国際キルトフェスティバル@東京ドーム
● 国際キルトフェスティバル公式サイト(1月24日まで開催)
毎年楽しみにしています。この展覧会は東京ドームを使って毎年1月の今頃に開催されます。こんな大きなキルト展は他になく、主催者の一つでもあるNHKが複数のテレビ番組で紹介しますし、全国からキルト愛好家が泊まりがけでやってくるといいます。私はテレビで知って素朴に「きれいだな〜」と思い、見に行ったのが数年前です。そして一度行くと癖になる何かがここにはあるんですよ。入場料、高いのに。
今年は併設の特別展に「赤毛のアン」の作者モンゴメリーが作ったキルトを展示するといいます。物語の舞台のプリンス・エドワード島まででかけてしまう「赤毛のアンおたく」のHを誘うと二つ返事でOK。(キルトも作るIが一緒に行けなかったのは残念でした。)いつも一人で行っていましたから、今日は気分も華やぎます。
国内のコンクールの優秀作品と有名なキルト作家の作品が主役なのですが、私には同時開催の特別展のほうが、実は楽しみです。海外の作品やアンティーク、またビーズ刺繍などキルト以外の針仕事をふくめ、毎年私の好きなものや知らないものばかり紹介してくれるからです。今年は「赤毛のアン」ですが、物語のアンの家を再現しているのにびっくりしました。建物の中には当時の生活の道具を配置し、周囲は布で作ったお庭!!! 芝生も花も草も、木々も落葉も収穫のカボチャも…………誰がどうやって作ったのか…………このあとどうするのか…………
その特別展のコーナーには「赤毛のアン」をイメージした日本の作家の作品も並んでいて、鷲沢さんというキルト作家の大きな白いキルトがそれはそれは美しくて、展覧会の中でも一番ひかれました。Hとも意見が一致しました。(二番目以降はおたがいに好みのわかれるところでした。)また面白い収穫がありました。特別展にはモンゴメリーが作ったクレイジーキルトと白いベッドカバーがあったのですが、ベッドカバーはとても手のこんだ棒針編みです。当時は「キルトを編む」という言葉があり、編み物のことでもあったというのです。へ〜え。
いちばん混む時間に行ってしまったようです。こんなに混んでいるのは初めてでした。でも今どき針仕事を楽しむ奥様ばかりですから、いくらひしめいても不快なことは何もありませんでした。でも奥様たち、けっこう携帯電話で写真を撮りまくりです。撮影禁止と書いてある所で係員に注意されている人も複数見ました。でも、たとえば全体としての風景写真や、自分のお師匠さんの作品と一緒に記念撮影、のような写真は許されているようです。私もせめて、このブログのためにお昼のすごい賑わいを撮っておけばよかったと思いました。(⇩帰り際、かなりすいてきた頃。本当はもっともっと明るい所です。)
そしてキルトと同じくらい楽しみなのが売店です。東京ドームの半分はキルトやパッチワーク専門の生地屋さんを中心に、関連のお店がびっしりと並ぶのです。キルトを作る人には間違いなく「資材調達天国」でしょう。私はキルトをやらないので見るだけですが…………使わないとわかっているきれいなはぎれやカワイイ小物を買い込んでしまいます。素敵な輸入物の生地や古い着物のきれ端など、素敵なものが本当にたくさんあります。
でも数ある売店の中でも一番のお目当ては、九州から毎年やってくるお茶と有田焼で、いい物がすごい値引きなのです。この展覧会は入場料が2000円ですが、ここでお買い物すると元を取った気がします。今回の収穫の数々は別項で。
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