パイユドール、春の巻
日曜日に原宿へ繰り出した目的はパイユドールです。2月に春物が入荷するとの案内が届き、理系のYさんと行こう行こうということになりました。狭い階段を上ると、やはり興奮してしまいます。こんどもすてきな帽子と靴下でいっぱいでした。ここは「BARAIRO NO BOSHI」という帽子屋さんの直営店で、靴下は「ANTIPAST」というメーカーのものです(衣類も少しあります)。この組合わせはほんとにすごいと思います。
このたびの私の収穫は黄色い靴下です。コントラストの強い色づかいですが、けして単純ではありません。手を入れると透かし編みの部分に肌色が透けてニュアンスが深まります。さてこれをどう使いこなしたらよいのか。私にはなかなか難しいのですが、楽しみでもあります。
去年の5月ここで買ったニット帽がとてもよかったので、今年も春から夏にかけて毎日かぶれるような帽子があればと思いました。そこでまず目に入ったのが編込みのニット帽です。単純な形に、花の編込みで、小さいリボン飾りがたくさん。私に似合う色があり、これは使えそうだと思いました。しかしお店の人は、どこからか予想もしないものを持ってきて勧めるのです。綿100%ですが紫色、耳のあたりにイチゴが2つぶら下がっているという(桜田淳子系)形です。せっかくですが、私は下がり物は苦手ですし、似合いもしませんよ。他のものをあれこれ試しました。
しかし他を試すほどに、店員さんが勧めてくれた紫の帽子が一番面白いし、似合って見えてきました。ぶらさがったイチゴも斜め後ろにずらすと、いい感じになることを発見しましたし、その日のカッチリとステッチのきいたコートを着てみると不思議と合います。それに、適度なゆるみやイチゴの茎の所のひっつれ効果は、頭の形をいいシルエットに覆うのでした。この感じは自分で真似て編んで出せるものではありません。お店のお嬢さんにも帽子にも感心してしまいました。というわけで、この帽子を買ったのです。紫色はちょっと難しいと思いがちですがが、むしろ何を着ようと毎日かぶってしまう、というやり方がいいかもしれません。
さて、いつものように私がジタバタする間、Yさんはサラサラとお買い物。木綿のキャップ1つと靴下を3足。まあすごい。その後おやつの時間にフェデリースの椅子で記念撮影しました。(3月9日)
● このブログ内の関連項目「パイユドールとバラ色の淑女」(2007/6/8)
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