広瀬隆「世界金融戦争」
「普及版・世界金融戦争——謀略うずまくウォール街」(上)
NHK出版/2006年9月/800円+税
広瀬隆は20年+ぶりです。前に読んだのはチェルノブイリの原発事故についての本で(「危険な話」)、たいへんなショックを受けました。それから「ドクター・ハマー」。最初は雑誌に掲載された「新宿に原発を」だったかも。つまり非常に信頼を感じたのです。その後ロスチャイルドの本が出たのを見ましたが、興味がないし本は厚いし、縁遠くなりました。でも今アメリカの経済危機を見るに至り、やはりまず読みたい人です。それがなんと1冊800円ですが、いきなり読みこなせないといけないから、まずは(上)だけ買いました。
腰巻きの言葉「サブプライムローンによる連鎖的破綻はなぜ起きたのか? ウォール街・金融機関の腐敗のメカニズム/原油価格の暴騰と、穀物価格の暴騰、それによる原材料価格の暴騰へと、池に石を投げ込んだように波状的に世界経済の暗部がじりじりと広がってきた。金融マフィアから飛び散った火の粉のため、とりわけ貧困国を中心に、生存の聞きに直面する暴動の時代を迎えたのだ。(普及版に寄せてより)」
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