お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2011年5月10日

はじめてのカモフラ



3月11日の大地震以来、自粛するつもりはなくてもお買物の気分になれず、それどころか怖くて怖くて家から出るのも嫌でした。2ヶ月ほどしてようやくカラオケに行ったし、次は町のお店を見てみたくなって恵比寿のアトレに行きました。

何が欲しいというわけでもなく、エスカレーターを上った所のふだんあまり入りらないお店にフラリと入ると、意外にも年齢を選ばない素敵なものが並んでいました。まず大降りの素敵なショルダーバッグを手に取りましたが、すごーく高いのでやめました。次に目に入ったのがなんとが迷彩色(カモフラージュを略して「カモフラ」ともいう)のパンツでした。細身のずぼんは欲しかったのですが、50過ぎて迷彩色はないダロと思いますよ。こういうのをカッコ良く着こなす人がいるのを知っていますが、自分が着たいと思ったことはありませんよ。でも何故かカッコよく見えて試着したところ、シルエットが良くてカッコ良かったのです。裾が長いままではくのも好きですし。

同じ迷彩色でも、これは全体に沈んだ色合いだからいいのかもしれません。伸縮性の生地でぴったりして動きやすく、カーゴパンツ式に太もものポケットがかえって足の線を隠してすっきり見えるのでした。腰のポッケはジッパーが付いているし、ポケットの裏地もプリントだったり、細部までいい作りです。ジーンズに比べると上に着るものを選びますが、夏はどうせTシャツですからね。(でも冬でもはけそうです。)お店の人は断ちっぱなしの大きな襟ぐりのTシャツ(灰色で英語の文字など書いてあるやつ)などとの組み合わせをすすめてくれました。ナルホド雰囲気が出ます。(私は英語の文字が書いてあるものは着ないことにしてますが。)

値段はとても高くて、ふだん買うものの3〜4倍ですが買いました。しかし、これにドンピシャのスニーカーが欲しくなりそうで困ります。
(5月9日、恵比寿アトレ)

しかし……今カモフラに目がいってしまったのには、やはり大災害の心理的影響があるかもしれません。私には難しい意味での自衛隊というものがよくわからなくて、考えはずっと保留でした。でも災害時にはいつも凄いなあ偉いなあと思いました。こんども東北で被災した人達が「自衛隊の迷彩服を見てほっとした」と言うのを聞いたとき、その感じがとてもよくわかる気がしました。(以来その言葉はあちこちで引用され、ちょっと都合良く引用されるときもあり、なんだか都市伝説ならぬ被災地伝説みたいになりつつありますが。)そんなことから迷彩色に対する印象が少し変わったのかもしれません。

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