お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2009年2月20日

「世界らん展・日本大賞2009」


ひと月前にキルトを見た東京ドームで、今日は蘭の花です。蘭が好きな人にこの展覧会は蘭はたまらないでしょう。しかしこんなに人でいっぱいとは思いませんでした! お昼前後はすごく混むと思い、コーヒーで時間をつぶして2時頃に行ったのですが、まだまだ人の波は途絶えません。

西武球場で毎年やっているバラ展のバラが蘭になった感じです。みごとに育てて花開かせた蘭にいろいろな賞が授けられ特等席に展示され、次に沢山の優秀な「作品」が種類や分野ごとに並びます。また蘭を用いたフラワーアレンジメント、大掛かりな、多くのグループによる蘭のインスタレーション(六畳前後〜の与えられた空間を構成するもの)など。そしてたくさんの売店。蘭のことを何も知らずに初めて行った私ですが、意外と面白くて私なりに楽しみました。

ここでは皆さん写真を撮りまくりです。私もたくさん撮りました。よく撮れたと思うものをご披露いたします。(クリックすると大きくなります。)


あるインスタレーションの一部。


バニラの香りのする蘭でした。


キモチワルーイのがお好きな人だけ大きくしてご覧ください。


しだれの蘭です。





たいへんな人出でした。(今ちょうど展覧会のテレビCMを見ましたが、宣伝に出ていたものを私は何も見なかった気がします。大使夫人のテーブルセッティングですって?)



高い所にある日本大賞2009受賞作品を撮影する人々。このあと私も撮りましたがピンぼけでした。(2月19日)

● 世界らん展公式サイト 2月22日まで開催

2009年2月19日

馥(ふく?)・本場的中国昼食


馥郁の「馥」です。2月11日付で書いた、飯田橋の日中友好会館美術館の向かいにある中国式のお茶のお店です。(同じビルの向かいです。)今日ふたたび展覧会を見に行きましたので寄りますと、ちょうどお昼時のこと、しっかりランチタイムをやっていました。

ご飯物の定食(1050円)と麺類(840円)が十数種類。これはめっけものです。店内は思ったより広かったのですが、とうぜん満席で少し待ちましたよ。私は豚肉と高菜の汁ソバにしました。過去に食べたのは細切りの豚肉、高菜、タケノコの組み合わせでしたが、ここではタケノコではなくキャベツ。細かく切った高菜がものすごく沢山盛り上がっています。醤油味のスープは少し甘みがありかすかに八角の香り。麺も丸くてどくとく。本場の中華ソバを食べている美味しさでした。Pさんは海鮮と野菜の塩炒め。ご飯、卵スープ、香の物、杏仁豆腐付きです。(カメラのせいで小さく見えますが、実際は丼より大きなお皿です。)ぜひお茶の時間にも来たいと思いました。(2月19日)

(追記:2月27日)その後Pさんより。Pさんのご主人のお友達からの情報によると、このビルの地下にある中華レストランはもっとお勧めだそうです。行ってみたくなりました。

2009年2月18日

久しぶりにディーン&デルーカ

六本木へ出るのは稀ですが、行けば気になるのが東京ミッドタウンにある Dean & Delucaという食品店のお惣菜です。サントリー美術館の帰りに久しぶりに寄りました。今回も目に入ったおいしそうなのを無秩序にいろいろ。そしてどれもおいしいのでした。(とり急ぎ容器のまま写真を撮りました。)



前にキノコのマリネが美味しかったので再び。でも取り合わせが違うそうです。今回は3種類のオリーブと。キノコは舞茸、しめじ、マッシュルーム。マリネといってもほとんどお酢を感じません。これはオイシイ!



新玉ねぎの茎と葉をグリルしたもの。え〜、そんな物がこんなオシャレに!と思いますよ。緑色のきれいなディップ付き。枝豆のピューレにオリーブオイルや秘密のハーブなどを調合したような感じです。(これはぜひ真似したいもの。お酢を控えめのフレンチドレッシングでいいじゃない。)付け合わせに長いまま盛るのもカッコよさそうですが、食べるのには大きく切ってから盛るほうがいいと思います。100g/525円。これは109gの図。



ハムとほうれん草の、基本形キッシュ。厚みがあって大きくて、チンするだけでサクサクのトロトロ。ワンダホーです。



タコと菜の花を添えた、緑色がきれいなリゾット。固まった状態で円筒形に型抜きしてあります。このままチンすればトロ〜リ。840円。(これは少しお味がしょっぱめでした。しょっぱい副菜を避けることで解決。タコは加熱しても柔らか。)



(この写真だけは半分をチンしたもの。)若鶏とりんごの煮込みパイケース。りんごの入ったグラタンみたいなホワイトソースを薄切りの鶏肉で包んでパイ皮で包んだものでした。200gほどあり、私なら2回分。1つ420円なんてスーパーのお惣菜よりお買い得。

全体に薄味で、たまに食べるとこれくらいが美味しいのだと気づきます。(私はついつい味付けが濃くなってしまうのです。)また、このお店は容器もよくて、たとえばキノコとリゾットが入っていたのは電子レンジで使える白いタッパ。しっかりしていて白くてきれいで、保存容器として保存版です。プラスチックのカトラリは黒。ここのは必ず付けてもらいます。(2月17日)

2009年2月17日

「国宝・三井寺展」



朝Pさんから電話があり、今日サントリー美術館に行こうというのです。「三井寺展」をやっていて、ふだんはお寺に行っても見られない宝物をたくさん展示しているそうです。しかも、今日は休館日なのに、なぜか見せてもらえる上にレクチャーもあるというのですからお誘いをありがたくお受けして、お昼から六本木へと出かけました。

ずいぶん前ですが、三井寺には行ったことがあります。でも有名な井戸を見たくらいしか思い出せません。展覧会は、私の分類では、書き物、仏像、障壁画があり、拡張高く見応えがありました。私がいちばん面白かったのは開祖の智証が長安で学んでいるときに現れたという神様の像です。像そのものが奇妙な姿をしているだけでなく、お寺も「神様」の像をどう扱っていいかわからないところがあり、でも「神様は祟るから」とても丁重に扱っているというお話でした。それを聞いた後に展示室へ行ったため、ちょっと怖くて遠巻きに見ました。仏像は立派なものばかりでした。展覧会の目玉は何といっても(ポスターにもなっている)有名な黄色い不動明王だと思ったのですが、3つ目の展示室で「観音菩薩像」を一目見るなり、その美しさに心をうばわれました。光背が失われ、後ろ頭も欠損部分を粘土で補ったように見えます。しかし正面に傷はなく、大きく華やかな髪飾りや装具もそのままで、たいへんみごとでした。合掌。


● サントリー美術館・国宝三井寺展 3月15日まで。会期中展示替えが多数あります。

管楽コンサート@パルテノン多摩



Iさんは旧友のIの生物部の後輩であることから私も知り合いの中に入れてもらっています。長野の自然の中で人も羨む自給自足の生活を営んでいますが、実はご夫婦ともフルート演奏家であり、一人息子のRくんも音大でフルートを専攻する音楽一家です。今日はパルテノン多摩の小ホールで、そのRくんのコンサートがありました。音大生を中心に11名による管楽器の。フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、それにピアノとマリンバという珍しい組み合わせで、準備に1年をかけたそうです。

こういうコンサートが好きなのは、プログラムが演奏者の好みを反映して個性があることです。管楽器のアンサンブル曲が多いことからフランスの20世紀初頭の作品が中心だそうですが、

  ジャン・フランセ「安らぎの時間」
  ジョセフ・カントループ「田舎風」
  ダリユス・ミヨー「ルネ王の暖炉」
  マドレーヌ・ドゥリング「フルート、オーボエ、ピアノのためのトリオ」
  カミーユ・サンサーンス「動物の謝肉祭」

サンサーンス以外は名前すら知りません。しょっぱなから不協和音というのか、オンチにしか聞こえない合奏曲なのですから人を食っています。聞き手にはわかりませんが、演奏が難しい曲もあったそうです。そのように野心や思惑が入り交じるのが面白いのです。私じしんは古い音楽が好きで、なかなか生で聞くことのないオーボエやファゴットの音色も楽しみました。ただ、学生だからと言っては元も子もないでしょうが、ちょっとお行儀がよすぎる?というか、全体にもっと大きな音ではみ出すくらいの勢いがあってもいい気がしました。勝手な感想ですが。Rくんは司会もやり、曲の間には演奏者の解説が入るなど、親しみやすいいい雰囲気でした。

それにしても学生が立派なコンサートホールで自主コンサートを開くなんて、今は普通のことなんでしょうか。美大生がグループ展を開くのとはわけが違うでしょう? なんと恵まれた人達だろうと思いました。

今日はとつぜん冬に後戻りして、夜の多摩センター駅を下りると本当に冷たい風が吹き抜けていました。フード付きの「綿入れ」コートを着てきて正解でした。(2月16日)

2009年2月16日

ネパール歌謡ショー

音楽はアートと同じで国境線など関係ないとつくづく思います。YouTubeは芋づる式ですから、パキスタンのポップスを追っているうち国境侵犯してインドに入り、インドだって広いのに、いつの間にかネパールにいたりするのです。

というわけでネパールです。ふだん馴染みのない音楽を現地映像付きで見られるのは楽しいことです。まず風景、建物、登場する人々の顔立ちや服装、踊り方や仕草、その他よくわからない諸々を含めて。欧米化が進んでいない地域には個々の土地柄が残っています。それは貧しさでもあるかもしれませんが、音楽では欧米化が進んでいない=歌が商業化していないという良さがあると思います。たとえば今でも伝統的な楽器の音色、旋律、唱法などが残っているのはいいものです。(音質のいいものが多いのでヘッドフォンかスピーカーで聞いてほしいと思います。)

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これは少々滑稽な口説き歌のようで、中世のフランスのトルバドールにあるのと(Pastorale)同じではありませんか? きっと大昔から世界のいろいろな所にある共通のテーマなんですね。身分の高いお金持ちの男(フランスでは騎士)が通りすがりに野良仕事をする村娘を見初める歌だと思います。男は上手いことをたくさん言うのですが、貧しく無学なはずの娘はすごく機知にとんだことを言ってケンもホロロに袖にするのです。ここで彼女が何と言い返しているのか気になります。(このビデオでは間奏部分は男の妄想ですよ。)たぶん民謡でしょう。軽快なリズムの音楽。まわりの女の子達の紫のブラウスがかわいい。どうしてアクセスが220ぽっちかと思います。

次のビデオは何故か最初と途中に街頭インタビューが入り、歌は1曲と半分入っています。どの地方かわかりませんが、きれいな山(ヒマラヤ?)が見える所です。ネパールの「サウンド・オブ・ミュージック」。



冒頭の花はシャクナゲでしょうか。私はこういう歌がけっこう好きで、素朴な民族衣装は着てみたくなります。とはいえこうした伝統的な歌は風土や人々を理想化します。今という時代では誰が何をどう歌うのでしょう。日本の歌謡曲にあたるような恋の歌はよりどりみどり、背景や衣装が面白いものもいくつかありました。アジアン・ポップス系はどこも同じでナニです。でも意外なものもありました。

現在「国境のない」音楽といえば…………ラップ? ネパールのラップ!? ラップのある所、都市の荒廃ありという先入観があるのですが。たくさんの中から一つ。「Nepali(ネパール人)」というのが曲名でしょうか。とても真面目で、強いメッセージを感じます。内容はまったくわかりません。残念です。



おわりに「ネパールは一つしかない。ネパールを救おう」という英文。どんな危機を訴えているのでしょう。というわけでWikiを見たら…………ネパールは政情不安、めちゃくちゃでした…………。

最後に変なのを一つ。笑いましょ。



でもこれ、ラップなの? お母さんの服がきれい。お家がかわいい。(2分40秒だったらもっとよかったかもネ。)

北京から一時帰国したKちゃんが中国の歌はYouTubeで聞いていると言うので、今更ながら「あ、そうか」と気がつきました。インターネットではどうしても英語圏ばかり見ていましたが、音楽ではもっと活用すべきなんですね。じっさいに検索してみると、YouTubeはびっくりするほどいろいろな地域の音楽がきける媒体でした。(小泉文夫が生きていたら泣いて喜んだかもしれません。)

2009年2月15日

インド歌謡ショー(豪華版)

いやあ極楽極楽。私の来世がマハラジャだったら自分のお誕生祝いにはこういうのをやりましょう。庭の一部に山と滝を作って、照明とセットを組んで、大勢のお客様にご馳走をふるまい、村人も呼び、あとは美酒を片手に一晩中…………酔ってみんな眠ってしまっても、いい夢を見てもらうために次から次へ朝まで続くエンタテインメント。(いずれも音がわりと良いのでヘッドフォンで聞くほうが楽しめると思います。)


「Chhupa Rustam」という映画だそうです。衣装は古風ですが現代物の推理ドラマです。(3月26日追記)
こちらは「Devdas」という映画の「Dola Re Dola」という歌です。日本で公開されたでしょうか。(大画面で見たい!)(動画が無効になっていたので差し替えました。2011/6/21)


日本の演歌のように少し昔をひきずったような流行歌を聞きたいのですが、みんなが英語を話す国では欧米カルチャーに直結しているようで、少なくともYouTubeでは探すのが難しいのでした。(いいのを見つけたときにまたまとめたいと思います。)

こちらは古典の正統派です。しなやかで優雅で、どの瞬間もなんという美しさ。


この伝統があってこんにちのエンタテインメントがあるのですね。思えばインド人はシバ神の昔から踊っているのでした。

(おまけ) Aishwarya Raiという名前の女優さんで、上の「Dola Re Dola」の中心で歌って踊った二人の一人です。たいへんな美女。やはりインドの衣装が最高ですね。見ているだけでご利益がありそうです。



調べると、インドの映画はやはりイギリスのamazonが購入しやすいようです。ヒンズー語版英字幕付きのDVDがたくさんあり、「Devdas」(2003年)は今でも人気第5位にありました。(同じ題名で値段の安いものは字幕がないとかリージョンの制限があるとかかもしれません。購入する時は確認しましょう。)一つ目の映画は題名も曲名もわかりません。気長に探すことにします。

2009年2月14日

「フロイトと非ヨーロッパ人」


フロイトと非ヨーロッパ人
エドワード・サイード著/長原豊訳
平凡社/2003年10月24日発行/1600円

サイードの著書というよりは、サイードによる表題の講演と、その返答としてジャクリーヌ・ローズなる人物の講演を中心に、訳者のあとがきと解説も含めて小論集のようなもの。「非ヨーロッパ人」というのは私が日頃何かと意識する言葉の一つですが、「オリエンタリズム」の著者であるサイードがどういう意味でこの言葉を使うのか興味を持ちました。さらにフロイトがからむとどういう話になるのかと。今時腰巻きがないんですから読む前に要約できません。インテリ向きの本だったかもしれません。

というわけで、amazonにある商品説明(解説)を先に読みました。精神分析で有名なフロイトはユダヤ人ですが、ユダヤ教の教祖はユダヤ人ではなく、その始まりはエジプトの非ユダヤ的一神教にあったと考えていたそうです。勿論イスラエルはそんなことを受け入れませんでしたが。パレスチナ人のサイードはそのフロイトの考えに影響を受け、そこからユダヤ人のアイデンティティやユダヤ人とパレスチナ人の政治的な相互理解の可能性を考えた、ということのようです。で、「非ヨーロッパ人」がどこに出てくるのかわかりませんが、とりあえず読んでみます。(2月13日)

「日本でいちばん大切にしたい会社」


日本でいちばん大切にしたい会社
坂本光司著
あさ出版/2001年4月1日発行/1400円

腰巻きには「心を打つ5つの会社のストーリー」というキャッチ。

80年代半ばのベストセラーに翻訳物の「エクセレント・カンパニー」がありましたっけ。アメリカの超優良企業の中でも真に優れた企業が、どう優れているのか書いたものでした。世界を股にかけて莫大な利益を上げるだけはない共通の条件として、優れた商品・サービスを提供し、公正なビジネスを行ない、研究開発に力を入れ、顧客を大事にし、地域社会に貢献し、社員教育に熱心で、社員の家族までふくめた福利厚生が充実している…………そんな感じだったと思います。(私もその中の一つで働きましたよ。ほんとに居心地よくて快適でした。)まだグローバル企業なんかない、多国籍企業の時代でした。しかしいつの間にか時代は変わってしまいました。アメリカの金融は総崩れ、IBMでさえ人員整理が始まりました。日本では景気がよいといわれても庶民はまるで実感がないまま不景気に突入し、日本経済を担ってきた超優良企業での雇用の実態が明らかになった今日この頃。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」て何だったの?

この本はもっと小さな、中小企業の、つまり人間サイズの「エクセレント・カンパニー」について語ります。こんな時代にも、地域や人々の暮らしに貢献し、社員の努力がが経済的にも精神的にも報われて、働くことの充実感を得られるような本当の「働き甲斐」のある企業の実例を列挙します。ちょっと開いて見ただけでほろりとします。よい事業に参加し幸せに暮らすためには、大企業の傘の下だけが能じゃないのでしょう。頭の切り替えが必要かもしれません。またここで触れている、よい製品を作ってよい経営を行なっている企業を消費者の側から支援すること(=そこの商品を買うこと)の大事さは、私も大いに同意するところであります。(2月13日)

2009年2月13日

パキスタン歌謡ショー

1月25日に引用したパキスタンの動画の背景音楽が気持ちよかったので、ちょっと宝探しに出かけました。私、音楽にかけてはカノッサといいますか、趣味がいいんです。ここに成果をご披露いたします。



いやあ、いい声です。後ろのダンスもいい加減でいい感じでした。お行儀のいい聴衆、手拍子をとろうとしてテンポがずれる女の子たち。少し前までの私達のようで、少し懐かしさも感じたり。時代の見当がつきませんが、80年代半ばでしょうか。同じ頃と思われる、調子のいいのをもう一つ。



おじさんや子供が踊りだす気分、わかります。思わず体がむずむず血がうずうずするような民族的なリズムは他の誰にも伝わりますよ。画面にあるURLは行ってみても存在しないのですが(今ではやめてしまってURLを売りに出したのでしょう)、このシリーズの動画には同じ雰囲気の曲がいくつもありました。

それでも時代は「パキスタンmeets MTV」。YouTubeにはコブシのない欧米式のポップスもたくさんあるから人気なのでしょう。そういう歌ではダンスもファッションも欧米式で、率直なところつまりません。そんな中、何も知らなくてもちょっと回ればこの人が大スターだとわかります。ロンドン、ドバイ、ヒューストンでのライブ動画もありました。Atif Aslamという名前のやさ男。(おーっと胸にゲバラのワッペン。)曲名は「Akheyan Nou Rein Dey」。いい声です。(動画が無効になっていたため差し替えました。同じ録音と思われますが映像はまったく異なります。2011/6/21)



そのアティフがバンドを引き連れインドでライブで拍手喝采。(2007年11月投稿。)どう見てもテレビスタジオのライブですから、かなり広域に放送されたんでしょうね。固いノリのシークも、熱いまなざしの女の子もイイ! 戦争なんかやめようよ。

2009年2月12日

カナルカフェ


昨日はMちゃんとカナルカフェ(Canal Cafe)で待ち合わせしました。去年の夏、通りすがりに入って気に入って、一人でも友達とも来たお店です。飯田橋の駅(市ヶ谷寄り)近く。神楽坂交差点の角にある「公衆便所」の隣ですから、まず迷うことはありません。Mちゃんは初めてでしたが、電車から見えるし、去年ジャニーズ系のドラマに出てきたから知っていたそうです。また、元々はボート乗り場だったそうです。(それでボートが並んでいるのですね。箸袋を見ると「1918年創立 東京水上倶楽部」と書いてありました。)

通りから木の階段を下りて、突き当たりでコーヒーや食べ物を買うのがセルフサービスのカフェ。右側に長くデッキが伸びている屋外のカフェです。左側の建物に入ると、屋内のレストランです。私は屋外しか知らなくて、そのつもりでしたが、あたりを見回すと先に着いたMちゃんがレストラン側のデッキにいるのが見えました。お店の人に「あちらは暖房がありませんよ」と勧められたからこっちに来ちゃった、とのこと。というわけで、思いがけなくレストラン側でランチをとりました。(たしかに近くに大きなストーブがあって快適でした。)

ランチのパスタは1800円。2種類の「本日のスパゲティ」から一つと、セルフサービスのサラダ+スープ+パン+飲み物のセットの組み合わせです。これはお得!と思いました。サラダバーには葉野菜だけでなく暖かいお肉もあり、たくさん食べないときはこちらのセットだけでランチに充分だと思いました。私はスパゲティを食べたかったので、アサリとキノコの塩味の「海の幸と山の幸」にしました。スパゲティはたっぷりあり、二人で取り分けてもいいかもしれません。


私は意外と小食で、サラダはこんなもんです。ハーブがおいしい。セルフサービスのいい所は最初からコーヒーを飲めること。お箸があるのも気に入りました。(2月11日)

2009年2月11日

中国少数民族の刺繍



● 展覧会のサイトはこちら 日中友好会館美術館の催事のページ 

「刺繍でつづる母の愛」という展覧会を飯田橋駅近くの日中友好会館で2月22日までやっています(入場無料!)。先日たまたまテレビで知り、今日見に行ってきました。中国の少数民族(ミャオ族、トン族、チワン族など)の母親が子供のために刺繍した晴れ着の数々を展示しています。その素晴らしいことと言ったら! 

色鮮やかで信じられないほど手のこんだ刺繍。伝統的な文様のほか、花、鳥、動物、人物などをモチーフにした、子供の胴着、胸当て、帽子、靴などなど。また、赤ちゃんをおんぶする独特の袋のようなもの。一度にこれだけを見るのは初めてです。私には知識もないため、ただただ驚き、見とれ、何も言えません。ただ、子供のためにこれだけの晴れ着を作る母親の思いを察し…………どれほど子供をいとおしみ、慈しんでいるか…………頭がくらくらしそうです。なんと幸せな子供たち。その子供たちのうち、女の子はやがてその母親から刺繍を教わり、やがて母親になって子供のために晴れ着を作ったのですね。くらくら…………。伝統というものの美しさにため息をつきました。

展覧会は1月23日にはじまり、24日には刺繍のお話や実演があったそうです。見逃したのが残念です。会場内ではビデオの上映もありましたが、今日はちょっと興奮してしまい、ゆっくりビデオを見る余裕はありませんでした。もう一度見に行こうと思います。(下の長靴はポスターの一部を撮ったものです。カワイイ!!!)


20世紀初頭〜1960年頃までの品々です。今ではそうした地域も大量生産の衣料品にとって変わられつつあるのかもしれません。(去年塩とたばこの博物館で見た「西アジア遊牧民の染織展」では、日常生活の中に素晴らしい絨毯やキリムを持っていた砂漠の人達の生活に、中国製の大量生産の生活道具が入り込んでいることを伝えていました。)



日中友好会館はトヨタ本社のふもとにあり、思ったより大きくて立派な建物でした。というよりホテルでした。(2月19日訂正:ホテルじゃありませんでした。オフィスビルでした。)美術館の向かいには中国式の喫茶店があり、興味を持ちました。次回はここでお茶を飲んでみようと思います。

2009年2月8日

まだ寒いけれど


今日は風が吹きましたが、よく晴れていいお天気。恵比寿のガーデンプレイスも春でございます。気持ちもホンワカ。






(うーん、パンジーは後から植えたような気がしますが、違いますか。)昨年末から慌ただしいというか、神経をすり減らす日常にやや滅入っています。のんびりしたいなあ。このあと急いで石神井へ帰り、デイサービス主催のアルツハイマーのお話を聞きに行きました。

2009年2月7日

豆富かすてら

あきた美彩館の秋田県物産シリーズです。スーパーにある出し巻き卵の真空パックのような風体をしていますが「豆富かすてら」といいます。「お豆腐のお菓子」なのです。じっとり水分を含んだ重みがあります。お皿に盛った写真を撮るつもりで少し切ったら家族にも好評で、「おいしいね」と言っているうちにアラララ…………全部なくなってしまいました。(いや、私もついつい食べまして。)

記憶によればお豆腐、卵、砂糖などでできていて、いいお豆腐といい伊達巻が一体化したような、うっすら甘い感じです。口にいれるとぷんと大豆の風味がします。切り口が白くてきれいだから、大皿やお重にごちそうを盛りつけたときに(なーんて滅多にやりませんが)添えてもいいと思います。次回また買うでしょう。(2月4日)

2009年2月6日

増田町のりんごジュース


秋田県は増田町のりんごジュース(ストロー付き)が届きました。品川駅近くにある秋田県のアンテナショップ「あきた美彩館」で宅配を頼んだものです。

去年たまたまこのお店に入ったとき、美味しそうなものがたくさんあるので少しずついろいろ買いました。どれもとても美味しかったのですが、一番の驚きがこのジュースでした。濃縮還元ではなく、絞ったそのもの100%。しかも皮ごと。ひとくちのむと、おろしりんごのような香りがして、そんなのは初めてで、我が人生で一番おいしいりんごジュースだ!と思いました。200cc入りで105円ですよ。信じられません。300円と言われても疑わないでしょう。りんごの種類は時どきで変わります。3回目のこんどは「ふじ」。

お店ではひと袋ずつでも売っていますが、日持ちがするし、私は20袋入りを2箱買います。宅配を頼むのに重さの区切りが10キロでジュースは8キロ。そこで2キロ分の細々したものを一緒に入れてもらうのです。今回はお米、お味噌、他に珍しい缶詰とジャム。インターネットで検索すると秋田県内のいろいろなお店が通信販売しています。(他にもおいしそうなジュースがあります。)でもお店に行ってうろうろして他の物も買うのが楽しみです。

● あきた美彩館 

(と言いつつ、数日前にテレビで見たりんご農家の悩みを思い出しました。りんごの実にほんの少し傷がついただけで味は変わらないのにりんごとして出荷できない、ジュースにすると値段は何分の一になってしまうと。もしそういう理由でこのジュースがこんなに安いなら、ちょっと考えてしまいます。)

2009年2月5日

男鹿半島の「藻塩」



「もじお」というのは前にテレビの健康番組で流行ったような気がしますが。塩味が好きだからいろんなお塩を試すのが好きです。ベージュ色で、粉でも粒でもなく、パン粉をミキサーで細かくしたような感じです。つまんでなめると…………オイシイ! 塩味はまろやかで、既に味がついているかのようです。説明を読むと、

この藻塩は平安の古に盛んに土器を用いて造られたとされる塩を現代風に蘇らせました。海水に海藻(ホンダワラ)を浸して平釜でじっくり時間をかけて炊き上げるため、まろやかで美味しい塩です。
ということは、コンブのだし入りみたいなものじゃありませんか。おいしいはずです。焼き肉、焼き魚のふりかけにいいそうです。おにぎりにもよさそう。品川の「あきた美彩館」で買いました。蓋が半分開く、しっかりした容器に入っています。男鹿工房、80g、420円。(2月4日)

● あきた美彩館

イタリアのバッグ


品川で「増田町のりんごジュース」その他を買った帰りにウインズのTOPKAPIに寄りました。セールのコートなど見ながら店員さんとお喋りして、ふと振り返りざま目に飛び込んだバッグ。反射的に「おおっ」と思いました。日曜日の同窓会で中国風の衣装が全然うけなくて、1月のパーティーでも手抜きと言えば手抜きで、実は私は少しうつ状態かもしれない、でなければ自分で思うよりずっと趣味が悪いのだ……と少し気持ちがしぼんでいたところです。ですからそのバッグを手に取ると、「私が好きなのは、本当はこういう感じではないのか」と強く思ったのです。

ミラノのMaria La Rosaというバッグだそうです。A4タテ長で、マチのないぺたんこな袋です。A4が入るバッグは、出先で手に入れたパンフや展覧会のカタログなどが入って便利ですが、たいていしっかりマチがついてかなり大型になってしまいます。その点このバッグはなんと軽やかでカッコイイのでしょう。

一見シンプルですが、実はとても凝っています。第一に素材。表の生地は織り機で織った本当の手織り。濃い紺色はウール、茶色は艶のあるレーヨン。紺色の所は玉虫になって深みのあるテクスチャーです。中央に止めてあるのは肩ひもと同じテープで、キッドモヘヤ。(これはモヘヤがテープ状にモジャモジャしたものに、3色使いの細いグログランテープを2本平行させてステッチで止めたのではないか、と思います。)取手と裏地は紺色の木綿。ベルトは皮。ファスナー、ホック、バックルはいずれも黒雲母の色。大きな外ポケットと内ポケットが付いています。取手には太いしっかりした芯が入っていますが頑丈な縫い付けではなく、飾り半分のようです。

一つ一つの色と質感がよくて、しっかりした厚みがあり、作りも丁寧です。こんなのは滅多にお目にかかれません。元の値段は5万5000円ですって?! いくらセール価格でもナニでしたが、エイヤ!でございます。(本当はこういう物だけ選って買ったほうが支出は減るのかもしれません……。)帰りぎわ、お店からチョコレートをもらいました。(2月4日)

2009年1月28日

キルト展で有田焼 2


キルト展の帰り、珍しく朝から行動したために疲れて地下鉄で居眠りしてしまいました。膝に載せていた大荷物の一つがゴトンと床に落ちて気づいたのですが、落としたのは有田焼の入っている袋でした。でも念入りに梱包してあるから大丈夫と思いつつ、帰宅して開いていくと…………いちばん迷っていちばんフンパツした小鉢が割れていました。とても滑らかで手に持った感触や丸みがよくて、染め付けも手書きで、裏側もきれいな模様が入っていて…………1つだけ買ったのですが、直系8センチほどで1500円、値引きしないほうの商品だったのに。ああ〜、残念です。一度も使わないで割ったなんて。アロンアルファでくっつけて小物入れにならないかと考えています。(1月20日)

2009年1月27日

「ならず者の経済学」


ならず者の経済学——世界を大恐慌にひきずり込んだのは誰か
ロレッタ・ナポレオーニ著、田村源二訳
徳間書店/2008年11月刊/1800円

「経済学」というものの、普通に「ノンフィクション」です。書き出しはこう。

1990年代、デモクラシーという名のウイルスが全世界に広がった。この「自由をばらまく病原体」はソ連崩壊によって解き放たれたもので、その後10年のうちに、世界の民主主義国家の数は69から108に増えた。何十年にもわたって民主主義という病にかからないよう予防接種を受けてきた何百万人もの人々が(中略)こぞって、ついにそのウイルスに感染してしまったのだ。
(読み始めたばかりですが、面白そうです。)歴史的に時代の大転換=政治が経済を制御できなくなった時には「ならず者の経済」が興隆してきたし、今はまさにその時にあるという視点で書かれたもの。冷戦の終わり+グローバル化の世界で「ならず者」達が「大活躍=大もうけ」する一方で、世界中の普通の人々がいかに悲惨に目に遭っているか。しかしお金持ちの先進国が貧乏な後進国から絞り取ることや暗躍するギャングの話にとどまらない所が白眉です。アメリカが破産すること、日本がマグロを食うこと、中国がマンホールの蓋を盗むこと、政治が大衆を怖がらせること…………「ならず者」が私達の身近にあることと、私達じしんの問題として考えるべき素材をたくさん提示します。

最後は「『ならず者経済』に対抗するイスラム金融」という章で、著者は欧米が主導してきた(そして破綻した)資本主義が学ぶべき点を指摘しているようです。この章を先に読みたくなります。イスラム金融は利息を取ることを禁じたイスラム法に則って工夫に工夫を重ねたたやり方で行なわれているのですが、イスラム人口10億人の中で近年急速に発展しているというのです。今の経済危機を語るとき、しばしば「マネー」の別のあり方が議論されます。その一つにかつてNHKの番組でミヒャエル・エンデが提唱したような「地域マネー」があります。しかしこの本を読むと所詮は旧ソ連の「ルーブル」が小さくなっただけに見えます。(地域の外では旧来の銀行の仕組みを必要とするからです。)このブログでも引用した動画の「Money as Debt/お金=借金」を見ると、経済が永遠に成長しなければ成立しないような仕組みになっている原因は「銀行の利息」なのかも?と思い始めています。イスラム金融ではその利息がないのですから、とても興味をおぼえます。(1月24日)

● NHK/BS特集「エンデの遺言」 1999年放送(直接関係ありませんが上で引用したのでリンクしておきます。)

2009年1月26日

「東京『夜』散歩」


東京「夜」散歩——奇所、名所、懐所の「暗闇伝説」
中野純著
講談社/2008年11月/1400円

<腰巻き>闇からの凝視、それは本当の世界と向き合うための数少ない方法の一つだ。本書は未知の東京と出会うためのコンパスである。

近年「散歩」は流行りのようで、テレビはもとより散歩雑誌や散歩本がたくさんあります。しかしこの本は夜中の散歩です。実況みたいにいろんなことが書いてあります。(巻頭にカラー写真数点、本文随所に白黒写真あり。)

アントニオーニの「欲望」を見たときから深夜の公園に興味がありました。とはいえ近所の公園でもなかなか一人で見物に行けません。(一応ぶっそうです。)そうえいば、バブル時代は毎日深夜まで働き、帰りのタクシーの電話がつながるのも一苦労で、せっかちだった私は赤坂から恵比寿までよく歩いて帰りました。1時間くらいでしたから。でも所詮は通勤路。お散歩気分で周囲に興味を持つことはありませんでした。今では最寄駅から家まで、家からコンビニまでの間なら夜中に歩くこともあります。でも本当はこんなにたくさんの夜中があるのですね。誰もが往来しているのに実際には行くことのない場所は不思議な感じです。(1月24日)

2009年1月25日

ピロスマニ、いいよね!


今日の日曜美術館はピロスマニでした。

私がこの画家を知ったのは80年代? 映画「ピロスマニ」が公開されたときです。その頃はよく映画を見ましたが、これは姉から切符をもらって何も知らずに(たしか岩波ホールへ)見に行ったように記憶します。美しい映画でした。その後西武美術館あたりで日の過ぎた大判のカレンダーを買ったのですが…………どこへ行ったやら。ええと、あの部屋の段ボールを積み上げた、あそこのあたりだったような………… (たくさん物を持っていても、正しく飾ったりしまったりする空間と管理の能力がないとこうなってしまいます。)

何か見てみたくなりアマゾンを検索しました。するとあの映画のDVDがありました。しかしマーケットプレース(中古)が1点のみで、値段は4万8000円。ふざけてます。

● Niko Pirosmani ピロスマニについてのサイト。画家について、グルジアについて。なにより絵をたくさんあります。
● Google上のピロスマニの画像 アルファベットで検索するほうがいい絵が出てきました。
● Niko Pirosmannashvili YouTubeでもいろいろ見れます。

話題が動物の絵に移ると思いがけず三沢厚彦が登場しました。(木彫で動物の実物大ばかり作る人です。)他のことをしながらだったので、お話がよく聞こえなかったのが残念です。



私がこうした「素朴派」(と呼ばれるような種類)の絵にひかれるのは「写実性」ゆえだと思います。アカデミックな訓練を受けた人には描き得ない写実性。いわゆる「本物のようだ」「写真のようだ」という写実ではなく、もっと本質的な「存在」を浮き上がらせるような。前はピロスマニの動物には人物ほど関心がありませんでした。ところが番組でキリンの絵を見たとき、鋭い目の輝きに驚きました。キリンの生々しい生命の凝視が迫ってきます。

有名になったときもあり、どこかで言ったそうです。「大きな木の家を建てましょう。そこで皆でお茶を飲み、芸術を語り合いましょう。」でも55歳で没するまで貧しく孤独。でも最期のときは訪ねてきた友達が病院へ連れていったのです。映画のシーンを思い出しました。農家に生まれ生きものの生命に近く育ち、絵具箱一つで生きた画家。古い共同体の社会には、宮台が言うような「包摂性」があるだけでなく、そうした社会しか生みえない「絵」があると思いました。

3月20日に埼玉県立近代美術館で「ピロスマニ」を2回上映の予定。見たいっ! 先着100名?! 
● 埼玉県立近代美術館 展覧会案内のページ

パキスタン

Truth About Pakistan(パキスタン——ひろがる地平)


(20秒くらい字幕が出ます。字が小さくてボケてて、読めるところをつなぐと「いろいろあるけれど、本当のパキスタンは豊かな歴史と文化をもち、同時にあなたが思うより現代的なのよ」というような感じでしょうか。)とてもきれいなビデオです。音もハイファイ。(私、最初の曲を最後まで聞きたいんですけど。)パキスタンのポップスもいいかも!

オバマ大統領は就任して最初に「グアンタナモ収容所」を閉鎖する大統領令を出し、世界はアメリカの新しい政権のはじまりを報じました。就任3日目の23日、オバマ大統領はパキスタンへのミサイル攻撃を命令し、少なくとも市民15人(修正:子供3人を含む20人以上)を殺害しました。いったいいつパキスタンに宣戦布告したのでしょう。実は前からアフガニスタンから国境侵犯しパキスタン人(トライバル・エリアのパシュトゥーン人)を殺してきたそうです。(ブッシュ政権を踏襲してるということです。)

BBCニュース 2008年9月4日(同日投稿)


Tariq Ali: Barack Obama's disastrous plans for Afganistan and Pakistan
タリク・アリからオバマ上院議員へ(2008年9月12日投稿)


● The REAL Reason the U.S. Wants to Invade Pakistan (uncut version)(2008年9月4日投稿)
● 暗いニュースリンク 1月24日
● マスコミに載らない海外記事 1月25日

「グリーン・ニューディール」で500万人の雇用創出ですって!? それが本気だとしても、とうぶん石油が必要なのは誰が大統領になっても同じ。911の公式見解を見直さないなら誰でもブッシュと同じ。金融で失敗したから戦争は三度おいしそう。アフガニスタンにリキを入れてパキスタンを潰せばカスピ海油田のパイプラインは自分のもの。核保有国のパキスタンを相手に、どんな口実を作るでしょう。ただいま考え中。

US missile strikes in Pakistan which reportedly killed 15 early Friday morning 
1月23日 ホワイトハウス記者会見/広報はつらいよ(2009年1月23日投稿)


● ↑ 上の動画は削除されましたが、同じものはこちら Gibbs won't answer question on Pakistan airstrike; posted on Jan 23.(2月7日追記)

2009年1月23日

高岩仁監督・映画上映会

高岩さんの映画上映会があるそうです。それが…………「追悼上映会」。1年前に亡くなったのですね。


ベンジャミン・フルフォードの講演会の受付に置いてあったビラを手に取ったとき知りました。とまれ上映会の予定を転載します。

     高岩監督ありがとう!映画祭
日時: 2009年1月29日(木) 
    開場 午後2:30/開演 午後3:00
場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター 
    カルチャー棟小ホール
参加費:会員:2000円/学生会員:1000円(当日でも会員になれます)
    一般:3000円/学生:2000円

<上映作品とスケジュール>
3:00「戦争案内」(70分) 
4:30「教えられなかった戦争 フィリピン編」(112分)
6:45 高岩監督作品の制作裏話(西浦昭英さん)(30分)
7:15「教えられなかった戦争 第二の侵略——開発・投資・派兵 フィリピン」(87分)
● 上映会のビラはここにあります(PDFファイル)高岩さんのプロフィール、作品の紹介、会場案内、主催者についてはビラをご参照ください。


今は昔、学生時代から就職してしばらくの頃まで、ドキュメンタリー映画の監督達と交流がありました。1980年をはさんだ何年かです。高岩さんは私が親しくしてもらっていた監督(滝沢さん)のお仲間で、何度かお会いしたことがあります。六本木の集合住宅内に作った共同の編集スタジオで制作中の映画のラッシュを見たり、四谷の、映画や放送関係者が過去のテレビ番組を見ることができる施設へ連れていってもらったときだったと思います。ちょうど「朝鮮通信使」が完成した頃。『文部省特選』がとれたと皆で喜んでいました。(「特選」か「推薦」かでその後の営業が大違いだったからです。)ひと仕事終えれば一杯やりました。高岩さんが東ドイツを取材したときの体験を、ちょっと自慢気に披露したのを思い出します。今思えば40代のおじさん達。そこにお酒も飲めないカチカチ頭でトンチンカンな二十代の私がいて、いろんな話を聞かせてもらいました。

その頃の私はそこらじゅうに溢れるアメリカ文化とはまったく違うソ連/帝政ロシアと東欧の文化にとても興味があって、あれこれ調べたり小説なども探しては読んでいました。しかしマルクス主義とか共産主義とか、政治だの経済だの、わかろうとしてもなかなかわかりませんから、高岩さんのような気骨ある左翼を目の前にすると、何か教えてもらおうと機会をうかがっていたものです。あるときどういう流れだったか、私がパステルナークがノーベル文学賞を辞退した話を持ち出すと、あっさり「あれは西側の宣伝だから」と言いました。そんなことを聞くのは初めてでしたからとても驚き、その後ずいぶん長くその意味を考えました。(今では簡単なことですけどネ。)こうして書くと何でもない話に聞こえるでしょうが、長く物事を考えるきっかけを与えてくれる言葉とはとてもありがたいものなのです。

高岩さんは東映で映画の仕事をしていましたが、有名な労使紛争で辞めてからはドキュメンタリー映画を作り、じみーな社会問題に取り組んだのでした。また作家・檀一雄とは異父兄弟で、姪にあたる檀ふみの芸能界入りに影響があったといわれます。最後に会ったのはたぶん1981年、日比谷図書館でした。地下の食堂でお昼を食べて上がってきたら偶然お見かけしたのです。でも私は職場に戻らねばならず、あちらもお仕事があったでしょうし、挨拶しただけでした。

こうした交流を通じて私が教わったのは「知ること」の重要さです。これは滝沢さんにした質問ですが、土本典昭の「不知火海」を見た後に「こういう映画を見るとどうしていいのかわからなくなる」と言いました。つまり私はこの映画に胸を打たれ、自分も何かしなきゃいけない気がしてじっとしていられなくなる。でももしこの問題に関わっても、別の問題を知ったらまたじっとしていられなくなるだろう。もっと重大な問題を知るかもしれない。でも一人であれもこれも出来ない。それなら、どうしてこの映画を見るのだろう?…………というような。すると映画を作る立場から「我々は知ってもらえればいいのだ」「知れば変わるから」と言いました。

それは何か、拍子抜けするような返事でした。知ったことをどうすればいいのかときいているのに。たとえば上映会の出口で「よくぞ理解した。一緒に闘おう。さあここに署名するのだ。来週はデモ行進だ」と言われるなら、参加するのか断るのか、ずっとわかりやすいのに…………。でも30年たち、今はわかります。緊急な問題提起は別として、真面目な映画ほど見る人にそんな単純な行動を求めていないのです。一つを知り、考え、それを糸口に一人一人が関心をもって更にいろいろなことを知って考え、少しずつ視野を広げること。そうすれば実際に、日々の生活の中から判断や選択が変わっていくものなのです。何が良いことか、何がつまらないか、何が問題かがわかるようになります。(厳密に言うならわかっていないかもしれませんが、少なくともその時点での自分の意志を持つことができます。)行動したいならむしろそれから。大切なのは何が起こっているかに気づく目や、知ろうとすること、自分で正しいと思うことを選択する力を持つことで、それは凡人にとってほとんど一生の仕事です。でもそのほうがいい。と私は思います。

人に本当にわかってもらうには時間がかかる——でもそのつもりで、たぶん高岩さんも映画を作ったのだと思います。その後のソ連の崩壊、冷戦終結、それからのアメリカ、あの時代をどう見てきたのでしょう。今回上映されるのは1995年、2002年、2006年制作のものです。こうして作品を見る機会が来るとは思いませんでした。戦争もののドキュメンタリー3本立はいささか重いのですが、ぜひ見に行こうと思います。

2009年1月22日

なんでも笑い飛ばす方法 (on Inauguration)

アメリカの大統領就任式について、時事ネタお笑い番組のハイライトをつなげたもの。登場するのはジェイ・レノ、知らない人、ジョン・スチュアートの3人。アメリカ大統領ネタが続くのもナニですが、あまりにもオカシかったので。

Making Fun of the Barack Obama Inauguration Speech


● Daily Show「2009年チェンジ祭/オバマ就任演説」 上のビデオの後半にある演説部分の元のビデオ(1月20日放送)。オバマの演説に興味のある人は必見です。
● 1月20日放送のDaily Showを全部見るにはこちら。Daily Show, full episode

Daily Showは本格的なニュース番組の体裁で、ちゃんと特派員を現場に送ってリポートしたり、面白さ倍増です。その日のうちにこういう番組を作れる人達って、いったいどんな頭脳をしているんでしょう。Daily Showは日本のCNNでは週1回の放送、ジェイ・レノのTonightも一時CNBCでやっていましたが、本当はその名のとおり毎日放送しているのです。この調子で毎日?! 驚きです。そして、夜の番組を集めて編集して翌日にはYouTubeにアップしてしまう人もすごいと思います。(追記:土曜日の午後CNNをつけたら今でもDaily Showをやっていました。)

下のビデオは21日放送のもので、就任式の生中継をメディアはどう行なったか。CNNはこの日のための奇をてらった新技術のてんこ盛り。いっぽうブッシュ政権とともに発展したともいえるFOX Newsは…………。

「大統領就任式/メディア報道」(1月21日放送)



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2009年1月21日

1月20日のアメリカ、21日の日本


1月20日、アメリカでは新大統領の就任式がありました。上はその日のダウ平均株価。チャートのまん中あたりが式や演説の時間にあたりますが、何事もなかったように…………あるいは何事もなかったために?…………クロージングベルが鳴ったときには332ドル下がって8000ドル割れ。特徴として金融株全般が下落。

私は暇にまかせて夜更かしして、BSやCNNの生中継を見ながらYahooでシティグループとバンクオブアメリカの株価+それぞれの横にくっついているBBSを見ていたのですが、同じ国とは思えませんでしたよ。(あたりまえ。)4年に1度のお祭ですから、中継がいいことばかり言って盛り上げるのはわかります。BBSでは(株屋の集まりで、常にすごい数の投稿があるのですが)「オバマで良くなる」という数と同じかそれ以上(といっても10に満たない数ですが)「ブッシュを連れ戻してくれ」というタイトルのカキコを見ました。「シティに25万ドルつぎ込んでスッカラカン、妻に逃げられ、今はバンで犬と暮らしている」というカキコへは励ましと並んで「犬を売ってシティを買って下げ止まりに貢献しろ」「シティで無利子のローンを組んでまたシティに投資しなよ」「自分は150万ドル損した」等々返信の数々。「ミシェルの服装はひどすぎる」「あれではオバマは宣誓したことにならない」…………あるいは「ユダヤ人がこの国を滅ぼした」というカキコにはたちまち23のレスが付き、あとでゆっくり読もうと思ったら削除されちゃっていて。まあ、いろいろ面白いのでした。(下はそのcitigroupが2ドル台に突入した1月20日と1月20日までの1年間のチャート。)(上の図は下の図の一番右端10分の1ミリにあたります。)



日本のメディアがとりあげるのは涙を流して喜んでいる黒人ばかり。(人種にかかわらず支持者は喜んでいるに決まっているじゃありませんか。)日本でも「感動した」という感想が多く寄せられると報じます。(画面には手書きの文章、「感動」の文字のアップ。でも何に感動したのか教えてくれません。)(たまたま今テレビがついていますが)NHKはベタほめです。小浜市だけでは足りず、夜9時のニュースはこう。オバマのスピーチを音楽がわりに一日中お店で流し、「聞けば聞くほどいい声ねえ」と聞き惚れる美容師さん。同じくオバマのCDと一緒にスピーチを暗唱する女子高生のグループ、「リズムとか使う単語によって伝える力が変わってくるのだと思います」と分析する中学生。なんだか自己洗脳。どうして女ばかり?と思いつつ、アンビリーバボーでございます。よく探してくると思います。(「小泉ブーム」のときとまったく同じですね。)

私は英語なんかろくにわかりませんから、どこかの中学生のようにスピーチの分析なんかできません。ですから彼女達が「感動」するのは、口蓋が縦に広すぎるのじゃないかと思うフガフガした声の「美しさ」やスピーチの「素晴らしさ」ではなく(素晴らしいスピーチであったとしても)、何よりオバマが「ブームである」ということだと考えます。(ほんとに「小泉ブーム」と同じことを書いている気がします…………)最初から「素晴らしいもの」として与えられたものを「素晴らしい」ことを前提に「素晴らしい」と受けいれる、という感じのとっても安全安心な道。けして個人の責任を問われることも恥をかくこともない道。

でも彼女たちをバカにする気はありません。こういうのはみんな自分の「新しい体験」に酔っているのだと思います。つまり、これまで政治に無関心だった人やまともな本をあまり読まなかった人や人の演説など聞いたことのない人が(=他と比較のしようもなく)いきなり「すごい」と感じてしまった、というような。「こんな世界があったなんて!」という「ヨン様」のドラマみたいなものじゃないでしょうか。私の世代でいえば、突然ロックに目覚めた少年。新しいことを知るのはいいことなんですから「あと一歩」踏み出してほしいと思います。そのスピーチが日本や自分にどう関係するのか、批判はないのか、反対する人は何を反対するのか、アメリカはどうなっているのか、等々。その一歩は意外に大きくて難しいものです。私なぞ、こんなに理解したいのに難しいことはわかりません。でも「さて」と見回してみるだけで景色はずいぶん変わります。(ここのところが「大衆」と呼ばれる私達の一番の弱みではないでしょうか。)ファンはファンでいいのだから、より良いファンになってください。そしていまだにオバマが何を言っているのかわからない私に教えてください。

ほどなくニュースは国内の緊急最重要問題、小室哲哉の初公判へと移りました。

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2009年1月20日

国際キルトフェスティバル@東京ドーム



● 国際キルトフェスティバル公式サイト(1月24日まで開催)

毎年楽しみにしています。この展覧会は東京ドームを使って毎年1月の今頃に開催されます。こんな大きなキルト展は他になく、主催者の一つでもあるNHKが複数のテレビ番組で紹介しますし、全国からキルト愛好家が泊まりがけでやってくるといいます。私はテレビで知って素朴に「きれいだな〜」と思い、見に行ったのが数年前です。そして一度行くと癖になる何かがここにはあるんですよ。入場料、高いのに。

今年は併設の特別展に「赤毛のアン」の作者モンゴメリーが作ったキルトを展示するといいます。物語の舞台のプリンス・エドワード島まででかけてしまう「赤毛のアンおたく」のHを誘うと二つ返事でOK。(キルトも作るIが一緒に行けなかったのは残念でした。)いつも一人で行っていましたから、今日は気分も華やぎます。

国内のコンクールの優秀作品と有名なキルト作家の作品が主役なのですが、私には同時開催の特別展のほうが、実は楽しみです。海外の作品やアンティーク、またビーズ刺繍などキルト以外の針仕事をふくめ、毎年私の好きなものや知らないものばかり紹介してくれるからです。今年は「赤毛のアン」ですが、物語のアンの家を再現しているのにびっくりしました。建物の中には当時の生活の道具を配置し、周囲は布で作ったお庭!!! 芝生も花も草も、木々も落葉も収穫のカボチャも…………誰がどうやって作ったのか…………このあとどうするのか…………

その特別展のコーナーには「赤毛のアン」をイメージした日本の作家の作品も並んでいて、鷲沢さんというキルト作家の大きな白いキルトがそれはそれは美しくて、展覧会の中でも一番ひかれました。Hとも意見が一致しました。(二番目以降はおたがいに好みのわかれるところでした。)また面白い収穫がありました。特別展にはモンゴメリーが作ったクレイジーキルトと白いベッドカバーがあったのですが、ベッドカバーはとても手のこんだ棒針編みです。当時は「キルトを編む」という言葉があり、編み物のことでもあったというのです。へ〜え。

いちばん混む時間に行ってしまったようです。こんなに混んでいるのは初めてでした。でも今どき針仕事を楽しむ奥様ばかりですから、いくらひしめいても不快なことは何もありませんでした。でも奥様たち、けっこう携帯電話で写真を撮りまくりです。撮影禁止と書いてある所で係員に注意されている人も複数見ました。でも、たとえば全体としての風景写真や、自分のお師匠さんの作品と一緒に記念撮影、のような写真は許されているようです。私もせめて、このブログのためにお昼のすごい賑わいを撮っておけばよかったと思いました。(⇩帰り際、かなりすいてきた頃。本当はもっともっと明るい所です。)


そしてキルトと同じくらい楽しみなのが売店です。東京ドームの半分はキルトやパッチワーク専門の生地屋さんを中心に、関連のお店がびっしりと並ぶのです。キルトを作る人には間違いなく「資材調達天国」でしょう。私はキルトをやらないので見るだけですが…………使わないとわかっているきれいなはぎれやカワイイ小物を買い込んでしまいます。素敵な輸入物の生地や古い着物のきれ端など、素敵なものが本当にたくさんあります。

でも数ある売店の中でも一番のお目当ては、九州から毎年やってくるお茶と有田焼で、いい物がすごい値引きなのです。この展覧会は入場料が2000円ですが、ここでお買い物すると元を取った気がします。今回の収穫の数々は別項で。

étoffe というバッグ


前に新宿で見かけて「ちょっといいナ」と思ったことがあるバッグです。でも後楽園のレイジースーザンの前を通りかかったとき、よろめいてしまいました。

濃紺の地の鳥の柄に目が止まったのですがお店に入ると2つあり、生地の裁断によって模様の出方がまったく違うため迷いました。悩んだ結果、チンツ(ヨーロッパの更紗)のような雰囲気の象と猿の柄にしました。(反対側は猿の絵です。)この柄だけはなぜかポーチがついていていて、その分少々お高めです。ビニールは別売りで、なくても使えますが、白地ですから汚れ防止に一緒に買いました。でもこのビニールには小さい皮のロゴが縫い付けてあり、ほとんどのバッグで生地の模様の邪魔をしているようです。

ヘミングスという日本のメーカーのエトフ(étoffe)という製品。布製で使いやすい小ぶりな四角い手提げです。取手は金具で取り外しができ、ビニール無しでも使えます。バッグはきちんとした作りで、内ポケットやかぶせも付いています。生地はスエーデンやアメリカで、どれも明るく楽しい感じ、カタログ上の柄違いは76種類! ビニールを付けても価格帯はだいたい7000〜8000円台。小さいから派手な色や大きな模様でも服装のバランスを崩す心配がなく、いいアクセントになります。複数あれば色の違う取手に付け替えて雰囲気を変えたり、楽しみが増えそうです。またビニールの中に好きな紙、布、ニットなどで同じ大きさの中袋を入れて取手を付けるなど、自己流でも遊べそう。(1月20日)

● エトフ/商品紹介 オンライン販売もやっていますが、模様の出方が一つ一つまるで違うのですから、お店で現物を見なきゃ買えないと思います。

2009年1月19日

「陰謀論」を聞きに行く

たまたまベンジャミン・フルフォードのサイトを見たら渋谷区某所で講演会があるといいます。反ロスチャイルド同盟のあべよしひろ氏とのジョイントです。日曜日の午後6時半から9時半までという時間帯で会費は3000円。この二人にはネット上でタダの動画をたくさん見せてもらいましたから、たまにはお金を払わなくちゃと思い聞きに行きました。予約なしでしたが問題なく、聴衆は200人くらいいたかもしれません。

ベストセラーの「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」の著者でもあるあべよしひろ氏が、先にがお金のしくみや支配のしくみ、今度のアメリカの金融危機の原因などを解説しました。この人の講演はネット上で公開されているものを聞いたことがありますが、かなり単調なため途中で寝てしまいました。今日のお話も果たして一本調子で、わりとウトウトしました。またプロジェクターを使っても文字が小さくて見えなかったり、話す原稿と同じ文章がズラ〜と書いてあったり、今ひとつ工夫をお願いしたいものです。オバマの就任演説直前ですが具体的な言及はありませんでした。閣僚の顔ぶれと背景を紹介し、彼らにとって好ましい展開はあまり期待できない政権のようです。

フルフォード氏はプロジェクターなしのフリートーク。お話はこちらのほうが聞きやすくて面白いと思いました。内容は書きませんが。しかし初めて氏のライブにのぞみ、まずそのお腹に驚きました。元気に末永く活動するためにも、ぜったいにダイエット(食餌療法)が必要だと思います。その後二人の対談と聴衆との質疑応答がありました。一つ不満だったのは休憩以外は場内を真っ暗にしてしまうこと。せめてメモの改行の位置がわかるくらいにしてほしいと思います。

地味な集まりですが、特別な集まりではなく、聴衆は(意外に派手な身なりの人もいて)普通のいろんな人々のようです。陰謀論というとコワそうで、実際いろんな論者がいるでしょうが、この二人は本屋さんで平積みの本を出している人達です。興味のある人は普通に参加して大丈夫ですよ。(1月18日)

● ベンジャミン・フルフォード公式ホームページ
● 反ロスチャイルド同盟

梅いも

帰宅時に家の近くで珍しく石焼きイモの車を見かけました。(何年ぶりでしょう。)明かりがついていないのでもう商売は終わりかと思いましたが、声をかけると止まってくれました。そして残っていた2つを、少し冷めているけどと言って安くわけてくれたのでした。でもまだアツアツで、家に着くなり食べたわけですが…………切り口がなんと梅の花。なのでした。

(近頃暗い部屋に住んでいるので写真が暗くなりました。不本意です。)

2009年1月18日

26年前のニット


新年そうそう彫刻家の友人からパーティーのお知らせが届きました。結婚のお祝いですが、いわゆる結婚披露宴ではなく、主催は彼のアート仲間です。これは、以上の条件で「何を着るか」についてだけの話です。

美術家や古い友人達が中心のお祝いですからカジュアルな雰囲気であろうと踏みました。会場は都心のちょっと意外な洒落た場所。きちんとしたよそ行きはもうデブって着られませんが、どのみち絹やビロードやエナメルのパンプスよりも遊び着。色がきれいで少し派手めのニットがいいのじゃないか、と。しかし手持ちで適当なものが思い浮かびません。パイユドールに行けば何か素敵なものがあるんじゃないか、デパートもセールの真最中のはず…………そう思うのですが、いま一つお買物に挑むパワーを欠き、家事や勉強ばかりしているうちに日が迫ってきました。

前々日になって大昔に買ったルーマニアの刺繍のすごいブラウスを思い出し、めったに着ない衣類の箪笥をあけました。ところが記憶違いかブラウスはなく、代わりに去年中華街で買ったピンクのシルクの刺繍のジャケットと、ブラウスと同じくらい大昔のニットのワンピースがありました。中華風のジャケットは華やかでこういう機会にぴったりですが、組み合わせが今ひとつ上手くいきません。かたやニットは二十代のときのもの。多分26年くらいたつのにとてもきれいな状態で、そのまま着て出られそうです。模様は単純ですが総編込みで意外と凝った糸を使っており、ラメも少々入っています。あまり古びた感じがしないし、間違いなくブラウスよりあたたかいし、これに決めました。

コート下にも便利で当時はよく着ました。たいてい黒のストッキングに黒のパンプス、きれいなローズ色の巾着みたいなバッグを組み合わせていました。今では丸首の襟ぐりと袖口のゴム編みが細くてちょっと貧弱なので下に黒のタートルネックを重ね、袖もわざとニットの袖より出して着ることにしました。膝小僧が出る丈ですから黒のスパッツとお気に入りの黒のスエードのブーツを組み合わせれば、今年風ではなかろうか? 黒がメインになるのは不本意ですが無難ではあります。

黒のスパッツはどこでも売っていますから、前日近所のスーパーに行きました。するとかぶりやすそうな黒い模様編みの小さいニット帽が半額だったので一緒に買いました。去年パイユドールで買った紫色のコットンのニット帽をかぶるつもりでしたが、合わせてみるとこの黒のほうがしっくりまとまるようでした。合計3000円弱。なんだかたいへん安上がり。

パーティー当日は家でぐずぐずしたり道を間違えたり、少し遅れて会場に着くともうスピーチが始まっていました。あたりは暗くて、スーツ姿の「おじさん」の後ろ姿がいっぱい。少し中へ進み友達を探して見回すと、近くには和服のご婦人も…………。アチャー、失敗かと思いました。しかし明かりがつくと、実にいろいろな装いにあふれていました。集まったのは140人。かわいらしいドレス、アートなストール、きれいなニット、変わったブラウス、不思議な組み合わせの重ね着、等々。やっぱり「何でもあり」でした! 素晴らしいのは、知っている人も知らない人も誰もがその人らしい雰囲気で、ぴったりなこと。やっぱりアート系は大好き。無論私の装いは最高ではありませんが、奇妙なもので「26年前の服」ということに自信を感じました。私も私らしかった…………かも。(1月17日)

2009年1月14日

別冊太陽「更紗」


別冊太陽「更紗」
小笠原千枝監修
平凡社/2005年12月18日発行/大判208ページ
2800円

一昨年町田でやったインドネシアのバチック(更紗)の展覧会が、国内を何ヶ所も回った後、去年の9月に虎ノ門の大倉集古館にやってきました。私はまた見に行きましたが、展覧会のカタログはもうなくて代わりにこれを売っていました。ちょっといい本だと思いましたが、一緒に行ったPさんは自分が買って私に貸してくれるというので、とりあえず借りることにしてしまいました。しかし眺めるだにいい本でしたから、先月近所の本屋さんに注文したのです。それが今日届いたというわけです。

更紗が好きな人は必携です! 更紗の文化を広く網羅した素晴らしい「図鑑」です。インド、インドネシア、タイ……更紗を知って大好きになってしまった日本、夢中になってしまったヨーロッパ……というふうに地域別で、たいへん多くの図版がオールカラーで収録されています。ページ数では日本に残る輸入の更紗と日本製の更紗に多くがさかれており、お茶の道具を包んだり煙草入れにしたり、江戸時代の贅沢でウルトラ・ハイカラな趣味を垣間見せます。このあたりは昨年11月の「古渡り更紗」展(五島美術館)とも重なります。

印刷物の写真はきれい過ぎることがありますが、展覧会で見た布の風合いや色味を思い出しながら、自分の好みに修正しながら見ます。どの模様もすてきで、本当に楽しくなります。(自分もこんな布を作れたら……何をしよう? せめて好きな模様を水彩画にしてみようか。そんな気持ちで盛り上がります。)

発行から年月がたっていますが今でも普通に入手できます。お好きな人はぜひどうぞ。

Universal Soldier -- Donovan



『ユニバーサル・ソルジャー」ドノバン/1965年

彼は身長5フィート2インチで、6フィート4インチ
ミサイルで戦い、槍で戦う
31歳であり、たった17歳であり、
もうずっと、1000年間も兵士なのだ

彼はカトリックで、ヒンズーで、無神論で、ジャイナ教
仏教徒で、バプティストで、ユダヤ教徒
彼は殺してはいけないと知っている、でもいつだって
僕と僕の友達のために君を殺し、君のために僕を殺す

彼はカナダのために戦い、フランスのために戦い、
アメリカのために戦う
彼はソ連のために戦い、日本のために戦い、
そしてそのやり方が戦争を終わらせると思っている

彼は民主主義のために戦い、共産主義のために戦い、
よりによってそれが平和のためだと言う
誰を生かすか 誰を殺すか 決めるのは彼だ
予言を見たこともないのに

でも彼なしで
どうやってヒトラーはダッハウで……できただろう
彼なしではシーザーだって一人きりだ
彼は自分の身を戦の武器としてささげた者
そして、彼なしではどんな殺戮も続けられない

彼は「ユニバーサル」な兵士、彼のせいなんだよ
彼は遠くからくるのじゃない
彼はそこからもここからも現れ、君であり僕だ
君たち、わからないのかい?
これは僕たちが戦争を終わらせるやり方じゃない

(まさに「universal」という言葉がそのまま日本語になりません。「宇宙」であり「万能」であり「普遍的」であり。歌の趣旨からいえば、敵と味方に分かれて戦っていても兵士であることの理由はみな同じで、やることも同じで、自分だってそうなりうるのだということですが。「ダッハウで……」は明らかにヒトラーが収容所でユダヤ人を殺したことを指しますが、検索すると歌詞どおりでは意味が通じないというネイティブの説多々。)

♬ ←歌詞のサイト

2009年1月13日

何事もありませんでした

はい、連休明けの1月13日です。世の中べつに変わりなく、何よりです。

2009年1月10日

明日は1月11日

もうず〜っといろいろな人が日本経済の危機を語っており、StyleFMの原女史は1月11日(または2月)に預金封鎖が起こると言いました。昨日の「ファイナンシャルBOX」(ラジオNikkei のポドキャスト)を聞いてもワカンナ〜イ。この連休明けはどうなるのしょう? 皆様、準備はお済みですか?

といっても、準備などできようはずがありません。早くに情報を得た人はさっさと現金をおろして海外に移したり金を買ったことでしょう。でもそれは抜け駆けというもので、自分だけは損しまいというずるいことです。(また素人がやるには為替のリスクがあるし、質の悪いインチキな金が出回っていたり、安易に手を出せません。)それに皆でお金を下ろそうとすれば「取り付け騒ぎ」が起きてしまいます。その意味では誰もお金を引き出せない「預金封鎖」は預金者に公平……なのかなあ……???(そういえば日本の大企業につとめていたときグループ内の保険会社が倒産して、多くの社員が加入していたのですが、お金を下ろせない解約できないと嘆いていたことがありましたっけ。あれのうんと大きいやつ?……と想像するばかりです。)

そういうことはそもそも銀行や国に現金がないために起こるのですから、預金封鎖の結果は悲惨です。2001年に国家破綻したアルゼンチンでは中央銀行の金庫がカラッポになり、銀行に充分なお金を持っているはずの市民でも今日食べる物を買うお金が手元になくて、ゴミを漁ったり、物々交換でつないだのでした。(たまたまテレビで見たドキュメンタリーを覚えています。)日本の場合、噂では月に20万ほど下ろせるといいますが、それが2年も3年も続いたら……? しかも晴れて封鎖が解除されたら預金はペイオフの解禁で1千万円までしか保証されず、それも去年倒産したアメリカの銀行の例では7割ほどしか戻らなかったといいます。(となれば億万長者が「自分だけは」と先走るのも無理ないかもしれません。)(そういえばペイオフが議論されていた頃、「それじゃ東京都の預金はどうなるんだ?」という質疑があったのを思い出しました。あれはどうなったんでしょう?)

私にはケーザイをどうこう言う能力がありませんが、この危機をやりすごして将来というものがあるのなら、自分はせめて欲をかかず、しかし損しないよう頭を使い、そのためには単純なやり方をとりたいと思います。(そして日々の楽しい無駄遣いにはカードを使わないとか。)「宵越しの銭は持たない」という江戸の職人の暮らし方とそれができた世界が、ちょっと羨ましくなりました。

それで勉強なんですが、「Money as Debt」(Googleビデオ)はとても勉強になりますよ。これはある種の踏み絵のようで、これをしっかり踏みしめて次へ行かなきゃいけないという一つの関門だと思います。私は一度ではわからなくて何度も見ました。半信半疑でもとりあえず頭に入れておくと、本を読んでもニュースを見てもずっと理解しやすくなります。普通の暮らしの中では誰もそこの部分に触れませんが、実際にそういう骨組みの上に経済が成り立っているんでしょう。同じことを書いた本も既にたくさん出ています。でも本は(とくに馴染みのない分野では)選ぶのが難しいし、買っても読みこなせないかもしれません。その点ネット上の動画は一定の時間の中でまとまっているし、何度も見返せるし、とても便利です。日本語字幕のついたものはきわめて限られていますが、「Money as Debt」は中身が濃いので、これだけでもじゅうぶんじゃないでしょうか。(英語のものはたくさんあります。その同じ動画から重要な所だけ抜き取った動画もたくさんあります。ただアメリカと日本では事情が異なる部分があるのかないのか、そのへんをいちいち解説してくれる人が必要です。)

この手の本では「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」という文庫本が大ヒット中だそうです。(私は読んでいませんが。)これを出しているのは「Money as Debt」に字幕をつけてくれたのと同じ「反ロスチャイルド同盟」です。(この名前、なんとかなりませんかネ。もっといい名前がありそうなものを……。)ここのサイトを見ると、他にもいろいろためになる情報が詰まっています。

「ナイショの話」がこうやって広く知られるのはよいことだと思います。私はずっとお金の話なんてお上品じゃないと考えてきましたが、反省してます。知識を得れば自分のお金に自分なりの対策を取ることができます。(プロがやるような領域には手を出さないとか。)バクチに出るにしても、「自己責任」を隠れ蓑にいいように振り回されるのと理解した上で行動するのでは大違いです。金融という大きな仕組みに欠陥があるなら、修正を待つよりも皆が賢くなって皆の行動の変化で修正を促すほうが早いかもしれません。そう思うと、私達は今、すごい時代にいるのだと思います。これまでの不況とは質が違うのです、わが友がらよ……たぶん。けして大袈裟ではなく、歴史の立会人としてよく見ておきましょうね! そのためにも勉強しましょうね!(そして出来るだけお買い物しまショ。)


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● これでいいのか? お金のしくみ 2005年12月15日付

2009年1月9日

レゴのアニメは数々あれど

昨年1月7日にアップされたロン・ポールの応援ビデオですが……これはすご〜い! 誰が見ても損しないから見てください。投稿者自身が作ったそうです。コメントはもちろん絶賛の嵐。私も1年遅れて星5つつけちゃいました。

Ron Paul Brickfilm(Sam Lawrence/2分28秒)


<かいせつ>
私といっしょにお勉強した人ならカワイくて面白くて笑っちゃったと思います。最初に出てくる旧ソ連みたいなコワイ建物が アメリカの Federal Reserve(連邦準備銀行/略してFed )です。アメリカのお札を作る所です。(でも「フェデラル・エクスプレス」同様、民間企業です。)出勤したマネジャーさんは「今日は何をしようかな〜」という感じで、お金を刷ることにします。クリックするだけです(本当にコンピュータに欲しい金額を入力するだけだそうです)。ドル紙幣の印刷が始まります。ところがとつぜん警報が鳴りました。あんまりドルを刷りすぎて、ドルの価値がお札を刷るコストまで下がってしまったのです。エラーが発生し、印刷機は緊急停止。パニック状態のマネジャーさんはコンピュータの画面に表示された「解決策をオンラインで探す」をクリックします。(ここが面白いでしょ。)すると「解決策が1件ありました」とリンクが示されます。少しためらいながらクリックすると、大統領候補ロン・ポールの公式サイトでした。そこでロン・ポールが言います。
「インフレの問題を、さらにマネーの供給を増やしてインフレで解決できると誰が思いますか。」
(実はこれ、議会でまさにFRB(連邦準備制度理事会)議長のバーナンキに向かって説教してる場面なのです! バーナンキはお札を刷りまくることで有名。)はっとしたマネジャーさんは物音を聞いて窓の外を見ます。するとロン・ポールが飛行船から手を振っています。マネジャーさんも手を振ります。そして飛行船はキャピトルヒルを悠々と飛んで行きました。(選挙運動で本当にああいう飛行船(Blimp)を使ったんです。乗ったのは支持者だけですが。)だから「ロン・ポールを大統領に!」……おしまい。

レゴが動くだけで楽しいのに、現実のアメリカ経済の問題とFRBに対する候補者の意見と支持者達の選挙活動を織り交ぜてるんですよ。コンピュータのソフトが「iFed」とは! 選択項目もすごい。お人形の表情も、印刷した紙が簡単に「ドル」になるところも、音楽も、画質も、隅から隅までスバラシイ! いやもう最高傑作でございます。

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