お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2009年4月2日

リュネット・ジュラ・プチ/ラ・フェデリース/パイユドール


早朝からeBayで負けの三連発。ぐったりです。これではいけないと、簡単にお昼をすませて数ヶ月ぶりの原宿へ行きました。理系のYさんから、リュネット・ジュラ・プチ(あの凄い眼鏡屋さん)が閉店するという話を聞いたのは去年の10月。それにともないセールをやるというのです。行かないではいられません。でも…………ついつい行けなくて。3月末までといいますから、ともかく今日は行こうと思ったのです。

ところが。お店に着くと後片付けの最中で、「29日までだったんですよ」と言われてしまいました。繁華街の商店のこと、「月末」といってもカレンダー・デイト(日付どおり)ではなく、最終日曜日のことだったのですね。あまりにも当然の話に再び肩を落としました。「今日はついていない。やじプラの星占いでは「今日ラッキーなのは金運が最高の…………」とワニさんが5匹並んだのに。(あれもこれも買えなかった=支出がなかった=金運? しょぼい…………。)眼鏡屋さんは表参道ヒルズにある店舗と一緒になるそうですから、あの独特な眼鏡はいつでも見にいけるのですが、閉店セールはもうありません。それにこの住宅街のお家のようなお店が好きでしたから残念です。

こうまでついていない一日。帰りにラ・フェデリーズとパイユドールに寄りたかったけれど、どうしよう? こんなに御無沙汰したから、みんな忘れていて惨めになるだけかしら…………? でもどうせコーヒーを飲むなら他のお店に行くのもナニですから、あの赤と黄色のお家に向かいました。

ドアを開けておずおずと入っていくと………… えー、嘘。なんでみんな私がわかるの?! というくらい笑顔で迎えてくれました。信じられません。みんなの記憶と頭の良さを本当に尊敬します。レモンとバニラシュガーで頬っぺがキュンとなるクレープを食べながら、「こんなについていない一日なのに、なんて嬉しいことだろう」と思いました。しかもお店のMさんが隣に来て、私のショボイ話に耳を貸してくれるわ、アートのことや彼女の針仕事の面白い話をしてくれるわ…………お喋りが楽しくて運勢の急転に驚きます。この建物は荒川修作の「天命反転住宅」ならぬ「運勢反転店舗」なのか?と思いました。雨の晩にたまたま見つけて初めて入ったときの不思議な気持ちを思い出しました。

それにしても私はとてもひどい格好をしていました。家にいたままの服にふだん用の冬の黒い上着を羽織って、頭にはなんと黒のニット帽。昨日までとても寒かったから。でもお天気はいいから歩いていて暑苦しかったら替えようと、木綿のニット帽をバッグに入れたつもりが忘れていたという失態。よく原宿が歩けると思いますよ。我ながら無頓着が恥ずかしくなりました。でも思い切って2階の夢のようなパイユドールにも行っちゃいました。(知らないお店だったら絶対に入れませんよ。)でも彼女もまったく変わりなく迎えてくれて、帽子のことを中心にたくさんお喋りをしました。(お喋りって、ほんとにいいものですね。)今日は夏糸で編んだ二色使いのヘアバンドが素敵でした。これも見て好きな色と似合う色は全然違うんでしょう。でも私は帽子を取ったら髪もひどい状態なので試着は我慢して、深く吟味したのち、アンティパストの春物のソックスを一足買いました。最初はくっきりした色違いの黒がいいと思いましたが、やはり陽気が明るくなるから白です。(3月31日)

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