お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2007年6月12日

アイロンプリント顛末の記

先日「あやしげなキャラ製造中」でアイロンプリントに失敗した話を書きましたが、原因がわかりました。何のことはない、それはアイロンプリント用のシートではなかったのでした。「印刷布」という名前の、文字通り印刷用の布でした。印刷した時点で完成ですから、後のアイロン転写などできるわけがありません。なんという思い違い! 実は去年買って使わずじまいで、そういう布も買った覚えもありましたが、これはアイロンプリント用と思い込んでいました。包みのどこにも「アイロン」と書いてないのに、おそらく去年中を見たくて開封したときに説明書を紛失したのではないか?などと思ったのですから、お恥ずかしい限りです。

それがわかったのは昨日のこと。あらためてアイロンプリント用の素材を買おうとお店に行って商品を見比べていたときです。そういうわけで、この機会に「パソコンプリントと生地」について理解を深めようと、関係する素材を買い集めてみました。(こんな間違いをするのは私くらいだと思いますが。)

大きくわけて、(1)生地などにプリントするためのシートと、(2)直接印刷するための生地の2種類がありました。同種のものはいろいろなメーカーから出ていると思いますが、地元で入手したものを並べてみます。(たまたま全部異なるメーカーでした。)


アイロンで転写するもの/いわゆるアイロンプリント

(商品名)アイロンプリントシート
(メーカー)エーワン
2枚入、税込525円

いわゆる「アイロンプリント」をするためのシートです。絵柄は裏返し(反転)でシートに印刷し、アイロンの熱で生地に転写します。
絵柄を生かすためには、生地は無地の白または明るい色に限られます。


印刷した絵柄をアイロンで貼りつけるもの

(商品名)アイロンプリントメーカー(白、カラー生地用)
(メーカー)エレコム
2枚入、税込980円

いわゆる「アイロンプリント」ではなく、プリンタで印刷した絵柄のシートをそのままアイロンの熱でTシャツなどの生地に貼り付ける、というものです。そのため絵を反転印刷する必要がありません。不透明の背景がある絵柄になるので、濃い色柄ものにも使えるのが特徴です。生地は綿50%以上の木綿生地で、ポリエステルは不向き。またインクの性質で黒がにじみやすいから、なるべく黒を避けた絵柄にせよとのことです。


プリンタで印刷できる生地

(商品名)印刷布
(メーカー)セイレン
5枚入、税込714円

紙のように、プリンタで直接印刷できる生地。ポリエステル100%。
しっかりした肉厚の生地(0.3mm)ですから、ワンポイントのアップリケだけでなく、オリジナルの生地として小さいバッグやポーチ、スリッパ、あるいは簡単なぬいぐるみやお人形など、何でも作れそうです。(なんと私はこれでアイロンプリントをやろうとしたのでした。写るわけがありません。)


プリンタで直接印刷した後に、アイロンで他のものに接着できる生地

(商品名)コットンラベル
(メーカー)プラス
4枚入、税込840円

「アイロンの熱で貼るコットンラベル(布製ラベル)」と書いてあります。パソコンで印刷できる綿100%の生地です。薄手のブロードくらいでしょうか(220μm)。絵柄を印刷してから必要な大きさに切り、それをワッペン、アップリケ、名札としてアイロンの熱で他のものに接着できるというものです。生地以外にも紙、ガラス、ベニヤ板などに貼れるようです。(逆に、糊付きの生地なので、貼らないわけにはいきません。)ラベルという商品名にとらわれず、きれいな絵や模様をプリントしたら、箱の全面に貼ったり、冊子の装丁やブックカバーに使ったり、いろいろに使えそうです。


いずれも多様な使い道があり、とても面白そうです。まずはアイロンプリントのTシャツを作ってみますが、それぞれの特性を生かした品物を作っていこうと思います。(6月11日)

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