銀座 奥野ビル
先週Yさんと出かけたとき、面白そうな個展の案内をもらったといい葉書を見せてくれました。そこで再び一緒に銀座へ繰り出したわけです。場所は銀座一丁目。葉書の地図をみながら歩いているとリアルにレトロなビルが現れました。いくつか看板も出ているので事業所が入っているのでしょうが、建物の案配では住宅のように見えます。思わず近づいてみると、目的のギャラリーはその4階ではありませんか。ウキウキして中へ入りました。
エントランスの内装はタイル! そして金庫! その夢のような光景に、私のカメラはいつの間にか slightly out of focus 。
エレベータは手動です。表の扉とジャバラの檻のようなものを手で開け閉めします。交絢社ビルなき今、この檻のあるエレベータは銀座で2つかもしれません。しかし機械は新しいもののようで、ボタンなど普通でしたし、動きも普通でした。(追記:11月2日のテレビ番組「タモリ倶楽部」がエレベータ特集でこのエレベータが紹介されてました。さすが。今ではメーカーが判らないという話です。)
階段室はこう。手すりは木です。
廊下と部屋のドアはこんな感じ。実際はもっと薄暗い感じです。
実はこのビルは有名だそうです。(そりゃそうでしょうね。)いくつものギャラリーが入っていますし、アート系デザイン系には好きな人が多いはずです。ここは建築事務所だと思います。2部屋を使っているため、2つのドアの分の廊下を自分の領域にして、手前に入口を作り、透明アクリルのドアを付けているわけです。
かつては有名人も住んでいたという高級マンションでした。今でも住んでいる人はいるそうですから、見物に行くには静かに邪魔しないように配慮しなけりゃいけませんね。いやはやなんとも素晴らしい。こういうビルがせめて10棟くらい残っていたらいいのに。(10月7日)
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