者も多くいて、若手保守論壇の先端を行っている観があります。実際に話をきけばなるほどと思わせます。考えが偏っているというよりは、「普通に真面目に資料にあたって研究したら、教科書で教えることや新聞記事やテレビ番組のほうがおかしいという結論に達してしまったのではないか?」という印象を受けます。倉山満の肩書きは「憲政史家」で、いったいどれだけ知識が詰まっているのかと思わせる人物ですが、もともとは畑違いであったという意外な話題も番外編に出てきます。

この番組では学校で歴史の授業をちゃんと勉強した人達にとって、教わらなかった事や教わった事の本当の事情など、目から鱗の話が満載のようです。(私はちゃんと勉強しませんでしたからそのへんの驚きが希薄ですが、ついつい続きが見たくなります。)私は歴史が嫌いではありませんが、日本の幕末や明治の歴史は苦手です。ごちゃごちゃしてよくわかりませんし、何か読んでも白人の横柄に腹の立つことが多くて関わりたくないと思ってきました。NHKの大河ドラマは男の怒鳴り声ばかりでうるさくて嫌だし、司馬遼太郎の小説も興味がないし。ですからこの連続講座を見ても、視聴者としての水準に達していない状態です。しかし今を生きる日本人として、今を理解するためにも「近現代史」は必須科目だとずっと思ってきました。ですからこの番組を自分にとって

(1)単純にお手軽に、幕末から大東亜戦争の敗戦と戦後処理までの(あるいは今日に至るまでの)現代史の大きな流れを理解する
(2)戦後の価値観にとらわれない現代史を理解する

という二つの意味をもつ教材としたいと思います。

私が育って来た戦後の昭和の時代では「保守」は「親米」を意味し、左翼は「革新」とよばれて、事実上の「親ソ(旧ソ連)」か「親中」でした。「革新」という言葉はだんだん使われなくなりましたが、同じ状態がついこの間まで続いていた気がします。つまり、政治の右も左も外国にすり寄っていて、自分の国の地面に足を踏ん張っている政治家がいるのかいないのかわかりませんでした。それがすなわち「戦後レジーム」の姿なのでした。戦争に負けて、それまでの日本はすべて間違っているという理屈に基づいた世界観がすっかり出来上がっており、学校でもその理屈にもとづいた教育がなされてきました。私をふくめ戦後に生まれ育った人間は、みな普通にそういう世界に慣らされてきたわけです。(私はそれを「無自覚左翼」と呼んでいます。)

しかししだいに自分の国と歴史に色眼鏡をかけずに向かい合ってみようという立場の学者や言論人が現れてきました。また内外であらたに公開された資料などにより、戦前戦中戦後の歴史が徐々に書き換えを迫られています。そのことをメディアは「右傾化」と言いますし、まだまだ一般の人々もそう感じることが多いようです。しかし自分の国の歴史について、悪いと思っていた事が実は悪くなかったと知ることや、平和だと信じていた所に大変な問題が潜んでいたと知ることに何の不都合があるんでしょう? この歴史の見直しがいつから始まった動きかは知りません。一つだけ確かなのは、テレビ新聞などマスメディアはこうした動きを一切無視しているということです。マスメディア自身が、そうした戦後レジームの維持に大きく貢献する存在だからです。

今保守論壇を牽引する人達の多くは40代かと思います。皆さん著作活動が盛んですが、ネットで直接語りかけもします。個性派ぞろいで、話が上手くて面白くて引き込まれます。ほんとにおなかを抱えて笑いたくなるような、そういう面白さで語るから、若い人達にも支持されるのでしょう。そうした個人の魅力も思想を伝えるには大事な要素なのだとあらためて思います。

ところでこの番組は「チャンネル・グランド・ストラテジー(CGS)」というチャンネルで公開されており、聞き手である地方政治家の金谷宗幣という人の「龍馬プロジェクト」の一環のようです。この「龍馬プロジェクト」という活動メンバーの話は以前ネットで聞いたことがあり、あまりパットしないなあと思っていました。(私は坂本龍馬にまったく魅力を感じませんし......)しかしこのような番組をネットで無料公開するとはエライと思います。そしてスギタハウジングという不動産屋さんがスポンサーだそうです。何処のどういう企業かわかりませんが、何の宣伝ビデオも流さずに支援するとは、なんとも奇特だと思います。

一方この番組は公開録画で、収録時の参加費用は2000円だそうです。動画には「高い」とか「タダにしろ」とかコメントが流れます。しかし一回十数分の動画とはいえ、これだけの内容の講座を毎日無料で配信しており、それを面白いといって見ている視聴者が言う台詞でしょうかね。人様の技術や知識はタダで使うものではない、相応の対価が必要であることは少し前までは当然でしたが。そういう所にも日本人の劣化を感じざるをえません。

2013年6月12日

西部ゼミナール(平成25年6月1日〜)

このブログはお買物と私の商売の話だけに特化しようと決めたばかりなのに、いい話を聞くと載せたくなります。

● 西田ゼミナール 若き日本人が語る古き良き日本論【1/4】
東京MXテレビが毎週放送している「西田ゼミナール」で、今月1日から放送している4回物の第一回。今年(平成25年)の4月の収録だそうです。



● 続き(第二回)はこちら 第三回は6月29日放送予定

2013年5月30日

馬渕睦夫「国難の正体」


「国難の正体」——日本が生き残るための「世界史」
馬渕睦夫・著
総和社、2012年12月発行
1575円

元ウクライナ大使・馬渕睦夫氏の著作です。チャンネル桜の討論番組での発言と、下に貼った渡部昇一との対談でとても興味を持ち、この本をすぐに読みたくなってアマゾンへ行きました。しかし購入のボタンがありません。在庫切れでしょうか。入荷の見込みも書いてありませんでしたから、これは町へ出て探すしかなさそうです。本はなるべく地元の駅前の本屋さんで注文して買うのですが、2週間ぐらいかかるのですよ、これが。

この本に関連してネット上に対談番組が二つありましたから貼ります。ぜひご覧ください。これまで多くの人が「なにか怪しい」「もしかしたら」と思いながらも「でもトンデモか陰謀論じゃないか......?」と思ってきたはずの様々な事柄や、誰も考えてみなかったような事柄を、元大使は自身の体験と研究と分析から確信をもって語っています。説得力があります。対談で語られているのは本のごく一部だそうですから、ぜひ本を読みたく思います。


● 渡部昇一「大道無門」——馬渕睦夫と国難の正体を暴く(2013年5月24日投稿)

● 西村幸祐放送局——対談スペシャル『国難の正体』を読み解く―元ウクライナ大使、馬淵睦夫さんと、日本が生き残るための世界史を語る(2013年2月12日投稿)


(追記:2013年6月2日)
金曜日に池袋を通ったから西武の書籍売場へ行ってみました。何フロアもある大きな売場ですが、やはりこの本は売っていませんでした。(少なくともみつかりませんでした。)(続き:8日に池袋のジュンク堂と恵比寿の有リン堂に行きましたが、やはりみつかりませんでした。何故?!)

(続きの続き6月9日:やはりこの本はamazonをはじめネットで人気爆発、売切ちゃったようで、5月28日に総和社で増刷が決まったとのことです。(このページには本の見出し小見出しがびっしり紹介されています。わくわくします。)書店に並ぶのはいつ? 待ち遠しい! 6月は馬渕氏の講演、インタビューなど目白押しだそうです。あの宮脇淳子氏をいち早く紹介したシアターテレビジョンでも6日に公開生放送があったのですって。情報たっぷりのブロマガはこちらです。でも動画(激論!「国難の正体」ゲスト:馬渕睦夫『そのまま言うよ!やらまいか』生放送)を見るには有料の入会手続きが必要です。)

ところで土曜日のお楽しみ、チャンネル桜の討論番組に馬渕氏が出席していました。(今度で二度目でしょうか。)馬渕氏の発言はもちろんたいへん興味深いのですが、この番組じたいが面白いので貼付けることにします。3時間番組の1時間目です。これくらいの討論をNHKの普通の教養番組として3チャンネルあたりでやってくれるのが筋と思いますが、現実にはこの国の地上波テレビが放送することはありえないのです。ですからぜひ見てみてください。

● 1/3【討論!】米中アジア管理か?東アジア情勢の行方[桜H25/6/1]


● (続きを見るにはここをクリック。)
● ついでに、馬渕氏が最初に桜の討論に出たのはここですです。→1/3【現代史研究会SP】「反日の米中連携」その実態と行方[桜H25/4/27]

ところで、この方がネットの対談や討論で人気が出た理由の一つに、物腰のやわらかさがあるのじゃないかと思います。厳しいことを穏やかに言う語り口、とくに討論で誰かに反論するとき——見習いたいと思います、もし誰にでも真似してできるものであるなら......。


(追記:6月20日)増刷が決まったというので地元の書店に注文しました。今日届いたのでさっそく取りに行き、読み始めました。感想は追って書きます。


2012年2月7日

朝日ニュースター

きょう夜8時からの「ニュースの深層」を見ると、12月でジャーナリストをやめたはずの元・火曜日担当の上杉隆がキャスター席に鎮座しているじゃありませんか。3月でこの番組もおわるから、残る8回を上杉氏がやることになったのだそうです。ゲストはなんと元・木曜日担当の葉千栄でありました。中国の時事問題などが話題でしたが、途中おもしろい話がありました。この番組のスタッフはわずか4人! カメラは3台で、うち1台は固定。ほんとにお金をかけずにいい番組を放送していたんですね。そういう形のテレビ局こそこれからの時代の主流であるべきでしょうにね。

朝日新聞社が作った「朝日ニュースター」というケーブルテレビ局が去年朝日放送に買われてしまいました。(売られたのかもしれませんが。)4月1日付で持主がテレビ朝日に変わるとのことです。その話は昨年12月に、土曜のお昼の「愛川欽也パックイン・ジャーナル」という番組が公表して人の知るところとなりました。持主が変われば残る番組、終わる番組、中身を変えて残る番組があるそうです。とりもなおさずテレビ朝日の好みでしょう。それで看板番組の「パックイン・ジャーナル」と「ニュースの深層」が終わるのですから、あとは推して知るべし。これをきっかけに、なんでも20万世帯が朝日ニュースターを解約したそうです。(うちは何局かセットの契約のため朝日ニュースターだけ解約するのは面倒ですし、少しは様子をみようと思います。)

私はここが好きで、いろいろな番組を見てきましたし、長いことテレビはこの局しか見ていないといってもいいくらいでした。「パックイン・ジャーナル」はたしか911の翌年から10年くらい見ています。地上波の番組では出てこない話題や地上波のニュースではわからないことを詳しく解説したり、地上波のニュースを否定することもあり、一度きいてもわからなくてビデオに録画したり再放送を見たり、理解しようと努力したものです。そのうち私もだんだんいろいろなことがわかってきて、楽に見れるようになりました。(投書も2回読まれたことがありますよ。)しかしここ2、3年は司会者愛川欽也の老化といいますが、話のくどさやつまらない知ったかぶりが耳についていましたが、ときどきいいゲストが登場しますし、田岡俊二氏や二木啓孝氏のお話は面白くて好きでしたから、番組がなくなるのは残念です。

私が朝日ニュースターを見始めた頃には毎晩8時から「ジャーナルA」とかいう名前の番組があり、デーモン閣下があの姿のままでニュースを読んでいました。あるときそれが終了し、次に始まったのが「ニュースの深層」でした。月曜から金曜まで、日替わりのキャスターがそれぞれ得意の分野を中心にゲストをよんでじっくり話を聞くというものです。この番組は第一回からほとんど欠かさず見ていました。3〜4年前だと思いますが、ここに出てくるゲストとネットの「ビデオニュース・ドットコム」に出てくるゲストが重なることが多くありました。じっさいつながりがあったのでしょう。その後ビデオニュースの神保氏は朝日ニュースターでニュース解説の番組を持ちましたし、ビデオニュース人脈の人が「ニュースの深層」のキャスターになったりしましたから。

「ニュースの深層」では何度か司会者が変わりましたが、そのときは残念に思うのですが、次の人も面白くてやっぱり見ました。でも一昨年水曜日の宮崎哲弥がやめて土田早苗になると、あのネバっこい声で毎回人権の話ばかりで水曜日を見なくなり、去年木曜日の葉千栄がやめて火曜日を見なくなり、12月で上杉隆がやめて火曜日を見なくなり、それで全然見なくなりました。でもこういう番組が終わるのは嘆かわしいことだと思います。(しかし続いたとしてもこれまでのような番組を続けることは不可能でしょうし、もしかしたら内容を変えて続けるよりも終了することを選んだのかもしれません。)詳しい事情は存じませんが、テレビはほんとにおしまいですね。


おまけ 宮崎哲弥「トーキングヘッズ」、最近再放送したもの

● 宮崎 哲弥&橋爪 大三郎 - 憲法って何?(1/4) 




(追記:3月21日)

● テレビ朝日のCS放送! 朝日ニュースター 新しい公式サイト

このサイト内にある4月1日からの番組表を見ると、朝日ニュースターはいわゆるスポーツチャンネルになるようですね。ひどい話です。武田鉄矢の「週間鉄学」、西部邁と佐高信の「学問のすすめ」、海堂ナントカの「海堂ラボ」が「セレクション」として所々に載っています。いずれも時事問題に触れない番組ですね。これを見れば時事問題に直接触れる番組を、テレビ朝日という全国ネットの大テレビ局が嫌っている、あるいは価値を認めないということがよくわかります。テレビ朝日はスポーツチャンネルが欲しくて、あらたに手続きをするよりもグループ内で手に入れようとしたのでしょうか。朝日ニュースターは業務を手放したいと考えていたのでしょうか。それとも朝日ニュースターの流儀が通用しない時代となり、テレビ朝日が自分の好きに使うことを条件に救済したのでしょうか。

いろいろ想像はできますが、「絶対に言論統制ではない」と言いきれるのかどうか。そこだけは明らかにしてほしいものです。

ネバダ州での一つの「不思議」



アメリカ大統領選挙の共和党予備選は5つを終えました。上の票はその5つの州でロン・ポールが獲得した票数を4年前と今年で比べたもので、ポールのファン・サイト「Daily Paul.com」の投稿にあったものです。

● Does this look fishy to anyone else? みんなにも疑わしく見えないか? 2012年2月6日付

2008年の大統領選ではロン・ポールはおそろいのTシャツもない「無名の下院銀」から出発しましたが、この4年で目をみはる支持と知名度を得ました。また大手メディアも認めるように、ロン・ポールの支持者は全米にくまなくいます。候補者の宗教や政策によってある州では人気があるが別の州では好まれないといった支持の偏りが、ポールにはあまりないのです。4年前の支持者はまだ選挙権のない世代を含めて若者層が圧倒的でしたが、今では年齢層もひろがりました。そうしたことは誰もが認めるところです。

そういうわけで、1月3日に予備選が始まって4つ目のフロリダまで、1位にはなれなくても各州での得票を2倍から5倍も伸ばしています。ところが2月4日のネバダに限って6087票から6175票にしか伸びてないのは、普通ありえないだろう、ということです。

私はとってもあやしいと思います。
その後YouTubeに上がったビデオを載せます。

● What Happened to Ron Paul's Vote in Nevada? (ネバダのロン・ポール票に何がおきた?)



7日のようですが、もと連邦判事のナポリターノが自身のテレビ番組「フリーダム・ウオッチ」でロン・ポールの子息で上院議員のランド・ポールと法律の話などした後に、同じ票を示して尋ねました。ランド・ポールは「これには驚いている。でも2008年にカジノに運んだまま4年間数えていない票がある。こんどもそれを心配している」と語っています。4年間数えていない?! ス・ゴ・イ・デ・ス・ネ!

明日7日はミネソタ州とコロラド州です。どうなるでしょう?

2012年2月5日

2月4日、ネバダ州

(2012 Election Central より借用)


さあ、「コーカス」で「開いている」ネバダ州の番がきました。
でも結果は上のとおりでした。

日本時間朝9時のCNNはロン・ポールのミネソタでの演説で始まりました。(ネバダ州の予備選なのに、次のミネソタにいるのですね。)フロリダ・プライマリー後のスピーチではポールの口が曲がっていて少し心配でしたが、今日はいつもどおりです。今日はお喋り係もポールについて語りました。「無視できない存在であることは間違いありません」と。

字幕で期日前投票の数字が出ています。ロン・ポールは2位であるものの20%、1位のロムニーは62%です。すべて開票を終えたとき、逆転はありえるでしょうか? 以下ギングリッチ19%、サントラム9%です。

CNNの立場としては相変わらず「ロムニー対ギングリッチ」の選挙と見なしています。「ギングリッチが3位なら、共和党内での戦いではなく、オバマ大統領との戦いになります」とわけの判らないことを言います。

また、「経済が一番」と考える人がロムニーに投票していると。
オバマに勝てる候補者としてロムニーをあげるのが74%であると。
ネバダ州とはモルモン教徒が26%だそうで、その90+%が同じモルモン教徒のロムニーを支持。カトリックが42%いるものの、無宗教だという人の50%がポール支持。また自称ティーパーティーの51%がロムニー支持。そういう数字が出ているそうです。

開票が始まると、1位ロムニー、2位ギングリッチ、3位は僅差(2票差)でポール、4位がサントラムです。

ウルフ・ブリッツァーがミネソタのロン・ポールに生のインタビューをします。その第一声が
「勝てなくても満足できますか?」
その次は
「少なくともスーパーチューズデーまでは続けますか?」
よくききますね。
「どの州で勝てると思いますか?」
「私はとにかくメッセージを与える、動機づけを与えるのが私の使命だと思う、手元に資料がないから予測はしません。」
ポールはいつでも紳士です。

「ニューハンプシャーは保守色が強く、ティーパーティー運動が盛んな所。そこでギングリッチが1位でした。ネバダも保守色が強く、ティーパーティー運動が盛んです」と言ってから、「だからロムニーが1位です」......って、話がかみあわないんですが、同時通訳さんのせいですか?

「ある集会では25%がギングリッチに投票。全米で失業率が一番高いネバダ州の人達がお金持ちと同じ投票行動をとっている。今夜の結果は驚くべきもの」というのですが、合理的な解説は何もありません。テレビの特番て、何を言っているのか全然わかりません。(おバカにもわかるようにやってください。)

要するに、
「モルモン教徒が多いから、モルモン教徒のロムニーには有利だった」
「全米で一番失業率の高いネバダ人はお金持ちと同じ投票行動をとり、貧しい人にあまり興味がないと発言して顰蹙をかったロムニーに票を入れた」
ということのようで、選挙がイイカゲンなんですか、選挙報道がイイカゲンなんですか?(というか......。)

集会当日は、ロン・ポール支持者に不利となる障害もあったといいますし、ポールは日曜日のテレビ番組で票を全部数える前に結果を出してしまったことを批判し、最後まで数えると話しました。(それを読んだサイトが行方不明です。わかったら追記します。)得票数は州内の各集会所(=投票所)からの報告を合算して出すらしいのですが、現に「集計結果」として発表されているものは、私が一番上に引用したものを含めて、どれも集会所の数の70%分くらいです。


さて、「プライマリー」の州では党員が投票用紙の名前にチェックして投票箱に入れるという、いわゆる投票をするのですが、「コーカス」の州では投票以外に人々が発言をするというのです。その様子を写したビデオがありました。(CNNで放送したものです。)ちょうどロン・ポール支持者の発言の時間なのか、ポールが語ってきた様々なことをあげて「だから私はポールが一番ふさわしいと思う」と意見を述べています。この光景を見ただけでも、私達とはずいぶんちがう選挙をするのだと思います。しかも「遅い時間の集会」ということで、夜です。土曜日の宗教行事を終えた人が参加できるようするためだそうです。このビデオで、ある青年がとても情熱的にポール支持を語りだしたところで中継が終わってCNNのスタジオに戻ってしまったところが、なんだかわざとらしくて残念です。

● Ron Paul Supporters Speak Out At Adelson Caucus In Nevada 02/04/12 ネバダ州エイデルソン(と読む?)党員集会でロン・ポール支持者が発言する



(追記)そしてこのように数えるのでした。

● Clark County, Nevada Late Vote Count



また、小さな町のようですが、町の党員集会に参加した共和党員の58%がロン・ポールに投票した所がありました。(あれ、同じエイデルソン。上のビデオの集会での結果ということですね。)
Adelson Caucus Results (Clark County, Nevada)

Ron Paul 58% (183 votes)
Mitt Romney 19% (61 votes)
Newt Gingrich 18% (57 votes)
Rick Santorum 5% (16 votes)
None (1 vote)


ところでですね、私は今日は外出で、夜帰宅してからネットで開票結果を見ました。いつものCBSニュースのサイトです。(ここのチャートが見やすいから好きなんです。今日の一番上のは Election Central のものですが。)



それでですね、その大統領選特設ページの中の「代議員数」のページを開くと間もなく、ちょうど候補者の写真が並んでいる欄に文字の書いてある四角いものが現れて、顔写真の上を左右にうろうろ動くのです。そして左端の余白で止まりました。私は「なんじゃ?」と思いましたが、スクリーンショット(画面の撮影)を忘れたのは失敗でした。その四角には「こんなの見ないでこっちに来てください」みたいなことが書いてあり、「進む」と「ノーサンキュー」のボタンがありました。私は進んでみましたよ。するとこういう画面です。(ここから画面を撮りました。 クリックすると大きくなります。)









これはハックでしょうか。「あなたの回答は絶対に公開しませんから本当のことを聞かせてください」みたいなアンケートです。最初に生まれた年をきかれました。次に住んでいる所のジップコード(アメリカの郵便番号)をきかれました。私はテキトーな数字を入れようかと思いましたが「アメリカに住んでいない」という方にチェックを入れると、「それならけっこうです」という文字列と共にアンケートは終了したのです。独自に票を数えようとしているのか、不正行為や結果への疑問を拾い集めようとしているのか。でもそのURLを入力してみると、マーケット・リサーチ会社ではありませんか。釣りですか? CBSはこれを許しているわけ? CBSがやらせたわけ?

その「代議員数」のページを再読み込みしても、あの四角は二度と現れませんでした。嘘ジップコードを入れてみればよかった......







(追記:2月6日お昼過ぎ)CBS news.com のチャートが出てきましたので載せます。(それでもまだ1835ヶ所のうち1638ヶ所分の集計ですが。どうしてこんなに時間がかかるんでしょうね?)ポールは票をのばしてギングリッチに迫り、delegates(代議員)も3人獲得しています。代議員といえば、1月31日のフロリダで、1位のロムニーが50人全員を獲得したのはおかしい、票数にそって配分すべきだという意見が出ていると聞きました。そういう規則がないのか、あってもその場で変更できるのか、ほんとに不思議なアメリカ式選挙です。

2012年2月1日

1月31日、フロリダ州

(CBS news.com より借用)

1月31日はフロリダ州の番でした。アメリカ大統領選挙の予備選のやりかたは州によって「caucus コーカス」と「primary プライマリー」の2種類があるそうです。前者は「開かれたもの」、後者は「閉じたもの」。未だに細かいことがよくわかりませんが(ウィキペディアなどご参照ください)、フロリダ州はこれまでの3州とは違い「プライマリー」で「閉じたもの」でした。そういうのはロン・ポールにとっては最初から不利な土地で、選挙活動をいっさいしなかったそうです。(投票日には次のネバダ州にいました。)結果はダントツ4位でした。

日本時間ではほぼ2月1日です。朝10時頃にCNNをつけるとアンダーソン・クーパー、ジョン・キング、ウルフ・ブリッツァーとスター総動員の特番でした。候補者は4人だけですから、得票速報では4人の名前と数字の表が出ます。でもコメンテーターというのか、お喋り係の人達の口から「ロン・ポール」の名前はけして出ません。そしてしゃあしゃあと「オバマに勝てる候補者はいません、共和党には特徴のある候補者がいないからです」と話します。ロン・ポールは存在しないことになっているからです。

いつの間にかダナ・バッシュと結婚していたジョン・キングの解説の番になると、フロリダの年齢分布の表を次々に出し、その中で「ロン・ポール支持が多いのは18才から29才までの層だが、フロリダ州でこの世代は2%」「フロリダは高齢者が多い州である」とのことです。フロリダといえば定年退職したら住む所というイメージですが、そのとおりなのですね。でもそこで開票結果が7%だったのですから、支持者は若い層ばかりではないという証拠かナ?

フロリダの予備選は実質「ロムニー対ギングリッチ」の選挙だったそうです。ディベートでも二人の発言に多くの時間がさかれました、といっても悪口の言い合いですが。ポールはフロリダを捨てているし、サントラムは娘が肺炎で死にそうで家に帰っていたし、あとの二人には有利だったでしょう。だからギングリッチにとって2位は痛手で、CNNのお喋り係は「名誉ある撤退」や「選挙活動計画の立て直し」「資金の枯渇」を言っていました。当のギングリッチは選挙後のスピーチで「選挙を続ける」「ワシントンで民主・共和の規制勢力と戦います」と語るのでした。(でもこの人は人相も悪いし評判も悪いし怒りっぽいし、同じ悪人ならロムニーでいいんじゃないかと思います。)

ギングリッチのスピーチのあとアンダーソン・クーパーは「指名を勝ち取るよりメッセージを伝えたいということですね。指名を勝ち取る資金力がありませんでした。」とまとめました。ロン・ポールは「フロリダは選挙活動に3000万ドルもかかる所だ」と言い、ロムニーの代名詞は「豊富な資金力」で、ようするに大金持ちのロムニーはとびきりお金のかかるテレビコマーシャルを含めてお金で勝ったということなのかもしれませんね。そして代議員50人を手に収めました。(買収という意味ではないのですが、3000万ドルで代議員50人なら、フロリダの代議員一人あたり経費は60万ドル。)

ところで、CNNの同時通訳は「代議員」と言いましたが「delegate」のことで、これが私達が日本でやっている選挙と一番違うところで、よくわかりません。とまれ各候補者は州ごとにこの「代議員」を獲得していかないといけないのです。もちろん票をたくさん得る人が代議員も得るわけですが、最後の勝利(この時点では共和党の指名)を決めるのは投票の数ではなく代議員の人数らしいのです。指名を得るには1164人だか1184人だかの代議員が必要だそうで、誰にとってもまだ長い道のりです。(訂正:1144人だそうです。)

● Ron Paul Energetic Speech In Nevada After Florida voting ロン・ポールの精力的なスピーチ、ネバダにて



CNNに来る前はイスラエルでヤバいことをしていたというウルフ・ブリッツァーは、大きなアメリカ地図の州を差しつつ「ここは誰に与えましょう」「ここは誰に与えましょう」と勝手に仕切るのでした。彼によれば「ワシントンの集会はポールに与えましょう」。ポールにも一つくらいは1位の州を与えないとということですか。

ロン・ポールの選挙活動は「開かれた」「コーカス(集会)」の州に重きをおくそうです。ポールの選挙戦は啓蒙か布教の活動みたいになってきましたが、票を集めるには無駄な努力をしている暇はありません。次は2月4日のネバダ(コーカス)、7日のコロラド(コーカス)とミネソタ(コーカス)です。コーカス3連発、ガンガレ!

ところでロムニーにシークレットサービスがつきました。脅迫を受けたからだそうです。はあ?


(ブログのサイドバーの「内訳」で「ron paul」をクリックすると、これまで書いたポール関係の記事が出ます。)

2012年1月26日

「田中ニュース」が見るSOPAとPIPA

アメリカで問題になった2つのネット規制(=言論統制)法案について田中宇(さかい)氏が1月25日付で記事を配信しました。アメリカだけの話と思わずに多くの人にぜひ読んでほしいと思い、リンクを貼ります。とくに後半でスマートフォンの危険性、日本への影響等にも言及しているからです。

● 米ネット著作権法の阻止とメディアの主役交代 

 (田中ニュース 2011年1月25日付)

SOPAとPIPAはお流れになったそうですが、1月26日付Infowars.comによると、実はオバマ大統領はそれが議論になる何ヶ月も前に、もっとひどいACTA(国際インターネット協定らしきもの)に署名していたといいます。中国をはじめ世界のどの国の企業でもインターネットのプロバイダにアメリカのコンテンツの削除要請を可能にするものだそうです。これでもかこれでもかと、アメリカによるアメリカいじめが進行中。まったくどうなっているんですか?!

(続きは追って書きます。)

2012年1月22日

1月21日、4位だったロン・ポール

(CBS News のサイトより)

● サウスカロライナ州の最終結果発表(CBS News)

びっくりですね。サウスカロライナ州で、メディアの「予想」どおりギングリッチが1位とは。そしてロムニーは2位、サントラムは3位、なんとロン・ポールは4位(ビリ)。「サウスカロライナで勝たないで大統領になった人はいない」みたいなジンクスがあるそうで、ここでの勝利は象徴的に大事らしいのですが。

1月3日に予備選が始まってからバックマン、ハンツマン、ペリーが戦線離脱しました。予備選のこの早い段階で3人も離脱してしまったのはロン・ポールには痛手でした。多くの候補者がいれば票はバラけてポールは上位にのぼる可能性がありますが、これじゃロン・ポールは危機の崖っぷちじゃありませんか。そのせいか、この結果を受けたロン・ポールの演説は少し悲しげな表情で始まりました。

● Watch Ron Paul's Speech After South Carolina Primary




万が一(というのも変ですが)、もし不正がなかったとしても、「ポール対その他」の戦線では離脱した候補の支持者の票はロン・ポール以外に移動するのですから、残った人の票が増えポールの票は相対的に減ってしまいます。ポールに投票するために新たに共和党に登録する人が大量に現れないかぎり巻き返せません。しかもこの予備選に参加するにはその州の予備選の3週間前までに有権者登録しなければならないそうで、ぐずぐずしていたり投票日直前にテレビでディベートを見て投票したくなっても間に合わないのです。なかなか厄介です。

11月の本選は民主党候補(現職大統領)と共和党の指名を受けた候補1名との一騎打ちですから、ポールを大統領にするには、ポールを本選に出さなければならず、そのためには予備選で勝たせなければなりません。しかも「選挙人の獲得」という日本にはなじみのない要素があります。最終的な勝利を決めるのは「delegates(党大会に出席する代表?)」の数だというのですから、日本人にはわけがわかりません。

CNNの解説を見ていると、サウスカロライナは「オバマに勝てる人」を選んだとのことで、50パーセントがギングリッチを「勝てる人」だと見ていたというチャートを見せるのでした。しかしそれは「オバマと争点が少ない」という意味じゃないかと思ってしまいます。

ロン・ポールには元気に予備選を続けてほしいと思います。各地でどれだけの支持者があるか、実際の数字をジャンジャン見せつけてほしいものです。もし大統領に選ばれなくても彼の主張は多くのアメリカ人にとって目からウロコでした。アメリカの不幸の原因を理解させ、そこにも解決の方法があることを伝え、人々の考え方を変え希望を与えています。とくに20代30代の若い層では50%がポール支持者だといわれており、この流れと勢いは変わらないんじゃないでしょうか。今後は政治的に大きな力となるに違いありありません。また、高齢のポールにとってはこれが最後のチャンスですが、いつか息子のランド・ポールが大統領になるだろうと思わせます。ランド・ポールはケンタッキー州選出の上院議員(1期目)で、父親のようにきれいな目で父親に比べるとおとなしそうですが、メディアに出演する機会も多く知名度がどんどん上がっており、みなの密かな期待を集めています。

予備選が始まったとき、私は「事実上ロムニー対ポール」ではないかと思いましたが、現実は厳しいんですね。しかしロン・ポールが大統領にならなかったらアメリカは北朝鮮型専制国家への道をつき進むだけですか? 日本はアメリカの干渉を受けつづけて、日本人の稼ぎはこれまで以上にアメリカに吸い上げられ専制政治を押しつけられ、やがてはアメリカのご都合で戦争に巻き込まれるのでしょうか? いわゆる「NWO(ニューワールドオーダー)」はアメリカで着々と進行中に見えます。そして相変わらずNHKは予備選の結果を伝えても「ロン・ポール」の名前はけして口にしません。

ロン・ポールの主張を理解しようとすることで何が問題なのかが見えてきます。それは日本に関係ないことばかりではありません。勉強しましょう。次の予備選は1月31日のフロリダ州、2月4日のネバダ州です。



(追記)不本意ながら私はずいぶん弱気なことを書いてしまったようです。ロン・ポールのファンサイト Ron Paul.com にこんな投稿がありました。

● Unstoppable: The Ron Paul Revolution Continues Ron Paul.com 1月22日付

「ロン・ポールの「革命」は続いている、ロン・ポールは勝ち続けているよ」と言うのです。つまり、2008年の予備選と比べてどれほど支持者が増えたかをグラフで示しています。

サウスカロライナ州での得票率 3.62% → 13%

サウスカロライナ州の得票数 16,155 → 78,093
はじめの3州での得票率
 アイオワ 9.9% → 21.45%  
 ニューハンプシャー 7.8% → 22.91%  
 サウスカロライナ 3.62 → 13%
はじめの3州での得票数
 アイオワ 11,841 → 26,219  
 ニューハンプシャー 18,308 → 56,872 
 サウスカロライナ 16,155 → 78,093

ナルホド! サウスカロライナはもともとロン・ポールへの支持の薄い所で、そのわりに実はこんどの選挙ですごく支持者を増やしていたのですね。アメリカのあるメディアで「ロン・ポールはもはや候補者ではなく運動(movement)だ」という発言がありましたが、選挙とは別のことが同時に起こっているのを誰もが感じているのでしょう。なにしろ選挙のほうでは「紳士協定」で「みんなで一位持ち回り」だそうですから、今回はギングリッチの番だっただけかもしれませんね。

また、どういう人達か知りませんが「東京財団」なるサイトにかなり詳しい分析があったのでリンクを貼ります。

● アメリカNOW 第85号 2012年共和党大統領予備選挙始動:アイオワ州党員集会結果の分析
● アメリカNOW 第87号 ニューハンプシャー共和党予備選挙結果、およびアイオワ・ニューハンプシャーの意味 

2012年1月6日

1月3日のロン・ポール




アメリカ時間の1月3日に、大統領選挙の予備選がアイオワ州で始まりました。結果は
1位 ミット・ロムニー 
2位 リック・サントラム 
3位 ロン・ポール 
4位 ニュート・ギングリッチ
5位 リック・ペリー
6位 ミシェル・バックマン
7位 ジョン・ハンツマン
でした。
(くわしくは上の表をご覧ください。表のでどころはCBSニュースです。)

ロン・ポールが21%を獲得して3位と知って、まずは「ヨカッタ」と思いました。この結果を受けてバックマンは戦線離脱宣言。1月10日のニュハンプシャー州の党員集会に向けた1月7日のディベートには、残った6人が参加するようです。

ロムニーは元マサチューセッツ州知事で4年前にも立候補していて知名度が高く、最初から有力候補でした。ディベートなど見ているとハンサムでソツのない話で、人気があるのがわかる気がしました。去年の模擬選挙では常に上位にいました。しかしこんどの結果は1位といっても4年前より得票数は少ないそうです。

不思議なのがサントラムです。去年は「有力候補」がお当番のようにコロコロかわり、模擬選挙のたびに1位が入れ替わったもので、アイオワの集会の直前まではギングリッチが「有力候補」でした。ところが13%で4位。そしてあまり話題にならず1位になったことのないサントラムが2位。しかもロムニーとの差はわずか8票。ううむ......?

開票後のAlex Jonesを聞くと、ロン・ポールはダントツ1位だったはずだというのです。投票が行なわれたアイオワ州の党員集会というのがそうとう変だったようで、これまで古式ゆかしく「挙手」だったものが今回は紙での投票に変わり、票の集計場所は秘密で非公開で、その票を入れた箱があちこちで行方不明になったとか、投票者よりも票数が多かったとか、票の集計場所でとつぜん20秒ほど停電したとか、変な話が次から次から出てきます。あるいは、票は数えるが何人が投票したかを報告する義務がない(オプション)というのは、どういう規則? さらにあのジョージ・ブッシュの選挙参謀であったカール・ローブが出てきて「紳士協定でロムニーとサントラムで票をわけた」とか言い出したり、わけがわかりません。また次のニュー・ハンプシャー州はインチキの温床である電子投票だとかで、ひと波乱おこりそうです。

● Iowa Vote Count Observer Claims Fraud Helped Romney Win 投票の立会人は不正がロムニーを勝たせたと言っている



● Alex Jones Nightly News - 01-04-2012 - Iowa Caucus Results Special - ELECTION FRAUD UNDERWAY!!!.mp4 アイオワ投票結果特集——不正選挙が進行中だ!



しかしこれら全てが「ロン・ポールをつぶすこと」が目的だったら?......たぶんそうなんでしょうが......ポールの勢いがどれほど恐れられているか......ということです。クリスマス、年末年始、テレビや雑誌や町の広告など、ロムニー、ロムニー、ロムニーだらけで、いっぽうロン・ポールに対してはメディアが攻撃の石つぶて。よりによって「人種差別主義者」よばわりとか、アル・ゴアまで出て来て「ロン・ポールは危険だ、投票してはいけない」とアピール......って、アナタ民主党でしょう? でもね、ロン・ポールの支持者は誰にとって「危険」なのかわかってますよ、誰が批判しているかちゃんと見てますよ。

私はオバマとポールのディベートを見たくてたまりません。ジョージ・ブッシュは背中にお弁当箱を入れていたけど、オバマはやっぱり目の前にテレプロンプターを置くのでしょうか??? それとも司会者がオバマに答えやすいようにひたすら配慮するのでしょうか?

● IOWA CAUCUS 2008 vs IOWA CAUCUS 2012 アイオワ2008対アイオワ2012



2008年にはみんな揃って「アイオワの投票結果はとても大事だ」「非常に大事だ」と言っていたのに、「もしロン・ポールがアイオワで勝つならアイオワは政治的価値を失なうだろう」「アイオワの結果はぜんぜん問題じゃない」と、はあ、こうもあからさまに変わるのですね。おそらく「絶対にロン・ポールをつぶせ」という命令がくだっているメディアとしては、燃えるまえに火消し。危機感がひしひしと伝わってくるのでした。いまや若い人の50%はロン・ポール支持だといわれています。誰が何を言ったか、支持者は見てますよ、覚えていますよ。

2012年1月3日

米国アイオワ州、1月3日

一昨日のお元日に地元のお寺と神社にお参りしたとき、のんびり行って往復小一時間の道すがら、この町ではどんなお飾りをしているか見てみました。立派な門松を立てている家が一軒、簡単な松飾りをしている家が数件、しかし玄関にお飾りをしている家はほんのわずかで2軒くらいでした。今に始まったことではありませんが、伝統とはかくも容易く廃れるものなのですね。昨日1月2日の朝、銭湯の初湯につかったあとに石神井公園でも歩いて帰ろうとしたところ、ある住宅で2階のベランダいっぱいにお布団を干している家がありました。お正月だというのに、絶句です。今日1月3日、うちの年寄りに必要なものがあってスーパーに行きました。私の前でお会計した人が買ったものは12個入りのトイレット・ペーパー、台所のスポンジ、あと何やら液体のスプレーボトル(「住まいの洗剤」か「食器用洗剤」?)。日本人は今いずこ? うーむ......。

アメリカ大統領選挙の予備選が1月3日にアイオワ州から始まります。最初のアイオワで1位を取ることは2つ目以降の投票行動に影響を与えるから大事だという人と、アイオワで1位を取って本選へ勝ち進んだ候補者まれだから大事じゃないという人と、いろいろいて、よくわかりません。

しかしメディアのロン・ポールに対する選挙妨害は先月ピークに達したかのようです。どのテレビや雑誌を見てもミット・ロムニーだらけで、たまにロン・ポールの記事があると「人種差別社だ」といったトンチンカンな中傷記事だったといいます。「何が何でも潰せ」という命令が下っているのでしょうね。とりもなおさず、ポールが現在の支配層にとって恐れられているということでしょう。ですから、これでロン・ポール大統領が誕生した暁には、メディアはどのツラ下げて大統領に接するつもりかと思います。

夜が更けたらCNNでも見てみようと思います。

2011年12月10日

12月9日の分

12月9日の分は11月23日の記事(世界恐慌? 計画恐慌? 日本はどうなるの?)の追記として書きました。(12月16日の分も追記しました。)

ここからジャンプしてください。

おまけ......その「追記」でとりあげた動画です。

Alex Jones 2011-12-08 Thursday (リンジー・ウイリアムズのこわい話)



● お金のしくみ Hip Hop(2008年にも紹介した動画ですが、その後行方不明になり、今日また見つけたので載せます。)

2011年12月9日

ZazzleのTシャツの問題点


Zazzleで買ったTシャツがやっと届きました。マグカップと一緒に注文したのですが、こちらは普通の航空便でひと月かかりました。あけてビックリ、とても良い出来とはいえません。(この話は後半で。)

Tシャツは大好きでも2000円以上出す気がない私が、どうして送料を払ってまでアメリカくんだりで買うかというと、これがロン・ポールのシャツだからです。 ロン・ポールのバッグやバッヂは CafePress という、同じような「マーケット」のサイトで買ったことがあります。ロン・ポール支持者のサイト「DailyPaul」がそこでグッズの販売をしているから、サイトへのカンパを兼ねてそこで買いました。こんどのは zazzle にある LibertyManiacs というお店です。ここはどれほど政治意識をもってやっているのかわかりませんが、洒落たデザインが多くて欲しくなりました。ふだんの私は外国語の文字の入ったTシャツは特別な理由がない限り(お店の開店記念パーティーに着るTシャツにメッセージを書くなど)ほぼ絶対に着ないことにしていますが、この場合はアメリカの田舎町の通りでバンパーステッカーを掲げて立っている男の子の気持ちだからです。

zazzleは注文が入ってから制作するので、Tシャツも一つのデザインで自分の好きな色、形、男物か女物かを選べます。色は白が基本で、次に薄い色、濃い色と値段が高くなります。形は袖の長さやオシャレの度合いで高くなり、素材もいろいろで、そういう中から自由に選ぶことができます。それを1着でも購入できるのがとても面白いのです。

「Who Is Ron Paul?」のデザインでは男物の一番安いTシャツを選びました。一番安くてもボソッとした生地ではなく、なめらかで、思ったよりよい物でした。男物ですから襟ぐりは少々大きめで寸胴で、丈も長めです。でも形にうるさいことを言わないなら(絵柄を重視するなら)、あるいはダボっとしててもいいなら、女の人でもこれを選べばいいと思います。






日本版zazzleで商品を見るときはURLの .com を .co.jp とタイプしてください。(Vice versa.)なぜ日本版があるのにアメリカ版ばかりリンクしたがるかというと......

このTシャツ、日本版zazzleでの商品名は「真実は反逆のワイシャツです」ですって!? 

そういうところが嫌なんですよ。全部機械翻訳まかせだからでしょう。






作者がこのTシャツにつけた名前は「Truth Is Treason Shirt」です。

TRUTH IS TREASON IN THE EMPIRE OF LIES.
(真実とは、嘘の帝国において反逆の大罪なのだ。)

というロン・ポールの著書に出てくる文言をデザインしたシャツだからです。(この「treason」は「大罪」ですが、わけても政府転覆や国家への反逆などの政治的に非常に重い罪を意味する言葉。)それはともかく。

そろそろzazzleのTシャツの問題点に移ります。

このシャツは袖が小さめ、丈が短め、全体に細身でお洒落な形の女物です。それで値段がぐっと高くなります。どの形でも白が一番安いのですが、モデルが着た感じが良かったので、さらにフンパツして黄色にしました。実際の品物は期待したとおりの形で、生地も薄くてしっかりしていました。でも上の写真を見ればわかるとおり、プリントの色がずっと薄いんです。3年着て洗いに洗って褪めたみたいな色です。とくに2行目と4行目の文字はちょっと離れたら見えないんじゃないかと思うくらいです。新品をわざとボロにする「distressed T-shirt」だと思えばいいんでしょうかネ。

同系色なので色がなじみやすいのかもしれません。白地ならもう少しくっきり見えたかもしれません。zazzleの画面上で見るのはあくまでデジタルな色を重ねた3Dのマッピングに過ぎないのですから、実際の素材と染料の関係はもっと複雑でしょう。しかし私達に知るすべはありません。というわけで、色物のシャツを選ぶときには注意が必要だと思いました。というわけで、

★間違いが少ないのは白地のシャツ。
★薄い色にはくっきりと濃い色のデザイン。
★シャツの地とプリントで色の濃さが同じような微妙な色のデザインは危険。

それでも買うなら幻滅、返品・交換の手間を覚悟の上で、と言いたくなりました。(思い通りの品物が届けば喜びもひとしおでしょう!)


しかし問題はさらに深まります。

なんと私はこげ茶の長袖Tシャツも買ったのです。






日本のTシャツと同じに、濃い色のシャツのプリントは白や薄い色とは違い、絵柄をくっきり出すために(生地の色が透けないように)ビニールをはりつけたような感じです。そこまではいいのですが。

Tシャツのプリントは、おそらくズボン用アイロンを大きくしたみたいなもので熱処理するのだと思います。そして私のシャツをプリントした人がものすごく下手だったのだと思います。このTシャツは熱処理のアイロンの大きさに相当する部分が台無しです。シャツの前面のほぼ全部がが(おそらく熱が高すぎた、処理の時間が長過ぎたために)変色しています。すっかり全部ならまだ良いのですが「アイロンの形」だから困ります。しかも袖の一部にまで及んでいます。

とても人前で着れたものじゃありません。


Tシャツ全品5ドル引きセールで買いましたが、濃い色だし長袖だし送料が高いし、私にとっては安くないシャツでいsた。送料先方持ちで交換してほしいのですが、英文のメールで交渉したり、返品の梱包をしたり、返送のために郵便局へ行くことを考えると面倒になります。洗濯するうちに変色部分の境目がボケて目立たなくなることを期待して、苦情を言うだけにします。(この頃の私はとても忙しくてとても疲れていて、どうでもいいやという気持ちでした。現にこの記事はかきかけのままだったのを1月23日にまとめています。)

というわけで、純粋なアパレルメーカーなら必ず検品してはじくでしょうに、純粋じゃないから検品しないんでしょうか。デタラメですね。アイロンが下手な作業員もいるようですから、zazzleのTシャツは白か薄い色にしましょう。
はあ......あいかわらずアメリカは駄目だなあ、と思いました。

● CNNが取材したzazzleのビデオ 0:25くらいにプリントしているところが一瞬現れます。

(おまけ)以下にそのシャツの出来そこないぶりを展示します。

ひどい。





ひどい。ゆがんだ長四角が裾までべーったり変質・変色しています。あーこれを返品も交換もせずに放置したなんて、私、どれほど疲れていたんでしょう......。(1月23日の感想)


★ なお瑕疵があって返品の交渉をするときは、すぐに写真に撮ってメールで送るのが一番です。メールのフォームが決まっていて写真を添付できないときは、写真を送れるアドレスをきいて送るか、もしブログをお持ちならブログに写真だけ載せてURLを伝えればすぐに見てくれるものです。

2011年11月23日

世界恐慌? 計画恐慌? 日本はどうなるの?

● Melt Up (メルト・アップ)



半年以上前から見ていますが、アメリカの「Inflation US」というサイトが、たくさんの動画をYouTubeに出していて警告を発しています。アクセス数も7桁です。動画はとてもテンポが良くてオシャレな作り。そうとうお金をかけたと思われるものばかりです。ただの警告のためにこれだけの投資をする理由は?といぶかりたくもなります。(「Inflation US は嘘だ、ウオール街のインサイダーだ」という動画もあります。)

しかし最近またこういう動画を見て、関連動画のほうにある「ghost town」が気になりました。つまりアメリカ中でゴースト・タウンが増えているらしいのです。家のローンを払えなくなったり、不況や失業でお金が行き詰まって家を手放す人達がすごい数になってきて、人の住まない家ばかりの「ゴースト・タウン」があちこちに生まれているのでしょう。絶望的なアメリカの現実を見せつけます。いったいどうなってしまうのでしょう??????

● YouTubeで「ghost town usa」を検索した結果

上の動画は「Melt Up」という題名で、近い将来に起こるアメリカのハイパー・インフレを予想するものです。2012年にドルが崩壊してこうなるんだから準備せよ、というわけです。(要するに「金を買え!」という脅し?)この動画ではそのハイパー・インフレの原因を、アメリカが国債の償還(国の借金の返済)ができなくなって国家デフォルトを起こすから、と見ています。しかし一方では、そうしたことのすべてが所謂「国際金融資本家」たちの計算づくだという説もあります。かつて大恐慌を仕組んで大儲けしたように。今年のヨーロッパの一連の経済危機でも、アメリカの某銀行が一人勝ちしているそうで、もう素人にはわけがわかりません。でもうっすら見えるのは、すでにアメリカ中の地方銀行がバタバタ倒産しているし、近い将来アメリカが国家デフォルトに陥ってハイパー・インフレで国民が苦しんでも、巨大銀行だけは生き残るのだろうなあ......ということです。しかし同時に、「ロスチャイルドが作った」といわれる所謂「お金のしくみ」というものが壊れてしまったから今世界中で混乱が起こっているような気もするので、よくわかりません。

ところでそういう危機にあるアメリカ政府がお金を刷る以外に何をしているかといえば、たとえば何年もかけてデンバー国際空港の地下に、「2012年の経済破綻」のさいに市民を「収容する施設」なんかを作っているわけです。市民の避難とか保護ではなく、監禁とか強制収容とか、そういうのが目的です。なぜ? 最初から破綻を起こす予定なんですか? このデンバー国際空港というのが実に不気味な建物で、「陰謀論」のネタの一つでもあります。

● Jesse Ventura Conspiracy Theory - 2012 Part 1 of 6 (ジェシー・ベンチュラの大人気テレビ・シリーズ「アメリカの陰謀論」の、デンバー国際空港の巻。YouTubeのロゴをクリックするとYouTubeのサイトで見れます。続きも見れます。)



この「ジェシー・ベンチュラ(またはヴェンテューラ)」というのがすご〜く面白い人物なのですが、話が長くなるので省略します。(元プロレスラーで元ミネソタ州知事でリバタリアン。ロン・ポールの強い支持者でもあり、もしロン・ポールが共和党の予備選に勝てなかったら、自分が副大統領候補としてポールと組んでリバタリアンから出れば大統領選に勝てる、と公言しています。)デンバー国際空港の異常さを手早く見るには、YouTubeのロゴをクリックしてYouTubeのサイトで動画の最後の「6」だけご覧ください。また、YouTubeで「denver international airport」を検索すれば、他にもいろいろ出てきます。

● Obama Will Be Last President Of USA as we know it(私達が聞いたとおりオバマはアメリカ合衆国最後の大統領になるだろう)



ロシア人達のお喋り。「アメリカはもう終わり。でもそれは人類の未来にとって良いことだ。」「でもその経済的なとばっちりは大変なもの。」「1997年にアメリカの雑誌で見たんだ、2008年がアメリカ最後の大統領選挙で、黒人が大統領になると。オバマなんてまだいなかった時にだ。11月4日にはオバマが大統領になるんだよ。データのとおり。」この字幕、本当? 最後のグラフは何? 2008年11月投稿の動画。(YouTubeのロゴをクリックして、解説やコメントもご覧ください。)

そうしたアメリカの行く末の不安によって、日本でも巷の一部で「2011年11月25日、世界恐慌突入」説があるのですが、どうなんでしょう。いいことは期待できないご時世ですが、極端に悪いことがいきなり起こる予定なんでしょうか? 3月の地震で、東京でもスーパーの棚が空になる経験をしたのですが、経済が破綻すれば日本中が沈没してしまいますから救いの手がありません。そういうわけで、各自食糧と日用品を備蓄せよというのです。

● 米国デフォルト危機ニュース・サイト
● 上の記事がすすめる食糧備蓄プラン

2008年のリーマン・ショックにさきだって、いろいろ警告を発していた「六本木の巫女」は詐欺で逮捕されちゃったし、こういう話はよくわかりません。私は缶詰や乾物などを「普通に」買い置きしておきますが、本当に危機が来たあとは庭を耕して菜っ葉でも植えようと思います。

一つだけ明らかなのは、ずいぶん前からアメリカは悪い人達にのっとられており、政府も議会も軍隊もそういう悪い人達のために働く機関になってしまったということでしょう。今のアメリカは、そういう支配層と国民が臨戦状態にあるんじゃないでしょうか。アメリカ国民は「イスラムのテロリスト」を怖がっている間に、自分の国の中に敵を育ててしまったんですよ。日本ものっとられているといわれています。21世紀になって「国家」というものの再定義が必要かもしれません。

しばらく日本のニュースを見ない間に株価がずいぶん落ちたんですね。なさけないけれど日本がどうなるかはアメリカ次第。Alex Jonesのニュースのほうが真面目に見えるし。アメリカは世界に対して、そして日本に対して影響が大きすぎます。私の余生の平和のためにも、アメリカには良い国になってほしいのですが。(がんばれ、ロン・ポール!)この頃とても忙しくて疲れていて、何を書いているのかよくわかりません。(11月23日から24日)


(追記:12月9日)
とはいえ何かが起こるに違いありません。アメリカ経済が(ドルが)ガタガタなのは事実なのですから。そして経済立て直しの特効薬は戦争だという考えは根強いのです。久しぶりに恐い話を聞きました。12月8日放送のアレックス・ジョーンズの番組で、ベストセラー作家のリンゼイ・ウイリアムズ Lindsey Williamsという人が2012年10月がドルの崩壊と世界戦争の始まりだと語りました。2012年でなければいけない理由は、それを計画している人達にとって最重要な聖書の記述ゆえ、10月である理由は11月にはアメリカの次期大統領が決まるので、その人にいきなり戦争をさせるわけにはいかないから、と。上に紹介したビデオで「オバマはアメリカ最後の大統領」だという話とも合います。(私には全部を正確に聞き取ることができませんが、英語がわかる人はぜひ聞いてください。全部を鵜呑みにする必要はなくても参考にすべき事柄があると思います。)

Alex Jones 2011-12-08 Thursday (ウイリアムズの話は1時間17分頃から始まります。)



近代の戦争とはそういうものであったようですし、これから起こることも、どうにもならなくなって起こるのではなく、一部の人の都合と周到な計画によって起こされるらしいのですよ。経済恐慌が起きても戦争が勃発しても天変地異でもパンデミックでも絶対に死なないあの一部の人達。

考えてみればアメリカのサブプライムローン問題もギリシャの破産も、返済力に余るお金を借りて案の定こげついたという話ですよ。借りた人の責任? 貸した側だって問題です。貸した側こそ問題ではありませんか? (もし悪い意図を隠してそれをやったとしたら。)日本のバブル時代も似たようなものでした。一介の庶民の私のところだって頼みもしないのに銀行から「1億円くらいいつでも貸しますよ」と言われてビックリしたものです。私のところで1億円なら、隣近所には5億10億の話が転がっていたということです。それがいつか終わるとは誰も言いませんでした。正確にはほんの少しはいたのですが、メディアは決して取り上げませんでした。誰もが「永遠の繁栄」を信じて疑わなかったのです。そういう「時代」には家を買いたい事業を始めたい事業を拡大したい資産を増やしたいと考える人達にチャンスを与えました。真面目に返済計画を立ててお金を借りました。でも作られたバブルはいつかは終わりが来るし、あるいは作った人の都合でいつでも崩壊しますから、結局は沢山の企業が倒産し多くの人が辛酸をなめたのです。そればかりか、日本という国が10年20年と停滞を余儀なくされています。その間には好景気といわれた時期もありましたが、バブル崩壊後の出来事や政治的な「処理」によって、働いても働いても庶民までお金が降りてこないようになったからです。(それじゃバブルは誰が作ったの? なぜ? 私達が稼いだお金はどこへ行くの? ということ。)

人から物を奪うのは犯罪ですが、銀行が銀行というシステムを介して少し時間をかければ合法になってしまう仕組みがあります。(土地を担保に10億円貸すとき、銀行はその10億円を持っている必要はありませんが、借りた人にお金を返せなければ土地は銀行に渡ります。)(たとえば、もしその土地がすごく欲しければ、借りた人がお金を返したくても返せないようにすればいいわけで、そういうことは不可能じゃありません。)アメリカの大銀行は国家を相手にそれをやっている真っ最中。またそうした銀行はメガバンク化することで、儲けるときは儲けるが大損を出して倒産の危機に瀕すれば「大きい銀行は潰れたときの影響が大きすぎて潰せない too big too fail」ということを盾に政府から公的資金(税金)をカッポリ貰って存続することが可能になりました。な〜んかおかしいでしょう? ロン・ポールが「超お金持ちがいてもいい。でも盗むな」と言うのはそういうことです。

マケドニアのアレキサンダー大王という人はめっぽう戦に強くてあらゆる国を手中におさめて、30才で「もう攻める所がなくなってしまった」と嘆いたと言います。私は歴史に詳しくありませんが、そういう時代は戦を知っている人と戦を知らない人との戦争であり、まさに「赤子の手をひねるように」連戦連勝だったのじゃないかと思います。カエサルがガリアを征服できたのはまさにそれで、ローマが歴史に冠たる国家であり「戦争機械」とよばれるほどの軍隊を持っていたのに対し、ケルトは部族社会で部族ごとの兵士がいるだけでしたから、統一に欠け、兵士の一人一人がどんなに誇り高く勇気があろうと総なめでした。チンギス・ハーンは馬術に長けた民族の戦法で、自分の手と足だけで戦う人達をなぎ倒し、今の中国から中央ヨーロッパまであっという間。

今の「世界経済」とはアレキサンダー大王やカエサルやチンギスハーンが暴れ回っている状態じゃありませんか? 他国の文化や習慣や精神性はおかまいなし、自分の流儀を押しつけることで優位に立ち、お金のしくみを駆使し為政者を買収することで(買収に応じない者は殺して)、知っている者が知らない者を、できる者ができない者を、持っている者が持っていない者を所有し奪い食い物にしています。なーんだ、「グローバリズム」って帝国主義だったんじゃない。企業と銀行のね。

global bankersとか「国際金融資本家」という呼び方をされる、世界を股にかけた大銀行は「わかってない人達」から奪うために有り余るお金を貸すということをやってきて、2012年に大収穫の時代を迎える予定なのかもしれません。そもそもそれがグローバリズムというものだったらしいのですね。NWOですね。90年代にはアメリカのビジネススクールの看板講座が「グローバリズム」一色に染まり、日本からもたくさんの企業人がハーバードだのスタンフォードだのに留学したものですけど、今思えば恐ろしいことでした。

お金で潰したヨーロッパの国々の政府にはどこもアメリカの例の銀行の出身者が送り込まれたそうです。(イタリアの首相はもはや「イタリア人」ではありません。)ポルトガルでは銀行にお金を返すために国民が積み立てた年金に手をつけてしまいました。今現在、いくつもの国がグローバルな銀行によって国庫を空っぽにされ、政府機能を握られてしまっているのです。(マンガチックな世界統一政府樹立計画のためには、お金を手段に個々の国に入っていくことこそ目的なのかもしれません。)いっぽうお金で動かしにくい所では理不尽な武力行使が続きます。国民の税金を使って中東、アフリカで進行中。フェイスブックで広まった若者達の民主化運動ですって? その国を爆撃し子供達を銃で打ちまくることが民主化のお手伝い? イランとは戦争したくてうずうずしているところ。悪い人達に乗っ取られたアメリカの動きを今度ばかりは中国やロシアも警戒しているようです。日本が巻き込まれないわけがないでしょう? テレビがお笑いばかりやっているのはやることがないからではなく、現実を見せる隙間を作らないためではありませんか? なんのかんのいっても、今でもテレビを見る人は多いでしょうから。(李香蘭が戦犯呼ばわりされるなら、今のお笑いタレントも同じですよね。)

いいかげん「陰謀論」を真面目に議論すべきときだと思います。とくに戦争が嫌いな人は必修です。世界中でバラバラに起こっている嫌なことの根っこは一つなのではないか、という話。(近代史がとってもわかりやすくなります。大河ドラマよりも日本のことがわかります。)マスコミというのか大手メディアというのか、それが嘘だというなら嘘であることをちゃんと説明しなければいけません。でもメディアが取るに足りない妄想であるかのように無視しつづけるということは、それが秘密に値するからじゃありませんか? だから私達は知らなきゃいけないのです。「陰謀」は皆が知ったら陰謀ではなくなります。そんな話はおかしいと皆が気づいて多くの知恵が集まれば、解決も可能なはずです。口をそろえて老いの繰り言のように「誰もが繁栄を願う」「誰も戦争をしたくない」と言うなら、私が、あなたが、繁栄のために、戦争をしないために、知る努力をしなきゃいけないんですよ。「ショック・ドクトリン」と同じ、後になってからじゃ遅いのです。(ほら、その無関心その無気力さえ仕込まれたものかもしれませんよ。)すでにアメリカ政府はアメリカ人を殺し始めています(ソフト・キル)。変な法律がどんどんできるし(国内線飛行場での異常な検査とか効かないワクチンの強制接種とか公務中の警察官を撮影してはいけないとか。ケータイのビデオで町のお巡りさんを撮ってしまった人が懲役75年の実刑判決って...... 家庭菜園の禁止はまだ審議中でしたっけ? 等々)、市中に戦車を出して戒厳令の予行演習をやっているし(デンバーでは小学校にテロリストが隠れているという想定で生徒のいる中で銃声バンバン)、強制収容所も営業を開始したとか(上の動画)。サブプライムローン崩壊でお金を失って諦めたなんて嘘でしょう? 連邦政府を手足に使い、2012年の準備は着々と進んでいるかのようです。(なんでオバマなんか選んだのか。)来年、日本国政府は私達を守ってくれるでしょうか? 真面目に言っているんですよ、ほんとに。


(追記:12月16日)
11月23日に書いた私のこの記事に、少ないけれど毎日アクセスがあります。それで私もキーワードで検索してみたところ、なんと検索結果の1ページ目に出ていました。しかし私の前に出てくるのはリーマンショックの頃の記事だったりするのです。特別なキーワードとは思えないのに。そのことから、近い将来に日本にも起こるといわれてい経済の大危機ですが、世間ではまるで語られていないのか、世間では関心が低いのか、それとも世間は見ないふりをしているのか、それとも世間が関心を持たないように操作されているのか、いろいろ考えてしまうのでした。

その検索結果の2ページ目に興味深い記事をみつけました。

● 国家破産」後の世界

「2012年の黙示録」というサイトの中の1ページで、「『国家破産』以後の世界」(藤井厳喜・著/光文社2004年12月刊)という本を引用した記事です。本の引用の前にサイトの筆者の解説があり、この本では日本の破産処理後の日本シナリオが3つあると書いているそうです。1つは、「アメリカの経済植民地」になるケース。これがもっとも可能性が高いと見ています。その場合、破産処理の過程で、日本の優良企業はほとんどアメリカのビッグビジネスに買収されると予測しています。2つ目のシナリオは、「中国の属国」になるという見方です。(中略) 3つ目のシナリオは、「アジアの小国」になるというものです。
本からの引用は一部ですが、なんとも説得力のある、真に迫る話です。もしかして降ってわいたTPPなども、日本の破産を見越しての動きなのでしょうか? 日本もまた、のっとられるために時間をかけて返す見込みの無い国の借金を増やしてきた愚かな国だったんでしょうか?

● アマゾンでの「藤井厳喜」の検索結果 (追記の追記:12月25日/買って読んだらトンデモ本でした。)

ロシアが経済危機の厳しい時代を生き抜いたのは、人々が友達や近所とお互いに助け合ったからだといい、最後に人を守るのは政府でもお金でもなく人間のつながりだと書いています。私は自分が物心ついてからのことを振り返ると、いかに親戚が、隣近所が、家族が......つまり人間関係がバラバラになってきたかと思わざるをえません。それは時代の流れ? 今の私には、何かいやな力によって私達が弱くなるように、そういうことが意図的に奨励されてきたのじゃないかと思えてなりません。(今もっとも過激な反体制活動とは、家族の交流、親戚づき合い、近所づきあい、住んでる場所の地域活動、職場の上司と部下のハシゴ酒、地元商店街でのお買物......実はそういう種類のことなんじゃないでしょうか。)



(追記:12月26日)
かつての戦争や経済恐慌というものが、ある思惑により操作されたり誘導されて引き起こされたものだとわかると、今の時代にも世界を嫌な方向へもっていこうとする動きを感じます。経済が悪くなって倒産や失業が増える、食べ物が足りなくなる、といった漠然とした不安の中に私達はいますが、国の政治経済の支配層にはそういう社会にしようとする意図があるんじゃありませんか? 「北朝鮮の独裁者」が没したとのことですが、今やそれに代わろうとしているのはアメリカかもしれません。グローバル企業に牛耳られるアメリカは「北朝鮮以上」の専制国家に傾いています。日本はアメリカの影響を強く受けます。経済の不安だけでなく政治や社会の変化にも注意しないと、貧乏・ティラニー(専制主義)・戦争の三つどもえに簡単に巻き込まれてしまいます。(これに比べたら「原発反対」など再重要項目に思えません。)「絶対に戦争をしない」という強い強い意志を今から固めておきましょう。そしてニュースに取り上げられないうちに変な法律が次々通っていかないよう、目を光らせましょう。

2011年11月3日

本日のアレックス・ジョーンズ



今日は「文化の日」ですね。

私は今日もAlex Jonesのインターネット放送を聞きながら針仕事に励んでいます。(急ぎのセーターを編んでいます。)

正直を申し上げて、私は英語など得意じゃありません。こうした放送は話題や人それぞれの話し方でわかるときとわからないときがありますヨ。おまけに毎日毎日恐い話のオンパレードですが、アレックス・ジョーンズの個性のおかげで面白く聞いています。(自分の知っていることや自分の知っている現実と見比べながら聞くようにしています。)

私は先日アレックス・ジョーンズについて「いわゆる陰謀論の人」というふうに書き、広く世間一般から見ればそういう分類だろうと思ったのですが、正しくは「反NWO」「反グローバリズム」を標榜する人です。私は「陰謀論」はもはや陰謀ではなく、昨今ではどんどん表に出て来ていると思います。一つには(たとえば)911を契機に人々の中で「陰謀」への関心が高まったと同時に、インターネットの普及によって隠されてきた情報が広く知られつつあるから。もう一つにはそういう世界中の人々の意識におかまいなく今では隠しもせずに堂々と「陰謀」の実現化が進んでいる現実があるからです。「陰謀論」にもいろいろあるのですが、その中のいくつかは日本人だってドップリ巻き込まれています。敢えて言いますが、もはや「陰謀論」は現実の問題であり、私達は真面目に議論すべきじゃないでしょうか。(これについては後日もっとちゃんと書きたいと思いますが。)

アレックス・ジョーンズはラジオ番組で話したりドキュメンタリー映画を作る活動を16年くらい続けているそうですが、映画の中では3年前の「Obama Decetion(オバマの嘘)」が一番のヒットかもしれません。YouTubeに流れ出ている完全版の動画だけでも950万アクセスを超えています。すごーい。(オバマ市の人達も見たかしらむ?)

● Obama Deception (1時間53分あります。YouTubeのロゴをクリックするとYouTubeの大きい画面で見れます。)



他にも見応えのある映画があります。

● Fall of the Republic HQ full length version
 「Fall Of Replublic」--「アメリカ終わった......」というドキュメンタリー。
●  Reflections And Warnings - An Interview With Aaron Russo {Full Film}
 「Reflections And Warnings」--「自由からファシズムへ」を監督したアーロン・ルッソ生前のインタビュー。

ところで、アメリカ時間の本日11月3日は、Alex Jonesの「InfoWars.com」のサイトで「マネー・ボム」が行われます。特別企画の24時間+3時間の特別無料公開マラソン放送をやりながら、50万ドルを目標に大カンパ大会が行なわれるのです。「反NWO」「反グローバリズム」の活動をさらに大きく進めるための資金集めだそうです。

● Money Bomb の特設ページ 摘み上がったカンパの金額と特別番組を映像付きで見ることができます。

● InfoWars.com ニュース記事のページ。映像なしの放送(=ラジオ)は登録しなくてもこのページから聞けます。生放送終了後は翌日まで再放送を繰り返すので、いつでも聞けて便利です。(といっても、翌日にはYouTubeに映像付きのがドドドと出ます。)

● Alex's Official Channel YouTube内の公式チャンネル 映画や少し遅れて「Nightly News」も見れます。

特別番組は通常の3時間番組の生放送と同じ日本時間午前1時から始まり、24時間やって、そのまま翌日の3時間番組をやろうというわけです。これまでメンバー登録しないでYouTubeでAlex Jonesの映画やインターネットの番組をタダで見てきた人達は、私を含めて、この機会にカンパしたらいいと思います。私はPayPalを使って送金するか、YouTubeで見れないドキュメンタリー映画「End Of America 3」のDVDを買おうと思っています。(と言いつつ、ラジオでも宣伝しているのに売っていない......?)

2011年10月7日

アメリカは揺れだすか?


この頃は針仕事をしながらインターネットでAlex Jonesの番組を聞いています。私がこの人を知ったのは10年前で、「911」はオカシイとネットにかじりついて情報を集めていたときに出会ったサイトの一つでした。いうわけで「陰謀論」のサイトです。その後はほとんど見ていませんでしたが、今年になってロン・ポールの情報を得ようとする中で再び見に行くようになりました。すると、かつての「陰謀論」も今では「論」ではなく事実らしいということが明らかになりつつあり、Alex Jonesのサイトと番組は「オルタナティブ・ニュース・メディア」として絶大な支持を得ているようです。(「オルタナティブ・ニュース・メディア」とは、テレビや大新聞など大手メディアが伝えるニュースは嘘や隠蔽ばかりだとして、インターネットなどのメディアを通して真実を伝えることを標榜するものをいいます。)

すごいドンガラ声で、ラッシュ・リンボーなみに怒鳴りまくったり声色を使ったり、実に想像しいのですが、現在進行形のアメリカの様子を知るのにはCNNよりも面白いと感じます。

それでここ半月ほど、アメリカがすごいことになっているのではないか?という気がします。いろいろと忙しくいろんな問題が出てくる様に、いい意味なのか悪い意味なのかわかりませんが妙な躍動感があります。そのことをいろいろ書きたかったのですが、ここは「お買物のブログなのだからアメリカの話ばかりはナニだ」と控えました。でも今日はウオール街の占拠にふれたいと思います。

最初にこのニュースが流れたときに、どうしてウオール街なのだろうと思いました。少し違う気がします。さらに、人々はフェイスブックで集まったと聞いて「ああ、またか」と思いました。中東で続いたフェイスブックがらみの集会、デモ、暴動、運動......あれがアメリカ本土に上陸したならインチキくさくてうんざりだ、と。そして「ロン・ポールは何か言っているかしら」と思いつつ、べつに探しもせずにいました。しかしAlex Jonesの番組(9/21)に、デモに参加したワカモノが出て話をしたとき、彼らはとても肯定的なのでした。そして「集まっているのは左翼から保守派から911深層追求の人やロン・ポールの支持者などあらゆる層の人達」で、「彼らはグラス・スティーガル法の復活を要求している」と聞いて、あながちインチキやヤラセではないのかな......などと思いました。

一昨日の夜、たまたまかかっていたNHKのニュースではウオール街のデモが続いている事をとりあげて(まだ続いているのかと驚き)、「貧富の格差」や「増税」の反対を訴えているというような報道をしました。それを聞いて「アレ」と思いました。「グラス・スティーガル法の復活」ではなかったの?

Alex Jonesの番組でも10月3日から風向きが変わってきました。「デモはいろいろな種類の人達の集まりだが、本当の主催者は誰だろう?」「ウオール街そのものが主催者じゃないのか?」「彼らの言っていることがおかしい、オバマやバフェットが言っていることと同じだ」と。デモに参加していたマイケル・ムーアが「資本主義がいけない」と言ったのを深刻にとりあげ、大手メディアは現場のインタビューで自分に都合のよいことを言う人の声だけ放送して本質をねじまげている、と怒りはじめました。

集まった人達はほんとうの「草の根」で(良心から活動するしろうとさんだということ)、簡単にのっとられてしまったというのです。そこでAlex Jonesは立ち上がりました。「アメリカの本当の敵はFEDだ」「こんどの金曜日はダラスのFEDを占拠する」「自分は逮捕されるかもしれないが、かまわない。本当の革命のはじまりだ!」とアジまくったのです。

「陰謀論」をかじった人なら「FED」が何を意味するかご存知でしょう。(直訳すれば、FED=Federal Reserve アメリカ連邦準備制度理事会。アメリカの日銀みたいなもの、といわれているもの。日本ではFRBとよばれることのほうが多い。)

さてどうなることでしょう? Alex Jonesの呼びかけに一体どれだけの人が集まるのか、Alex Jonesの思惑どおり大手メディアが取り上げるのか、それはアメリカを変える(取り戻す)力の発火点になるのでしょうか? 今晩はちょっと目が離せません。

● Alex Jones' InfoWars.com


このページのタイトル下の「Listen Now」をクリックすると上のページが現れてライブのラジオ放送を聞けます。生放送が終わった後は次の放送まで再放送を繰り返します。ただしオン・デマンドではないので、常に番組の最初から聞けるわけではありません。

YouTue ではAstonisher1さんが毎日動画をアップしています。1日遅れですが番組の映像が見られるし、コマーシャルを省いた上で連続再生の設定がしてあるから便利です。(下のアドレスはいずれも10月5日放送のもの。)

● Alex Jones' InfoWars
● Alex Jones Nightly News

2011年9月17日

ロン・ポールの「マネー・ボム」、やってます!


● Declare Your Support

本日は9月17日。ロン・ポールの「Constitution Money Bomb」の日です。アメリカ時間の0時00分から24時間に集中して寄付を募ります。公式サイト内の↑で刻々と増える寄付の金額を見ることができます。ちょっとわくわくします。


● Ron Paul, Money Bomb

このカウンターは同じサイト内の別のページですが、なぜか金額が違うのがよくわかりません。この画面からインターネット・ラジオの実況中継にジャンプできます。(iTunesに切り替わり、ストリーム放送を聞くことができます。)


日本時間の夜の10時頃に見たDaily Paulの記事を貼付けてみました。こちらはもう夜の10時半ですが、あちらはまだ朝で、午前7時すぎまでの状況がグラフにしてあります。

こちらのサイト↓でもリアルタイムの寄付のようすを見ることができます。4年前のように皆で頑張って「草の根」の力を見せつけてほしいものです。「Daily Paul」の7月26日の記事にある7月のマネーボムのカウンターが、その後もずっと動いていて面白かったのですが、今日も刻々と動いています。(公式サイトより数字の出るのが早いようです。)

● The Ron Paul Money Train Rolls On! Countdown to Ames


こちらもどうぞ。

● Ron Paul Forums
● RonPaul.com あれあれ、アップデイトされてませんね......


(追記:9月18日)
「憲法の日のマネーボム」はあと1時間か2時間で終了ですが、寄付金の合計が先月の半分にも届かないとはどういうことでしょう?! 先月は160万ドルだったのに、今回はまだ69万ドル台です。マネーボムの実況を初めて見た日だというのに少しトホホです。しかし気づいたのですが、公式サイトではカウンターのあるページのURLが「htts」なのです。(「https」で始まるアドレスはネットのお買物で送金するときなどに切り替わりますが、個人情報などが第三者に見られないように保護されたページです。)というか、送金するページだけにカウンターを置くことに問題はないんでしょうか? Daily Paul のカウンターは公式サイトのデータを自分の画像に埋込んだもので、もちろん通常のブログのページに載せています。ですから公式サイトでも通常のページにカンターだけを埋込めるはずでしょうに。前の前はこちらのページだったと思います。先月はマネーボムの最中にサイバー攻撃にあいましたが、今回も、実は何か操作されているのではないか?とか心配になりました。それとも逆に攻撃を受けたから保護されたページに移したんでしょうか。(そういう技術に無知ですから本当のことはわかりませんが。)

いっぽう、カリフォルニア州のストロー・ポール(模擬投票というらしい)ではロン・ポールが45%で1位、リック・ペリーが30%で2位です。これをメディアはどう伝えるでしょう。日本のメディアはいつものように話題にしないだけでしょうが。

● Press Release, California Republic Party

2011年9月10日

9月のロン・ポール

「デイリー・ショウ」のジョン・スチュワートによれば、アメリカの9月7日夜におこなわれた共和党大統領候補のディベートでは、初参加のペリーと元々支持の高かったロムニーがメディアの話題をさらったようです。というより、ロン・ポールの名前を口にしたくないメディアにとってペリーの登場はちょうどよかった感じです。最初からそういう段取りだったのかもしれません。ディベートの録画を見ましたが、ロムニーが話している間に音声が中断したり、他の人が話している間につまんなそうな疲れた表情(に見える)ロン・ポールを写したり、ちょっとナニでした。(ちなみに今回はCNN。)また、RonPaul.com によれば、コマーシャルの間にも議論が続いていたが、とつぜんペリーが攻撃的にポールの腕につかみかかったのでポールのボディガードが出てくるという事件もあったそうです。何を言ったのかわかりませんが、ブログの投稿者は「ある人達はそういうのが好きだが、大統領になろうという人はもっと思慮深くあってほしいと思う」とコメントしています。ほんとですよね。(アメリカの皆さん、ペリーだけは勘弁してください。)




(追記:9月12日)上の件について、Alex Jones の番組で言及がありました。4:43からロン・ポール自身が非公式に((おそらく支持者の集会で)語っているビデオが出てきます。「ペリーが何を言ったんだと皆がきくけれど、そのとおりを言うことはできませんよ」と笑っています。ポールはいつでもジェントルマンですね。

実際の支持は4年前とは比較にならない大きいロン・ポール(のはず)ですが、メディアに名前が出ないと確かに有力候補という印象が薄れます。こわいことです。「経済問題を戦争で解決してはいけない」と明言するのはポール候補一人です。日本にとって最高に重大な問題です。こういうことを日本人は知らなければいけないと思います。4年前は毎日オバマとヒラリーの選挙活動がニュースに流れました。(テレビを見なくなったのでよく知りませんが、多分)今年はサッパリです。

予備選は一ヶ月後だそうです。なんとしてもロン・ポールに勝ち進んでほしいものです。現にアメリカ市民の9割がブッシュに懲りたのに、ここでペリーを選ぶならヴァカとしか言いようがありません。(それでオバマを選んだのですから何をか言わんやですが。)YouTubeのどこかに「ブッシュには懲りたから、もうテキサスの人間には投票しない」というコメントがありましたが、これもヴァカですね。アメリカ市民にもっと賢くなってもらわないと結果として世界中が迷惑する、ということを、どうしたら理解してもらえるのでしょうか。

12日にはフロリダで「ティーバーティー」の公開質問のイベントがあるそうです。(出る予定なのは Perry, Bachmann, Romney, Paul, Gingrich, Cain, Santorum, Huntsman。)この「ティーバーティー」はロン・ポールの「自由へのキャンペーン」という活動の中から生まれたものですが、もはや変な右翼にのっとられた観があり、必ずしもポールの支持者ばかりではなくなってしまったのは残念です。

彼の主張は一貫して「合衆国憲法」にもとづくもので、とても筋が通っています。しかし彼の話を聞かずには理解できません。内容の吟味もせず「Yes, you can!」みたいな「ワン・フレーズ」を連呼して喜んでるような「大衆」には面倒くさいのです。日本でもそうでしたよね。しかしロン・ポールにはそういう「ワン・フレーズ」がありません。じっくりと人の話を聞く習慣があまりない人達......そこまでいわなくても、毎日の仕事でクタクタだったり、深刻な悩みを抱えていたり、べつに問題意識を持っていない一般の「大衆」には、なかなか敷居が高いかもしれないのです。(前の選挙のときから、ロン・ポールの支持者の経口は「高学歴で豊かな浮遊層」といわれていました。)時間をかけてロン・ポールの話に耳を傾ける......その面倒くささが、皮肉にも大多数のアメリカ市民を自分に有害な「わかりやすいもの」に向かわせてしまう理由かもしれません。あとひと月でどれだけのアメリカ人が目を覚まかが問題です。 悲しくも恐ろしく、はた迷惑な話でした、とさ。

2011年9月5日

トートバッグ、ディベート、マネー・ボム



<トートバッグ>
メディアが無視するロン・ポールを日本でも有名にするには、4年前にアメリカの支持者達がやったように一人一人が看板を持って外に出るしかないのであろう......というわけで、ロン・ポールの選挙グッズを買いました。とりあえず実用的なトートバッグです。(まあ、トートバッグだけじゃありませんけどネ。)といっても届くのに2週間以上かかるそうで、待ち遠しいところです。

● Daily Paul.com, "Paul Moll" ......興味のある方はこちらへどうぞ。今日明日あたりまで割引セールをやっています。(ここから入ってお買物をすると、僅かなりとも Daily Paul のサイト運営者へカンパが回るのではないかしらむ。)

● 公式サイトの"Store" グッズの購入で経路にこだわりのある人にはロン・ポールの大統領選公式サイトのお店もあります。支援活動する人のためにビラ100枚とか、ロゴ入り風船250個とか、庭に立てる看板とかもあります。選挙の応援Tシャツはものすごい数が巷にありますが、集会に行く人などはここでお揃いのを買うのかもしれません。(海外発送してくれるかどうか知りません。)

4年前とは何もかも大違いです。良くも悪くも。

<ディベート>
本日は9月5日ですが、Labor's Dayという国民の祝日のようです。アメリカ時間の午後3時から共和党の候補者達の「Freedom Forum」というものがあります。(6日早朝にUstreamを見ると4時間前から配信中で、ロン・ポールが話し終える頃でした。これはディベートとは違い、一人ずつ舞台に出て上院議員と下院議員と憲法学者という3人のおじさんと質疑応答する、公開試験のようなものでした。6人の候補者が出る予定でしたが、リック・ペリーはドタキャンしたもようです。)

いわゆる大統領選のディベートは7日の東部時間午後6時で、NBCがやるそうですから、うちだとケーブルテレビのCNBCで中継が見られるかもしれません。(調べてません。)日本では朝でしょうか。よくわかりませんが、すぐに録画が公開されますから無理することもないでしょう。今回はあのテキサス州知事リック・ペリーが初登場です。中身はカラッポなのですから、皆でガンガンへこましてほしいものです。

● 2012 Election Central ディベートの録画はすぐにYouTubeに投稿があるでしょうが、ここのサイトのこのページでは過去のディベート等もまとまっていますから、探すのに便利です。

<5回目のマネー・ボム>
さきほど大変な間違いを書いてしまい、一部書き直しました。(6月のマネー・ボムと混乱してしまいました。)5回目は9月17日、これはアメリカの「憲法の日 Constitution Day」だそうです。

「マネー・ボム」は1日でいくら寄付を集めるかという実用を兼ねたイベントです。先月のお誕生日には160万ドルを集めました。寄付は普段から随時募っており、現在は200万ドルを超えています。それがわかるのは、7月にDaily Paul.com に投稿されたカウンターが今も動き続けているからです。公式サイトでは17日に向けて新しいカウンターを設置するでしょうから、当日は同時進行でカチャカチャ金額が上がっていく様を覗いてみようと思います。URLはここだと思います。↓ サイバー攻撃など二度とないことを願います。

● https://secure.ronpaul2012.com

ところで下の表はロン・ポールの公式サイトから昨日コピーした予定表の一部なのですが。(クリックすると大きくなります。)


9月17日、マネー・ボム
9月22日、フロリダで大統領選のディベート
9月26日、ジョン・スチュワートの「デイリーショウ」に出演
と大きなイベントが並んでいます。そこにフェイスブックやツイッターその他の手段を使った人の数が出ているのですが、テレビの大人気番組「デイリー・ショウ」への関心がものすご高くて、情報のシェアの具合がマネー・ボムの8倍以上?!ディベートの4倍?! アメリカの政治家にとってお笑い風刺番組への出演はとても大事だといいますが、かくも人気=影響力があるものなのですね。それにしても、そういうものか......と少し驚きました。

2011年8月25日

リック・ペリーというアメリカ大統領候補


一つの州で、しかも同じ党から二人の大統領候補が出るのは異常だと思われますが、16日頃のテキサスのabcテレビの番組では「(テキサスで)ロン・ポールに投票する人は81%、リック・ペリーに投票する人は19%」という数字を出しました。


ところが何てことでしょう。8月17日〜21日のギャラップの調査では人相の悪いリック・ペリーが一位に躍り出たのでした。ミシェル・バックマンはアイオワでの投票のようにはいかず、10%で4位という本来の位置に戻りましたが、ミット・ロムニーとロン・ポールはペリーの影響をもろに受けてしまいました。こんなに「強い」人だったのですか!?

日本のメディアはロン・ポールを無視しますが、リック・ペリーのことは立候補の噂が出たときから「強力な候補者」として報じてきました。それだけでもじゅうぶん怪しい気がします。私は22日にあれこれ書いた後、リック・ペリーについてちょっと見て回りました。(状況は毎日変化しているのに作業がのろくて申訳ありませんが)今日はそのことを書きます。

(1)リック・ペリーはGWブッシュがテキサス知事だった時代の副知事

Wiki によるとリック・ペリーは現職のテキサス州知事ですが、GW・ブッシュが知事だった時代の1998年に副知事になりました。2000年にブッシュが大統領になって辞任したあと繰り上げで知事になり、その後は選挙に勝ち続けて知事のままです。(州知事就任期間の最長記録だそうです。)ところが元は民主党員で、アル・ゴアが大統領選に出たときのテキサスの応援団長でした。(しかし地球温暖化説には反対。)

一発目がこれです、後は推して知るべし。アメリカ中がブッシュに懲りたのですから、NHKニュースが言うように「無党派層に支持拡大」なんてことは本来ありえないと思います。しかし......。

(2)「アメリカへの警告」



(うわー、なんという顔でしょう! こういう顔は私のブログに載せたくないんですけど......。)

ひどい知事さんのようですね。テキサスでやったことをアメリカでやるぞ、という「警告」です。しかし低賃金や教育費節減や税金の無駄遣いというのは、それを歓迎しそれで得をする人達がいるから困ります。(しかもそういう人達は上手な宣伝で、まさにそれで損をする人達から大量の票を得るものです。)

(3)ビルダーバーグのお墨付き
● Rick Perry: Bilderberg Approved Candidate For President(YouTube)

アレックス・ジョーンズはリック・ペリーの立候補の可能性をすでに映画「Endgame」で予測していたそうです。リック・ペリーは2007年にイスタンブールで開かれたビルダーバーグ会議に参加しており、彼らへの熱心な支持を訴えて会議から大統領候補になる承認を得た、州知事がそのような海外の会議に出席するのは法律違反であるにもかかわらず(Logan Act)、地元の新聞は報じたが主要メディアは無視、等々。(「Endgame」はネットで見れます。というので見ました。このことは最後の最後に少し出ます。日本語字幕版が待たれます。)

ビルダーバーグ(Bilderberg)はお手数ですが各自でお調べください。ネットにゴロゴロあります。ついでにNWO(New World Order/ニュー・ワールド・オーダー)なども調べてもらえるとありがたく思います。ちなみにテキサス人のアレックス・ジョーンズはロン・ポールの支持者であり、リック・ペリーの立候補前からリック・ペリーをガンガン批判しています。

(4)バンク・オブ・アメリカ「あなたのお役に立ちたい。」



ウォールストリートも「待ってました!」の人材なのですね。(C−SPANのカメラに写ってしまったとは。これはペリーが立候補を表明する会見の会場ででしょうか? よくわかりません。)

(5)グレン・ベック「あなたはアメリカにとって問題ですよ。」
(6)リック・ペリー「イスラエルは中東で唯一の民主主義国家ですからね。」




今年6月27日にフォックス・ニュースで放送されたもの。失業率の高さにあえぐ米国において、全米の新たな雇用先のなんと37%(10年間で73万件以上)がテキサスで生み出されたのは事実のようです。政府ができるのは仕事がふえるように税や州法など整えること、環境がいいから皆が住みたがると得意そうですが、「それは他の州から奪っているだけじゃないのか」とグレン・ベックは指摘します。「それがカリフォルニア州やニューヨーク州をいためつける、あなたみたいな男は国をだめにする」と。最後に「親イスラエル」であることを明言させました。

(7)リック・ペリー「経済危機は聖書の原理に戻れという神の思し召し。」



こんなシドロモドロで国家デフォルトに立ち向かえるのですか? 聖書で経済の立て直しですか? 福音派なら喜ぶんでしょうかネ。ブッシュを神と崇めた人達は、行き場をみつけて大喜びでしょうネ。事実、宗教右派は彼の強い支持団体でありました。(彼は親イスラエルですが、ユダヤ人の有力団体は、彼がクリスチャンなので今は支持を決めかねているようです。)

というわけで、ひぇ〜、期待に応えすぎのロクデナシぶり! 何をとっても悪夢ですね。まさにブッシュの再来です。いえ、もっとでしょう。悪い話ばかり探そうとしたつもりじゃないんですが、ひととおり出そろってしまいました。これでは、また電子投票の機械をいじることくらいしそうです。この後ろ盾なら、それ以上の何をしても不思議ではありません。こういう種類の人が出てくるとまともな政策の議論は吹っ飛んでしまいます。ディベートなど形だけになり、嘘嘘嘘で大統領選を突破して(彼らが望むままに)世界中をめちゃくちゃにしそうです。

まじで恐くなりました......。


日本のメディアは「ペリーで決まり!」でしょう。おバカな「オバマ市」が「オバマ氏」を応援するのを大いに盛り上げたように、「ペリー氏はペリー提督のようにTPPで日本を開国してくれるでしょう!」などと言い出すんじゃありませんか? やめてくださいね。

(追記:8月31日)アメリカの選挙グッズにこんなのを発見しました。日本でも有名になってほしいものです。

しかしテキサス人というのは......11期の長きにわたって(訂正、12期でした。)ロン・ポールを連邦議会へ送り出すと同時にブッシュやペリーを知事に選ぶのですね......よくわかりませんね。(そういえば昔、職場の上司にテキサスから来た人がいましたが......当時はこんな話題が出るはずもありませんでした。)

もしこのままリック・ペリーがロン・ポールを潰すなら、民主党のデニス・Kucinich(今だに読めない)にも頑張ってほしいところですが、バラク・オバマ率いる民主党は、7月のディベートを延期したあとは日程の見通しも立っていません。どうしちゃったんでしょう? (共和党はもう3回もやっているのに。)

● Perry vs. Paul: 2 very different Texans want same job
 とりあえず二人の大統領候補の違いについて書いたテキサスのニュースサイト。

こんなことばかり書いていますが、私はアメリカ事情にもアメリカの選挙にも詳しくありません。時々刻々の公式情報はこちらへどうぞ。

● 2012 ELECTION CENTRAL 2012年アメリカ大統領選挙の公式サイト?ではないかと思います。ホームページにはニュースが出ています。ディベートのビデオも全て揃っています。以下はこの中のページです。
● 2012 Primary Debate Schedule 共和党、民主党のディベートの予定表。
● Who’s Running in 2012? 候補者の紹介。


(追記:2011年10月18日)リック・ペリー氏が登場したこの時点ではミット・ロムニー氏とトップ争いをする有力候補でしたが、あまりにもわかりやすい(古いタイプの)悪役であったせいか、1ヶ月もすると泡沫候補であったハーマン・ケイン氏がフロリダの模擬選挙で突如1位に躍り出て、にわかに注目が移ったようです。そのときアレックス・ジョーンズの番組では「彼はビジネスマンで、あの土地には沢山の知り合いがいるからだ」と言っていましたが、その後ケイン氏の素性というものを知って危機感をつのらせています。というのも、貧しい家庭に生まれて自分の力でのし上がった「ピザ・チェーンの元社長」という肩書のケイン氏はなんとフェデラル・リザーブの役員をしていた人物で、「NWO(ニュー・ワールド・オーダー)」のインサイダーであったからです。そんな人が何ヶ月も涼しい顔をして候補者に名を連ねていたとは。黒人だから苦労したからと油断してはいけないのですね。先日来のウオール・ストリートの占拠については「仕事がないのは自分のせい」とか「デモに参加する人はヒマだから」といった内容の発言をしたそうです。10月11日の共和党大統領候補のディベートはちょっと変わっていて候補者どうしの質問時間があり、そのとき(フェデラル・リザーブの廃止をうったえる)ロン・ポール氏はケイン氏に質問し、NWO丸出しの答えをひきだしました。

(追記:12月8日)このハーマン・ケイン氏が12月7日に共和党の予備選から降りたそうです。唐突な印象を受けましたが、予備選突破の見込みがないと考えたスポンサーが資金の提供を打ち切ったのかもしれませんね。知りませんけど。(直接には過去のセクハラ事件の数々がまずかったようです。バカですね。)戦線離脱の弁で「ポケモンがナントカ」と語ったために、Alex Jones のショーではアニメと合成の動画でからかわれていました。

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