お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2008年12月14日

海外通販・交換の巻


海外通販で購入した商品の返品と税金還付の手続きについて書いた記事は、ドラえもん募金と並ぶ大ヒットでした。今回はそれほど切実なテーマではありませんが、返品と交換の体験談です。

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秋からの円高に便乗して Peruvian Connection でお買物をしました。10月はちょうどセール品を含む全品1割引のセール中でしたから、ウホホとばかり何点か買いました。というわけで、今回の失敗はスカートです。家に届いた紙のカタログで見たときから「すてき!」と思いました。目の細かい、しっかりしたニットの、とってもいい柄のスカートで、一番欲しかった物です。夏にデブったので、サイズ表をよく見ながら「M」にしました。ヒップは「M」ほどじゃありませんが、なにしろウエストがすごいからウエストに合わせました。しかし品物が届いて着てみると、いかんせん腰回りが大きすぎました。5センチは余分です。これなら少々ウエストがきつくても「S」じゃないと格好が悪いと思いました。

交換です。

ふつう商品と一緒に届く返品伝票に商品名、商品番号、返品か交換か、返品の理由など所定の事柄を記入して、交換の場合は何に交換したいかを書きます。そして品物と一緒に梱包して送ればいいのですが、できれば事前にメールで連絡したほうがいいと思います。ちゃんとしたお店なら返事がきますから、こちらの意志がつたわったことを確認できます。さっそくお店のサイトの「Customer Service」からメールを送りました。すぐに先方から具体的な返送方法と、「交換の場合、商品代金が同じか安い物との交換なら、送り直しの送料は無料」だと聞くことができました。

しかし、今回の私は少しケチ心を起こしました。商品が傷ものだったり注文と違うものだったり、お店に責任あがる場合をのぞけば、つまり自分の都合でこちらから返送するときは自己負担です。その費用がもったいないから、買ったものの中から絹のスカーフを返品することにしました。かなりお買い得でしたが、色が思っていたのと違うからなくても惜しくないと思ったからです。返品して29ドルが戻れば、EMSで返送しても送料が浮くという計算です。

梱包はありあわせの段ボールでちょうどいいのを使いました。(amazonのダンボール箱はこういうときに便利です。とっておくといいと思います。)スカートとスカーフは丁寧にたたんで、別の衣類を買ったときの不織布の袋に入れ、届いたときの梱包に入っていた薄紙で隙間をつめました。そこに伝票を入れてガムテープで止めます。(税金の還付申請をともなう返送のときは、封をしないで国際郵便局などに持って行きます。ただの返送ではしっかりテープで止めて近所の郵便局に行きます。)

EMSなどの伝票にはカタログ上の商品名、商品番号、値段を書きます。余白があれば、念のため注文番号も書いておくと、先方がわかりやすいと思います。郵便局で伝票を書くときは、そういう事柄を忘れずにメモして持参します。原産国の欄は、わからなければ書かなくても大丈夫です。(また送料が1600円ほどかかりました。もっと安く送りたかったのですが、郵便局の人がよく知らなくて面倒になってEMSにしたのです。ちょっと不本意。/本局のほうが詳しい人がいます。)

さて、その後厄介なことになりました。同じ包みの中に一つは交換、一つは返品+返金という所でお店が間違えたらしいのです。商品を送ってしばらくして届いた郵便の手紙では二つとも返品扱いになっていて、二つ分の代金を返しましたというのです。おいおい、そうじゃないってば。

それでまたお店にメールしました。「手紙を受け取ったけれど、私はスカートが欲しいんだ、交換したいんだ、前にメールを送ったじゃないか、スカート分のお金は受け取れない、「S」を早く送ってください……」そういう内容を書きました。私、とくに英語が得意じゃありませんから、単純な文章で要点を並べました。そして最後に「英語ではうまく説明できませんが、事情をわかってもらえたら助かります」と書きました。幸い意味は通じたようで、すぐに解決するという返事をくれました。

その後何日もたたず、今度は販売の部署からメールが入りました。ふだんネットで発注したときの確認メールと同じもので、私の欲しいスカートが書いてあって、ご注文ありがとうございますというのです。値段は定価で、私が買った1割引の値段じゃありません。私、注文していませんよ、交換ですよ。ここでまたメールです。「私は新たに注文していない。どうなっているのか。それに交換だから私が買ったときの1割引の値段のはずじゃないか?」と。するとすぐに「新しい品物を送るための手続きとして、返品・交換の部署から発注した分の確認メールである」「値段は間違いだから訂正する」という旨の返事がきました。

そして昨日、スカートを発送したというメールが届きました。荷物の込み合う時期ですから半月以上かかるかもしれません。年内に届いたらいいんですが。最初の注文からかれこれ2ヶ月。とまれひと安心です。(昔はみんな船便で、最初に荷物が届くだけで3ヶ月かかりました。これでも便利になったものだと思います。)

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海外通販といっても、ちゃんとしたお店なら(eBayのお店や個人でも)注文するだけで何事もなく済みますが、たまには自分の間違いでこういうこともあります。そうなるとやはり英語力が必要です。通信販売という限られた場面ではお客の言いたいことは限られているはずで、最低限の意思表示でもお店に通じるはずです。今は電子メールという便利な手段があるんですから、多いに活用しないと。

とはいえ、もし腹が立ったとしても乱暴な言い方は避けて、普通または感じのいい表現にしましょう。今どきあまり丁寧すぎるのも変ですが、ぶっきらぼうよりはましかもしれません。(英文は書けるが何が乱暴な言い方かわからないとしたら、わかる人に書いてもらいましょう。そのへんが判断基準だと思います。)書いた後には返事を読む力も必要です。海外通販では、英語ができなくても周囲に誰か頼れる人のいることが、楽しいお買物の最初の条件かもしれません。

● ブログ内には他にも海外通販の記事があります。ページ左上の「ブログ検索」に「海外通販」と入れてください。

(追記:問題のスカートは通常の日数で無事届きました。「S」でウエストもヒップもぴったりでした。いったん返金されて再度セール価格で請求された代金は2月5日引き落とし予定です。)

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