レゴのアニメは数々あれど
昨年1月7日にアップされたロン・ポールの応援ビデオですが……これはすご〜い! 誰が見ても損しないから見てください。投稿者自身が作ったそうです。コメントはもちろん絶賛の嵐。私も1年遅れて星5つつけちゃいました。
Ron Paul Brickfilm(Sam Lawrence/2分28秒)
<かいせつ>
私といっしょにお勉強した人ならカワイくて面白くて笑っちゃったと思います。最初に出てくる旧ソ連みたいなコワイ建物が アメリカの Federal Reserve(連邦準備銀行/略してFed )です。アメリカのお札を作る所です。(でも「フェデラル・エクスプレス」同様、民間企業です。)出勤したマネジャーさんは「今日は何をしようかな〜」という感じで、お金を刷ることにします。クリックするだけです(本当にコンピュータに欲しい金額を入力するだけだそうです)。ドル紙幣の印刷が始まります。ところがとつぜん警報が鳴りました。あんまりドルを刷りすぎて、ドルの価値がお札を刷るコストまで下がってしまったのです。エラーが発生し、印刷機は緊急停止。パニック状態のマネジャーさんはコンピュータの画面に表示された「解決策をオンラインで探す」をクリックします。(ここが面白いでしょ。)すると「解決策が1件ありました」とリンクが示されます。少しためらいながらクリックすると、大統領候補ロン・ポールの公式サイトでした。そこでロン・ポールが言います。
「インフレの問題を、さらにマネーの供給を増やしてインフレで解決できると誰が思いますか。」
(実はこれ、議会でまさにFRB(連邦準備制度理事会)議長のバーナンキに向かって説教してる場面なのです! バーナンキはお札を刷りまくることで有名。)はっとしたマネジャーさんは物音を聞いて窓の外を見ます。するとロン・ポールが飛行船から手を振っています。マネジャーさんも手を振ります。そして飛行船はキャピトルヒルを悠々と飛んで行きました。(選挙運動で本当にああいう飛行船(Blimp)を使ったんです。乗ったのは支持者だけですが。)だから「ロン・ポールを大統領に!」……おしまい。
レゴが動くだけで楽しいのに、現実のアメリカ経済の問題とFRBに対する候補者の意見と支持者達の選挙活動を織り交ぜてるんですよ。コンピュータのソフトが「iFed」とは! 選択項目もすごい。お人形の表情も、印刷した紙が簡単に「ドル」になるところも、音楽も、画質も、隅から隅までスバラシイ! いやもう最高傑作でございます。
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