「恐慌前夜」
「恐慌前夜」
副島隆彦
祥伝社/2008年9月刊/1680円
リーマンブラザース倒産の翌日に発売、といういわくつきの著作です。そして「リーマンはつぶれる」とはっきり書いています。(わかる人にはかなり前から9月の第2週が危ないとわかっていたようですよ。)本当は「個人資産を守れ」を読みたかったのですが、近所の本屋さんにあったのがこれだったのでこれを買いました。
リーマン倒産に仰天してからにわか勉強をしてきたため、読んでいて目新しいことはありませんでした。というか、読みやすく理解しやすかったということです。あちこちでバラバラに見聞きしてきたことが一つにまとまっている感じで、頭の中を整理するのにいいと思いました。そういうことから、暇じゃない人が事態を理解するには効率がいいと思いました。文章は読みやすく、お話を聞いているような感じです。感情的な表現を云々する人がいるようですが、むしろ臨場感というのか、怒りの度合いがわかって、内容をわかりやすくしているかもしれません。
この副島隆彦という人は、ものすごい勢いで本を書き(出し)まくります。すでに90冊書いたといいます。この本の後にも環境問題の本を出したそうです。
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