お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2007年4月7日

原宿のクレープ


<ラ・フェ・デリース>で初めてソバ粉のクレープを食べました。

表参道の交差点に近い明治通り側に「隠田(おんでん)商店街」というレトロ風な看板を見て入ってみました。するとまあ、7時なのに真っ暗で、お店のガラスの形だけ明かりが浮かび上がっています。舞台装置のような洋服屋さんや食べ物屋さんが並ぶ路地を歩くうち楽しくなってきたので、どこかでコーヒー一杯飲めないかしらと思いはじめると、そこはかと手作り感が漂う不思議な佇まいのお店に行きあたりました。なんとブルターニュ風ソバ粉のクレープがあるとな! 

ソバ粉のクレープは甘くないんです。種類がたくさんあるので、マダムのお気に入りの<プロヴァンス風トマトとアンチョビ>にしました。完熟トマト、アンチョビ、チーズ、バジルに、刻んだオリーブも入っていて、ピザの具と似てますが、大きなクレープに包まれて新鮮な味わい。私はこちらのほうが好きかも。意外とオイルがきいていて腹持ちがよく、軽い食事になりました。次回は<ホタテと長ねぎ、生クリームソース仕立て>か<ブルーチーズと胡桃>をシードルと一緒に食べてみたいと思います。小麦粉を使ったデザートのクレープもあります。

蕎麦は和食でもソバはわりとインターナショナル。ロシア料理でも使います。ソバ粉のクレープはケルトの末裔の地の一つであるブルターニュの伝統料理ですから、ケルトに興味がある人が原宿で味わってみるのも乙。若いアーティストのお家みたいな、小さなカワイイお店です。シェフもマダムも私の目にはお人形さんみたい。写真を撮らせてくれてありがとう。

表参道からならシェーキーズの角を曲がって左側です。(4月4日)


*「隠田」はこの界隈(神宮前)の旧町名で、江戸時代に幕府の(に?)ナイショの田んぼがあったことに由来すると、昔きいたことがあります。

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