お買物の検証(1)
今では多くの人が経験していると思いますが、カタログの通信販売では届いた品物に幻滅することがあります。とくに海外通販では自分の理由で返品交換するには高い送料を自分で払うのが普通ですから、下手なものを買うと事実上返品できず、本当にがっかりします。ですからカタログの写真から商品をどう読み取るかが腕だと思っていました。私はめきめきを腕を上げ、同時にアメリカのカタログの写真にはどういう知恵があるのか、カッコよく撮るだけでなく商品を上手く説明し表現しいると思ったものです。しかし十数年ぶりに衣類を買うと、やはり腕は衰えていました。関税を忘れていたのはお笑いですが、「似ても似つかぬものが送られることがある」ということに考えが及ばなかったのです。
革ベルト(Brown Studded Belt/カナダ製)
小包を開き、ひとめ見て呆れたのがベルトです。カジュアルで使いやすそうな物が49ドルから35ドルに下がっていて、セーターの上に付けるのにちょうどいいと思いました。上の写真がカタログの写真です。ネット上のeカタログではいろいろな着こなしで複数の写真があり、拡大して細部を見ることもでき、その写真は今見ても素敵なのですが。
Peruvian Connectionはアクセサリー類の値段がとても高く、ベルトも素材に関わらず150ドル前後が普通ですから、元の値段が49ドルなら土台大したものじゃないのかもしれません。しかし写真と現物ではデザインが同じなだけで、いまどき「中国製」でもこんな物はないだろう、「どれでも1000円!」のアクセサリーショップにあっても誰も買わないだろうと思う代物でした。
第一に革が薄い。前と後ろで革目がまったく違う。4カ所で色が褪せている。正面が折れて先がめくれている。そもそも色違いがないはずなのに届いたものは濃い焦げ茶です。大きな真鍮のバックルも薄っぺらでした。返品の送料がもったいないので残しますが‥‥‥‥交渉の余地はありますし、苦情は伝えなきゃいけないと思います。とても驚きました。
カタログの写真とは似ても似つかぬヨレヨレのベルト。
(peruvian connection)(fashion)(belt)
(追記)近々経過を書きます。
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