お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2008年5月17日

ION のレコード・プレイヤー



(追記:08年7月27日)
このページへのアクセスが多いのですが、これは素人が広告を見て面白いなと思っただけの記事で、筆者は現物を見てもいなければオーディオに詳しいわけでもありません。検索して来てくださった方には何の役にも立ちそうになく申訳ありませんが、そこのところご了承ねがいます。

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今年の6月発売予定というION(アイオン)製「LPCOCK」です。「iPod ドック搭載レコード・プレイヤー」です。

どういうことかといいますと、まず昔ながらの「レコード」が聞けます。USBケーブルでMacに繋げばレコードの音をそのままデジタルデータに変換できます。ここまでは前の機械と同じです。しかしこれにはiPodドックというものが加わり、レコードの音楽をWAVデータで直接iPodに録音でき‥‥‥‥iPodの中身を再生でき‥‥‥‥という能力が加わったらしいのです。また他の音響機器に繋いで、レコード以外のアナログデータも取り込めます。もう一つ大きな違いは、レコード針の交換が専用針だけだったものが、ヘッドシェルごと自分の好きな針に交換できるようになり、いい針で聞いてきた大事なレコードを安心して再生できます。(2万9800円)私はアナログ・レコードもソノシートも捨てずに全部持っていますから(カルピスの懸賞で貰った「東京オリンピック」の実況も朝日ソノラマの「おそ松くん」も!)、余裕があればこういう機械が欲しいと思います。

しかし、冷静に考えると、この製品を最大限活用できる条件は限られる気がします。常にスピーカーに接続したターンテーブルを使える状態にあるということです。またWAVデータはサイズが大きいから、直接録音の良さを生かせるのは、たとえば毎週のように違う音楽をレコードから取り込んでiPodで持ち歩く、ということをしたい人の場合でしょう。

今の私であればアナログ・レコードをデータ化したいときだけこういうプレイヤーを出して、iTunesにまとめて取り込み、取り込んだものはそのまま貯め込み、後はMac(外部HD)かiPodからイヤレシーバーで聞くことになるでしょう。常にレコード・プレイヤーを出して大きなスピーカーと接続していられる環境であるなら、レコードの音のほうがずっと音質が良いのですからレコードで聞きたいもので、何もわざわざMP3の音を聴くことはないと思うのです。だとすれば昨年の「TTUSB05」(1万9800円)のほうが無駄がないでしょう。実質の違いは交換針だけということで、それをどう考えるか、です。

「TTUSB05」は同じくION製での「USBインターフェイス内蔵レコード・プレイヤー」で、去年アップルストアで見てカッコイイと思いました。ぼやぼやするうちに販売が終了してしまいましたが、他のお店では売っていたようです。12月に出たという「TTUSB10」は上の2機種の中間で、iPodドックはないが、ステレオミジジャックが付いていて、他の音響機器に繋げるというものです。しかしその違いで何故1300グラムも重いのかわかりませんが。でもレコードを聞く場合は機器の重さも質のうちですから重さそのものが値段なのかもしれません。(2万4800円)(5千円ごと機能が増える、わかりやすい価格設定ですね。)

● ION 製品のサイト


(追記:6月18日)
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