パン屋の PAUL
かつてはアークヒルズの森ビルに職場があり、六本木の駅を下りて毎日通った道ですが、今では別の町のように何もかも初めてでした。サントリーホールからの帰り道、アークヒルズを出てすぐに地下鉄南北線の六本木一丁目駅ができ、泉ガーデンという巨大なビルの中にありました。途中までPさんと一緒に帰ろうと下りていくと、駅の手前でガラス越しに何やら明かりを点す食べ物屋が見えました。Pさんは「ポール」だと言いました。近年上陸したフランスのパン屋さんで、支店を増やしているところだそうです。ちょっと寄り道しました。
夜遅かったので品物は少なかったのですが、どれも本物っぽいパンの色をしていました。通りすがりなど、初めてのお店で買うのはカンパーニュとかブールという丸パンです。一番割安で、粉の良さが一番よくわかるからです。(バケットも同じですが、バケットは私にとって堅い所が多すぎるんです。)このお店にはそういうのがないので、同じ種で作ったに違いないナマコ型のパンと、イチジクと胡桃入りのライ麦パンを、それぞれ1/2サイズで買いました。
このお店にはビールやワインとともに軽く食事するような場所があり、フランスの田舎風がちょっと間延びした感じですが、ガラス越しにお庭があるような造りがいい感じでありました。
帰宅後、お夜食がわりに食べてみると、間違いなくうまい! いい粉の香ばしい香りがして、食べた後にはかすかに酸味が残ります。たまたま醗酵バターが買ってありましたから開けましたよ。こういう本格フランス式パンを食べるときには醗酵バターでうまさが増します。一方イチジクと胡桃のライ麦パンといえば十余年前には私のお得意レパートリーでしたから、食べ比べでございますね。ポールのパンは、回りの堅い皮が厚すぎますよ。フランス人は歯が丈夫なんですね。でもやはり本物の美味しいパンです。これにはハチミツが合います。できれば焼きたてにハチミツかハチミツバターをたっぷりつけて食べたいと思いました。(12月20日)
2 件のコメント:
わーい久しぶりに更新されてますね〜♪
ご無沙汰しています、広尾のRUE DE SEINEでっす。
ポールのパン、美味しいですよね〜。
私はよく八重洲のフォーシーズンホテル1階のポールへ行きます。
フランス人をはじめとするヨーロッパ人は通常口にする水が硬水ですから、必然的にカルシウム摂取量がアジア人と異なり歯や骨が丈夫なんだという話を聞いたことがあります。
歯がとても弱い私としては大変羨ましい、、、、
今度VIRONのパンも是非食べてみてください!
フランスの粉使ってて、とっても香ばしくておすすめですよ!
こんにちは! コメントありがとうございます!
すっかり怠け癖がついてしまいました。書きたいことは溜まっているのに、いけませんね。昨日は嘘の日付で一度に3本入れました。またがんばります。
フランス人の歯がほんとに丈夫だとは、おもしろ〜い。それじゃフランス人の入れ歯も丈夫でしょうね。私、歯が悪いからフランス製の入れ歯が欲しい。
VIRONというのは初めて聞きますよ。近いうちお店に行きますから、そのとき教えてくださいね。よろしく!
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