お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2007年5月31日

立川志隆さんの落語会


27日の日曜日は友達のIの家の落語会に行きました。ひと月おきの恒例です。もう10年も自宅で落語会を開いているのです。Iさん宅には寄合所とよぶにはあまりにオシャレな広間があり、当日はそこにご近所さんや友人が集まります。

近頃は町を歩いていてもお蕎麦屋さんに落語会のお知らせが出ていたり、寄席以外のいろんな場所で行なわれています。寄席が減ってしまった昨今、若手の噺家さんは生のお客の前で演じる機会を求めているのだと聞きます。Iさん宅の落語会も、Iの友人である志隆さんが新しいレパートリーを試す場所を求めていたのが発端だったそうです。でも個人宅というのはすごいですよね。また、多くの人と交流があり、つねにお客の集まるIのご家族ならではと思います。

私は当初てっきり若手の噺家さんだと思っていましたが、正確には立川談志のお弟子には、各人の目標によってAコースBコースCコースの3つがあるそうで、Aコースは真打を目指すいわゆる弟子で、以下B、Cで、志隆さんはCコース。談志から名前をもらっているもののプロを名乗ってはいません。(本業は音楽家なのです。)しかし声がいいし調子がいいし面白いし、目の前できくのは迫力満点です。文字通りマイクを通さない生の声ほど贅沢なものはないと思います。また、リクエストに応えてくれたり噺に出てくる事柄を解説してくれることがあり、着替えた後のお喋りもあり、理屈ぬきに楽しい時間です。

毎回2時間くらいで、中入には茶菓が供されます。料金は「おひねり」です。私には私なりの相場があるのですが、今回は失敗しました。急いで来る途中に5千円札をくずすのを忘れて小さいのしかなかったんです。しかもその日に限ってIも、一緒に行く予定だったYさんも体調が悪くてそこにはいず、借金もできません。がーん、です。志隆さん、ごめんなさい! 「差額は次回必ず」と心で約束し、手持ちを包むしかありませんでした。こういうのは家を出る前にちゃんと用意しておくべきです。反省。

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