喜久屋のケーキ
しばらく歩くと、見覚えのあるお店がありました。十余年の昔、当時の職場の友達で生粋のハマッ子Hちゃんが連れてきてくれた由緒正しき洋菓子屋さん「喜久屋」です。ここでOくんと3人でお茶を飲みましたっけ。そのときたしかここの名物と教わったのを思い出し、「ラムボール」を2つ買いました。ケースには正統派ケーキがたくさん並び、美味しそうでしたが、持って帰る間にきっと崩れると思い、倒れても大丈夫そうなアップルパイ2つと、アーモンドとキャラメルをどうとかこうとかのハニーというケーキ1つにしました。
角に建つ薄緑色のモダーンな佇まいは洒落ていて、銀座や青山ではもはや不可能な清潔さにひかれます。つくり物ではないから、こういうお店を見ると買いたくなります。私はよそ者で多くを知りませんが、保守的な人間の期待を裏切らないお菓子でした。テレビや雑誌でもてはやされるような今風の派手なお菓子はあまり好きになれないんです。(食べず嫌いかもしれませんけど、と言っておきませう。)
A traditional confectionary Kiku-ya in Motomachi, Yokohama.
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