お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2012年1月31日

初めてのニット・ソーイング


実は去年の11月に吉祥寺のユザワヤでロックミシンを買いました。2本の針と4本の糸を使って裁断しながら縁かがりと本縫いができるミシンです。その特典として講習を1回受けることができます。なにしろ先生と1対1で教われるぜいたくな講習ですから、やっと予約を取れたのが1月31日でした。その間には家でニットや生地や紙の試し縫いのほか、普通の生地(ブロードのプリント)で巾着袋を作ってみました。ブロードをロックミシンで縫うのには少々無理がありましたが。(糸の調子がニットの伸縮性を考えて設定されているミシンなので、普通の伸びない生地では縫い目がゆるくなるからです。)ニット・ソーイングは先生に教わるまで我慢しました。

生地だけ持参すれば他はすべて貸してくれて、2時間ほどでプルオーバーを1着縫ってしまうというすごいコースです。(ロック・ミシンはそれくらい簡単に服を作ることを可能にする、ということです。)講習では自分が買ったのと同じ機種を使い、ミシンの操作と縫い方の両方を教わることができます。しかもすごーくやさしい先生です!

型紙は決まっており、サイズを選ぶだけ。私はLにしましたよ。多少の変更は可能で、私は丈を普通より5センチ長くしてもらうことにしました。既製品の着丈はたいてい55センチですが、かねがねもっと長いのがほしいと思っていたからです。ハイネックの襟も幅を少し広くしてもらいました。生地は先生が手際よく裁断してくれます。どうやるって、型紙を待針で止めたりしません。ロック・ミシンでは待針を使ってはいけないそうで、生地に型紙を置いたら重しをのせて、そのまま丸いカッターを転がして切ってしまうのでした。あっという間です。生地を裁断するときは型紙を待針で止めて、重ねた布がずれないように注意しながらシロモでしつけして、重たい裁ちバサミで切ったものですよ。それからしつけを一目ごと糸切りハサミで切ってトントン叩いて......縫った後にはしつけを毛抜きで抜いて......ですよ。ロックミシンでは縫うときも待針は使わず、洗濯バサミを小さくしたようなクリップで止めるのです。へえ〜〜〜、ひたすら驚きでした。



生地で服を縫うとき、私にとって一番難しいのは袖付けです。ところがニット地をロック・ミシンで縫うときは、しつけも無しにまるで直線縫いのように縫うのでした。そのかわり一番難しいのは意外にも襟付けでした。襟の部分は直線の長四角ですが襟ぐりは丸いからです。さらに、ニット・ソーイングでは身頃側の襟ぐりに対して襟は必ず85%になっているそうで、襟のほうを伸ばしながら身頃の襟ぐりに沿わせて縫うことになるのです。その引っぱる塩梅がなかなかわからず、途中でちょっと引きつりました。とうめんの私の課題はこういうときの布送りだと思います。

裾かがりは「裾びき押さえ」という専用の押さえに交換しておこないます。この押さえは別売りで2千円ほどだというので買うことにしました。

模様のあるモコモコしたニット地を選んだのは正解でした。下手な縫い方が全然目立ちませんよ! 「最初だから基本を」などと考えて白のTシャツなど作ったら悲惨だったでしょう。私は作業がそうとう遅かったのですが、それでも2時間ちょっとで1着が完成しました。(いちばん上の写真は先生に服を持ってもらいました。本当は先生のお顔も写させてほしかったんですけど。)

さあ、これからはいろんな物を作りますよっっっ!

2 件のコメント:

yoko さんのコメント...

良い生地選んで,いいのができてよかったね!
裾びき押さえがあるんだね。せっかく買ったんだから,ばんばん作ってみせてね。楽しみにしてます。

くずぽん さんのコメント...

こんにちわん。
コメントをありがとう!
今頃すみません、なんと今日気がつきました。
ニットソーイングはそうとう荒っぽく作っても何とか着れちゃうようで、私に向いていると思います。こんど見てね。
 
ところで最近素敵な傘をこわしましたのでご報告。

コメントを投稿

ブログ主のお店 KNIT-RIT FABRIC の宣伝 アメリカ版

See other gifts available on Zazzle.