お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2008年5月8日

ロックする老人

私、TBSラジオのお昼の番組「ストリーム」を1日遅れのポドキャストで聞いています。火曜日の「コラムの花道」は町山智弘さんが「Young@Heart」という映画を紹介しました。(とりあえずこっそり☟)


要約すると、映画は〈young@heart chorus〉というロックやパンクを歌うグループの練習や公演の様子を伝えるドキュメンタリーのようです。イギリスで大受けして、その後本国アメリカでも大人気とのことですが、それがみんな80、90のお爺ちゃんお婆ちゃんなのです。公演に向けて練習する間に死んでしまった人がいて、デュオで歌う予定がソロになる。公演当日には立つこともできず座って歌う、鼻に酸素の管を通して踊る‥‥‥‥なにか、もう、すごい話です。残念ながら日本でこの映画の公開予定はないそうです。

というわけで、これがそのYouTubeの一つです。
動画が見られない場合はこちらで。(しばらくは右側の「温故知新なのじゃ」もどうぞ。)



動画のタイトルに〈Staying Alive〉とありますからビージーズの歌で、あの「サタデーナイト・フィーバー」だとわかります。わかりますが‥‥‥‥すごすぎます‥‥‥‥ そして思いもよらない展開でした。ノーマン・ロックウェルの絵から出てきたようなお婆ちゃんがプールバーの片隅で切々と歌いはじめます。「最初は一人がこわかった、でも私は強くなった。あなたなしで生きてみせるわ」‥‥‥‥70年代の大ヒット 〈I Will Survive〉 です。あやしげなバイオリン、鬼気迫るお婆ちゃん、そして老人達がいっせいに両の拳を振り上げて「I will survive!」‥‥‥‥ですって?! そして乾杯。すばらしくて、かっこよくて、ボロボロ涙が出ました。何度も聞きました。

みな長く歌って来た人達だそうです。いい声で上手くて、若い者には真似のできない歌です。でもどうしてこんなに泣けるのか理由を考えました。また、残念で悔しいけれど、日本ではありえないと思いました。百年かけて伝統を断絶したからです。でもそういう話は長くなるのでまた後日。(5月7日)

● young@heart chorus 公式サイト!
● TBSラジオ「ストリーム」のポドキャストの案内、ダウンロード、登録はここ


(追記:7月14日)
今日見てみると、上に埋め込んだyoung@heartの動画("Staying Alive" と "I Will Survive" をからませたもの) は著作権云々で削除されていました。日本で公開の予定がない映画だけに残念です。(同じ動画の "I Will Survive" の部分だけの動画が残っていましたから、そちらを埋め込んでおきます。)



(music)(young@heart)

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ主のお店 KNIT-RIT FABRIC の宣伝 アメリカ版

See other gifts available on Zazzle.