李香蘭の「蘇州夜曲」
高校時代みんなが慕った漢文の先生はその後中国にわたって大学の先生になってしまいました。同期では2人が仕事で中国に赴任中、同期会の世話役さんも海外出張が多い人で中国へよく行きますし、他にも中国暮らしを経験した中国好きがいます。そんな事情で、同期会のインターネット掲示板では中国の現在の姿がよく話題にのぼります。かく言う私も(昔ですが)中国関係の仕事に就いていたことがあるのです。20年、25年前には上海の町は1930年代のまんまが(「レトロ」ではなく「まんま」で)残っているといわれていて、とても興味がありました。上海事業所の友達も「うちに泊まればいいから」と誘ってくれたのに、なんで行かなかったのかと思います。でもバブル前には海外旅行が身近なものとは考えられなかったのですよ。その後の中国のすさまじい近代化(=「まんま」の消滅)を見るにつけ、早く行けばよかったとほんとうに後悔しました。でも過ぎたことはしょうがありません。と言いつつ、今は今で同期の彼らの書き込みを読みながら、ときどき中国に行ってみたいという思いにかられます。
先週末の掲示板では「中国ネタ」の書き込みに私も参加して蘇州、大連、東京の3元中継で盛り上がりました。私はそこで、たまたま前から好きだった「蘇州夜曲」の歌に触れたのですが、以来そのメロディーが頭から離れません。やはりここは李香蘭(りこうらん)のCDを入手しなければいけないと思いました。調べてみると、SP時代の録音を集めたCDがコロムビアから2種類出ているようです。もう一つのほうが収録曲が多くて迷いましたが、シリーズ物のこちらにしました。もっとたくさん聞きたくなったときにダブらないようにです。
24日に注文して今日届きました。ききほれているところです。美声です。叙情です。うっとり。ところで大連は今、町をあげて「アカシア祭り」のまっさいちゅうだそうです。
A CD of a great popular songs in 1930's - 1940's by Lǐ Xiānglán, a Japanese singer/actress, whose life is a modern history of Japan itself.
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