お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

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2009年3月21日

オリエンタルな招き猫


石神井公園駅近く、私が勝手に「文化通り」と呼んでいる文化的な小さな通りに、数日前骨董屋さんが登場しました。「Verry Nice」という名前です。さっそくのぞいてみると…………お店に入って最初に目にとまったのがこの猫でした。西洋好みの伊万里焼きで、店主さんが20年前くらいに買ったものだそうですが、作った時期は不明です。色白で、全身に(脇も背中も)葉っぱと蝶々の模様があり金の縁取りです。左手には肉球もあります。身長14センチ。ちょうどいい感じの大きさ。

お店はイギリスの古い物を中心に、置物、アクセサリー、陶磁器、衣類、家具などいろいろです。他にも花瓶やアメジストの置物など気になるものがありましたが、いずれも私には高価でしたのでガマンです。伊万里猫もこの日は持ち合わせがなく、翌日までとっておいてもらいました。

さて猫ちゃんを無事引き取ったあと、友達の間で勝手に「おさる」とよんでいるYato Cafe(ヤトカフェ)に寄り、一服がてら写真撮影を行ないました。そして店主夫妻に自慢しました。するとマダムは「お店ができたのは知っているけれど、まだ見に行っていない、様子は如何」と問い、私が「少しずついろいろな種類の物があっていとをかし」と言うと、そのまま出て行ってしまいました。なかなか戻ってこないなあと思っていると、ニコニコして帰ってきて、とてもきれいな淡いピンク色の石のイヤリングとレトロなワニ皮のがま口を見せてくれました。私もいいなと思ったがま口でした。彼女も雑貨が大好きなのです。(3月20日)

2007年5月30日

〈古伊萬里〉でバティック


日曜日、荻窪のルミネを歩きました。何度か行ったことがありますが、地下の食品売場以外のフロアを見るのは初めてでした。4階の端に「古伊萬里」という名前の器のお店があり、のぞいてみました。お店のスペースはけして広くありませんが品物は多く、趣味のいいものばかりでした。全体ちょっとお高めで、毎日使えそうなこざっぱりした無地の小鉢から持つのも大変そうなな大皿や壷まで、いろいろです。品物は10ほどの窯元から入っているそうです。何もかも素晴らしい物を持とうとは望まないけれど、ご飯茶碗かお湯のみかお急須か盛り皿か‥‥‥‥そういう普段の食器に何か一つ二つこういういいものがあるといいと思います。

もちろん見るだけのつもりでしたが、ふとディスプレイに気がつきました。手にとると売り物のようです。それはバチック(インドネシアのろうけつ染め)のパッチワークのランチョンマットで、柄違いで3枚ありました。こういうのに弱いんです。色も褪せた使い古しのバティックが大小不揃いで12枚つぎはぎです。なんともいい柄で、裏は新品のようできれいな1枚使いです。どれもすてきで、迷いながら1枚を選びました。私にはふだんの食事にマットを敷く習慣がありませんが、生地として惹かれます。使い道などなくても、そういうのはみんな観賞用なんです。でも、夏場の花瓶敷きにしたり、オモチャやモノの写真を撮るときの背景にしたらきっと見栄えがします。有田焼のお店でこんな物をみつけるとは思いませんでした。

〈古伊萬里〉でおしょうゆ差し

「古伊萬里」でバチックのランチョンマットを買うことに決め、お会計をすると、レジの所には作業中のように小物がいくつか置いてありました。そこにあったおしょうゆ差しが良かったのでついでに買いました。実はおしょうゆ差しは今年の1月に有田焼の赤絵を一つ買い、「時」を待っていましたが、先日使おうとしたら行方不明です。(間違ってゴミ袋に落っこちた可能性もゼロではありません。)そのうち出てくるかもしれませんが、お店で適当なものを見ると欲しくなったわけです。

おしょうゆ差しはなるべく小さいものがよく、その日の分だけ出して使うのがいいそうです。お醤油は瓶を開栓したときから味が落ちていくから、おいしさを保つためにはできるだけ小出しがいいそうです。というわけで、ちょうど小ぶりだし、お揃いの受け皿付きでいい形です。あたりまえ過ぎるかもしれませんが、むしろ近頃あまり見かけない、正統派の和食器という感じがします。青い絵付けは、ふだんの食卓の何にでも合い、ちょっと奮発しても他の食器から浮くこともなく、ほんとに重宝です。そしてこのおしょうゆ差しは注いだ後に口が全くよごれませんでした。さすが! 本体(蓋付き)高さ7.5cm。

2007年4月5日

和風の絵付け、トライアル

表参道の交差点のすぐ近くに白い食器ばかり売っているお店があります。歩道からは地下におりる階段だけ、足下に中からあふれ出した様相で器が積んであり、その値段がかなりお安いので奇妙な気さえします。通りすがりに一、二度入ったことがありますが、和洋ありとあらゆる白い食器が所狭しと並んでいるという印象でした。そのとき確か店内に絵付け教室のポスターが貼ってあったはず‥‥‥‥と思いめぐらしていたのには、昨年12月以来陶芸に憧れてしまい、今や絵付けもやってみたいとはしゃぎはじめたからです。

そこで先月15日、ヘアカットの帰りに寄ってみるとたいへんな人だかり。半期に一度の全品2割引セール中とか。絵付けの体験レッスンも希望者受付中で‥‥‥‥実はそもそもそ名前を<陶画舎>といい、母体はポーセリン・ペインティング教室で、お店はいわば教材の購買部でした。折しもダイヤモンド・ホールでは千名以上の生徒さん達による展覧会が開催中。その作品の素晴らしいこと。おまけに展覧会期間中に入学すれば4月に始まるお教室の授業料がかなり減額されるというのですから、まったくすごいタイミングに行きあわせたものです。店員さんに尋ねてみると翌日と翌々日に体験レッスンがあるというので即申し込みました。1500円。というわけで、作ったのがこれです。とっくに出来上がっていましたが、昨日行って引き取りました。

和風・洋風、二つのコースのうちの「和」で、10センチ角の銘々皿です。既製の無地のお皿に出来ている下絵をなぞって転写し、用意された絵の具を教わったとおりに塗ります。白抜きの部分は絵の具が乾く前に先の尖ったゴムで線描きするだけです。簡単そうでもきれいに作るのは少し難しく、しかし下手でもわりと味になるような、とても楽しい作業でした。すべてお手本どおりで創造性を欠いた感がありますが、そうではなくて、既にある素晴らしい絵付けを自分の手で再現する技術を一から教わる場所なのです。そう、たとえばマイセン、たとえば鍋島、を目指して。

本当は今月6日に始まる洋風絵付けの入門コース(月2回、1年間)を受講したかったんですが、あれもこれも欲張らずに粘土をこねることのほうを先に進めるべきではないかと思い、とりやめました。来春には行きたいものです。

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