お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2013年6月11日

恵比寿アトレのロシア料理店

昨日恵比寿の部屋の掃除の帰りに、時間つぶしを兼ねて軽く夕飯を食べることにしました。家族と二人なのでお手軽にアトレ(駅ビル)の6階へ。夕方すこし肌寒くなったから温かいものがいいし、つばめグリルの洋食や飲茶と迷いましたが、せっかくだからふだん食べないものがいいねということで、「マトリョーシカ」というロシア料理店にしました。

表に出ている見本を見ると、ピロシキ、ボルシチ、つぼ焼きなど、おなじみの食べ物が体裁良くならんでいます。どれにしようか迷うほどいろんなセットがあります。しかしよく見ると野菜サラダは「はと麦入り」、つぼ焼きのシチューは「豆乳入り」など不安要素の文言があり、普通ビーフ・ストロガノフであるものが鶏肉のストロガノフだというのも少し気になりました。経験から、こういう小細工をするお店の食べ物はおいしくないからです。でも「ハズレでもいいということにして、食べてみよう」と入って、サラダ、ピロシキ、ボルシチだけの一番簡単なセットと、もう少し入ったセットを注文し、分けながら食べることにしました。1000円と1500円程度です。しかしその後テーブルにさらに変なものを見つけました。「今月のつぼ焼きのふたは抹茶味です」というような貼紙です。決定的に「しまった」と思いました。

果たして予測どおり。ピロシキもボルシチも私が作ったほうが何倍も美味しいんですけど。私がピロシキを作ったのはロシア文化に興味を持った大昔ですが......またロシアのピロシキも地域や家庭によって種類はいろいろでしょうが......ここのピロシキにはキャベツもゆで卵も春雨も入っていないし、ほとんどひき肉だけみたいで、あんまり味もないのでした。ボルシチは酸味が強く、肉のだしのこくはなく、大きなじゃがいも一個以外具が見えないぐらいで、アラララ......でした。つぼ焼きに至っては、かぶさっているパイ生地が抹茶味だそうで......おいしいわけがないでしょう。こういうものを作る感覚が私には理解できません。

普通の洋食屋さんや「ヘルシー」が売り物の食堂のメニューにひょっこり入っているお料理ならともかく、いくら値段が安くてもロシア料理店を標榜するにはあまりにもお粗末でございました。お店の雰囲気は悪くないのに残念です。

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