お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2007年6月8日

パイユドールと薔薇色の淑女


私は原宿通であったことはありませんし、今の原宿にも疎いのですが、そこは「原宿らしい」気がしました。感度のいい人達の小さな工房で作った個性的な一点物を、知る人ぞ知る小さなお店で、お金なんか惜しまないファン相手に売るような「ブティック」のイメージです。(40年前のイメージでしょうか?)もっとも「パイユドール」は私が知らなかっただけで、有名なお店だと思いますが。

「BARAIRO NO BOSHI」というブランドの帽子メーカーの直営店です。いかにも手仕事の腕が冴える帽子の数々。種類が多く、色やデザインがしゃれていて、よくあるタイプのニット帽もかぶりやすいように配慮があります。他に、ANTIPASTというブランドのスカーフ、靴下、衣類を少しずつ置いていました。衣類はおしゃれに通じた人のもののようですが、他はどれも個性がありながら派手でも突飛でもなく、今のままの姿を引き立ててくれる素晴らしい小道具だと思いました。作り手の豊かなイマジネーションが伝わってくるような品物でいっぱいのこのお店は、おしゃれ心のある10代から60代まで受け入れOKですね。

そしてお店のお嬢さんのかわいらしいこと! きれいなピンク色を基本に上から下までお店のものを身につけていました。さすがの着こなしで、肝心の帽子はまったく雰囲気の異なるキャップなのに不思議とマッチ。素晴らしいセンスです。商品にも詳しく、彼女じしんお店にある品が大好きで、靴下は400足持っているとか。もうあっぱれです。

このスカーフはリバーシブル、端っこにレースを切り抜いたクルバジエのような蜂がひとつぶら下がっています。それにお揃いのソックス!があり、どうせならお対で欲しい、でもニットの帽子も捨てがたい、しかし予算が、予算が‥‥‥‥とウジウジ果てしなく悩む間に、Yさんはサラッと1枚購入してしまいました。私のとは全く異なる色合いで、掛け値なしで彼女の雰囲気にぴったりのものでした。むむむ‥‥‥‥先を越されてしまった‥‥‥‥。迷宮に入った私はYさんといったん外に出て他の用事を済ませ、お茶をして、彼女と別れたあとに一人でお店に戻り、ようやく買いました。(5月3日)
An usual scarf and witty knit cap from "Paille d'or" in Harajuku.

● 関連投稿 パイユドール・春の巻 (2008/3/10)

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