クリスマスの飾り
30日。年末ですがお互いに都合がつき、神楽坂のPさんのお宅へ行きました。Pさんは年が明けるとすぐにアメリカに行く予定だというし、その後もちょっと忙しそうで、年内に借りていた本(日本の更紗の)を返したかったし、急いで見せたい本(モネのお料理レシピ)もあったからです。
玄関に入ってまず驚いたのは、両側の棚にも壁にもびっしりクリスマスの飾りがあったことです。(日本人の偽クリスマスには真似のできない雰囲気です。)中心にあるのは、厩の飼い葉桶に入ったキリストを東方の三博士が訪ねる場面のお人形で、その周りにいろいろなオモチャや小物を沢山並べています。クリスマスの飾りといえば日本人はクリスマスツリーやリースを思い浮かべますが、クリスチャンにはこの厩のシーンが一番大事らしいのです。(そりゃキリストの誕生を祝う日なのですからね。)前に親しかったアメリカ人の友人もそう言っていましたっけ。でもクリスマスは過ぎましたよ。クリスマスの飾りが好きだから? ……ではなくて、1月6日まで飾っておくのが本当なのですって。東方の三博士が訪ねるのが1月6日とかで? 初めて知りました。ですから居間のあちこちにも飾りがありました。しかしこの日はお正月の準備も進行中で、大きな鏡に掛けたクリスマスリースの下にお正月の花を生けたり、壁に門松をプリントした素敵な布を掛けたり……ふうん、へーえ、そんな感じで私も少しお手伝いしました。
お茶を飲んでおしゃべりして、スペアリブをトロトロに煮込んだおいしいのをご馳走になりました。帰りには旦那様の田舎から届いたばかりというお餅をちょうだいしました。骨の髄まで関東人の私には珍しい丸餅です。しかも中にアンコの入ったのもあります。(どこかの地方には、このアンコの入ったお餅をお雑煮に入れる所がありましたっけ。)Pさんみたいな人が、もっともっと沢山いたらいいと思いました。
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